70 / 102
69話 風の精霊王とお菓子な攻防戦
しおりを挟む
あれ?じゃあ私がここに来る意味ってあるんでしょうか?今考えたらないような気も…………。陛下は意味のないことを言うタイプには見えないんですが。
「あらあら、可愛い子がいるわ~。切り刻んで持ち帰りたいくらいよ」
ひゃぁぁぁあ!?怖いこと言う人が現れました!!世界樹さん、精霊王さん達守ってくだしゃい……ムギュッ。
「「「あのなぁ………発想が怖いんだよ!」」」
呆れたように闇と水の精霊王さんと世界樹さんが言いました。お知り合いでしょうか。ぐるるるるる………
「あら、私に向かって威嚇とはいい度胸ね。やっぱり切ってもいいかしら?」
「「「いや、駄目に決まってるだろが」」」
「レティシア、翻訳すると、私に威嚇するなんてなんて可愛らしいの?大人しく私に持ち帰らせてね、だよ。彼女は風の精霊王なんだけど……あの性格だから無駄に怖がらせちゃうんだよね」
「あと言っておきたいけど切りたいってのは本音だろね。風切り狂いだから」
「この世界に吹く予報にはない突風はほとんどこいつが風を切って遊んでるから起きてるんだ。我もこいつには会いたくはないぞ!時々枝を切られるし…………」
風の精霊王さんには一人で合わないようにしときますね………。おっとりした表情で言う言葉が怖いですもん。
「ほら、お嬢ちゃんこっちおいでー、お菓子もあるわよ」
どこからかティーテーブルと椅子とティーセットをだして、手を降って呼んでます!今、行きます!!!!!
「「「忘れてた!!レティシアはお菓子に弱いんだった!!!?」」」
むっ!眼の前に水の精霊王さんが抱きかかえる体勢で現れました!ダッシュしてそのまま飛び込むと見せかけて………スライディングです!!
「なっ!?」
私、小さいので小回りや体が柔らかいため出来るんです!あ、今度は闇の精霊王さんですか!?影から狙われてますね!?光の野良精霊さんと闇の野良精霊さん私を隠してみて遊びませんか?
『わー!精霊王様相手に楽しそう!!やるやる!えいっ!』
『僕たちも!えいっ!』
悪戯好きの精霊さんが今日はいてくれて良かったです!!
「あれ?見えなくなった!!ちょっと早く解いて?!」
はい、闇の精霊王さんが困惑して、精霊さんを叱ってます!その間にぬぁっ!?世界樹さんがいます!!どうしましょうか…………。
パキッ!パキッ
あ、世界樹の木の枝をを遠隔で風の精霊王さんが切ったみたいです。青ざめた顔で走って木の方に行ってしまいました。よいしょと椅子に座ります。
「あらら、枝が何故か折れたみたいね。ふふふ、さぁ、どうぞ。こう見えてね、世界中を回って美味しいお菓子を巡ったのよ。これはお気に入りよ」
そう言ってお菓子をいっぱい出してくれました!!風の精霊王さんが移動して私の隣に椅子を置き、これどうぞとまかろんと言うお菓子を口に持っていってくれました。あむっ!えへへ、これサクサクしてておいしいです!
「でしょう?私に持ち帰らせてくれたら毎日食べれるわよ?」
「レティシア!水の実は食べなくていいのかい?お菓子だけだとジュースが足りないんじゃない?紅茶よりジュースのほうが良いよね!?最近ジュースの味がする水の実が出来たから一緒に味わおうよ?!」
むぅ…?確かに…そうですね!ちょっと水の実を取りに水の精霊王さんの方に行ってきますね!半分まで進んだところで足がぷらーんってなっちゃいました。
「お菓子に催眠薬仕組んだのにちっとも効いてないわ………もうっ!ちょっと持ち帰るわね。根暗と変わり者と残念な樹。ばーいばい」
あ、あれ?一気に高くなりました!!そのうち白い霧に世界樹のある所が囲まれて全く見えなくなりました。
「我は残念な樹じゃーーなーーーいーーぞーー!!」
見えなくなるちょっと前に世界樹さんの声が響き聞こえました!足がブラブラした状態で高い場所って怖いですね………。ふぇ……。
「あらあら、可愛い子がいるわ~。切り刻んで持ち帰りたいくらいよ」
ひゃぁぁぁあ!?怖いこと言う人が現れました!!世界樹さん、精霊王さん達守ってくだしゃい……ムギュッ。
「「「あのなぁ………発想が怖いんだよ!」」」
呆れたように闇と水の精霊王さんと世界樹さんが言いました。お知り合いでしょうか。ぐるるるるる………
「あら、私に向かって威嚇とはいい度胸ね。やっぱり切ってもいいかしら?」
「「「いや、駄目に決まってるだろが」」」
「レティシア、翻訳すると、私に威嚇するなんてなんて可愛らしいの?大人しく私に持ち帰らせてね、だよ。彼女は風の精霊王なんだけど……あの性格だから無駄に怖がらせちゃうんだよね」
「あと言っておきたいけど切りたいってのは本音だろね。風切り狂いだから」
「この世界に吹く予報にはない突風はほとんどこいつが風を切って遊んでるから起きてるんだ。我もこいつには会いたくはないぞ!時々枝を切られるし…………」
風の精霊王さんには一人で合わないようにしときますね………。おっとりした表情で言う言葉が怖いですもん。
「ほら、お嬢ちゃんこっちおいでー、お菓子もあるわよ」
どこからかティーテーブルと椅子とティーセットをだして、手を降って呼んでます!今、行きます!!!!!
