20 / 60
説教タイム
しおりを挟む
足を骨折させたスキンヘッド二人を保健室まで運んでいると時折うめき声をあげる二人。怪我に耐性のない人にいきなり骨折させるのはやっぱりやり過ぎたのかな?なんて思っていたら保健室についた。引き戸を開けてみれば先生は居ないようでとりあえず二人をベッドの上に寝かせて骨折して青紫色に腫れている患部を冷やしておく。ついでに軽い処置をしておいた。ちゃんとした処置なら保険医がやるべきだろうし、そろそろ来るだろうし...
てなわけで、俺はとんずらした
バイクを飛ばして寮の駐車場に止めて一息ついたとき
「...ッ......」
気を緩ませた瞬間に足と背中に痛みが走った。おおかた窓にぶつかった時の衝撃と着地したときに少し足首を捻ってしまったせいか...
部屋に戻り制服を脱いで鏡の前で確認すれば背中全体がほんのり赤くなっており足首も少し腫れていた。
(赤くなってるだけだから背中は問題ないな...足首も湿布を張っとくか?...いや、いいや)
軽い怪我をしただけで大怪我をしたわけではない。問題なしとして放置することにした。お昼ご飯を食べていないことを思い出してバックに入ったままの弁当を取り出して食べることにした。弁当のフタを開けたとき、ドアの開く音が聞こえいっちゃんが凄い形相で近づいてきた
「うさちゃん!親衛隊の奴らに絡まれたってほんとうか!?」
「ん~...絡まれたって言うか、警告を受けた」
「大騒ぎされてんだぞ!?」
「ふーん」
大事のように話すいっちゃんを見て思い出した
ジンが誠に連絡取ってたんだ...
はぁ、仕方ない。俺が大変な目に遭うが背に腹はかえられない。箸を置いて携帯を取り出して四人にあるメールを送った。返信が来たとしてもメールなら無視できるしあの四人は絶対に電話で来る
「うし、これで夏までは大丈夫だな」
「なにがだよ!?」
「こっちの事情。それよりいっちゃん飯は?」
「...まだだけど」
「簡単でいいなら作るよ?」
いっちゃんを黙らせるために昼飯を作ることにした。材料は充分にあるので何でも作れるが楽したいのでチャーハンとスープにした。長ネギとハムを切っているとチャイムが鳴り誰かの訪問を知らせた。いっちゃんが対応に向かったから俺はチャーハンを作ることに専念した
「雪兎」
「あれ?何で辰兄が?」
「理事長から説教を頼まれてな」
「あ、いっちゃんもうすぐチャーハンできるよ」
「おい、話をそらすな」
「辰兄も食う?」
「...もらう」
ちょっと多めに作ってしまったので丁度いいと思ったのだが...辰兄の説教回避は是が非でも成功させなければならない
作ったチャーハンとインスタントのスープをテーブルに置いて昼ご飯を再会させた。その間沈黙。そして俺が食べ終わると同時に二人が笑顔じゃない笑顔で...
「...うさちゃん、話してくれるよね?」
「そうだな、言い訳は始めに聞いといてやる」
だーれーかーーー...たーすーけーてー
二人から説教されるなんて...今日はついてない
泣きそうになりながらも言い訳っぽい言い訳を言ってみたがすぐに言い返されてしまった。そらから説教と言い訳のあらし
「だいたいあんなに人の目のつく場所で暴れる馬鹿がどこにいる!?」
「ここにいる」
「言い返すな!なんで親衛隊を刺激するようなことをした!?」
「親衛隊なんて聞いてない」
「そうだった!!言い忘れてた!!でも気づくだろ!!この学校の仕組み知ってるなら!!」
「知らねぇよ」
「お前は何故後先考えずに行動するんだ!?少しは先を見越して大人しく物事を解決できないのか!?」
「窓の外に投げられてどう大人しく物事を解決すればいいの?」
「華宮先生がいたんだろ!?なら、先生に一任すればいいじゃん!!」
「やられたらやり返す...倍返しで!」
「「一昔前の流行語を言うな!!!」」
と、こんな感じで三時間ぐらい二人に説教されました
てなわけで、俺はとんずらした
バイクを飛ばして寮の駐車場に止めて一息ついたとき
「...ッ......」
気を緩ませた瞬間に足と背中に痛みが走った。おおかた窓にぶつかった時の衝撃と着地したときに少し足首を捻ってしまったせいか...
部屋に戻り制服を脱いで鏡の前で確認すれば背中全体がほんのり赤くなっており足首も少し腫れていた。
(赤くなってるだけだから背中は問題ないな...足首も湿布を張っとくか?...いや、いいや)
軽い怪我をしただけで大怪我をしたわけではない。問題なしとして放置することにした。お昼ご飯を食べていないことを思い出してバックに入ったままの弁当を取り出して食べることにした。弁当のフタを開けたとき、ドアの開く音が聞こえいっちゃんが凄い形相で近づいてきた
「うさちゃん!親衛隊の奴らに絡まれたってほんとうか!?」
「ん~...絡まれたって言うか、警告を受けた」
「大騒ぎされてんだぞ!?」
「ふーん」
大事のように話すいっちゃんを見て思い出した
ジンが誠に連絡取ってたんだ...
はぁ、仕方ない。俺が大変な目に遭うが背に腹はかえられない。箸を置いて携帯を取り出して四人にあるメールを送った。返信が来たとしてもメールなら無視できるしあの四人は絶対に電話で来る
「うし、これで夏までは大丈夫だな」
「なにがだよ!?」
「こっちの事情。それよりいっちゃん飯は?」
「...まだだけど」
「簡単でいいなら作るよ?」
いっちゃんを黙らせるために昼飯を作ることにした。材料は充分にあるので何でも作れるが楽したいのでチャーハンとスープにした。長ネギとハムを切っているとチャイムが鳴り誰かの訪問を知らせた。いっちゃんが対応に向かったから俺はチャーハンを作ることに専念した
「雪兎」
「あれ?何で辰兄が?」
「理事長から説教を頼まれてな」
「あ、いっちゃんもうすぐチャーハンできるよ」
「おい、話をそらすな」
「辰兄も食う?」
「...もらう」
ちょっと多めに作ってしまったので丁度いいと思ったのだが...辰兄の説教回避は是が非でも成功させなければならない
作ったチャーハンとインスタントのスープをテーブルに置いて昼ご飯を再会させた。その間沈黙。そして俺が食べ終わると同時に二人が笑顔じゃない笑顔で...
「...うさちゃん、話してくれるよね?」
「そうだな、言い訳は始めに聞いといてやる」
だーれーかーーー...たーすーけーてー
二人から説教されるなんて...今日はついてない
泣きそうになりながらも言い訳っぽい言い訳を言ってみたがすぐに言い返されてしまった。そらから説教と言い訳のあらし
「だいたいあんなに人の目のつく場所で暴れる馬鹿がどこにいる!?」
「ここにいる」
「言い返すな!なんで親衛隊を刺激するようなことをした!?」
「親衛隊なんて聞いてない」
「そうだった!!言い忘れてた!!でも気づくだろ!!この学校の仕組み知ってるなら!!」
「知らねぇよ」
「お前は何故後先考えずに行動するんだ!?少しは先を見越して大人しく物事を解決できないのか!?」
「窓の外に投げられてどう大人しく物事を解決すればいいの?」
「華宮先生がいたんだろ!?なら、先生に一任すればいいじゃん!!」
「やられたらやり返す...倍返しで!」
「「一昔前の流行語を言うな!!!」」
と、こんな感じで三時間ぐらい二人に説教されました
0
お気に入りに追加
617
あなたにおすすめの小説
男だけど女性Vtuberを演じていたら現実で、メス堕ちしてしまったお話
ボッチなお地蔵さん
BL
中村るいは、今勢いがあるVTuber事務所が2期生を募集しているというツイートを見てすぐに応募をする。無事、合格して気分が上がっている最中に送られてきた自分が使うアバターのイラストを見ると女性のアバターだった。自分は男なのに…
結局、その女性アバターでVTuberを始めるのだが、女性VTuberを演じていたら現実でも影響が出始めて…!?
とある金持ち学園に通う脇役の日常~フラグより飯をくれ~
無月陸兎
BL
山奥にある全寮制男子校、桜白峰学園。食べ物目当てで入学した主人公は、学園の権力者『REGAL4』の一人、一条貴春の不興を買い、学園中からハブられることに。美味しい食事さえ楽しめれば問題ないと気にせず過ごしてたが、転入生の扇谷時雨がやってきたことで、彼の日常は波乱に満ちたものとなる──。
自分の親友となった時雨が学園の人気者たちに迫られるのを横目で見つつ、主人公は巻き込まれて恋人のフリをしたり、ゆるく立ちそうな恋愛フラグを避けようと奮闘する物語です。
幼なじみプレイ
夏目とろ
BL
「壱人、おまえ彼女いるじゃん」
【注意事項】
俺様×健気で幼なじみの浮気話とのリクエストをもとに書き上げた作品です。俺様キャラが浮気する話が苦手な方はご遠慮ください
【概要】
このお話は現在絶賛放置中のホームページで2010年から連載しているもの(その後、5年近く放置中)です。6話目の途中から放置していたので、そこから改めて連載していきたいと思います。そこまではサイトからの転載(コピペ)になりますので、ご注意を
更新情報は創作状況はツイッターでご確認ください。エブリスタ等の他の投稿サイトへも投稿しています
https://twitter.com/ToroNatsume
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる