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第三章 アイテム争奪戦
王城①
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本日の授業は午前中だけだったので、私、レイラ、魔王、小夜の四人で作戦会議が開かれた。ちなみに兄は大学、拓海と田中は既にダンジョンで修行中。
残るアイテムはダンジョンの六十五層と王城。そして、課金アイテムの三つ。合計五つだ。
「どうする? もうあっちも動いてるから、この際毎日行った方が良いよね」
「そうだな。課金アイテムは既にシャーロットの手に渡っているかもしれんしな」
魔王の言葉でふと気がついた。
「課金アイテムってどこで売ってるか分かるの?」
「ああ、それならこの間小夜に教えてもらって行ってきた」
「いつの間に。知らなかった」
「この間美羽がセドリックのとこから帰ったすぐ後だよ。魔王様に私の矢も買ってきてもらったんだ」
小夜が自慢げに矢を差し出してきた。見た目は何の変哲もない矢だが、魔法が付与されているらしい。
「そういえば、小夜ちゃんって弓矢使えるの? 弓って難しいんでしょ?」
「うん。趣味程度にやったくらい。だから、私は拓海君たちとダンジョンで練習してくるよ。戦えないと力の持ち腐れだし」
「そっか。無理しないでね。ダンジョンで思い出したけど、六十五層のアイテムは拓海のレベルアップ待たずに、パパッと魔王様が取ってきちゃダメなの? 拓海は王城のか課金アイテムで十分じゃない?」
私がそう言うと魔王が困った顔で言った。
「それなんだがな、店の主人曰く、これらのアイテムは対魔王用……つまり対俺用なんだ。だから、俺自身が所有するのは無理らしい」
「そうなんだ。やっぱ拓海がダンジョンで私は王城に乗り込むしかないのか。でも王城って見張り多そうだよね。捕まって罰せられたりしないかな」
半分、冗談のつもりで言ったのだが、レイラが至極真面目に応えた。
「有り得ますわ。この日本のように疑わしきは罰せずと違って、捕まってしまえば拷問され、疑わしい者は確実に罰せられますわ」
「マジか……」
「ですので、今回はわたくしが付いて行きますわ」
「レイラ、それはダメだ。お前が見つかっては元も子もない」
「そうだよ。レイラは安全なここにいてよ」
魔王と私はレイラを止めるがレイラは頑として譲らなかった。
「わたくしは王城の構造は全て把握しておりますわ。抜け道もサイラス殿下に全て教えて頂いておりますの。それに小夜様の手にかかればわたくしだとはバレません。ですわよね、小夜様」
小夜は大きな包みを机の上に広げながら得意げに言った。
「任せといて。王城と言えばメイドよ。レイラに聞いてメイド服も準備万端よ!」
「小夜ちゃん……作ったの?」
「作ったのはお父さん。そういう仕事してるんだ。私は化粧とヘアメイク担当よ」
そういう仕事とは具体的に何だろうか。アパレルショップ、仕立て業者、手芸店、メイド喫茶……こんなにクオリティの高いメイド服を作れる小夜の父の仕事が気になってしょうがない。
「——美羽、聞いてる?」
「あ、ごめん。何?」
「攻略対象とは会っても関わらないようにね。これ以上攻略したらややこしいことになっちゃうから」
「う、うん。気をつけるね」
◇◇◇◇
と、いうわけで、私とレイラはメイドになりきって王城に潜入している。魔王は小夜についてダンジョンへ。
「メイドのコスプレしたいとは思ってたけど、まさかこんな形で叶うとは……」
「お似合いですわよ。では、早速探しに行きますわよ」
「うん。で、どこに行けばアイテムあるのかな」
「ゲームの中では確か……サイラス殿下の自室と連なっている部屋ですわ」
「マジか……」
それはつまり、サイラスの部屋を通り抜けなければならないということか。
「大丈夫ですわ。この時間は皆学園に通っている時間ですもの。余裕ですわ」
レイラの言葉に希望が見えたので、いざ出発と思った矢先に本物のメイドに声をかけられた。
「あなた達、見ない顔ね。新入り?」
ボロが出るといけないので私は喋らずに、レイラが全て応えていく。
「はい。先日からお世話になっております」
「手が空いてるならこっち手伝ってくれない? 今日はパーティーの準備で忙しいのよ」
「パーティーですか?」
「知らないの? 今日は王妃様の誕生日パーティーよ」
王妃様の誕生日パーティーということは……貴族もこぞってパーティーに参加する!? 人の出入りが激しいのは狙い目ではあるが、自然と攻略対象達が集まってくる。ついでにシャーロットも。まずい、まずい非常にまずい。
喋れないので頭の中でパニックを起こしていると、レイラが淑女の笑みを見せながら私に小さな紙を手渡してきた。
「わたくしは先にパーティーのお手伝いに行って参りますので、ご主人様の言いつけ通りあなたはこれをサイラス殿下のお部屋へお届けして下さい」
「あら、あなた何か頼まれていたのね。手が空いたら来て頂戴」
レイラとメイドはパーティー会場の準備に行った。
私はすぐさまレイラに手渡された紙を広げてみると……。
「これは地図? で良いのかな」
一部赤で、『ココ!』と書かれているのは読める。しかし、そこには小学生の絵の方が上手いのではないかと思わせるような城の絵が描いてあった。
これでは到底目的地まで辿り着けないと思い、レイラを追いかけてパーティー会場の入り口まで来たが、すぐに諦めた。中には執事やメイドが多すぎてレイラの居場所が分からない。
「こうなったら一人で探そう」
私はまたしても一人になってしまったが、今回は美羽ではない。小夜の手によって見た目が全くの別人になっているのだ。きっとどうにかなるはず。なるよね? なると信じたい。
残るアイテムはダンジョンの六十五層と王城。そして、課金アイテムの三つ。合計五つだ。
「どうする? もうあっちも動いてるから、この際毎日行った方が良いよね」
「そうだな。課金アイテムは既にシャーロットの手に渡っているかもしれんしな」
魔王の言葉でふと気がついた。
「課金アイテムってどこで売ってるか分かるの?」
「ああ、それならこの間小夜に教えてもらって行ってきた」
「いつの間に。知らなかった」
「この間美羽がセドリックのとこから帰ったすぐ後だよ。魔王様に私の矢も買ってきてもらったんだ」
小夜が自慢げに矢を差し出してきた。見た目は何の変哲もない矢だが、魔法が付与されているらしい。
「そういえば、小夜ちゃんって弓矢使えるの? 弓って難しいんでしょ?」
「うん。趣味程度にやったくらい。だから、私は拓海君たちとダンジョンで練習してくるよ。戦えないと力の持ち腐れだし」
「そっか。無理しないでね。ダンジョンで思い出したけど、六十五層のアイテムは拓海のレベルアップ待たずに、パパッと魔王様が取ってきちゃダメなの? 拓海は王城のか課金アイテムで十分じゃない?」
私がそう言うと魔王が困った顔で言った。
「それなんだがな、店の主人曰く、これらのアイテムは対魔王用……つまり対俺用なんだ。だから、俺自身が所有するのは無理らしい」
「そうなんだ。やっぱ拓海がダンジョンで私は王城に乗り込むしかないのか。でも王城って見張り多そうだよね。捕まって罰せられたりしないかな」
半分、冗談のつもりで言ったのだが、レイラが至極真面目に応えた。
「有り得ますわ。この日本のように疑わしきは罰せずと違って、捕まってしまえば拷問され、疑わしい者は確実に罰せられますわ」
「マジか……」
「ですので、今回はわたくしが付いて行きますわ」
「レイラ、それはダメだ。お前が見つかっては元も子もない」
「そうだよ。レイラは安全なここにいてよ」
魔王と私はレイラを止めるがレイラは頑として譲らなかった。
「わたくしは王城の構造は全て把握しておりますわ。抜け道もサイラス殿下に全て教えて頂いておりますの。それに小夜様の手にかかればわたくしだとはバレません。ですわよね、小夜様」
小夜は大きな包みを机の上に広げながら得意げに言った。
「任せといて。王城と言えばメイドよ。レイラに聞いてメイド服も準備万端よ!」
「小夜ちゃん……作ったの?」
「作ったのはお父さん。そういう仕事してるんだ。私は化粧とヘアメイク担当よ」
そういう仕事とは具体的に何だろうか。アパレルショップ、仕立て業者、手芸店、メイド喫茶……こんなにクオリティの高いメイド服を作れる小夜の父の仕事が気になってしょうがない。
「——美羽、聞いてる?」
「あ、ごめん。何?」
「攻略対象とは会っても関わらないようにね。これ以上攻略したらややこしいことになっちゃうから」
「う、うん。気をつけるね」
◇◇◇◇
と、いうわけで、私とレイラはメイドになりきって王城に潜入している。魔王は小夜についてダンジョンへ。
「メイドのコスプレしたいとは思ってたけど、まさかこんな形で叶うとは……」
「お似合いですわよ。では、早速探しに行きますわよ」
「うん。で、どこに行けばアイテムあるのかな」
「ゲームの中では確か……サイラス殿下の自室と連なっている部屋ですわ」
「マジか……」
それはつまり、サイラスの部屋を通り抜けなければならないということか。
「大丈夫ですわ。この時間は皆学園に通っている時間ですもの。余裕ですわ」
レイラの言葉に希望が見えたので、いざ出発と思った矢先に本物のメイドに声をかけられた。
「あなた達、見ない顔ね。新入り?」
ボロが出るといけないので私は喋らずに、レイラが全て応えていく。
「はい。先日からお世話になっております」
「手が空いてるならこっち手伝ってくれない? 今日はパーティーの準備で忙しいのよ」
「パーティーですか?」
「知らないの? 今日は王妃様の誕生日パーティーよ」
王妃様の誕生日パーティーということは……貴族もこぞってパーティーに参加する!? 人の出入りが激しいのは狙い目ではあるが、自然と攻略対象達が集まってくる。ついでにシャーロットも。まずい、まずい非常にまずい。
喋れないので頭の中でパニックを起こしていると、レイラが淑女の笑みを見せながら私に小さな紙を手渡してきた。
「わたくしは先にパーティーのお手伝いに行って参りますので、ご主人様の言いつけ通りあなたはこれをサイラス殿下のお部屋へお届けして下さい」
「あら、あなた何か頼まれていたのね。手が空いたら来て頂戴」
レイラとメイドはパーティー会場の準備に行った。
私はすぐさまレイラに手渡された紙を広げてみると……。
「これは地図? で良いのかな」
一部赤で、『ココ!』と書かれているのは読める。しかし、そこには小学生の絵の方が上手いのではないかと思わせるような城の絵が描いてあった。
これでは到底目的地まで辿り着けないと思い、レイラを追いかけてパーティー会場の入り口まで来たが、すぐに諦めた。中には執事やメイドが多すぎてレイラの居場所が分からない。
「こうなったら一人で探そう」
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