15 / 25
懐いた証拠
しおりを挟む
「おはようございます。シェリー!」
シェリアが目覚めたのは朝であった。
昨日何がおきたが思い出しつつシェリアは2人にいや、セルフィーに近づいた。
「なぁ、お前主に懐いたな」
「そうですか。いつも通りですが?それより黙っててくれませんか?」
「げっ…ツンデレになったのか!?」
「シェリーが黙ってて欲しいといってるんですよ?聞こえてませんでしたか?」
「イエッサー!!」
シェリアはそうは言ったが懐いている自覚はあったため少し恥ずかしくなってしまいうつむいた。
「先に報告しときますね。発信機は寝てるうちに取りました。傷も残らないように上級回復ポーションをかけておきましたから。次に今は何個かあるアジトの1つに逃げ込んでいます。私の天空城さえ、あれば不便な思いをシェリーにさせずにすむのですが…失態ですね」
「天空城ですか?」
「えぇ。あなたを誘拐したでしょう?あそこは空に浮かぶ私の城なんです。今、乗っ取られていますが制御室さえ行ければ奪還できるんですよ。奪還すれば私達は王に勝てます」
「そうなんですね。城を持っているって凄いですね!」
シェリアは心から凄いと思っており、微笑みを浮かべた。
「元は彼、青髪の棺に入った男性の城なんです。譲り受けただけなのでそこまで凄くはないですよ」
(きっと青髪の男性との間になにかあったんでしょうね。名前を言おうとしませんし、言いたくないのかもしれません。でも、悲しそうな表情はしてますし悪い関係ではないとおもうんですが……)
「そうですか?では信頼されてたんだと思います。城を託すというのは最も信頼のある人に渡すものですから」
そういった瞬間少し驚いたようにシェリアをセルフィーは見つめた。
「そうでしょうか…そうかも知れませんね。シェリーは優しい考え方をしますね。私の癒しです…」
セルフィーは微笑み、シェリアをハグした。
「うわー、俺何見させられてんだろ…」
1人赤髪の男は顔を引き攣らせてポロリとつぶやいたのだった。
シェリアが目覚めたのは朝であった。
昨日何がおきたが思い出しつつシェリアは2人にいや、セルフィーに近づいた。
「なぁ、お前主に懐いたな」
「そうですか。いつも通りですが?それより黙っててくれませんか?」
「げっ…ツンデレになったのか!?」
「シェリーが黙ってて欲しいといってるんですよ?聞こえてませんでしたか?」
「イエッサー!!」
シェリアはそうは言ったが懐いている自覚はあったため少し恥ずかしくなってしまいうつむいた。
「先に報告しときますね。発信機は寝てるうちに取りました。傷も残らないように上級回復ポーションをかけておきましたから。次に今は何個かあるアジトの1つに逃げ込んでいます。私の天空城さえ、あれば不便な思いをシェリーにさせずにすむのですが…失態ですね」
「天空城ですか?」
「えぇ。あなたを誘拐したでしょう?あそこは空に浮かぶ私の城なんです。今、乗っ取られていますが制御室さえ行ければ奪還できるんですよ。奪還すれば私達は王に勝てます」
「そうなんですね。城を持っているって凄いですね!」
シェリアは心から凄いと思っており、微笑みを浮かべた。
「元は彼、青髪の棺に入った男性の城なんです。譲り受けただけなのでそこまで凄くはないですよ」
(きっと青髪の男性との間になにかあったんでしょうね。名前を言おうとしませんし、言いたくないのかもしれません。でも、悲しそうな表情はしてますし悪い関係ではないとおもうんですが……)
「そうですか?では信頼されてたんだと思います。城を託すというのは最も信頼のある人に渡すものですから」
そういった瞬間少し驚いたようにシェリアをセルフィーは見つめた。
「そうでしょうか…そうかも知れませんね。シェリーは優しい考え方をしますね。私の癒しです…」
セルフィーは微笑み、シェリアをハグした。
「うわー、俺何見させられてんだろ…」
1人赤髪の男は顔を引き攣らせてポロリとつぶやいたのだった。
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
変態王子&モブ令嬢 番外編
咲桜りおな
恋愛
「完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい」と
「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」の
番外編集です。
本編で描ききれなかったお話を不定期に更新しています。
「小説家になろう」でも公開しています。
Shadow★Man~変態イケメン御曹司に溺愛(ストーカー)されました~
美保馨
恋愛
ある日突然、澪は金持ちの美男子・藤堂千鶴に見染められる。しかしこの男は変態で異常なストーカーであった。澪はド変態イケメン金持ち千鶴に翻弄される日々を送る。『誰か平凡な日々を私に返して頂戴!』
★変態美男子の『千鶴』と
バイオレンスな『澪』が送る
愛と笑いの物語!
