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37話 名前貰いました!

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 あ、門番さんが慌てたように中に入っていきました。

「僕たちのことを知らせに行ったのかもね。そもそも僕たちはやろうと思えば国1個は一人で潰せるし、一生に1度姿を拝見できるか出来ないかの中々出会えないすごい存在なんだよ」

 そうなんですか?じゃ、私は運が良かったのかも知れません!皆に出会えたことは嬉しいです。

「えへへ、僕はね君のためならいつでも駆けつけるからね。君の精霊にも力を込めといたからいっぱい使っていいよー」

「ありがとう」

 それは嬉しいです。精霊さんは頑張り屋さんでいろんなことを手伝ってくれます。よく、もっと力が欲しいって言ってましたから。

「皆様、わざわざこちらまでありがとうございます。どうぞこちらへ」

 王宮内に入ったあたりで皆人型になりました。もういいんでしょうか?

「敬語は要らん。つーか疲れるだろ?別にいいぞ。」

「そう…ですか。ではお言葉に甘えさせて頂くとしよう」

 あ、部屋に入ったら男の人がペンダントをとったんですが姿が王太子殿下です!正体は王太子殿下だったようです。私、ちょっと闇の精霊王さんの後ろに隠れますね。怖くはないと思ってはいたんですが前世の記憶で若干本能が怖がってしまっています。前に見たときと同様無表情気味なひとです。

「ルキ、こっちへ。ほら、案内してあげなさい。」

「了解!」

 男の子はソファーの後ろで遊んでいたらしくいきよいよく出てきました。王太子殿下のご子息様だったんですね。

「俺はルキシア、9歳だ。お前は?」

 どうしましょう…私名前知らないです。

「あー、この前皆で考えたんだがレティシアなんてどうか?」

 ライトが考えた名前を言ってくれました。レティシア、いい名前だと思います。でも、私にそんないい名前つけていいんでしょうか。

「レティシアか!下から2文字が俺と同じでいいなそれ!レティシア、俺が王宮を案内してやるからな。まずはこっち行こうぜ!」

「レティシア、妾達は王太子と話すことがあるゆえ暫しその小僧と遊んでいると良い。王宮は綺麗な庭園があるぞ?妾も気に入っておる。良かったら見に行くと良い」

 なんと!ルナが気に入っている庭園は是非ともみたいです!あ、名前断れない雰囲気になっちゃいました。でも皆が考えてくれた名前ですしありがたく貰いますね。


 
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