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第三章 アイテム争奪戦
シャーロット
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あたしはシャーロット。あたしは五歳の時に頭を打って、前世の記憶を思い出した。そして、今いる世界が前世で何度も繰り返しやった乙女ゲーム『胸キュンラバー』の世界であることを知った。
あたしは両手放しで喜んだ。だって転生したのが悪役令嬢やモブではなく、ヒロインなのだから。誰からも愛される容姿、男なんて選びたい放題。
攻略対象は皆イケメン揃いだし、攻略方法だって知っている。人生イージーモード。せっかくなので、あたしは逆ハーエンドを目指そうと頑張った。とりあえず推しの王太子から……。
「だけど、どうしていつもいつも上手くいかないのかしら。あたしはヒロインなのよ。誰からも愛される存在なのよ」
王太子のサイラスはそれはもう眉目秀麗で、性格も良く正統派キャラだ。最推しだったからこのルートは何度も繰り返しやった。
だから余裕だと思っていた。しかし、サイラスはことあるごとに言うのだ。
『僕にはレイラがいるんだ』『レイラ以上の女性はいない』『レイラを愛している』
このままではバッドエンドになってしまう。それだけは阻止せねば。そう思ってレイラの前で虐められている演技をした。そして、王都の外れにある路地まで課金アイテムを購入しに行った。
それからは順調だった。課金アイテムの香水を相手に振りかけるだけ。それだけで、サイラスはあたしの言いなりになった。あたしを愛していると。
こうしてサイラスとはハッピーエンドを迎えた。そこまではまだ良かった。しかし、その香水の効果は長くは保たなかった。定期的にサイラスにかけないと、再び『レイラ』を求めてどこかへ行こうとする。
レイラは失踪するし、このまま香水が無くなってしまえばサイラスはレイラを確実に取り戻しに行く。その前に見つけ出し、逃走した罰として死罪に持ち込めばサイラスはあたしだけを見てくれる。そう思った。
「まさか、魔王が攫っていったなんてね。魔王と悪役令嬢なんて悪者同士お似合いじゃない」
魔王は多分強い。絶対強い。これはやはり、逆ハーエンドをして攻略対象皆で潰しにかかる必要がある。そう思って、攻略を試みた。
脳筋のブラッドはチョロかった。香水を使わなくてもすぐにあたしに攻略された。しかし、サイラスの側近であるアレックスは手こずった。
『サイラス殿下がおかしくなったのはお前のせいだ。私にこれ以上近づくな。顔を見るのも嫌だ』
と、毛嫌いされた。怒ったあたしはアレックスにも香水を振りかけた。するとサイラス同様あたしの虜になった。
残るは女嫌いのセドリックとショタキャラのコリンだけ。セドリックは女嫌いなだけあって乙女ゲームでもハッピーエンドに持っていくには難しかった。しかし、あたしは攻略方法を知っている。
媚を売ったり女性らしさを演じると嫌われる。着飾らずシンプルな服装で友人のように関わる。そうすることで、少しずつ距離が縮まるのだ。なのに、それをやってもセドリックは話すらまともに聞いてくれない。
『オレには既に婚約者がいるから。他を当たってくれ』
「ですって? セドリックには婚約者なんていないはずよ。一応、裏も取ったけど、誰とも婚約してないじゃない。嘘つき!」
コリンも同様だ。途中までは上手くいっていたと思ったのに、先程コリンの屋敷に遊びに行ったのだが、好感度が下がってしまったようだ。
『コリンはいつも何処に行ってるの?』
『内緒。シャーロットは猫好き?』
『嫌いじゃないよ』
『じゃあさ、シャーロットのすぐ近くにお金になりそうな猫がいたらどうする?』
『うーん。捕まえるかな』
『そっか……悪いけど、もううちに遊びに来ないで——』
「どうしちゃったのよ、全く! この会話の何がダメだったわけ? やっぱ香水使うしかないかなぁ」
あたしは、香水を手に取ってピンク色のガラスの中を見た。
「香水も残り少なくなって来ちゃったし。買い足さなきゃだけど。まだあるのかしら」
◇◇◇◇
あたしは誰かわからないようにローブを深く被り、課金アイテム専門店まで行った。ここは外観は普通の武器屋だが、中の店主に合言葉を言えば表には出していない武器や、あたしの欲している惚れ薬のような香水が手に入る。
「すいませーん。『外は良い天気です。雨風がしのげるものはありますか?』」
「本日は何を御所望で?」
「この香水まだありますか?」
「残り一瓶です。次はいつ入ってくるか分かりませんので大切にお使い下さい」
あたしはお金を渡し、香水を購入した。店を出ようとすると、店主に声をかけられた。
「時に、貴女はご存知ですか? 自身の力を引き出してくれたり、魔法を無効にするような武器があることを」
「いえ。それは高いのですか?」
そんな物があるのなら是非とも購入したい。あたしは、伯爵令嬢。それなりにお金もある。
「この香水の三倍の金額になります」
それは難しいかもしれない。父に頼んでお小遣いを前借りすればどうにかなるかな。
