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第1章
第4話 アストライア主国
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サンクトランティッド帝国――帝都の名はアストライア。
ここに、七人の王の頂点に立つ、王帝が住む。
――純白の、星降る都。
ここに訪れた者たちは、口々にそう言う。町のあちこちに、星のモチーフの飾りが見られるからだ。
検問をくぐってすぐ城まで続く大通りは、左右に賑やかに商店が並ぶ。大型の店が多く、沿道にはやっと都に入ることができた隊商たちが休憩している。彼らは苦労して運んだ品を並べ、路上ではすぐに競りが始まった。
さらに奥に進むと、職人街。ここで道は狭くなり、外から来た大型の乗り物は入ることができなくなる。路地を進むと、いろんな形の看板がぶら下がるのが面白い。店は大抵扉が開きっぱなしで、職人たちが忙しく働く姿が見える。その中でも、杖がぶら下がっているのは、魔道具を売る店だ。この都には魔術師の養成所もあり、魔法では最先端をいく。
「先生、武器もだけど、俺新しい魔法道具もほしい。あんな細い枝みたいな杖じゃなくて、先生みたいなやつがいい」
先生みたいな、とは大剣と同じくらい太いプロクス愛用の魔法の杖のことである。主に腰痛を起こした時に使用される。
「わかった。到着したら、探してみようね……あぁ、あそこ。寄っていいかな」
プロクスが指さした先は、銀細工の店だった。看板代わりに、銀の杯が雑にぶら下がっている。
馬を沿道の木につなぐと、二人は店に入る。神聖な銀を扱う職人は少ない。この店にも、老人と店番の少年が二人しかいなかった。
「こんにちは、ロバの騎士さま!」
少年は、プロクスの姿を目に留めると元気に挨拶した。
「ご依頼のものはできています!」
「ありがとう。おじいさまは?」
茶色のふわふわした羊のような髪の少年は、黒い目を閉じて、首を振る。
「今仕事を邪魔すると怒られちゃいます」
少年は、小さな白い箱を奥から持ってきて、中を見せる。三つの星を背負った燕を象ったブローチだった。星は青い石がはめられ、キラキラと輝いた。
「素晴らしい。ありがとう、君の祖父はますます腕を上げているな」
「お褒めいただき、光栄ですな」
奥から、七十歳くらいの白髪の男が出てきた。深い皺が額に刻まれている。
「眉間に皺を寄せて店番をしていた少年も、今では都随一の職人だ。なかなか感慨深いものだ」
その言葉に、店番の少年がきょとんとした。
「あなたは昔から最高のお客だ。あなたの難しい依頼のおかげで、腕を上げることができた」
老人は厳つい顔をしていたが、ふっと口元を和らげる。
「次も、お待ちしておりますよ」
「あぁ、ありがとう。もちろん、また頼むよ」
そう言い、プロクスはマントを翻し、弟子を連れて店を去った。
「ロバの騎士さま、今日はロバに乗っていないね」
「そうだな。あのロバも年寄りだからな」
老人は、孫の頭に手を置いた。道具を長年扱う、硬く熱い手。
「……今日で、二百二十二個め」
彼がひっそりと呟いた声は、孫の耳には届かなかった。
王城に近づくと、一気に町の雰囲気は変わってくる。
一般市民の居住区域から、貴族や富豪の住まう区域へと進むからだ。建物はさらに高く、美しく整えられる。沿道は赤や白の花で飾られる。
王城は、周囲を深い堀に囲まれている。町よりも一段高く、町のどこにいても城の尖塔がよく見える。
城の正門前広場では、巨大なアトラス=ハイキングの像がある。城を背後に、町を見つめる始祖の巨大像。剣を手に、厳かに佇んでいる。どの騎士も、急事でない限り、この象の前で馬を下りる。
プロクスも他の騎士にならって、馬を下りた。
他の騎士、とは現在進行形でプロクスとルーカスの周囲を取り囲んでいる騎士団のことである。青色に、白馬が描かれた旗は、帝都の王城を含む西を守る王立軍【白蹄騎士団】である。彼らは銀の甲冑に、青みがかった灰色のマントを身につけている。
アトラス=ハイキングの像の前で頭を深々と下げるプロクスの背後に、白蹄騎士団長・ジークバルトが立つ。二十代後半、黒髪に漆黒の瞳をした眉目秀麗な男。威圧的で鋭い眼光は、どこか鷹を思わせた。優秀な騎士を率いる彼は、帝国でも数少ない「百人隊長」の一人だ。
「見回りご苦労。ジークバルト。今日も恙なく」
振り返りながら、プロクスは彼を頭巾越しに見つめる。
「はい、閣下」
ジークバルトの言葉は短く、非常に聞き取りにくい。
「ジーク、門まで歩きながら話さないか」
「喜んで」
そんなジークバルトの態度といつもとは違う静かな雰囲気に、騎士団の何人かが首を傾げる。そして、ルーカスを捕まえて何をしていたがひそひそと問い詰めた。
「うちの部下は躾がなっていない……」
ジークバルトはため息をついた。プロクスは馬の首を撫でながら、ジークバルトを見つめた。
「あの子たちは今年の春に見習いから昇格したのだろう?生き生きとしていて良いことだ」
「あなたはいつもその調子だ……」
「君は黙って我慢してばかりいたから、心配だった。話せるようになったのは、やはり可愛い婚約者のおかげ」
「ところでサーティス=ヘッドはどうでしたか?」
珍しくジークバルトが上から言葉をかぶせてくる。プロクスは少しだけ笑った。
「相変わらず、危険な土地だ。人間が入るのには、後一体何年かかることか」
「やはり。それでは、昨今の噂は誰かの妄想かと?」
「例の噂か。死を間際にした人間を治すという万能薬があるなどと、幻を追うようなものだ。現実的ではないな。この国には十分優秀な魔法使いも科学者もいる、彼らに任せよう」
は、とジークバルトは短く返事する。
「ところで、君が土下座するほど尽くしているという婚約者について聞き」
「到着しました。では、また大年会で」
ジークバルトはさーっと騎士団を引き連れて去って行った。もみくちゃにされたルーカスだけが、その場に取り残された。
「グラディウス侯の到着!」
衛兵が叫んだ。
橋を渡った向こうには、近衛騎士団が待っていた。
白蹄騎士団と同じく銀の甲冑をまとっていたが、その輝きはまるで違う。まさしく、磨き上げられた銀。そして、近衛だけが身につけることが許される、夜空のような濃紺のマント。縁取りは銀糸で、風に揺れると煌めいた。そして、その胸には星の木ルーナを象った紋様を刻む。
「ご苦労、夜空の子たちよ」
プロクスは騎士団の面々に声をかけた。夜空の子たち、というのは王立騎士団に属する者たちのことだった。そう呼びかけることが許されたのは、王か騎士王のみだった。
「ウェールス。今日も恙なく」
「はい、閣下。……お戻り、お待ちしておりました」
近衛騎士団長・ウェールスは穏やかに笑い、目を細めた。
浅黒い肌に黒髪に黒い髭、青の目をした男は、傍らに立つ娘を見つめ、騎士王への挨拶を促す。ウェールスとよく似た容姿の娘は、白い襟に空色の愛らしいドレスを着ていた。プロクスの視線に気づくと、貴族の娘らしく、スカートの裾をつまんで軽く膝を折り、一礼した。
「娘のアリシャです。今日は神殿で、祝福の儀がありまして」
「無事に七つを迎えられたということか。それはめでたい」
プロクスは膝をつき、乙女の手を取った。
「はじめまして、アリシャ。私はプロクス=ハイキング」
アリシャは大きな青色の目を大きく見開いた。
「あなたが?あなたさまが、ロバの騎士さま?」
そう言うと、コラ、と父親のウェールスが苦笑いした。
「そうですよ。年老いたので、もう連れてきてはいないのだけれど……私からも、祝福を」
ぜひに、と背後から父親が返事をした。にこにこしている。私情を仕事に堂々と持ち込む団長に、周囲の騎士たちは苦笑する。
「では、アリシャ。目を閉じて」
はい、と小さく返事して、アリシャは目を閉じた。その白い滑らかな額に、プロクスは指を当てる。
「……風よ、山から下りる春の風よ、この娘を清めたまえ。悪魔がこの娘を避けるように。影をはらえ、道を照らせ。アリシャに星の導きがあらんことを」
風が吹いた。明るい日差しが当たったかのように、アリシャの額が明るく光る。
バササと羽ばたく音がして、黄色い尾羽の、白い小鳥が降りてきた。アリシャが目を見開き、手を差し出すと、小鳥は素直にその手にのった。
「ありがたい!お前の守護者だよ、アリシャ」
ウェールスは嬉しそうに娘と小鳥を交互に見た。
「ありがとうございます、ロバの騎士さま」
「閣下と呼びなさい、アリシャ」
父と娘のやりとりを、ほほえましくプロクスは見つめた。そして、はたとウェールスが視線を巡らせた先、若い騎士が手を上げて何か合図をした。
「……さて、そろそろ準備もできたようだ。行きましょう、閣下」
そして、ウェールスは娘の背中を押す。いつの間にいたのやら、彼の妻が一行の側にいて、アリシャを手招きしていた。アリシャはドレスの裾をつまむと、そろそろと歩いて行ったが、途中で振り返ってこちらに向かって手を振った。
それに仮面の下で微笑んで、プロクスは手を上げて見送った。
ここに、七人の王の頂点に立つ、王帝が住む。
――純白の、星降る都。
ここに訪れた者たちは、口々にそう言う。町のあちこちに、星のモチーフの飾りが見られるからだ。
検問をくぐってすぐ城まで続く大通りは、左右に賑やかに商店が並ぶ。大型の店が多く、沿道にはやっと都に入ることができた隊商たちが休憩している。彼らは苦労して運んだ品を並べ、路上ではすぐに競りが始まった。
さらに奥に進むと、職人街。ここで道は狭くなり、外から来た大型の乗り物は入ることができなくなる。路地を進むと、いろんな形の看板がぶら下がるのが面白い。店は大抵扉が開きっぱなしで、職人たちが忙しく働く姿が見える。その中でも、杖がぶら下がっているのは、魔道具を売る店だ。この都には魔術師の養成所もあり、魔法では最先端をいく。
「先生、武器もだけど、俺新しい魔法道具もほしい。あんな細い枝みたいな杖じゃなくて、先生みたいなやつがいい」
先生みたいな、とは大剣と同じくらい太いプロクス愛用の魔法の杖のことである。主に腰痛を起こした時に使用される。
「わかった。到着したら、探してみようね……あぁ、あそこ。寄っていいかな」
プロクスが指さした先は、銀細工の店だった。看板代わりに、銀の杯が雑にぶら下がっている。
馬を沿道の木につなぐと、二人は店に入る。神聖な銀を扱う職人は少ない。この店にも、老人と店番の少年が二人しかいなかった。
「こんにちは、ロバの騎士さま!」
少年は、プロクスの姿を目に留めると元気に挨拶した。
「ご依頼のものはできています!」
「ありがとう。おじいさまは?」
茶色のふわふわした羊のような髪の少年は、黒い目を閉じて、首を振る。
「今仕事を邪魔すると怒られちゃいます」
少年は、小さな白い箱を奥から持ってきて、中を見せる。三つの星を背負った燕を象ったブローチだった。星は青い石がはめられ、キラキラと輝いた。
「素晴らしい。ありがとう、君の祖父はますます腕を上げているな」
「お褒めいただき、光栄ですな」
奥から、七十歳くらいの白髪の男が出てきた。深い皺が額に刻まれている。
「眉間に皺を寄せて店番をしていた少年も、今では都随一の職人だ。なかなか感慨深いものだ」
その言葉に、店番の少年がきょとんとした。
「あなたは昔から最高のお客だ。あなたの難しい依頼のおかげで、腕を上げることができた」
老人は厳つい顔をしていたが、ふっと口元を和らげる。
「次も、お待ちしておりますよ」
「あぁ、ありがとう。もちろん、また頼むよ」
そう言い、プロクスはマントを翻し、弟子を連れて店を去った。
「ロバの騎士さま、今日はロバに乗っていないね」
「そうだな。あのロバも年寄りだからな」
老人は、孫の頭に手を置いた。道具を長年扱う、硬く熱い手。
「……今日で、二百二十二個め」
彼がひっそりと呟いた声は、孫の耳には届かなかった。
王城に近づくと、一気に町の雰囲気は変わってくる。
一般市民の居住区域から、貴族や富豪の住まう区域へと進むからだ。建物はさらに高く、美しく整えられる。沿道は赤や白の花で飾られる。
王城は、周囲を深い堀に囲まれている。町よりも一段高く、町のどこにいても城の尖塔がよく見える。
城の正門前広場では、巨大なアトラス=ハイキングの像がある。城を背後に、町を見つめる始祖の巨大像。剣を手に、厳かに佇んでいる。どの騎士も、急事でない限り、この象の前で馬を下りる。
プロクスも他の騎士にならって、馬を下りた。
他の騎士、とは現在進行形でプロクスとルーカスの周囲を取り囲んでいる騎士団のことである。青色に、白馬が描かれた旗は、帝都の王城を含む西を守る王立軍【白蹄騎士団】である。彼らは銀の甲冑に、青みがかった灰色のマントを身につけている。
アトラス=ハイキングの像の前で頭を深々と下げるプロクスの背後に、白蹄騎士団長・ジークバルトが立つ。二十代後半、黒髪に漆黒の瞳をした眉目秀麗な男。威圧的で鋭い眼光は、どこか鷹を思わせた。優秀な騎士を率いる彼は、帝国でも数少ない「百人隊長」の一人だ。
「見回りご苦労。ジークバルト。今日も恙なく」
振り返りながら、プロクスは彼を頭巾越しに見つめる。
「はい、閣下」
ジークバルトの言葉は短く、非常に聞き取りにくい。
「ジーク、門まで歩きながら話さないか」
「喜んで」
そんなジークバルトの態度といつもとは違う静かな雰囲気に、騎士団の何人かが首を傾げる。そして、ルーカスを捕まえて何をしていたがひそひそと問い詰めた。
「うちの部下は躾がなっていない……」
ジークバルトはため息をついた。プロクスは馬の首を撫でながら、ジークバルトを見つめた。
「あの子たちは今年の春に見習いから昇格したのだろう?生き生きとしていて良いことだ」
「あなたはいつもその調子だ……」
「君は黙って我慢してばかりいたから、心配だった。話せるようになったのは、やはり可愛い婚約者のおかげ」
「ところでサーティス=ヘッドはどうでしたか?」
珍しくジークバルトが上から言葉をかぶせてくる。プロクスは少しだけ笑った。
「相変わらず、危険な土地だ。人間が入るのには、後一体何年かかることか」
「やはり。それでは、昨今の噂は誰かの妄想かと?」
「例の噂か。死を間際にした人間を治すという万能薬があるなどと、幻を追うようなものだ。現実的ではないな。この国には十分優秀な魔法使いも科学者もいる、彼らに任せよう」
は、とジークバルトは短く返事する。
「ところで、君が土下座するほど尽くしているという婚約者について聞き」
「到着しました。では、また大年会で」
ジークバルトはさーっと騎士団を引き連れて去って行った。もみくちゃにされたルーカスだけが、その場に取り残された。
「グラディウス侯の到着!」
衛兵が叫んだ。
橋を渡った向こうには、近衛騎士団が待っていた。
白蹄騎士団と同じく銀の甲冑をまとっていたが、その輝きはまるで違う。まさしく、磨き上げられた銀。そして、近衛だけが身につけることが許される、夜空のような濃紺のマント。縁取りは銀糸で、風に揺れると煌めいた。そして、その胸には星の木ルーナを象った紋様を刻む。
「ご苦労、夜空の子たちよ」
プロクスは騎士団の面々に声をかけた。夜空の子たち、というのは王立騎士団に属する者たちのことだった。そう呼びかけることが許されたのは、王か騎士王のみだった。
「ウェールス。今日も恙なく」
「はい、閣下。……お戻り、お待ちしておりました」
近衛騎士団長・ウェールスは穏やかに笑い、目を細めた。
浅黒い肌に黒髪に黒い髭、青の目をした男は、傍らに立つ娘を見つめ、騎士王への挨拶を促す。ウェールスとよく似た容姿の娘は、白い襟に空色の愛らしいドレスを着ていた。プロクスの視線に気づくと、貴族の娘らしく、スカートの裾をつまんで軽く膝を折り、一礼した。
「娘のアリシャです。今日は神殿で、祝福の儀がありまして」
「無事に七つを迎えられたということか。それはめでたい」
プロクスは膝をつき、乙女の手を取った。
「はじめまして、アリシャ。私はプロクス=ハイキング」
アリシャは大きな青色の目を大きく見開いた。
「あなたが?あなたさまが、ロバの騎士さま?」
そう言うと、コラ、と父親のウェールスが苦笑いした。
「そうですよ。年老いたので、もう連れてきてはいないのだけれど……私からも、祝福を」
ぜひに、と背後から父親が返事をした。にこにこしている。私情を仕事に堂々と持ち込む団長に、周囲の騎士たちは苦笑する。
「では、アリシャ。目を閉じて」
はい、と小さく返事して、アリシャは目を閉じた。その白い滑らかな額に、プロクスは指を当てる。
「……風よ、山から下りる春の風よ、この娘を清めたまえ。悪魔がこの娘を避けるように。影をはらえ、道を照らせ。アリシャに星の導きがあらんことを」
風が吹いた。明るい日差しが当たったかのように、アリシャの額が明るく光る。
バササと羽ばたく音がして、黄色い尾羽の、白い小鳥が降りてきた。アリシャが目を見開き、手を差し出すと、小鳥は素直にその手にのった。
「ありがたい!お前の守護者だよ、アリシャ」
ウェールスは嬉しそうに娘と小鳥を交互に見た。
「ありがとうございます、ロバの騎士さま」
「閣下と呼びなさい、アリシャ」
父と娘のやりとりを、ほほえましくプロクスは見つめた。そして、はたとウェールスが視線を巡らせた先、若い騎士が手を上げて何か合図をした。
「……さて、そろそろ準備もできたようだ。行きましょう、閣下」
そして、ウェールスは娘の背中を押す。いつの間にいたのやら、彼の妻が一行の側にいて、アリシャを手招きしていた。アリシャはドレスの裾をつまむと、そろそろと歩いて行ったが、途中で振り返ってこちらに向かって手を振った。
それに仮面の下で微笑んで、プロクスは手を上げて見送った。
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