「「「忘れてた!!レティシアはお菓子に弱いんだった!!!?」」」
むっ!眼の前に水の精霊王さんが抱きかかえる体勢で現れました!ダッシュしてそのまま飛び込むと見せかけて………スライディングです!!
「なっ!?」
私、小さいので小回りや体が柔らかいため出来るんです!あ、今度は闇の精霊王さんですか!?影から狙われてますね!?光の野良精霊さんと闇の野良精霊さん私を隠してみて遊びませんか?
『わー!精霊王様相手に楽しそう!!やるやる!えいっ!』
『僕たちも!えいっ!』
悪戯好きの精霊さんが今日はいてくれて良かったです!!
「あれ?見えなくなった!!ちょっと早く解いて?!」
はい、闇の精霊王さんが困惑して、精霊さんを叱ってます!その間にぬぁっ!?世界樹さんがいます!!どうしましょうか…………。
パキッ!パキッ
あ、世界樹の木の枝をを遠隔で風の精霊王さんが切ったみたいです。青ざめた顔で走って木の方に行ってしまいました。よいしょと椅子に座ります。
「あらら、枝が何故か折れたみたいね。ふふふ、さぁ、どうぞ。こう見えてね、世界中を回って美味しいお菓子を巡ったのよ。これはお気に入りよ」
そう言ってお菓子をいっぱい出してくれました!!風の精霊王さんが移動して私の隣に椅子を置き、これどうぞとまかろんと言うお菓子を口に持っていってくれました。あむっ!えへへ、これサクサクしてておいしいです!
「でしょう?私に持ち帰らせてくれたら毎日食べれるわよ?」
「レティシア!水の実は食べなくていいのかい?お菓子だけだとジュースが足りないんじゃない?紅茶よりジュースのほうが良いよね!?最近ジュースの味がする水の実が出来たから一緒に味わおうよ?!」
むぅ…?確かに…そうですね!ちょっと水の実を取りに水の精霊王さんの方に行ってきますね!半分まで進んだところで足がぷらーんってなっちゃいました。
「お菓子に催眠薬仕組んだのにちっとも効いてないわ………もうっ!ちょっと持ち帰るわね。根暗と変わり者と残念な樹。ばーいばい」
あ、あれ?一気に高くなりました!!そのうち白い霧に世界樹のある所が囲まれて全く見えなくなりました。
「我は残念な樹じゃーーなーーーいーーぞーー!!」
見えなくなるちょっと前に世界樹さんの声が響き聞こえました!足がブラブラした状態で高い場所って怖いですね………。ふぇ……。
106
お気に入りに追加
562
あなたにおすすめの小説
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
10歳で記憶喪失になったけど、チート従魔たちと異世界ライフを楽しみます(リメイク版)
犬社護
ファンタジー
10歳の咲耶(さや)は家族とのキャンプ旅行で就寝中、豪雨の影響で発生した土石流に巻き込まれてしまう。
意識が浮上して目覚めると、そこは森の中。
彼女は10歳の見知らぬ少女となっており、その子の記憶も喪失していたことで、自分が異世界に転生していることにも気づかず、何故深い森の中にいるのかもわからないまま途方に暮れてしまう。
そんな状況の中、森で知り合った冒険者ベイツと霊鳥ルウリと出会ったことで、彼女は徐々に自分の置かれている状況を把握していく。持ち前の明るくてのほほんとしたマイペースな性格もあって、咲耶は前世の知識を駆使して、徐々に異世界にも慣れていくのだが、そんな彼女に転機が訪れる。それ以降、これまで不明だった咲耶自身の力も解放され、様々な人々や精霊、魔物たちと出会い愛されていく。
これは、ちょっぴり天然な《咲耶》とチート従魔たちとのまったり異世界物語。
○○○
旧版を基に再編集しています。
第二章(16話付近)以降、完全オリジナルとなります。
旧版に関しては、8月1日に削除予定なのでご注意ください。
この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています。
異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~
イノナかノかワズ
ファンタジー
助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。
*話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。
*他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。
*頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。
*無断転載、無断翻訳を禁止します。
小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。
カクヨムにても公開しています。
更新は不定期です。
加工を極めし転生者、チート化した幼女たちとの自由気ままな冒険ライフ
犬社護
ファンタジー
交通事故で不慮の死を遂げてしまった僕-リョウトは、死後の世界で女神と出会い、異世界へ転生されることになった。事前に転生先の世界観について詳しく教えられ、その場でスキルやギフトを練習しても構わないと言われたので、僕は自分に与えられるギフトだけを極めるまで練習を重ねた。女神の目的は不明だけど、僕は全てを納得した上で、フランベル王国王都ベルンシュナイルに住む貴族の名門ヒライデン伯爵家の次男として転生すると、とある理由で魔法を一つも習得できないせいで、15年間軟禁生活を強いられ、15歳の誕生日に両親から追放処分を受けてしまう。ようやく自由を手に入れたけど、初日から幽霊に憑かれた幼女ルティナ、2日目には幽霊になってしまった幼女リノアと出会い、2人を仲間にしたことで、僕は様々な選択を迫られることになる。そしてその結果、子供たちが意図せず、どんどんチート化してしまう。
僕の夢は、自由気ままに世界中を冒険すること…なんだけど、いつの間にかチートな子供たちが主体となって、冒険が進んでいく。
僕の夢……どこいった?
野草から始まる異世界スローライフ
深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。
私ーーエルバはスクスク育ち。
ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。
(このスキル使える)
エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。
エブリスタ様にて掲載中です。
表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。
プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。
物語は変わっておりません。
一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。
よろしくお願いします。
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。
克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位
11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位
11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位
11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位
【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる