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第2章
第28話 騎士王の部屋
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――三日前。
「プロクスは退官し、国を出て行く。それで良いね?ライラ」
常なら伏せっている父が、今日はよくしゃべった。
ライラはその内容もさながら、それにひどく驚く。
「プロクスは、我々のわがままに付き合わせて、この国のために残ってくれた……」
オリオン王は静かに呟く。
「しかし……父上。帝都から出たら、プロクスはただでは済まないのでは?あのウルカヌス将軍を敵に回したのでしょう?」
この時点で、ライラはテルーの事情を知らなかった。あまりに慌ただしく、事は進行していた。
「……プロクスを、切り捨てるのですね」
オリオン王は静かに頷く。ライラは絶句した。
「ライラ。プロクスには従属の魔法が掛けられている。それを皆の前で解くんだ。それしか、プロクスを守る方法はない」
オリオンは言い、ライラの手を握る。
「プロクスは逃げ切る。私はそれに賭ける」
そうして、ライラの中に従属の魔法の――ありとあらゆる、【夜】だけが行使することができる魔術の情報が流れ込む。
その圧倒的な量に、ライラは目眩を起こして父の手を思わずぎゅっと握りしめた。
「お願いだ、ライラ……私の分まで……」
その手がとても熱かったのが、強烈に記憶に残る。
竜が現れ、プロクスが出ていったことを告げると、父はうっすら微笑んだ。そして、宰相を呼び寄せるとライラに王位を譲ると宣言した。
それから、オリオンはずっと眠ったまま。
母と弟は、事件があってからシュトレオン侯爵家に身を寄せている。
(情報が、圧倒的に足りない。何が起きている。これからどうしたらよいのだ)
ライラは、現在プロクスの部屋にいた。
外は危険と言われ、半ば閉じ込められていたが、彼女は隠れんぼの才能がある。新たにつけられた護衛の目をあっさりとかいくぐり、侍女と共にプロクスの部屋に堂々と押し入り――否、入室した。
あれから魔術師により調査され、この部屋に危険はないと判断された。
ただ、書類などはほとんど持ち去られている。ライラがこの部屋から見つけられるものはないだろう。
彼女はプロクスの座っていた椅子に触れ、机の上を見る。
そこには小さな木彫りの人形や、丸い夕焼けのような琥珀が置かれている。木製の小さな額の中には、下手くそなロバの絵。ライラが小さい頃にプレゼントした絵だ。
急に寂しさがこみ上げてきて、ライラはプロクスの真珠のブローチを握りしめる。
「陛下、魔術師によってこの部屋は捜索された後とはいえ、長時間いるのは危険ですよ」
壁に控えていた侍女が二人、心配そうな顔をする。
開け放たれた扉の外――結界が張られた向こうからも、複数の騎士がこちらを伺っている。彼らは元神殿兵だ。イオダスが王宮に入ってから、親しい騎士たちは皆遠ざけられた。
「わかっている」
何か、残していないかと、ライラは【夜】を発動させる。通常見えぬものでも、ライラの目なら気づく。
――ライラの眼前を、一羽の光る鳥が横切った。
それを目で追うと、その鳥はくるくると天井を旋回し、壁に吸い込まれていった。
「待って!」
急に叫んだライラに、侍女が驚く。一人が駆け寄ろうとしたが、もう一人が制する。
ライラは、一見何もない壁の前に立った。
だが、【夜】には見えるのだ。そこに、秘密の印――白い花を散らした紋様があることが。幾つも訊ねた地方の神殿で、ライラはこの印があることに気づいていた。それは通常人には見えぬもの。女性や子どもにのみ、開かれる扉の印。
ライラは、侍女から聞いた言葉をそっと囁いた。
「――ハルディア・エステル=サンクトランティッド。私をここに迎え入れて」
果たして、扉は開いた。
真っ暗闇の向こうには、光る白い鳥がいる。
ライラを待っているからのように、その場で羽ばたいている。背後からの制止の声を無視して、彼女はその部屋に入っていった。
「あ……?」
ライラは、目の前に広がった光景に首を傾げる。
温室に迷い込んだのかと思う。壁から天井は不透明のガラスで、緑が透けて見える。室内にはたくさんの骨董が配置され、まるで宝箱のようだ。
一際明るい場所に進むと、そこに壁はなく、色とりどりの花が咲き誇る庭をのぞむ。そこには丸いテーブルと椅子が二脚あり、その一つには肖像画が置かれていた。
ライラが何の気もなしにその絵を見ると、思いがけず美しい女性が描かれていた。
白に近い、金色の長い髪。優しく笑みを造る口元。何より美しい、オパールのような美しい瞳。白い衣装をまとい、かすみ草の花束を抱え、まるで花嫁のよう。
