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哀しさも悲しさも辛さも苦しさも覆われる雨雲
時をくれた君
しおりを挟む私の心、それは貴方に向かっていた。
私の心臓、それは音が消えかけていた。
私が貴方を見つけて
貴方は私の心を奪う
その、はずだった…
沢山の一定した音と共に、私は目を開ける。
私を魅せたのは、貴方だった。
だから、私は貴方に心をあげるはずだった。
なのに、なんでだろ…
痛みがある。苦しみもある。暖かさがある。
なのに、なんで…貴方の心が私にあるんだろ…
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設定の様なもの
貴方を、知った私。
段々話していくうちに、想いを寄せる2人は心臓が悪かった。(もしくは、貴方だけ悪かった)
私は、貴方に心臓をあげる予定になっていた。それは、夫婦になったからなのかもしれない。
私は、病状が良くなって外出許可が出たので、貴方の好きなプリンを買ったり…など、お土産を持って病気に行くはずだった……。
目が覚めると、私は病気のベッドに寝ていた。
それは、病状が悪化したから…か、事故を起こしたか…のどちらかだった。
貴方を探した。部屋の隅から隅まで…、だけれど両親や貴方の両親がしんみりと、泣いていただけだった。
医者が貴方から私へ渡すようにと言われた時計を貰った。
それを意味したのは、貴方が亡くなったと言う事だった。
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作者の独り言
今回の台本は、『受け渡す時を』という台本と対になっています。
対というよりも続き物みたいな感じです。
男女兼用ですので、必ずこの性別でないとというのはないので、ご安心ください
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応援ありがとうございます!
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