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強まる想いが光る葉
ごめんね。こんな喧嘩ばっかな恋人で。
しおりを挟む「別にいい」そう言って、私は君と暮らす小さな部屋から飛び出した。
小さな事で揉めて、何故か喧嘩ばかりの私たちには喧嘩癖が付いたのか、何度目かの喧嘩になった。
すぐ帰るつもりは無いけど、すぐ帰るんだろうなと私は何処か分かってた。
それが、何故か癪で反抗的になってしまう。
メールの通知で足を止めた。
もう怒ってないみたいな雰囲気がする内容は、どう返信したらいいか困り果てる。
別に、嫌いじゃないから
別に、好きがマンネリした訳じゃないから
だから、どう送るかなんてまだ答えなんて見いだせない。
そんな私に、大きな音と共に身体が飛ばされた。
スローモーションの中、考えてたのは君だった。
「ごめん」なんて、返せないかもしれない。
でも私は、もう打ってあった文字に手を伸ばした。
最後の言葉がこんなので、ごめん。
【愛してる】
┄┄┄┄┄┄┄┄┄
アイツと何度目かの喧嘩をした。
しょうもない揉め事だった。
休日に仕事が入って遊べなくなった事に揉めただけだった。
アイツは「もういい」と、怒鳴って部屋から出ていった。
頑固なアイツは、俺から謝らないと帰ってこない。
大分冷静になって、「今からでもうちで何かしよう」そんな事をメールで送る。
きっと、少し不機嫌で「ばか」なんて言いながら俺の胸に来るんだろうな。
そんな事を考えながら、俺は部屋の片付けと何するかを考える。
返信が来て、何故か送られたその言葉は俺に不安を煽った。
「そういうとこ本当に嫌いだけ」
そんな文章で終わった後、返事は返って来ず時間ばかりが経った。きっと何かに見とれて遅くなってるのか、何か返事の出来ないことが起きてるのか…そんな事を考えて初めて不安ばかりが募っていった。
痺れを切らして、アイツを探しに外に出て走り出すと、1つの救急車とパトカーが並んでいた。
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