でも、何より気になるのはその胸のブローチだ。スズランのブローチは、今ライラが身につけているものとうり二つ。
「もしかして……お母さん?」
プロクスの弟子である、テルーによく似た美貌の女性。だが、テルーと圧倒的に違うのは、そのあたたかい眼差し。
一度だけ会ったことのあるテルーは華やかな笑顔をしていたが、その目はちらとも笑わず、氷のように冷たかった。
テルーは親戚の娘だと聞いている。母方の血筋なのだろうか、とライラは考えを巡らせた。
『そこにいるのは誰かな?ロバ騎士じゃないね』
突然響いた声に、ライラはびくりとした。部屋のどこからか、かたかたと何かが揺れる音が聞こえだした。
ライラは【夜】を発動して音の発信源を探った。それは箪笥の中からで、その引き出しを開けると小さな黒い箱が入っている。螺鈿で飾られた、豪華だがかなり古いものだった。【夜】の目で見ると、中で小さな何かが動き回っている。
『息がつまりそうだ!ここから出しておくれ』
切羽詰まった声に、ライラは思わずその箱の蓋を開けてしまった。
そこにいたのは一匹の蜥蜴。
蜥蜴の鱗は不思議な色をしていて、まるで玉虫のようだった。にゅっと箱から飛び出すと、ライラの腕にしがみついた。
『これは珍しい。ロバ騎士以外の【夜】は久しぶりに見た』
蜥蜴は楽しげに話しかけてくる。大きな黒い目は可愛らしい。だが、それよりも気になることがあった。
「プロクスが【夜】だとお前は知っているのだな」
『そうだよ。君はこの国の王サマなのに知らないのかい。それともまだ王サマじゃないのかな』
「そうだな。私は王だが、まだ何も知らないんだ。教えてくれるのか、君は」
『オイラは【商人】だよ!対価がなけりゃあ教えられないさ』
「お前が【商人】?」
ライラは顔を歪ませ、蜥蜴を勢いよくはたき落とした。
『こりゃひどい。なんで急に邪険にする?』
蜥蜴はべっと棚に張り付いた。
「プロクスが【商人】と関わってはならないと言ったんだ。個人で取引はしてはならぬと」
『どうして?オイラに頼めばすぐに済むものを。そうだね、君の美しい黒髪を一房だけで良い。そうすれば、何でも教えてあげる。【時の王】ほどじゃないけれど、オイラだって力がある』
「その割には閉じ込められていたじゃないか」
『よくあることだ。オイラは蜥蜴。ひらひら飛んでるロバ騎士の【商人】を食べそうになっただけさ』
「怒って当たり前だ!」
『我々は、互いが商売敵だ。誰もが早く、楽園に行くための船がほしいのさ。そのために、他人を利用する。願いを叶えて力を得るんだ』
そして蜥蜴は、その体を波打たせて彼女を見る。
『だから王サマ、オイラと取引しようよ』
――三日前。
「プロクスは退官し、国を出て行く。それで良いね?ライラ」
常なら伏せっている父が、今日はよくしゃべった。
ライラはその内容もさながら、それにひどく驚く。
「プロクスは、我々のわがままに付き合わせて、この国のために残ってくれた……」
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オリオンは言い、ライラの手を握る。
「プロクスは逃げ切る。私はそれに賭ける」
そうして、ライラの中に従属の魔法の――ありとあらゆる、【夜】だけが行使することができる魔術の情報が流れ込む。
その圧倒的な量に、ライラは目眩を起こして父の手を思わずぎゅっと握りしめた。
「お願いだ、ライラ……私の分まで……」
その手がとても熱かったのが、強烈に記憶に残る。
竜が現れ、プロクスが出ていったことを告げると、父はうっすら微笑んだ。そして、宰相を呼び寄せるとライラに王位を譲ると宣言した。
それから、オリオンはずっと眠ったまま。
母と弟は、事件があってからシュトレオン侯爵家に身を寄せている。
(情報が、圧倒的に足りない。何が起きている。これからどうしたらよいのだ)
ライラは、現在プロクスの部屋にいた。
外は危険と言われ、半ば閉じ込められていたが、彼女は隠れんぼの才能がある。新たにつけられた護衛の目をあっさりとかいくぐり、侍女と共にプロクスの部屋に堂々と押し入り――否、入室した。
あれから魔術師により調査され、この部屋に危険はないと判断された。
ただ、書類などはほとんど持ち去られている。ライラがこの部屋から見つけられるものはないだろう。
彼女はプロクスの座っていた椅子に触れ、机の上を見る。
そこには小さな木彫りの人形や、丸い夕焼けのような琥珀が置かれている。木製の小さな額の中には、下手くそなロバの絵。ライラが小さい頃にプレゼントした絵だ。
急に寂しさがこみ上げてきて、ライラはプロクスの真珠のブローチを握りしめる。
「陛下、魔術師によってこの部屋は捜索された後とはいえ、長時間いるのは危険ですよ」
壁に控えていた侍女が二人、心配そうな顔をする。
開け放たれた扉の外――結界が張られた向こうからも、複数の騎士がこちらを伺っている。彼らは元神殿兵だ。イオダスが王宮に入ってから、親しい騎士たちは皆遠ざけられた。
「わかっている」
何か、残していないかと、ライラは【夜】を発動させる。通常見えぬものでも、ライラの目なら気づく。
――ライラの眼前を、一羽の光る鳥が横切った。
それを目で追うと、その鳥はくるくると天井を旋回し、壁に吸い込まれていった。
「待って!」
急に叫んだライラに、侍女が驚く。一人が駆け寄ろうとしたが、もう一人が制する。
ライラは、一見何もない壁の前に立った。
だが、【夜】には見えるのだ。そこに、秘密の印――白い花を散らした紋様があることが。幾つも訊ねた地方の神殿で、ライラはこの印があることに気づいていた。それは通常人には見えぬもの。女性や子どもにのみ、開かれる扉の印。
ライラは、侍女から聞いた言葉をそっと囁いた。
「――ハルディア・エステル=サンクトランティッド。私をここに迎え入れて」
果たして、扉は開いた。
真っ暗闇の向こうには、光る白い鳥がいる。
ライラを待っているからのように、その場で羽ばたいている。背後からの制止の声を無視して、彼女はその部屋に入っていった。
「あ……?」
ライラは、目の前に広がった光景に首を傾げる。
温室に迷い込んだのかと思う。壁から天井は不透明のガラスで、緑が透けて見える。室内にはたくさんの骨董が配置され、まるで宝箱のようだ。
一際明るい場所に進むと、そこに壁はなく、色とりどりの花が咲き誇る庭をのぞむ。そこには丸いテーブルと椅子が二脚あり、その一つには肖像画が置かれていた。
ライラが何の気もなしにその絵を見ると、思いがけず美しい女性が描かれていた。
白に近い、金色の長い髪。優しく笑みを造る口元。何より美しい、オパールのような美しい瞳。白い衣装をまとい、かすみ草の花束を抱え、まるで花嫁のよう。
でも、何より気になるのはその胸のブローチだ。スズランのブローチは、今ライラが身につけているものとうり二つ。
「もしかして……お母さん?」
プロクスの弟子である、テルーによく似た美貌の女性。だが、テルーと圧倒的に違うのは、そのあたたかい眼差し。
一度だけ会ったことのあるテルーは華やかな笑顔をしていたが、その目はちらとも笑わず、氷のように冷たかった。
テルーは親戚の娘だと聞いている。母方の血筋なのだろうか、とライラは考えを巡らせた。
『そこにいるのは誰かな?ロバ騎士じゃないね』
突然響いた声に、ライラはびくりとした。部屋のどこからか、かたかたと何かが揺れる音が聞こえだした。
ライラは【夜】を発動して音の発信源を探った。それは箪笥の中からで、その引き出しを開けると小さな黒い箱が入っている。螺鈿で飾られた、豪華だがかなり古いものだった。【夜】の目で見ると、中で小さな何かが動き回っている。
『息がつまりそうだ!ここから出しておくれ』
切羽詰まった声に、ライラは思わずその箱の蓋を開けてしまった。
そこにいたのは一匹の蜥蜴。
蜥蜴の鱗は不思議な色をしていて、まるで玉虫のようだった。にゅっと箱から飛び出すと、ライラの腕にしがみついた。
『これは珍しい。ロバ騎士以外の【夜】は久しぶりに見た』
蜥蜴は楽しげに話しかけてくる。大きな黒い目は可愛らしい。だが、それよりも気になることがあった。
「プロクスが【夜】だとお前は知っているのだな」
『そうだよ。君はこの国の王サマなのに知らないのかい。それともまだ王サマじゃないのかな』
「そうだな。私は王だが、まだ何も知らないんだ。教えてくれるのか、君は」
『オイラは【商人】だよ!対価がなけりゃあ教えられないさ』
「お前が【商人】?」
ライラは顔を歪ませ、蜥蜴を勢いよくはたき落とした。
『こりゃひどい。なんで急に邪険にする?』
蜥蜴はべっと棚に張り付いた。
「プロクスが【商人】と関わってはならないと言ったんだ。個人で取引はしてはならぬと」
『どうして?オイラに頼めばすぐに済むものを。そうだね、君の美しい黒髪を一房だけで良い。そうすれば、何でも教えてあげる。【時の王】ほどじゃないけれど、オイラだって力がある』
「その割には閉じ込められていたじゃないか」
『よくあることだ。オイラは蜥蜴。ひらひら飛んでるロバ騎士の【商人】を食べそうになっただけさ』
「怒って当たり前だ!」
『我々は、互いが商売敵だ。誰もが早く、楽園に行くための船がほしいのさ。そのために、他人を利用する。願いを叶えて力を得るんだ』
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