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55話 ヴィザーク一家
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謁見の間って立ってるだけでも緊張しますね。今、王太子殿下のお兄さんが帰ってきたそうなので集まっているんです。寝てたら起こされてメイドさんに色々着せ替えされてびっくりです。ドレスは歩きにくいです……。
「緊張してるか?兄上には失礼な態度で接しても構わない」
扉が開いて入ってきたのはカッコいい人です。でも、陛下と王太子殿下と髪色だけが違います。銀髪なんですが王子殿下は金髪です。多分王妃様が金髪だったんでしょうね。
「只今、戻りました」
「うん、おかえり。ところで隣の女性は誰だい?」
陛下が厳しく目を細め隣の女性を見てます。王太子殿下もちょっとだけ眉をひそめてます。多分予定にはない連れてきたお客様何でしょう。
「わたくしウィルメシア国の公爵令嬢、ナタリア・ベアトリーチェと申します」
目の前で不格好な淑女の礼をしている方を絶句し見つめます。ナタリア嬢は私の記憶が正しければ前世、ご子息様のお姉様の名前でした。同姓同名でしょうか…?目の色も髪色も違いますし。嫌な感じがよぎります。
「じゃあヴィザーク、わかってると思うけどどうゆうことか説明してくれるね?」
陛下が更に声を低くし、尋ねました。と、その時ナタリア嬢のドレスで見えなかったんですが2人の子供が出てきました。多分女の子が上の子で男の子が下の子でしょう。それでも私より何歳も上っぽいです。
あ、陛下の顔が引き攣ってます。王太子殿下は…頭をこの状況に頭痛がするというように抑えてます。この子達も知らない人でしたか…
「はい、父上。まずはご挨拶を。ほら」
「ユーリス・ベアトリーチェです。お祖父様はじめまして」
「ヴィーク・ユーズグリムです。はじめましてお祖父様」
「このナタリア嬢を妻へ迎える許可が欲しいです。見ての通りですが子供が出来たので上の子は連れ子ですがこのこヴィークは実の子です」
そうゆうことですか。だから連れてきたんですね。
「はぁ~~~~。ナタリア嬢、自国の王太子と結婚をしたのではなかったかなぁ~」
「はい。そのとおりですわ。ですがそれは昔の話ですの。もう既に破棄されてますもの」
「はぁ~~~~。もういい、わかった。後で報告は聞く。では、ヴィンセントの方の紹介に入ろうか」
「はい、父上。兄上、15年ぶりですね、お久しぶりです。では、子供たち挨拶を」
「ルキシア。以上」
えっ……自己紹介王子様終終わるの早すぎません?あ、さっきの失礼な態度でいいっていうのはこうゆうとき用ですか?なら私も合わせますよ!
「レティシアです」
「……言っちゃ悪いとは思うんだがヴィンセント、もう少し教育をしたほうがいいかもな。このままでは世の中に恥ずかしくてだせないだろう?養女も気味の悪い髪色と目だし、せめて礼儀は習わすべきだ。ルキシアはまぁ産まれながらの王族だろうからいいとして」
なんか…むかつきます。馬鹿にされました!むぅ~~!確かに同じ色の髪の人や目の色の人見たことないですが。この人血統や見た目を重視するタイプです!!
「レティー、大丈夫か?そろそろ足がきつくなってきたんじゃないか?ずっとたちっぱだからな。ほら」
足の心配がさきでした!?た、たしかに痛くなってきたかも?ではお言葉に甘えて……。
「さて、紹介は終わったね。じゃあ楽しいゲームをしようか。勝ったほうに願いを1つ叶えてあげよう。まぁ、無理なのは無理というがね。フィル」
「はい。今回は1家族つまり、王太子様一家とヴィザーク様一家で取り組んでもらおうとおもいます」
いきなりゲームですか?ちょっとびっくりです。
「レティーよくあることだよ。陛下がどれくらい何が出来るのか、いわば抜き打ちの試験だな。んで優秀だと思った人に報酬をあげる。そうゆうやつだ。けど家族なのは珍しいな」
王子様、よくあることだと言ってますが陛下は多分何か思ったからこそ即興で始めたんだと思うんです。
「緊張してるか?兄上には失礼な態度で接しても構わない」
扉が開いて入ってきたのはカッコいい人です。でも、陛下と王太子殿下と髪色だけが違います。銀髪なんですが王子殿下は金髪です。多分王妃様が金髪だったんでしょうね。
「只今、戻りました」
「うん、おかえり。ところで隣の女性は誰だい?」
陛下が厳しく目を細め隣の女性を見てます。王太子殿下もちょっとだけ眉をひそめてます。多分予定にはない連れてきたお客様何でしょう。
「わたくしウィルメシア国の公爵令嬢、ナタリア・ベアトリーチェと申します」
目の前で不格好な淑女の礼をしている方を絶句し見つめます。ナタリア嬢は私の記憶が正しければ前世、ご子息様のお姉様の名前でした。同姓同名でしょうか…?目の色も髪色も違いますし。嫌な感じがよぎります。
「じゃあヴィザーク、わかってると思うけどどうゆうことか説明してくれるね?」
陛下が更に声を低くし、尋ねました。と、その時ナタリア嬢のドレスで見えなかったんですが2人の子供が出てきました。多分女の子が上の子で男の子が下の子でしょう。それでも私より何歳も上っぽいです。
あ、陛下の顔が引き攣ってます。王太子殿下は…頭をこの状況に頭痛がするというように抑えてます。この子達も知らない人でしたか…
「はい、父上。まずはご挨拶を。ほら」
「ユーリス・ベアトリーチェです。お祖父様はじめまして」
「ヴィーク・ユーズグリムです。はじめましてお祖父様」
「このナタリア嬢を妻へ迎える許可が欲しいです。見ての通りですが子供が出来たので上の子は連れ子ですがこのこヴィークは実の子です」
そうゆうことですか。だから連れてきたんですね。
「はぁ~~~~。ナタリア嬢、自国の王太子と結婚をしたのではなかったかなぁ~」
「はい。そのとおりですわ。ですがそれは昔の話ですの。もう既に破棄されてますもの」
「はぁ~~~~。もういい、わかった。後で報告は聞く。では、ヴィンセントの方の紹介に入ろうか」
「はい、父上。兄上、15年ぶりですね、お久しぶりです。では、子供たち挨拶を」
「ルキシア。以上」
えっ……自己紹介王子様終終わるの早すぎません?あ、さっきの失礼な態度でいいっていうのはこうゆうとき用ですか?なら私も合わせますよ!
「レティシアです」
「……言っちゃ悪いとは思うんだがヴィンセント、もう少し教育をしたほうがいいかもな。このままでは世の中に恥ずかしくてだせないだろう?養女も気味の悪い髪色と目だし、せめて礼儀は習わすべきだ。ルキシアはまぁ産まれながらの王族だろうからいいとして」
なんか…むかつきます。馬鹿にされました!むぅ~~!確かに同じ色の髪の人や目の色の人見たことないですが。この人血統や見た目を重視するタイプです!!
「レティー、大丈夫か?そろそろ足がきつくなってきたんじゃないか?ずっとたちっぱだからな。ほら」
足の心配がさきでした!?た、たしかに痛くなってきたかも?ではお言葉に甘えて……。
「さて、紹介は終わったね。じゃあ楽しいゲームをしようか。勝ったほうに願いを1つ叶えてあげよう。まぁ、無理なのは無理というがね。フィル」
「はい。今回は1家族つまり、王太子様一家とヴィザーク様一家で取り組んでもらおうとおもいます」
いきなりゲームですか?ちょっとびっくりです。
「レティーよくあることだよ。陛下がどれくらい何が出来るのか、いわば抜き打ちの試験だな。んで優秀だと思った人に報酬をあげる。そうゆうやつだ。けど家族なのは珍しいな」
王子様、よくあることだと言ってますが陛下は多分何か思ったからこそ即興で始めたんだと思うんです。
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