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第一章 同居スタート
悪役令嬢現る
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『レイラ・ブリストン、貴女はここにいるシャーロットに数々の嫌がらせをし、殺害まで目論んでいた』
『わたくしは、そのようなことは致しておりません。濡れ衣ですわ』
『うるさい、この嘘吐きが! 侯爵令嬢にあるまじき行為、レイラ・ブリストンは修道院送りとする』
『そんな……』
『死罪にならないだけマシだと思え。行こうシャーロット』
シャーロットと王子様は手を繋いでその場を後にした——。
「どうして悪役令嬢はどのエンドも報われないのかな。可哀想」
エンドロールを眺めていると、ゲーム機から煙が出ているのに気がついた。
「え、なに? 家事? やばいやばい! お兄ちゃーん! あ、今バイトでいないんだった」
急いで消化器を持って構えると、煙の中から人影が見えた。
「え? お兄ちゃん、大丈夫!?」
「お兄ちゃん? わたくしは……」
「え……?」
そこには金髪縦ロールのややキツめな印象の美少女が立っていた。
「レイラ?」
「わたくしを知っていますの?」
「知ってるも何も……これでしょ?」
乙女ゲームのパッケージを見せると、レイラは興奮気味に話し出した。
「え、これ、わたくしですの? どうしてこんな肖像画が? 白と黒じゃないですわ。どうなっていますの?」
「落ち着いて、って私も落ち着けてないけど、レイラはどうやってここに来たの?」
「どうやってだったかしら……?」
レイラは顎に手を当てて暫し考えた後、言った。
「思い出しましたわ。わたくし、あらぬ疑いをかけられて断罪されましたの。それで、修道院へ向かう途中に魔導師様が現れて、わたくしを助けたいと仰ってくださいましたの」
「じゃあその魔術師さんがここへ?」
「違いますわ」
「へ?」
「魔導師様が魔王様のところまで案内して下さって、別の世界にひとまず飛ばすって仰っていましたわ」
魔王……このゲームには魔王は出てこなかったはずだが、ファンタジー要素は盛りだくさんだったのであり得ない話ではない。
「でも、なんで魔王様が直々に?」
「さぁ。後で迎えに行くとは仰っておりましたけれど、いつになることやらですわ」
レイラをわざわざ助けて、後で迎えに行くとは……魔王はレイラに惚れているな。
レイラは冷静になったのか、静かに部屋を見渡した。そして怪訝な顔で言った。
「ここはどこの馬小屋ですの? 魔王様は馬小屋にわたくしを入れて、どういうおつもりなのかしら」
「レイラ……ここ私の部屋なんだけど」
「は?」
「私の部屋、隣にお兄ちゃんの部屋があるけど、ここより狭いよ」
「では、ここが家と言うのですか? わたくしの家の玄関にも満たない広さですわよ。どうやって眠るのですか。食事は? 湯浴みは?」
◇◇◇◇
私は斉藤美羽十八歳。高校三年生のいわゆる受験生。両親は二年前に交通事故で他界。現在、大学生の兄と二人暮らし。
ざっとこれが私のプロフィール。
陰キャのオタクだとか喪女だとかは言っても分からないので割愛しながら、現代の日本についても簡単にレイラに説明した。
「文明が進んでおりますのね」
「進んでいると言うより、レイラの世界はゲームの中の世界だから故意に遅らせてるだけだよね」
それより先程から一つ気になる事がある。
「レイラは何で日本語喋れるの? 中世ヨーロッパ風でしょ?」
「なんですのそれ? わたくしはずっとこの言葉ですわよ。このゲームとやらにもしっかり文字が書かれていますわ」
そうか、日本人が日本人に向けて作ったゲームだから日本語表記だ。レイラ達は忠実にゲームを再現しているのか。
「まぁ私、リスニング苦手だから助かるわ」
突然日本語以外で話されたら軽くパニックを起こすだろう。
「レイラは魔王様が迎えに来るまでどうするの? うちで良ければって言いたいけど狭いの駄目なんでしょう? お金とかあるの?」
「お金なんて自分で管理等したことありませんわ」
「てことは……一文なし?」
「そういうことになりますわね」
読み書きは日本語なのでお金も日本円だと期待したのに、それ以前の問題だった。
「わたくし、ここに美羽と住みますわ」
「うん。そうなるよね。お兄ちゃんにも聞いてみないといけないけどね」
「お兄様はどこにいらっしゃるの?」
レイラが隣の部屋を開けて確認しようとしたので、私はすぐさま言った。
「確か今日はバイトだから帰るの夜遅いよ。あと、そこは開けない方が良いよ」
「どうしてですの?」
「恐ろしいものが沢山あるから」
「恐ろしいもの?」
「うん。一応、年頃の男だから……。あ、お兄ちゃん帰ってくる前にお風呂入っちゃお」
そう言って私はレイラを浴室まで案内した。
「そういえば侍女はどこですの?」
「そんなのいないよ。自分で洗うの」
「わたくし、洗い方を知りませんわ」
「へ……?」
レイラは日本語が通じるだけの生粋のお嬢様だった。侍女もいない今、私がレイラのお世話係になるのだろう。
こうして私とレイラの同居生活が始まった。開始早々ではあるが、早く魔王が迎えに来るのを祈るばかりだ。
『わたくしは、そのようなことは致しておりません。濡れ衣ですわ』
『うるさい、この嘘吐きが! 侯爵令嬢にあるまじき行為、レイラ・ブリストンは修道院送りとする』
『そんな……』
『死罪にならないだけマシだと思え。行こうシャーロット』
シャーロットと王子様は手を繋いでその場を後にした——。
「どうして悪役令嬢はどのエンドも報われないのかな。可哀想」
エンドロールを眺めていると、ゲーム機から煙が出ているのに気がついた。
「え、なに? 家事? やばいやばい! お兄ちゃーん! あ、今バイトでいないんだった」
急いで消化器を持って構えると、煙の中から人影が見えた。
「え? お兄ちゃん、大丈夫!?」
「お兄ちゃん? わたくしは……」
「え……?」
そこには金髪縦ロールのややキツめな印象の美少女が立っていた。
「レイラ?」
「わたくしを知っていますの?」
「知ってるも何も……これでしょ?」
乙女ゲームのパッケージを見せると、レイラは興奮気味に話し出した。
「え、これ、わたくしですの? どうしてこんな肖像画が? 白と黒じゃないですわ。どうなっていますの?」
「落ち着いて、って私も落ち着けてないけど、レイラはどうやってここに来たの?」
「どうやってだったかしら……?」
レイラは顎に手を当てて暫し考えた後、言った。
「思い出しましたわ。わたくし、あらぬ疑いをかけられて断罪されましたの。それで、修道院へ向かう途中に魔導師様が現れて、わたくしを助けたいと仰ってくださいましたの」
「じゃあその魔術師さんがここへ?」
「違いますわ」
「へ?」
「魔導師様が魔王様のところまで案内して下さって、別の世界にひとまず飛ばすって仰っていましたわ」
魔王……このゲームには魔王は出てこなかったはずだが、ファンタジー要素は盛りだくさんだったのであり得ない話ではない。
「でも、なんで魔王様が直々に?」
「さぁ。後で迎えに行くとは仰っておりましたけれど、いつになることやらですわ」
レイラをわざわざ助けて、後で迎えに行くとは……魔王はレイラに惚れているな。
レイラは冷静になったのか、静かに部屋を見渡した。そして怪訝な顔で言った。
「ここはどこの馬小屋ですの? 魔王様は馬小屋にわたくしを入れて、どういうおつもりなのかしら」
「レイラ……ここ私の部屋なんだけど」
「は?」
「私の部屋、隣にお兄ちゃんの部屋があるけど、ここより狭いよ」
「では、ここが家と言うのですか? わたくしの家の玄関にも満たない広さですわよ。どうやって眠るのですか。食事は? 湯浴みは?」
◇◇◇◇
私は斉藤美羽十八歳。高校三年生のいわゆる受験生。両親は二年前に交通事故で他界。現在、大学生の兄と二人暮らし。
ざっとこれが私のプロフィール。
陰キャのオタクだとか喪女だとかは言っても分からないので割愛しながら、現代の日本についても簡単にレイラに説明した。
「文明が進んでおりますのね」
「進んでいると言うより、レイラの世界はゲームの中の世界だから故意に遅らせてるだけだよね」
それより先程から一つ気になる事がある。
「レイラは何で日本語喋れるの? 中世ヨーロッパ風でしょ?」
「なんですのそれ? わたくしはずっとこの言葉ですわよ。このゲームとやらにもしっかり文字が書かれていますわ」
そうか、日本人が日本人に向けて作ったゲームだから日本語表記だ。レイラ達は忠実にゲームを再現しているのか。
「まぁ私、リスニング苦手だから助かるわ」
突然日本語以外で話されたら軽くパニックを起こすだろう。
「レイラは魔王様が迎えに来るまでどうするの? うちで良ければって言いたいけど狭いの駄目なんでしょう? お金とかあるの?」
「お金なんて自分で管理等したことありませんわ」
「てことは……一文なし?」
「そういうことになりますわね」
読み書きは日本語なのでお金も日本円だと期待したのに、それ以前の問題だった。
「わたくし、ここに美羽と住みますわ」
「うん。そうなるよね。お兄ちゃんにも聞いてみないといけないけどね」
「お兄様はどこにいらっしゃるの?」
レイラが隣の部屋を開けて確認しようとしたので、私はすぐさま言った。
「確か今日はバイトだから帰るの夜遅いよ。あと、そこは開けない方が良いよ」
「どうしてですの?」
「恐ろしいものが沢山あるから」
「恐ろしいもの?」
「うん。一応、年頃の男だから……。あ、お兄ちゃん帰ってくる前にお風呂入っちゃお」
そう言って私はレイラを浴室まで案内した。
「そういえば侍女はどこですの?」
「そんなのいないよ。自分で洗うの」
「わたくし、洗い方を知りませんわ」
「へ……?」
レイラは日本語が通じるだけの生粋のお嬢様だった。侍女もいない今、私がレイラのお世話係になるのだろう。
こうして私とレイラの同居生活が始まった。開始早々ではあるが、早く魔王が迎えに来るのを祈るばかりだ。
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