ドタバタラブ?コメディー
ギャグ50%シリアス50%の比率
でお送り致します。
※他社サイトで2007年に執筆開始いたしました。
※感想をくださったら、飛び跳ねて喜び感涙いたします。
※2007年当時に執筆した作品かつ著者が10代の頃に執筆した物のため、黒歴史感満載です。
改行等の修正は施しましたが、内容自体に手を加えていません。
2007年12月16日 執筆開始
2015年12月9日 復活(後にすぐまた休止)
2022年6月28日 アルファポリス様にて転用
※実は別名義で「雪村 里帆」としてドギツイ裏有の小説をアルファポリス様で執筆しております。
現在の私の活動はこちらでご覧ください(閲覧注意ですw)。
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
旦那様は魔法使い
なかゆんきなこ
恋愛
クレス島でパン屋を営むアニエスの夫は島で唯一の魔法使い。褐色の肌に赤と青のオッドアイ。人付き合いの少し苦手な魔法使いとアニエスは、とても仲の良い夫婦。ファンタジーな世界で繰り広げる、魔法使いと美女のらぶらぶ夫婦物語。魔法使いの使い魔として、七匹の猫(人型にもなり、人語を解します)も同居中。(書籍掲載分は取り下げております。そのため、序盤の部分は抜けておりますのでご了承ください)
軽い気持ちで超絶美少年(ヤンデレ)に告白したら
夕立悠理
恋愛
容姿平凡、頭脳平凡、なリノアにはひとつだけ、普通とちがうところがある。
それは極度の面食いということ。
そんなリノアは冷徹と名高い公爵子息(イケメン)に嫁ぐことに。
「初夜放置? ぜーんぜん、問題ないわ!
だって旦那さまってば顔がいいもの!!!」
朝食をたまに一緒にとるだけで、満足だ。寝室別でも、他の女の香水の香りがしてもぜーんぜん平気。……なーんて、思っていたら、旦那さまの様子がおかしい?
「他の誰でもない君が! 僕がいいっていったんだ。……そうでしょ?」
あれ、旦那さまってば、どうして手錠をお持ちなのでしょうか?
それをわたしにつける??
じょ、冗談ですよね──!?!?
女性が全く生まれない世界とか嘘ですよね?
青海 兎稀
恋愛
ただの一般人である主人公・ユヅキは、知らぬうちに全く知らない街の中にいた。ここがどこだかも分からず、ただ当てもなく歩いていた時、誰かにぶつかってしまい、そのまま意識を失う。
そして、意識を取り戻し、助けてくれたイケメンにこの世界には全く女性がいないことを知らされる。
そんなユヅキの逆ハーレムのお話。
男性アレルギー令嬢とオネエ皇太子の偽装結婚 ~なぜか溺愛されています~
富士とまと
恋愛
リリーは極度の男性アレルギー持ちだった。修道院に行きたいと言ったものの公爵令嬢と言う立場ゆえに父親に反対され、誰でもいいから結婚しろと迫られる。そんな中、婚約者探しに出かけた舞踏会で、アレルギーの出ない男性と出会った。いや、姿だけは男性だけれど、心は女性であるエミリオだ。
二人は友達になり、お互いの秘密を共有し、親を納得させるための偽装結婚をすることに。でも、実はエミリオには打ち明けてない秘密が一つあった。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる