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強まる想いが光る葉
太陽な君とひこうき雲の僕
しおりを挟む君に会おうと思ったら、今日は雨だった。別に傘をさしたらいいだけなのに、要件も用事もないからやめたんだ。
きっと君は僕がいなくても大丈夫だから。
君に会おうと思ったんだ。ずっと晴れだったから元気がないんじゃないかって。
でも君からのメールはいつも元気に返事をするから僕はお節介になってると思ったからやめたんだ。
ずっと君は僕より上手だから辛くても楽しくても自分で収まっちゃうから。
僕がいなければ君は生きていたのだろうか。
そんな問いを自分自身に投げても、君が返事をして僕に「いらない」と投げてくれる事もしない。
僕に都合のいい言葉ばかり言ってくれる君を信じるのが怖くて、それでも1人がいいとも思えなかった。
ずっと君がいないと僕が壊れちゃうから。
「ありがとう」なんて言いやしないよ。君がくれる言葉の雨が、生暖かく優しくて打たれると苦しくて泣いちゃうから。
僕がちっぽけなんだって分からされてるみたいだから。
どうせ君がいなくなったら僕は立ち上がれないんだろうな。君が空っぽでどす黒いものでいっぱいの僕を見て「綺麗」と言ってくれるのが、どうしても辛くなっちゃう僕を、何も期待してくれないでいてくれる君が手放せなくなってきてる。
もう何もいらないなんて言えやしないじゃないか。
もう嫌われていいなんて言えやしないじゃないか。
絶対になんてもう言えないじゃないか。
君に会いに行けばよかった。
僕には何もないんだって思わされてる気がして、苦しくなった。
きっと君なら僕を1人にしないって言ってくれるから、今なら僕も君に言葉を返すことが出来る気がするんだ。
こんなに弱っちくてなにも君にしてあげられないけど、それでも君に何かを返すことが今日は出来るはずだった。そうだと思う。
けど、君がここに居ないならもう意味が無いじゃないか。
だから、
離れないでよ。
僕から離れないで。
僕を離さないでよ。
僕も、離さないからさ。
だから、
だから、いなくならないで。
僕を1人にしないでって言わないから。
だから、離れないでよ。
もう、君を離さないから。
僕は言う。
今日はとても幸せです。
雨が降ってきましたね。
明日は晴れますか。
星が綺麗ですね。
虹が綺麗ですね。
夕日が綺麗ですね。
海が綺麗ですね。
暖かいですね。
気づいてくれるまで僕は言うよ。
だから、離れないで。
離さないから。
隣に並んでいけないとしても、それでも離さないから。
だから、一緒にいて。
君を護ることなんて出来ないかもしれないけど、それでもそばに居るよ。
離さないよ。
離れないから。
泣いていいよ。
一緒に泣くからさ。
離さないでね。
もう、
離れないから。
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