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番外編
バレンタインの誘惑/翌日
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翌日、腰の痛みや眠気を我慢しながら何とか学校にたどり着いた。誰が送っていくかでもめているうちにヨロヨロとバイクに乗って家に戻り服を着替えてきたのだが腰の痛みと尻の違和感が半端ない...
不良中学なので遅刻など問題ないが俺は遅刻をしない主義なので頑張ったがさすがに体力の限界がきている。休息のつもりでグラウンドの草むらに寝っ転がったら、いつの間にか寝てしまい起きたらお昼になっていた
「.......眠い...」
ある程度違和感がなくなって校舎に向かうとたむろしていた不良達に道を阻まれた。何のつもりかと思って睨んでみたら可愛くラッピングされたお菓子を差し出してきた
「......なにこれ」
「俺ら!雪兎さんに憧れて!!昨日バレンタインって事で俺らで作ったんです!!」
「.........あ、そう」
「よかったら貰ってください!!」
そう言われたので一応貰っといた。中に入っているのはクッキーのようで顔に傷のある男が可愛らしいクッキーを作っているところを思い浮かべると笑える...
クッキーをカバンに入れて下駄箱に行くとなぜが贈り物が詰め込まれていた。その量は凄く落ちてしまっているモノもある。拾い上げ見てみればどれもチョコだったりクッキーだったり...とにかくお菓子なのだ
「なんで...こんなにあんだろ」
謎だ
教室に行く途中でもお菓子を渡され、すれ違った先生にもお菓子を貰うハメになった。ある人は持つのが大変だろうと言ってお菓子と大きめの紙袋をくれた。ある人はファンクラブ一同からとチョコがいくつも入った袋を渡してきた。ある人は親に渡されたお菓子を渡してきた
教室に着く頃には俺の両手に大量のお菓子があった。だが机を見るなり俺はげんなりしてしまった。お菓子が山のごとく積まれているからだ
「ひゅ~、クラス一のモテ男がきたぞ~!」
「すげぇな!雪兎!!」
「うらやましいぜチクショウ!!」
「.............」
新手の嫌がらせかと想うほどの量に流石の俺も引いている。山になっているお菓子を袋に詰めてみたがパンパンになった袋が五個もある。甘いのは好きな方だからいいけどこんなにはいらない
*******************
学校が終わり両手にあるお菓子をどう持ち帰ろうと考えていると担任の先生が車で運んでくれるという。ありがたく思い袋を先生の車に詰め込み俺はバイクで帰った。自宅につくと家の前になぜかダンボールの山が出来ていた。先生も驚いたらしく誰かが引っ越してきたのかと聞いてきた。残念ながらそんな相手はいない
「...手紙がある」
「あ、これにも...」
「あ~...『雪兎様へ、雪兎様のご自宅にあるソファーがそろそろ替え時と思い新しいモノをお送りします。 あなたの下僕の七音より』........」
最後の文でイラッときてしまったが新品を貰えるのは嬉しいことだ。その他のダンボールは誠からのベッド、姐さんからの女性用の衣装と化粧品、ジンからの特大ぬいぐるみ、格闘技場のジャッチ人からの衣類や防犯グッツ、バイト先の兄さん達からの贈り物だった
「お菓子じゃない分マシか...」
「相変わらず人気だね、降谷君は」
「嬉しいと思えないんですが...」
「家の中に入れるの手伝うよ」
「ありがとうございます」
全部の荷物を出したり設置したりするのは大変だったけどこうして皆から何かを貰えるのは嫌な気分にはならなかった
三月にあるホワイトデーにはお返しをしないとな
...じゃないと、後でなにをされるか分からない
──────────────
こにゃちは(*⌒▽⌒*)
番外編バレンタインでした!
ホワイトデーの時も頑張って書き上げようと思います(´;ω;`)
もしよろしければコメントをよろしくお願いします
不良中学なので遅刻など問題ないが俺は遅刻をしない主義なので頑張ったがさすがに体力の限界がきている。休息のつもりでグラウンドの草むらに寝っ転がったら、いつの間にか寝てしまい起きたらお昼になっていた
「.......眠い...」
ある程度違和感がなくなって校舎に向かうとたむろしていた不良達に道を阻まれた。何のつもりかと思って睨んでみたら可愛くラッピングされたお菓子を差し出してきた
「......なにこれ」
「俺ら!雪兎さんに憧れて!!昨日バレンタインって事で俺らで作ったんです!!」
「.........あ、そう」
「よかったら貰ってください!!」
そう言われたので一応貰っといた。中に入っているのはクッキーのようで顔に傷のある男が可愛らしいクッキーを作っているところを思い浮かべると笑える...
クッキーをカバンに入れて下駄箱に行くとなぜが贈り物が詰め込まれていた。その量は凄く落ちてしまっているモノもある。拾い上げ見てみればどれもチョコだったりクッキーだったり...とにかくお菓子なのだ
「なんで...こんなにあんだろ」
謎だ
教室に行く途中でもお菓子を渡され、すれ違った先生にもお菓子を貰うハメになった。ある人は持つのが大変だろうと言ってお菓子と大きめの紙袋をくれた。ある人はファンクラブ一同からとチョコがいくつも入った袋を渡してきた。ある人は親に渡されたお菓子を渡してきた
教室に着く頃には俺の両手に大量のお菓子があった。だが机を見るなり俺はげんなりしてしまった。お菓子が山のごとく積まれているからだ
「ひゅ~、クラス一のモテ男がきたぞ~!」
「すげぇな!雪兎!!」
「うらやましいぜチクショウ!!」
「.............」
新手の嫌がらせかと想うほどの量に流石の俺も引いている。山になっているお菓子を袋に詰めてみたがパンパンになった袋が五個もある。甘いのは好きな方だからいいけどこんなにはいらない
*******************
学校が終わり両手にあるお菓子をどう持ち帰ろうと考えていると担任の先生が車で運んでくれるという。ありがたく思い袋を先生の車に詰め込み俺はバイクで帰った。自宅につくと家の前になぜかダンボールの山が出来ていた。先生も驚いたらしく誰かが引っ越してきたのかと聞いてきた。残念ながらそんな相手はいない
「...手紙がある」
「あ、これにも...」
「あ~...『雪兎様へ、雪兎様のご自宅にあるソファーがそろそろ替え時と思い新しいモノをお送りします。 あなたの下僕の七音より』........」
最後の文でイラッときてしまったが新品を貰えるのは嬉しいことだ。その他のダンボールは誠からのベッド、姐さんからの女性用の衣装と化粧品、ジンからの特大ぬいぐるみ、格闘技場のジャッチ人からの衣類や防犯グッツ、バイト先の兄さん達からの贈り物だった
「お菓子じゃない分マシか...」
「相変わらず人気だね、降谷君は」
「嬉しいと思えないんですが...」
「家の中に入れるの手伝うよ」
「ありがとうございます」
全部の荷物を出したり設置したりするのは大変だったけどこうして皆から何かを貰えるのは嫌な気分にはならなかった
三月にあるホワイトデーにはお返しをしないとな
...じゃないと、後でなにをされるか分からない
──────────────
こにゃちは(*⌒▽⌒*)
番外編バレンタインでした!
ホワイトデーの時も頑張って書き上げようと思います(´;ω;`)
もしよろしければコメントをよろしくお願いします
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