「ですが……まだ見つかっていない武器は五つあるようです。御自身で見つけに行けばそれは貴女の物です」
「詳しく聞かせて下さらない?」
「分かりました——」
こうしてあたしは強化アイテムの存在を知った。一人ひとつしか所有できないことも。
「絶対に逆ハーレムにして、全てのアイテムを手に入れて見せるわ!」
あたしは両手放しで喜んだ。だって転生したのが悪役令嬢やモブではなく、ヒロインなのだから。誰からも愛される容姿、男なんて選びたい放題。
攻略対象は皆イケメン揃いだし、攻略方法だって知っている。人生イージーモード。せっかくなので、あたしは逆ハーエンドを目指そうと頑張った。とりあえず推しの王太子から……。
「だけど、どうしていつもいつも上手くいかないのかしら。あたしはヒロインなのよ。誰からも愛される存在なのよ」
王太子のサイラスはそれはもう眉目秀麗で、性格も良く正統派キャラだ。最推しだったからこのルートは何度も繰り返しやった。
だから余裕だと思っていた。しかし、サイラスはことあるごとに言うのだ。
『僕にはレイラがいるんだ』『レイラ以上の女性はいない』『レイラを愛している』
このままではバッドエンドになってしまう。それだけは阻止せねば。そう思ってレイラの前で虐められている演技をした。そして、王都の外れにある路地まで課金アイテムを購入しに行った。
それからは順調だった。課金アイテムの香水を相手に振りかけるだけ。それだけで、サイラスはあたしの言いなりになった。あたしを愛していると。
こうしてサイラスとはハッピーエンドを迎えた。そこまではまだ良かった。しかし、その香水の効果は長くは保たなかった。定期的にサイラスにかけないと、再び『レイラ』を求めてどこかへ行こうとする。
レイラは失踪するし、このまま香水が無くなってしまえばサイラスはレイラを確実に取り戻しに行く。その前に見つけ出し、逃走した罰として死罪に持ち込めばサイラスはあたしだけを見てくれる。そう思った。
「まさか、魔王が攫っていったなんてね。魔王と悪役令嬢なんて悪者同士お似合いじゃない」
魔王は多分強い。絶対強い。これはやはり、逆ハーエンドをして攻略対象皆で潰しにかかる必要がある。そう思って、攻略を試みた。
脳筋のブラッドはチョロかった。香水を使わなくてもすぐにあたしに攻略された。しかし、サイラスの側近であるアレックスは手こずった。
『サイラス殿下がおかしくなったのはお前のせいだ。私にこれ以上近づくな。顔を見るのも嫌だ』
と、毛嫌いされた。怒ったあたしはアレックスにも香水を振りかけた。するとサイラス同様あたしの虜になった。
残るは女嫌いのセドリックとショタキャラのコリンだけ。セドリックは女嫌いなだけあって乙女ゲームでもハッピーエンドに持っていくには難しかった。しかし、あたしは攻略方法を知っている。
媚を売ったり女性らしさを演じると嫌われる。着飾らずシンプルな服装で友人のように関わる。そうすることで、少しずつ距離が縮まるのだ。なのに、それをやってもセドリックは話すらまともに聞いてくれない。
『オレには既に婚約者がいるから。他を当たってくれ』
「ですって? セドリックには婚約者なんていないはずよ。一応、裏も取ったけど、誰とも婚約してないじゃない。嘘つき!」
コリンも同様だ。途中までは上手くいっていたと思ったのに、先程コリンの屋敷に遊びに行ったのだが、好感度が下がってしまったようだ。
『コリンはいつも何処に行ってるの?』
『内緒。シャーロットは猫好き?』
『嫌いじゃないよ』
『じゃあさ、シャーロットのすぐ近くにお金になりそうな猫がいたらどうする?』
『うーん。捕まえるかな』
『そっか……悪いけど、もううちに遊びに来ないで——』
「どうしちゃったのよ、全く! この会話の何がダメだったわけ? やっぱ香水使うしかないかなぁ」
あたしは、香水を手に取ってピンク色のガラスの中を見た。
「香水も残り少なくなって来ちゃったし。買い足さなきゃだけど。まだあるのかしら」
◇◇◇◇
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「すいませーん。『外は良い天気です。雨風がしのげるものはありますか?』」
「本日は何を御所望で?」
「この香水まだありますか?」
「残り一瓶です。次はいつ入ってくるか分かりませんので大切にお使い下さい」
あたしはお金を渡し、香水を購入した。店を出ようとすると、店主に声をかけられた。
「時に、貴女はご存知ですか? 自身の力を引き出してくれたり、魔法を無効にするような武器があることを」
「いえ。それは高いのですか?」
そんな物があるのなら是非とも購入したい。あたしは、伯爵令嬢。それなりにお金もある。
「この香水の三倍の金額になります」
それは難しいかもしれない。父に頼んでお小遣いを前借りすればどうにかなるかな。
「ですが……まだ見つかっていない武器は五つあるようです。御自身で見つけに行けばそれは貴女の物です」
「詳しく聞かせて下さらない?」
「分かりました——」
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