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第20章『今、目の前にあることが真実』
しおりを挟む押し倒された長椅子(ソファ)は、横幅も
広く大きいので、窮屈ではない。
「ん……ぁ」
抱きしめてくる長い腕。逃げられないように、
長い脚もサーヤの脚に絡みついている。
「これで5回目だ」
「……えっ」
「今日のキス」
一度、唇を離して触れた分も計算されている。
サーヤはセイの唇に人差し指を押しつけた。
「あんまりしたら、駄目」
「……可愛いことされると、
余計に発情むらむらする」
むらむらなんて、言われて顔が一気に赤くなった。もはや、キスで熱くなったのか、
熱に酔わされたのか分からない。
ゆるやかな抱擁をされている。
キスは、交わしていてもまだ先へは進んでいない。
「白馬の憧れなんだけど」
「馬乗りが希望なら言え」
「ぐはっ……そうじゃなくて!
人の話を真剣に聞いてほしいの」
今なら、雰囲気を殺そぐこともない。
背中に回された腕が、肩から背筋までの
ラインを撫でては、指先で擦っているだけ。
甘い罠が、執行されているようだ。
衣服を着たままのセイは、サーヤの白い素肌を愛でている。
「神殿の扉が開かれて、花婿が白馬に乗って
登場というのも憧れたのよね! 」
「そんな夢ばかり見ていたのか。
清々(すがすが)しいほどに乙女だな」
「馬鹿にした?」
「立場がなければ叶えてやってもよかったんだがな。今度は二人きりで挙げるか、結婚式」
「……無駄な浪費はよくないわ」
「お前が、正妃であるのを誇りに思う」
「……そうあれるように頑張るの」
背中を抱きしめる腕の力が、強くなった。
「お腹が当たって、苦しくない? 」
「まだ大きくなってないだろうが」
くすっ、と笑った。
「さっきのヤッてもいいんだよな。
やり方を考えれば」
「……!? 」
「お前のせいだ。欲情煽ってんのに気づけ」
「……っ……ああん……」
手のひらでふくらみをこねた後、
背中にキスが落とされた。
セイの唇の形まで、感じる。
腰に突きつけられいる凶暴なモノに、うめく。
(欲しいなんて言えない……私は今)
「欲に抗あらがうのは、身体によくない」
「……っ、あ、だめっ」
後ろから回された手に乳首をぎゅっと、ひねられた。
「感じやすいのは、感受性の強さゆえか? 」
こりこりといじられて、硬く立ち上がっていく。下腹部では、潤う気配もした。
「……次は制裁かな」
「はぁ……っん」
乳首が、褥に触れる。擦れて痛い。
揉みしだかれる乳房。
セイの荒い息が、耳元に触れる。
耳たぶを噛んで、食む。
唇以外にしたものも数えたら、キスは数えきれない。
「セイの顔が見えないの嫌」
不安になる。
彼がどんな表情で、触れているのか見えないのは、辛い。
「わがままな女だ」
「私の顔も見てほしいの」
どきどきしても、視線を絡めていたい。
抱き上げられて、慎重に運ばれる。
寝台(ベッド)の上に、下ろされた。
燭台の明かりの中、セイが着ていたものを脱ぎ捨てる。
(きらびやかな衣装より、ありのままの
あなたが、好きよ……
私がやらしいのだとしても)
「あなたの顔、見たいけど、あんまり
見つめられると、落ちちゃう」
「とっくに落ちてんだろうが」
覆いかぶさってきたセイを抱きしめる。
胸板に乳房が挟まれて、体温が重なって肌がまた熱くなった。
肩に手のひらを添えてしがみつく。
「……あ、そんな、不埒な真似は」
下腹部に指が差し入れられる。
性急な仕草は、彼の飢えを思い知らせるかのよう。つぷ、と水音が立ち欲情を教える。
「こんなにびしょ濡れだぞ」
「はぁ……っ」
突き立てられた指と、蕾を弄いじる指。
唇は、乳首を引っ張っては、放す。
舌で吸われると、胎内(ナカ)が疼き、蜜となって溶け出す。
「あ、あ……」
「初夜くらい大目に見ろよ。
またしばらく我慢するから」
セイの言葉に頷く。
快楽に踊らされて反応なんて難しかったけれど。
「成敗してくれていいのよ」
「制裁だ。褥なら何度でも
逝(い)かせてやるよ」
(しまった! 成敗なんて言っちゃった。
って、どんな切り返し! )
セイの背中に腕を回し、背中を撫でた。
肩口の骨ばった部分から背筋をたどる。
滑らかだった。
汗ばんだ肌はしっとりとしている。
「愛撫とは、恐れ入る」
「……きゃぁ」
奥で、指が折り曲げられた。
擦ると彼に絡みつくその部分。
「すげぇ、締め方。俺の指を食うつもりか?」
「はぁ……んっ」
指の出し入れの速度が早まる。
乳房は、セイの手のひらで形を変える。
蕾に蜜を撫でつけられて、陥落した。
汗が、首筋に落ちてくる。
「さっき浅い眠りの中で変な夢見たの」
目が覚めると、腕枕をされていた。
セイの反応はない。
聞いてくれているのだろう。
「東国が舞台で女の子と男の人が出てきたんだけど、あなたと私に似ていたのよ」
「ふむ。俺に似ている男はどうでもいいが、
サーヤに似ているなら気になるな。
清純可憐な美女だろうし」
「私なんかよりとっても綺麗で、優しそうな女の子だったわ。
あ、男の人もとんでもなくかっこいいのよ!
美男美女だったのよ」
うっとりしていると、セイが怒気をはらんだ声を出した。
「お前は俺が惚れ込んだ女だ。
卑下すんな! それと、俺の方が
確実にいい男だ。よその男を褒めんな! 」
夢で見ただけなのに、激しく嫉妬された。
「……あなたに似ていて、かっこよかったのよ。色が白くて掘りが浅かったけど」
サーヤが微笑みかけるとセイは、うっ、と怯んだ。
「……舞台と人物はわかったが、内容は? 」
「切なすぎて、苦かった。女の子は、
男の人が大好きで、愛が欲しくて
たまらないのに、男の人は、身体を
重ねても、肝心なことは何も言ってくれなくて」
(見た目もだけど、目の前のセイとも似ている気がした。冷酷な頃の彼と)
「俺に抱かれるの好きだろう? って言ってたわ。それに対し彼女は、泣きそうな声で好きって返したの」
「何だ、その鬼畜! 死ね! 無垢な乙女を
たらしこむなんて悪魔だな。
俺よりも地獄行きがふさわしい」
自分を遠くの棚にあげるとは、ほんの少しだけ呆れてしまう。
(同族嫌悪でしょ)
「彼は苦しそうな顔してたし、逃げてるだけなんじゃないかしら。深入りするの怖いのよ」
「たかが、夢に感情移入しすぎだ」
「うん。でも私達に似てる二人だったから、
幸せになったら嬉しいなって。
続きの夢も見たいわ」
「俺が現実で幸せな夢を見せてやるから、
トリップは無用だ」
「ん……」
唇が重なる。
肩口を甘噛みされる。
ゆっくりと腰を押し進められた。
(いけないことをしてるみたい)
「しょうがねぇな、俺も。
胎内(ナカ)に入りたがるなんて」
腰が押しつけられる。
ず、と身体に振動が響く。
乳房は、唇で愛されて唾液にまみれている。
大きな掌(てのひら)が、乳房を掴む。
繋がった場所に長い指があてられた。
「……ふぁっ……ん」
「好きだよ、サーヤ」
指が、蕾を押しつぶす。
濡れた感触が、しびれを引き起こす。
セイの腰の動きが早くなる。
「1人でイけ」
奥を貫かれながら、乳首を噛まれる。
意識が、急速に遠ざかっていく。
繋がりが、解かれる。
熱い体液が、腹部に吐き出されるのを感じて、意識が完全に飛んだ。
まどろみから抜け出すと、
背中を向けているセイは眠っているようだった。
「結局、優しすぎるのよ。あの子の彼より優しいんじゃないかな」
サーヤは微笑む。
言葉で追いつめるにとどめてくれたから、してあげたくなった。
一人で昇りつめるなんて、
しなくていい。背中から、腕を回す。
「あなたを愛してもいい? 」
「……愛してくれているだろ」
「あなたのたくましいソレを愛してあげる」
「普段は惚ぼけたフリしてんのか」
「振りなんてできないわ。それに元々惚(ぼ)けてもないし」
「……手に負えんな」
サーヤは、セイの答えにふふっと笑って、腰に腕を絡ませた。
サーヤの肌の色より濃い。
褐色の美しい肌だ。
セイは、身体の力を抜いてサーヤに身を任せている。
萎えかけた肉欲は、指を沿わせるとぴく、とうごめいた。
両手で包み込み擦っていると次第に膨張していった。
反り返ったモノは、長大だ。
(声が出るのしょうがないわよね)
「……っ、てめぇ」
「痛かったりした? 」
「それ以上は、やめとけ」
「……嫌な気持ちになってたらごめんなさい」
しゅん、とした。
セイは、サーヤを抱いてくれても、自分が慰められるのは好きじゃないのだ。
(本当はそうだったのね)
「気持ちよすぎて、出そうになるからやめろと言っている。お前を汚したくはない」
「あなたが気持ちよくなってくれたら、私は嬉しいの」
「……好きにしろ。責任は取れないからな」
掌で擦っていたソレを口に頬ばる。
「……んむぅ」
サーヤの小さな口では全部を包み込むことはできないから、途中までだ。
圧迫感はあるが、愛おしくて汚らわしいとも思わない。
先端からくびれまで舌を絡めて吸う。
