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はじめ
ふざけた子供
しおりを挟む「やっほ~!起きた!?」
............
「うん!起きたみたいだね!!」
おかしいなぁ...
俺は毒を飲んで死んだはずだが...
「うん。そうだよ。ここは魂の休憩地で僕は君の国の言葉で言うなら神様だよ」
...情報の整理が付かない
つまり、俺は死んで魂だけの状態って事か?
「そーなるね」
神様って言ったか?
何で俺はここにいる?
「そうだね!じゃ、説明するね!」
そう言うと子供の体が光って、姿が変わっていった。俺の腰ぐらいしかなかった身長は俺より大きくなって顔つきも凛々しくなった。背中にはさっきまでなかった大きな白い翼があって微かだけど光っていた
「説明するぞ」
声帯が低くなった。俺よりも男らしい声に少しだけ羨ましく思った
「カーティル。お前は国を禍から護るための生け贄として捧げられたが、あの国に今後禍などおきない。ようは勘違いした馬鹿共が早とちりをしただけだ」
.......マジかよ...
俺が覚悟決めたのも、無駄だったのかよ
それより、神様が馬鹿共って言っていいのかよ...
「細かいことは気にしない。それより実は三年ぐらい前だったかな?お忍びで下界に行ったときに君に助けられたんだ。その時の恩を返すべく今から君を異世界に連れていくよ」
...イセカイ?
つまり.......
どういうことだ?
「生き返って異世界で過ごしてもらって事。何か聞いときたいことある?」
.......ないな...
あ、でも人間が多く居るところには行きたくないな...
「了解。ついでにささやかなプレゼントを着けておくよ。じゃ、異世界に連れていくね。姿は前の世界のままにしとくよ。頑張ってねぇ~」
神様が何かの呪文を言った後、まわりから無数の光の粒が出てきて俺を包み込んでいった
暖かくて、安心できる...
そして、全身を包まれると目の前が真っ暗になって変な浮遊感が起きた。それに身を任せるように、俺は目を閉じて眠りについた
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