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俺明日から寮入るから
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宇槍町...
一見普通の町だがヤクザやヤバい薬でもやってそうな奴がウロウロするかなり荒れた町。法に触れる闘技場が四つもあり更なる問題を生み出している。しかし国自体がこれを黙秘している。なぜなら、この街にお忍びできている有名な奴らがいるからだ。何かあれば下っ端数名を捕まえて、真実を知るものを金で黙らせればいい。そんな感じでこの宇槍町は完全無法地帯として名を轟かせている
「でもさぁ、そんなの三年も前の話なんだよね。今では三つの約束があるからね?一つは戦いたいなら闘技場に行くこと。二つは誰かの下につくならちゃんと許可を取ること。そして最低限の常識を持つことです。以上、宇槍町市長代理であってほしい降谷雪兎の話でした」
「兄貴!!兄貴は市長代理じゃなくて市長ですよ!!」
「それさぁ、お前が決めたことじゃん。俺ねんどくさいことしたくないんだけど」
確かに俺がこの町に来てからある程度はマシになったと思っている。おれがこの町に来たのは五歳の時。誰の血筋なのか怪力でケンカばっかしてた俺のせいでこの街に引っ越した。この町に来てからは親はギャンブルと薬に呑み込まれて帰らぬ人になった。七歳の頃だったけど俺はヤクザや売人を狩りながら生活してたから悲しいとかはなかった。むしろいなくなってくれてよかったわ
そんで、ヤクザも売人も殆ど狩り尽くしたから宇槍町に四つある闘技場に殴り込みをした。まぁ、完全勝利して終わりのはずだったのに...
「な~んで、市長なんかにされたんだろ」
「それは雪兎様のカリスマ性に皆が魅了されたからですよ」
「嬉しくないわ~」
「雪兎様、本日の三時のおやつです」
「さんきゅ~」
俺の仕業が政府に報告され、何故か政府の命令とかで俺が十四の時に宇槍町の市長をやることになった。いやね?俺は自分をよく理解してるからな?どこにでもいるモブ顔で怪力しか取り柄のない奴よ?なのに慕う奴がわんさか出てきて大変なことになってんのよ?体とか顔とか声とかは誰が見てもモブって言うぐらいモブなのにオーラと身体能力だけは主人公みたいな?誰がそんなの喜ぶんだ?
しかもさ...
「はぁ...雪兎様のおみ足...ハァハァ.......あぁ...踏まれたいぃ....」
「....ねぇ、七」
「はい!」
「うるさい、黙ってくれない?」
「あぁぁぁ...もっと罵ってください!!」
自称俺の部下を名乗る闘技場の支配人がメッチャクチャ変人なんだけど...
今、おやつを食べている俺のそばでキモいぐらい声を上げているのは小鳥遊七音(たかなしななと)。ダークグレーの少し垂れ目でモデル並みのイケメン。女性だと言っても違和感ないほどの細身の体に男にしては少し高めの声。とにかくイケメンなのだ。そんなイケメンが俺ごときモブに完璧なトロ顔をさらしているのだ
元々、七音は残虐的な行為が大好きなドSでこの町に来たのも自分よりガタイの良い男達を再起不能にするまでいたぶりたかったからだ。そのために闘技場『エキージョ』を作ったのだ。そんな男が何故こうなったかって?
「あの時の責め...忘れることができません...自分がどれほど未熟か思い知らされました...ハァハァハァハァ...」
「責めって...ただ鞭で戦っただけじゃん」
「いいえ!!あんなに快楽を教える鞭使いは雪兎様にしかできません!!」
エキージョでは鞭使用が絶対でそのほかの武器は使用禁止なのだ。そして決着のつけ方が独特で相手を射精させたら勝つというよく分からないルールなのだ。もちろんルールを決めたのは七音だ。慣れないながらも勝ち抜けて七音との戦いになったのだが...
俺はこんな感じか?ってな感覚で鞭を振ったのに歴戦であるはずの七音はあっけなく射精。俺も驚いたし、客も驚いていた
おやつを食べ終え、お茶を飲んでいるときあることを思い出した。結構大切なことを忘れてた
「七音」
「...はい」
「俺、明日から寮のある学園に入学するから」
「..........はい?」
「だーかーらー、明日からこの町離れて寮のある学園に入学する」
「非常事態だあぁぁぁぁあ!!!!!早急に全員あつまりやがれえぇぇぇぇぇえ!!!!!」
おい、そんなに大事なことか?
一見普通の町だがヤクザやヤバい薬でもやってそうな奴がウロウロするかなり荒れた町。法に触れる闘技場が四つもあり更なる問題を生み出している。しかし国自体がこれを黙秘している。なぜなら、この街にお忍びできている有名な奴らがいるからだ。何かあれば下っ端数名を捕まえて、真実を知るものを金で黙らせればいい。そんな感じでこの宇槍町は完全無法地帯として名を轟かせている
「でもさぁ、そんなの三年も前の話なんだよね。今では三つの約束があるからね?一つは戦いたいなら闘技場に行くこと。二つは誰かの下につくならちゃんと許可を取ること。そして最低限の常識を持つことです。以上、宇槍町市長代理であってほしい降谷雪兎の話でした」
「兄貴!!兄貴は市長代理じゃなくて市長ですよ!!」
「それさぁ、お前が決めたことじゃん。俺ねんどくさいことしたくないんだけど」
確かに俺がこの町に来てからある程度はマシになったと思っている。おれがこの町に来たのは五歳の時。誰の血筋なのか怪力でケンカばっかしてた俺のせいでこの街に引っ越した。この町に来てからは親はギャンブルと薬に呑み込まれて帰らぬ人になった。七歳の頃だったけど俺はヤクザや売人を狩りながら生活してたから悲しいとかはなかった。むしろいなくなってくれてよかったわ
そんで、ヤクザも売人も殆ど狩り尽くしたから宇槍町に四つある闘技場に殴り込みをした。まぁ、完全勝利して終わりのはずだったのに...
「な~んで、市長なんかにされたんだろ」
「それは雪兎様のカリスマ性に皆が魅了されたからですよ」
「嬉しくないわ~」
「雪兎様、本日の三時のおやつです」
「さんきゅ~」
俺の仕業が政府に報告され、何故か政府の命令とかで俺が十四の時に宇槍町の市長をやることになった。いやね?俺は自分をよく理解してるからな?どこにでもいるモブ顔で怪力しか取り柄のない奴よ?なのに慕う奴がわんさか出てきて大変なことになってんのよ?体とか顔とか声とかは誰が見てもモブって言うぐらいモブなのにオーラと身体能力だけは主人公みたいな?誰がそんなの喜ぶんだ?
しかもさ...
「はぁ...雪兎様のおみ足...ハァハァ.......あぁ...踏まれたいぃ....」
「....ねぇ、七」
「はい!」
「うるさい、黙ってくれない?」
「あぁぁぁ...もっと罵ってください!!」
自称俺の部下を名乗る闘技場の支配人がメッチャクチャ変人なんだけど...
今、おやつを食べている俺のそばでキモいぐらい声を上げているのは小鳥遊七音(たかなしななと)。ダークグレーの少し垂れ目でモデル並みのイケメン。女性だと言っても違和感ないほどの細身の体に男にしては少し高めの声。とにかくイケメンなのだ。そんなイケメンが俺ごときモブに完璧なトロ顔をさらしているのだ
元々、七音は残虐的な行為が大好きなドSでこの町に来たのも自分よりガタイの良い男達を再起不能にするまでいたぶりたかったからだ。そのために闘技場『エキージョ』を作ったのだ。そんな男が何故こうなったかって?
「あの時の責め...忘れることができません...自分がどれほど未熟か思い知らされました...ハァハァハァハァ...」
「責めって...ただ鞭で戦っただけじゃん」
「いいえ!!あんなに快楽を教える鞭使いは雪兎様にしかできません!!」
エキージョでは鞭使用が絶対でそのほかの武器は使用禁止なのだ。そして決着のつけ方が独特で相手を射精させたら勝つというよく分からないルールなのだ。もちろんルールを決めたのは七音だ。慣れないながらも勝ち抜けて七音との戦いになったのだが...
俺はこんな感じか?ってな感覚で鞭を振ったのに歴戦であるはずの七音はあっけなく射精。俺も驚いたし、客も驚いていた
おやつを食べ終え、お茶を飲んでいるときあることを思い出した。結構大切なことを忘れてた
「七音」
「...はい」
「俺、明日から寮のある学園に入学するから」
「..........はい?」
「だーかーらー、明日からこの町離れて寮のある学園に入学する」
「非常事態だあぁぁぁぁあ!!!!!早急に全員あつまりやがれえぇぇぇぇぇえ!!!!!」
おい、そんなに大事なことか?
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