夢中で、愛していると、苦味を帯びた液体が漏れてくる。
潤んだ眼差しをセイが、切なげに見ているのを知らずに、
夫の肉体を癒そうと努めていた。
「……っ……くっ」
かすれたセイの声は、怖いくらい妖艶だった。
サーヤの口から、腰を離す。
引き抜かれたソレは、新たな熱を吐き出した。
真新しい初夜の褥が、情欲で濡れた。
夜明け前、目を覚ますとセイの腕の中にいた。
しっかりと包(くる)まれている。
「今更だが、身体は平気か?」
「何ともないわ」
「やっぱり一緒に寝ない方がいいかもな。
子が生まれるまで……あと半年間」
「やだ」
胸板に頬を擦り寄せる。
「寂しい……」
「……危険を冒してまで、せんでいい」
「……男の人を癒してくれる女性のお店に行ってもいいわ。
ハレムに第二王妃を迎えてもいいし」
「お前以外を触りたくもないと言っただろうが。
終(しま)いには切れるぞ」
「じゃあ、一緒に眠りましょ」
「……ったく、しょうがねぇな」
頭を撫でる手つきが、優しくて、
ほっとしたサーヤは、眠りに落ちた。
「……やばいな、本気(マジ)で」
セイの独り言が、宙に溶けた。
夫婦になって、初めての朝サーヤはセイに起こされた。
「おはよう、サーヤ」
まどろんでいたサーヤは、にへらっと笑った。
「……おはよー」
セイは着替え終わっている。
「……サーヤは寝ぼけていても可愛いね」
(唇を舐めてた)
「……結婚と戴冠が済んだ翌日だが、まだまだ忙しいんだ。
申し訳ないが寝坊は諦めてくれるかな」
(……申し訳ない!?)
「……自覚が足りなかったです」
「昨日は疲れていただろうし、気にしなくていいんだよ。
さぁ、朝食を食べようか」
「……はい。起きますので」
ぶるぶる震えだした。
セイが、人格を使い分けている。
見た目的には、とても似合う口調だが、
ガラが悪いのに慣れ親しんでいるから恐怖を抱く。
手を引かれて、起き上がる。
貴族的で優雅な微笑みから目をそらす。
「セイさま……ええと」
そう呼んだほうがいい気がした。
「セイでいいんだよ。俺は国王である前にサーヤの夫なんだから」
「嬉しい……」
「着替えが終わるまで、向こうに行っているから済んだら呼ぶんだよ」
「わかりました」
奇妙に紳士的なセイに、サーヤはあの日とは違うめまいを感じた。
着替えを済ませると、名前を呼んだ。
にこやかに微笑みながらセイが戻ってくる。
「着替えが終わりました」
「髪をといてあげようか。
食事の後で化粧もしてあげるよ」
「あなたがすることじゃないわ」
「妻の世話をしたい夫心を分かってほしい」
「お、お願いします」
豹変したセイは、何かのスイッチが入ったのだろうか。
確かに口調は変えて喋るところはあったが、これはまた違う。
髪をとかれながら、サーヤはびくびくした。
「やっぱり頭が痛くて、お酒飲まなかったの?」
「サーヤに酔いしれてるから、いらなかったんだ」
「か……はっ」
「どうしたのかな。悪阻(つわり)なら、
ここに洗面用具があるからね。
気にしないで使いなさい」
金盥(かなだらい)が差し出された。
「大丈夫なの! 朝食にしましょう」
テーブルに向かい合って座る。
威厳を大事にしているはずの国王陛下は、サーヤに給仕をしてくれた。
朝食後は、姿見の前に座った。
「……本当は化粧した姿も素顔も誰にも見せたくないんだ。
誰かがサーヤを奪いたいなんて
考えたらと思うと、恐ろしくてね」
「……そんな人いないから」
「自覚をしないといけないよ」
むず痒さを覚えた。
化粧道具を手にしたセイが、サーヤの側に立っている。
セイは、慣れた手つきでサーヤに白粉(おしろい)を叩(はた)き、瞼(まぶた)に
彩りをくわえた。
唇は、薄い桃色に色づけてくれた。
(私より上手いし女官に手伝ってもらうより、
上手いような……。何でこんなに慣れてるの?
