6 / 25
5話 久しぶりの2人
しおりを挟む
「ほんとにどうした!?」
「うるせぇ…。」
国王は現在困っていた。
フェルトラが城に帰ってきてるところを見つけ、どうやら落ち込んでるように見えたのでとりあえずいつも通りちょっかいをかけたのだが、スルーしたのだ。
そしてそのまま部屋からでず、ベットに丸まっており国王はほんとに落ち込んでるようなのでどうすればいいか困っていたのだ。
「えーと、腹が減ったのか?それとも珍しい武器をオークションで落としてこようか?」
「別にいらん……。」
もう、この状態がかれこれ10日続いていたのだ。
「なぁ、どうした?父にだけはなしてごらん?相談に乗るから。な?」
「……………、怖くなったんだ。怒らせちまったし、探ってるのバレてたし、あの殺気だけでも死ぬかと思ったし。」
「…………息子は重症らしいな。探ってるを知ってて不快に思わない人はいないだろうし、素直に謝った方が楽だぞ?一人で行くのが難しいなら俺もついてくから、1度謝りにいこ?」
「…………確かに親父がついてきた方が説明は省けるかもな…。」
「?」
どうやらいく気にはなったらしい。
フェルトラは素早く着替えを済ませ国王を連れて外へ出た。
「どこに行けばいいんだ?」
「あー、わからん。いつも感だからな。客がいなければ見つけれるかもな。」
「??」
国王はますます状況が分からなくなり混乱した。
「やっと、出てきたか。フェルトラこっちに今日はある。僕に付いてきて。」
ルシアンはずっと王宮からフェルトラが出るのを待っていたようで店の場所まで案内してくれるようだった。
「今日は随分と路地裏だな。」
「あっちはあっちで落ち込んでるから客がそんなに入らないようにしてる。多分。」
「一体誰に会いに行こうとしてるんだ?」
唯一、状況がわかっていない国王が痺れを切らして聞いてきた。
「「レイン。」」
「あ?レインの店のレイン!?」
「あぁ。言ってなかったけな?」
「言ってない!!」
「着いたよ。」
フェルトラにとって、おなじみのドアには只今外出中の看板がぶら下がっていた。
「いねぇのか…」
「買い出し中だったかな?」
「ほぅ、ここがレインの店か。結構アンティークな感じの外観で俺は好きな方だな。」
「それはありがとう。やぁ、フェルトラ。もう来ないと思っていたよ。今、ドアを開けるよ。」
後ろから買い物袋を持ったレインが現れた。
レインが右手を近づけただけでガチャリと鍵が開く音がした。
「さぁ、どうぞ。相変わらず運いいね?今、初代国王が使ったとされる秘宝の剣があるよ。本物かは俺が保証しよう。」
店内に入ってすぐそう、レインは言った。
実のところ、フェルトラが次来るかもと期待を込めて入荷させたフェルトラ専用の秘宝の剣なのだ。
これを入荷させるのにかなりレインは苦労していた。
「あ、あぁ…。買う。もちろん買う。」
フェルトラは緊張して、喉をゴクリと鳴らしたのだった。
「うるせぇ…。」
国王は現在困っていた。
フェルトラが城に帰ってきてるところを見つけ、どうやら落ち込んでるように見えたのでとりあえずいつも通りちょっかいをかけたのだが、スルーしたのだ。
そしてそのまま部屋からでず、ベットに丸まっており国王はほんとに落ち込んでるようなのでどうすればいいか困っていたのだ。
「えーと、腹が減ったのか?それとも珍しい武器をオークションで落としてこようか?」
「別にいらん……。」
もう、この状態がかれこれ10日続いていたのだ。
「なぁ、どうした?父にだけはなしてごらん?相談に乗るから。な?」
「……………、怖くなったんだ。怒らせちまったし、探ってるのバレてたし、あの殺気だけでも死ぬかと思ったし。」
「…………息子は重症らしいな。探ってるを知ってて不快に思わない人はいないだろうし、素直に謝った方が楽だぞ?一人で行くのが難しいなら俺もついてくから、1度謝りにいこ?」
「…………確かに親父がついてきた方が説明は省けるかもな…。」
「?」
どうやらいく気にはなったらしい。
フェルトラは素早く着替えを済ませ国王を連れて外へ出た。
「どこに行けばいいんだ?」
「あー、わからん。いつも感だからな。客がいなければ見つけれるかもな。」
「??」
