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全てを諦めてしまった空、諦めないといけないと感じた空模様
願泣
しおりを挟む「大丈夫」そう君は誰にも聞こえないように、毎日呟く。
朝起きて、ご飯を食べて、支度をして、会社に行って、ご飯を食べて…
この一日を淡々と何度も繰り返す君を、僕はちゃんと見てるよ。
君の焦った顔は、強ばっていて…それでも、上司の人や部下の人に見せないよう、笑顔を作りながら心の中で必死に「大丈夫」なんて呟いてる。
それを見てて、僕は君をどうにか助けてあげたくて…
でも、何も出来なくて…僕に出来ることなんて、そばに居る事と、君が呟く言葉を聞いてあげる事しか出来ない。
僕が君と喋れなくなった時から、君はずっと泣かなかったよね。
僕の最期の時でさえ、君は泣かないように無理やり微笑んでた。
もう、いいよ。
沢山泣いて、
次の恋愛をして下さい
応援ありがとうございます!
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