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諦めきれない空と、諦めてしまった空悲しい陽光

弱り果てた一途な女神

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僕たちの光は彼女だった。
僕たちの支えは彼女だった。
僕たちの希望は彼女だった。

僕の想いは彼女だった。
────


君の死を見届けた僕は、皆とは違う。悲しみと絶望を感じた。

僕の光だった君の後を追うなんて出来やしなかった。

君の気持ちは知っていたから。こんな僕の気持ちなんて君は鬱陶しく思うよね。

君の想いは決まってアイツだったから。

君は「贖罪だから」と言って、この状況を受け入れた。

誰も今だ、この現実と痛みを受け入れていないのに、君が死んで僕は気が狂いそうだよ。

好きとか、大好きとか、愛してる。そんな言葉なんて、足りないほど僕は君の事を愛していたから。

だから、君の想い人が僕じゃないから…僕は君の遺した罪を背負うよ。

僕が、君の代わりに贖罪を譲り遂げよう。





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君の死を見届けた僕は、皆とは違う。悲しみと絶望を感じた。

僕の光だった君の後を追うなんて出来やしなかった。

君の気持ちは知っていたから。こんな僕の気持ちなんて君は鬱陶しく思うよね。

君の想いは決まってアイツだったから。

君は「贖罪だから」と言って、この状況を受け入れた。

誰も今だ、この現実と痛みを受け入れていないのに、君が死んで僕は気が狂いそうだよ。

好きとか、大好きとか、愛してる。そんな言葉なんて、足りないほど僕は君の事を愛していたから。

だから、君の想い人が僕じゃないから…僕は君の遺した罪を背負うよ。

僕が、君の代わりに贖罪を譲り遂げよう。

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