国王はますます状況が分からなくなり混乱した。
「やっと、出てきたか。フェルトラこっちに今日はある。僕に付いてきて。」
ルシアンはずっと王宮からフェルトラが出るのを待っていたようで店の場所まで案内してくれるようだった。
「今日は随分と路地裏だな。」
「あっちはあっちで落ち込んでるから客がそんなに入らないようにしてる。多分。」
「一体誰に会いに行こうとしてるんだ?」
唯一、状況がわかっていない国王が痺れを切らして聞いてきた。
「「レイン。」」
「あ?レインの店のレイン!?」
「あぁ。言ってなかったけな?」
「言ってない!!」
「着いたよ。」
フェルトラにとって、おなじみのドアには只今外出中の看板がぶら下がっていた。
「いねぇのか…」
「買い出し中だったかな?」
「ほぅ、ここがレインの店か。結構アンティークな感じの外観で俺は好きな方だな。」
「それはありがとう。やぁ、フェルトラ。もう来ないと思っていたよ。今、ドアを開けるよ。」
後ろから買い物袋を持ったレインが現れた。
レインが右手を近づけただけでガチャリと鍵が開く音がした。
「さぁ、どうぞ。相変わらず運いいね?今、初代国王が使ったとされる秘宝の剣があるよ。本物かは俺が保証しよう。」
店内に入ってすぐそう、レインは言った。
実のところ、フェルトラが次来るかもと期待を込めて入荷させたフェルトラ専用の秘宝の剣なのだ。
これを入荷させるのにかなりレインは苦労していた。
「あ、あぁ…。買う。もちろん買う。」
フェルトラは緊張して、喉をゴクリと鳴らしたのだった。
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
日本帝国陸海軍 混成異世界根拠地隊
北鴨梨
ファンタジー
太平洋戦争も終盤に近付いた1944(昭和19)年末、日本海軍が特攻作戦のため終結させた南方の小規模な空母機動部隊、北方の輸送兼対潜掃討部隊、小笠原増援輸送部隊が突如として消失し、異世界へ転移した。米軍相手には苦戦続きの彼らが、航空戦力と火力、機動力を生かして他を圧倒し、図らずも異世界最強の軍隊となってしまい、その情勢に大きく関わって引っ掻き回すことになる。
討たれた魔王の息子は、自らの出生を知らずに、すくすく育つ
あさぼらけex
ファンタジー
魔界の存在が、人間に知られて50年が過ぎた。
平和に暮らす魔族達であったが、勇者を名乗る人間達から、迫害を受ける。
そして魔族の王、魔王が討たれる。
魔王は我が子達に、平和に暮らす事を望む
導きの暗黒魔導師
根上真気
ファンタジー
【地道に3サイト計70000PV達成!】ブラック企業勤めに疲れ果て退職し、起業したはいいものの失敗。公園で一人絶望する主人公、須夜埼行路(スヤザキユキミチ)。そんな彼の前に謎の女が現れ「承諾」を求める。うっかりその言葉を口走った須夜崎は、突如謎の光に包まれ異世界に転移されてしまう。そして異世界で暗黒魔導師となった須夜埼行路。一体なぜ異世界に飛ばされたのか?元の世界には戻れるのか?暗黒魔導師とは?勇者とは?魔王とは?さらに世界を取り巻く底知れぬ陰謀......果たして彼を待つ運命や如何に!?壮大な異世界ファンタジーが今ここに幕を開ける!
本作品は、別世界を舞台にした、魔法や勇者や魔物が出てくる、長編異世界ファンタジーです。
是非とも、気長にお付き合いくだされば幸いです。
そして、読んでくださった方が少しでも楽しんでいただけたなら、作者として幸甚の極みです。
異世界転生 我が主のために ~不幸から始まる絶対忠義~ 冒険・戦い・感動を織りなすファンタジー
紫電のチュウニー
ファンタジー
第四部第一章 新大陸開始中。 開始中(初投稿作品)
転生前も、転生後も 俺は不幸だった。
生まれる前は弱視。
生まれ変わり後は盲目。
そんな人生をメルザは救ってくれた。
あいつのためならば 俺はどんなことでもしよう。
あいつの傍にずっといて、この生涯を捧げたい。
苦楽を共にする多くの仲間たち。自分たちだけの領域。
オリジナルの世界観で描く 感動ストーリーをお届けします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる