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88話 ヴィザーク達の末路
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「はい、チルチルいっぱいたべておおきくなりましょうねー。あーん」
なるほど…餌付けって楽しいですね。ペットを飼ってる気分です。スライムってシュワーって食べ物溶かして食べるんですね。何度見ても不思議です。
「なぁ、レティー俺にも食べさせろって」
むっ!ルキシアが口開けて待ってます。自分で食べられると思うのですが…………。仕方ないですね。特別に私のお肉あげます。はい、あーん。
「もぐもぐ、ん、美味しいぞ」
ですよね。このお肉美味しいです。
「レティー、聞いてもいいか?……誕生日いつだ?」
うーん、いつでしょうか………。私自身大体1年経ったとかそうゆう曖昧な感じなんですよね。
「いつ?」
「お嬢様のお誕生日はちょうど一月後、です」
「そうか。ではその日に合わせてお披露目会を開くとするか………」
「父上!まだお披露目には早いんじゃ…………」
「そう…だが先にやっておかないと。噂ばかりが走り回っているからな。噂は尾びれ背びれがつくものだから先にいい印象にしとかないと偏見で大変な目にあうだろう」
「うっ………確かに。じゃあレティーをエスコートする!」
「あぁ。ルキ頼むぞ。…………ところでレティーはカーテシー出来るのか……?」
むっ!失礼ですよ?この方前世公爵令嬢ではあったんですからね。ほら、見ててください。………………………ちょっとぐらいついた気がしますが許容の範囲ですよね?
「上手いな。これなら問題もないか。無理そうなら抱っこに変えようと思ったんだが…………」
「ん?それがヴィンセントの望みなのではないのかい?うちの孫娘はしっかりもので良い子だね」
あれ?おじい様喧嘩終わったんですか?…………あらら…あっちの方がコテンパンだったんですね。
「ふっ。魔法勝負で勝とうなど二十年は早い。とは言え…最初の方はやばかったのだがね。いやぁ~若いって素晴らしいね?」
あ、誇らしげです。龍人は龍の本質もちょっとあるので多分闘いとか好きなんだと思うんです。何であれ正々堂々勝ったのは嬉しかったんですね。
「んじゃ、勝ったから手続きするよ。さぁ、サインと血をチョロっと垂らしなさい。今後はヴィザーク・セドリック公爵を名乗りなさい。あー、領地は分かるね?」
公爵になっちゃうんですね。除籍だと思ってたんですがこれだと世間も騒がないので確かにいいですね。多分実際は平民にしたら何しだすか分からないから監視付きで公爵何でしょうが…………………。
「とょっと!話が違うわ。あなたが王太子になれるからって言ったのよ!?私を幸せにしてくれるんでしょ?!ねぇ!!」
「うるさいな!!」
「………ねぇ、王太子殿下?よろしければわたくしを婚約者にどうでしょう?わたくし公爵令嬢ですし、社交の花とも言われたことがあるんですわ。それに娶ればわたくしがいた国と仲良くすることもできますし、選びますわよね?」
………………………………………………。ワァ、ナニシテルンデスカ?……思わずカタコトになっちゃったじゃないですか!子供たちだっているんですよ?
「「「え、嫌だ………」」」
(え、性格と香水が嫌だ………)
(え、息子嫁に似合わないから嫌だ………)
(え、俺の母上にこいつがなるなんて嫌だ………………)
心の声がだだ漏れな気がしますし…珍しく全員表情が露骨に嫌そうです。チルチルも威嚇するようにプルプルしてますし、諦めた方が………………。
「悪いが興味ない。さよなら」
「うーん、裏稼業をしている公爵家の令嬢に、王族はねぇ………」
青い顔になってますよ?
「それに…国庫のお金も若干引き出してるみたいだから本来罪人として送り返そうと思ってたんだよね?んで、なんのお話だったっけ?」
あ………。おじい様はこの話しはなかったことにして大人しく公爵夫人にでもなったら?って言ったんです。じゃないと罪人と見なし、国に帰すと脅しもいれてます。
「そ、そうですわね。身分相応とも言いますし……ええ…そうさせていただきますわ……」
「さて、サインは終わったようだからフィル、頼むよ」
「はい、陛下」
フィルさんと何人かの騎士がヴィザーク一家を連れて出ていきました。なんかちょっとつかれた気がします。チルチル………ぷにぷに………。
なるほど…餌付けって楽しいですね。ペットを飼ってる気分です。スライムってシュワーって食べ物溶かして食べるんですね。何度見ても不思議です。
「なぁ、レティー俺にも食べさせろって」
むっ!ルキシアが口開けて待ってます。自分で食べられると思うのですが…………。仕方ないですね。特別に私のお肉あげます。はい、あーん。
「もぐもぐ、ん、美味しいぞ」
ですよね。このお肉美味しいです。
「レティー、聞いてもいいか?……誕生日いつだ?」
うーん、いつでしょうか………。私自身大体1年経ったとかそうゆう曖昧な感じなんですよね。
「いつ?」
「お嬢様のお誕生日はちょうど一月後、です」
「そうか。ではその日に合わせてお披露目会を開くとするか………」
「父上!まだお披露目には早いんじゃ…………」
「そう…だが先にやっておかないと。噂ばかりが走り回っているからな。噂は尾びれ背びれがつくものだから先にいい印象にしとかないと偏見で大変な目にあうだろう」
「うっ………確かに。じゃあレティーをエスコートする!」
「あぁ。ルキ頼むぞ。…………ところでレティーはカーテシー出来るのか……?」
むっ!失礼ですよ?この方前世公爵令嬢ではあったんですからね。ほら、見ててください。………………………ちょっとぐらいついた気がしますが許容の範囲ですよね?
「上手いな。これなら問題もないか。無理そうなら抱っこに変えようと思ったんだが…………」
「ん?それがヴィンセントの望みなのではないのかい?うちの孫娘はしっかりもので良い子だね」
あれ?おじい様喧嘩終わったんですか?…………あらら…あっちの方がコテンパンだったんですね。
「ふっ。魔法勝負で勝とうなど二十年は早い。とは言え…最初の方はやばかったのだがね。いやぁ~若いって素晴らしいね?」
あ、誇らしげです。龍人は龍の本質もちょっとあるので多分闘いとか好きなんだと思うんです。何であれ正々堂々勝ったのは嬉しかったんですね。
「んじゃ、勝ったから手続きするよ。さぁ、サインと血をチョロっと垂らしなさい。今後はヴィザーク・セドリック公爵を名乗りなさい。あー、領地は分かるね?」
公爵になっちゃうんですね。除籍だと思ってたんですがこれだと世間も騒がないので確かにいいですね。多分実際は平民にしたら何しだすか分からないから監視付きで公爵何でしょうが…………………。
「とょっと!話が違うわ。あなたが王太子になれるからって言ったのよ!?私を幸せにしてくれるんでしょ?!ねぇ!!」
「うるさいな!!」
「………ねぇ、王太子殿下?よろしければわたくしを婚約者にどうでしょう?わたくし公爵令嬢ですし、社交の花とも言われたことがあるんですわ。それに娶ればわたくしがいた国と仲良くすることもできますし、選びますわよね?」
………………………………………………。ワァ、ナニシテルンデスカ?……思わずカタコトになっちゃったじゃないですか!子供たちだっているんですよ?
「「「え、嫌だ………」」」
(え、性格と香水が嫌だ………)
(え、息子嫁に似合わないから嫌だ………)
(え、俺の母上にこいつがなるなんて嫌だ………………)
心の声がだだ漏れな気がしますし…珍しく全員表情が露骨に嫌そうです。チルチルも威嚇するようにプルプルしてますし、諦めた方が………………。
「悪いが興味ない。さよなら」
「うーん、裏稼業をしている公爵家の令嬢に、王族はねぇ………」
青い顔になってますよ?
「それに…国庫のお金も若干引き出してるみたいだから本来罪人として送り返そうと思ってたんだよね?んで、なんのお話だったっけ?」
あ………。おじい様はこの話しはなかったことにして大人しく公爵夫人にでもなったら?って言ったんです。じゃないと罪人と見なし、国に帰すと脅しもいれてます。
「そ、そうですわね。身分相応とも言いますし……ええ…そうさせていただきますわ……」
「さて、サインは終わったようだからフィル、頼むよ」
「はい、陛下」
フィルさんと何人かの騎士がヴィザーク一家を連れて出ていきました。なんかちょっとつかれた気がします。チルチル………ぷにぷに………。
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