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86話 大人の喧嘩
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「んじゃ、我は帰るぞ。またな!」
帰るのも突然なんですね…………。でもお土産たくさん貰いました!葉っぱに枝に、お菓子に世界樹さんが自分で作ったらしい物凄く上手にできたぬいぐるみです!
「スライムも気になるけど…ご飯にしようか。ほらこっちにおいで」
おじい様に続いて御飯食べるとこ行くとヴィザーク一家が揃ってました。ウィークはなんだか不機嫌ですか?ユーリスは物凄く自信満々な表情で座ってます。何かあるんですか?
「さぁ、遅くなってすまないね。色々お話しながら食事をしよう」
スライムの名前はチルチルにします!今思いつきました!これ、美味しいですよ?食べますか?
「あら、レティシア様?この場にスライムなんて野蛮すぎまぬか?穢らわしいスライムを中にいれるなんて……」
ナタリア…様…………。どうしてもこの人を見ると手が震えます。思い出します。うぅーーー、チルチルと隣の椅子に座らせてるうさぎのぬいぐるみが癒やしですよ。
「まぁまぁ。所詮どこの者かもわからない養女だ。教育なんてそう早くできるものでもないだろう」
あ、物覚えが悪い貴族かもわからない子供だから仕方ないことだと言いましたね!?子供特権使っちゃいますよ?
「レティシア、コレ食べてみてくださいな。とても美味しかったですわ」
ユーリスが食べかけのお肉を渡してきました。貴族社会だと、あなたにはこれぐらいの扱いの方がちょうどいいでしょ?って意味ですよね?
「あら、冗談よ。あなたのはこっち」
新しく取り分けてお皿に乗せてこちらに渡しました。これは食べてもいいですよね?ってチルチルが食べちゃいました………………。……チルチル?…チルチルが震えてます。いっぱい震えてます。そのうち、ぺって何かを出しました。
「おや、このスライムは毒を取り出せるんだね。……って痛い痛い!!ヴィンセント、足、グリグリしないでおくれ!!」
この小さな紫色の水晶みたいな質感の物体は毒なんですか?…それよりチルチルは大丈夫ですか………あ、なんか食欲でも出たのかいっぱいいっぱい食べてます!!!時々、さっきみたいにぺってします。
「説明をお願いします。父上」
チルチルが私の前にお肉持ってきてくれました。むっ……頭が良いです…。パン……すーぷ……小さなフルコースみたいになっちゃいました。
「さてさて、じゃあヴィザークの主張からどうぞ。フィル準備はできてる?」
「ええ、出来てますよ。………陛下後で怒られてもしれませんからね?巻き込まないでくださいね」
おじい様は紫の塊を手袋をして掴み取り全部ヴィザークの前に投げおきました。
「まさかだと思いますが毒が入っていて疑ってるということはないですよね?」
「そうだよ?」
「知ってますよね?毒なんて王族には通用しないと。それくらい常識でしょう」
「午前のうちに料理人が買収されております。毒についてですが龍殺しの毒と呼ばれるものでしょう。陛下、これは無味無臭で、普通手に入らない者です」
フィルさんが小瓶を手に話し始めます。私、チルチルが持ってきたご飯をお口に詰め込みながら聞いてました。そしたらお父様がぱちんと指を鳴らしルキシアと私を囲むように半透明なドームが出来ました。外側の声が聞こえないので遮断されただけだと思います。もぐもぐ。
「わぁ!今、話しいいとこだったのに!!俺も聞きたかったぞ!!」
「これ、たべますか?」
フォークをルキシアに向けたら口をあけてパクっと食べました。
「やっぱ、俺の家の料理美味しいよな。レティーこっちのやつ食ってみろよ。まだ食べたこと無かったろ?」
むむっ!確かに!!もぐもぐ。これは歯ごたえが美味しい貝です!ちらりと大人の方に視線を向けるとなんだかヴィザークとナタリア様が物凄く青い顔です。暫く見てたら陛下がキレたのかなんか凄い怒鳴ってる気がします。あ、魔法合戦にみたいになってきました……。これが大人の喧嘩なんですか……!魔法が飛び散って綺麗ですね。お父様が妖精王の姿になってすまし顔でご飯を食べてます。多分部屋全体が壊れないようになんか魔法を使ってるのだと思います。
帰るのも突然なんですね…………。でもお土産たくさん貰いました!葉っぱに枝に、お菓子に世界樹さんが自分で作ったらしい物凄く上手にできたぬいぐるみです!
「スライムも気になるけど…ご飯にしようか。ほらこっちにおいで」
おじい様に続いて御飯食べるとこ行くとヴィザーク一家が揃ってました。ウィークはなんだか不機嫌ですか?ユーリスは物凄く自信満々な表情で座ってます。何かあるんですか?
「さぁ、遅くなってすまないね。色々お話しながら食事をしよう」
スライムの名前はチルチルにします!今思いつきました!これ、美味しいですよ?食べますか?
「あら、レティシア様?この場にスライムなんて野蛮すぎまぬか?穢らわしいスライムを中にいれるなんて……」
ナタリア…様…………。どうしてもこの人を見ると手が震えます。思い出します。うぅーーー、チルチルと隣の椅子に座らせてるうさぎのぬいぐるみが癒やしですよ。
「まぁまぁ。所詮どこの者かもわからない養女だ。教育なんてそう早くできるものでもないだろう」
あ、物覚えが悪い貴族かもわからない子供だから仕方ないことだと言いましたね!?子供特権使っちゃいますよ?
「レティシア、コレ食べてみてくださいな。とても美味しかったですわ」
ユーリスが食べかけのお肉を渡してきました。貴族社会だと、あなたにはこれぐらいの扱いの方がちょうどいいでしょ?って意味ですよね?
「あら、冗談よ。あなたのはこっち」
新しく取り分けてお皿に乗せてこちらに渡しました。これは食べてもいいですよね?ってチルチルが食べちゃいました………………。……チルチル?…チルチルが震えてます。いっぱい震えてます。そのうち、ぺって何かを出しました。
「おや、このスライムは毒を取り出せるんだね。……って痛い痛い!!ヴィンセント、足、グリグリしないでおくれ!!」
この小さな紫色の水晶みたいな質感の物体は毒なんですか?…それよりチルチルは大丈夫ですか………あ、なんか食欲でも出たのかいっぱいいっぱい食べてます!!!時々、さっきみたいにぺってします。
「説明をお願いします。父上」
チルチルが私の前にお肉持ってきてくれました。むっ……頭が良いです…。パン……すーぷ……小さなフルコースみたいになっちゃいました。
「さてさて、じゃあヴィザークの主張からどうぞ。フィル準備はできてる?」
「ええ、出来てますよ。………陛下後で怒られてもしれませんからね?巻き込まないでくださいね」
おじい様は紫の塊を手袋をして掴み取り全部ヴィザークの前に投げおきました。
「まさかだと思いますが毒が入っていて疑ってるということはないですよね?」
「そうだよ?」
「知ってますよね?毒なんて王族には通用しないと。それくらい常識でしょう」
「午前のうちに料理人が買収されております。毒についてですが龍殺しの毒と呼ばれるものでしょう。陛下、これは無味無臭で、普通手に入らない者です」
フィルさんが小瓶を手に話し始めます。私、チルチルが持ってきたご飯をお口に詰め込みながら聞いてました。そしたらお父様がぱちんと指を鳴らしルキシアと私を囲むように半透明なドームが出来ました。外側の声が聞こえないので遮断されただけだと思います。もぐもぐ。
「わぁ!今、話しいいとこだったのに!!俺も聞きたかったぞ!!」
「これ、たべますか?」
フォークをルキシアに向けたら口をあけてパクっと食べました。
「やっぱ、俺の家の料理美味しいよな。レティーこっちのやつ食ってみろよ。まだ食べたこと無かったろ?」
むむっ!確かに!!もぐもぐ。これは歯ごたえが美味しい貝です!ちらりと大人の方に視線を向けるとなんだかヴィザークとナタリア様が物凄く青い顔です。暫く見てたら陛下がキレたのかなんか凄い怒鳴ってる気がします。あ、魔法合戦にみたいになってきました……。これが大人の喧嘩なんですか……!魔法が飛び散って綺麗ですね。お父様が妖精王の姿になってすまし顔でご飯を食べてます。多分部屋全体が壊れないようになんか魔法を使ってるのだと思います。
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