早いのに荒いわけじゃなくて丁寧だった。
時々流し目をくれるのは、気になったけど)
「あの!」
「ん?」
「どうしてお化粧が上手いの?
私に合う雰囲気にしてくれてるわよね」
「昔、従姉妹が王宮に住んでいた頃に、
兄ぶってやってあげてたら覚えたんだ」
「アイリ姫のファーストキスを奪ったの?
しかも、すごく濃厚だったって」
「……若気の至りだよ」
(若気の至りなんだ……)
「何歳頃のことなの? 」
「初めて女を知った15の時だ。12年前だね」
「……それ以上は結構です」
「知りたいなら教えてあげるよ。
君は妻だから知る権利がある」
(君……!? )
「……恋愛だったかどうかだけ教えて」
「最初は性教育だよ」
「ひぇぇ……! 」
「驚かせたかな?
王族の男は、実践で学ぶしきたりがあって、
従わなければならなかったんだよ」
これみよがしな溜息をつくセイに、サーヤは、から笑いした。
「それからは、自分が気に入った女性と
褥を共にしたよ。もちろん……」
嫌な話の予感がしたので制止をかけた。
「もう、結構です!」
「おや、刺激が強かったかな。
いつまでも生娘みたいだね、サーヤは」
「一つ聞きたいんだけど、どうしちゃったの?」
「今、目の前にあることが、真実だよ?」
髪には、リボンが飾られていく。
セイが街で買ってくれたものだ。
「公式の場では、ティアラだけど、
普段は堅苦しいからね」
「ええ。お化粧もしてくれてありがとう」
「お礼を言われるほどでもないよ」
神々しささえ感じる微笑だった。
「今日はスケジュールいっぱいなの? 」
「昼食まで王宮内を二人で散策しよう。
デートだよ。心が躍るね」
「デート」
「昼食後は盛装に着替えて、国民の皆さんに
ご挨拶。これが、今日のメインイベント」
疑問が生まれた。
いつまでこのキャラでいくんだろう。
(お身内の方々は、セイの素をご存知なのよね?
国民の皆さんは、分からないだろうけど。
昨日の夜に欲情(むらむら)するって
言ってた時とは明らかに別人よ!)
「……頑張ります」
「一緒に頑張ろうね」
差し出された手を掴む。
怯えきっていたが、表に出ないよう気をつけた。
王宮内を歩いていると様々な人達とすれ違う。
女官、衛兵、召使い。
「肖像画の間にでも行くかい? 」
誘われるまま肖像画の間を訪れた。
「……歴代の国王陛下と王妃殿下の肖像画が
並んでいるのね。素敵だわ」
肖像画は、奥へ行くほど古いようだ。
前国王のものは若かりし頃と、二枚飾られている。
成婚した当時のものは、美しい王妃さまと共に
描かれていて切なくなった。
(セイはお父様似だと思っていたけどお母様に似ているのね。
涼し気な目元や艶めいた口元がそっくり)
肖像画を見ていると、セイの視線を感じた。
見下ろされるのは普段からだが、どきどきが半端ない。
(浮気じゃないわ。同一人物だもの)
「もうすぐ、俺と君の肖像画も並ぶからね。
君のお腹が目立たない内に、描いてもらおう」
「……楽しみにしています」
「丁寧語なんて使わないで。
距離を感じて寂しくなるよ」
「私、あなたに丁寧語なんて使ったことが
なかったわよね。身分が違いすぎたのに」
「それが、嬉しかったんだ。俺がサーヤに落ちたのは、
身分なんて関係なく素の俺と接してくれたからだ。だから悲しいこと言うな」
そんなふうに感じてくれていたことが、何よりも嬉しい。
「う、うっ」
「君の涙は、真珠(パール)のように、美しいね」
セイは、再び仮面をかぶった。
手巾で頬の涙を拭う気障(きざ)な振る舞いによろめく。
(これって甘い罠……なの?)
ふらついたサーヤは広い胸に抱きとめられた。
普段から麗しい瑠璃色ラピスラズリの瞳とか、
殺し文句は言われていたが、
口調が違うだけでこんなに雰囲気が
違うなんてと戸惑う。
抱きとめられた腕の力は、ゆるやかだった。
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