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覆われた心は曇天の様に
明日も生きる君と私
しおりを挟む人は脆くて儚い。と誰かが言った。
私もたしかに少しそう思うんだ。
私のような汚い気持ちを抱えている人、じゃないなら、儚くて、綺麗だと思う。
過去を嫌って、未来を嫌って、明日に願って、明日を呪って……
叫ぶような気持ちで、自分が輝ける場所で歌った。
ある日、彼が私のように暗い顔をして辛そうに生きていた彼に向けて、彼に問いかけるように優しく包むように、歌った。
私の為だった歌を、彼の為に、皆に向けて心から叫んだ。
「明日なんて、来ないでよ」と、私の魂が入った歌で
でも、気づいたんだ。私の思いばかりでは、皆に全部伝わらないって
そうしたら、何故か、友達の君に贈る歌が作れなかった。
苦しかった。眩しかった。過去なんかに囚われたくなかった。
それでも、君には明日を笑って生きていてほしかった。
出来ることなら、私も…(小さく言う)
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