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第一
乳母と執事
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赤ん坊のあやし方を知っている方!今すぐ俺に教えてください!!
...え?急にどうしたって?
いきなり泣き出したリゲル君をどうすれば良いのか知りたいんだよ!!
どーすればいいんだよ!!そもそも赤ん坊のあやすのって女性の得意分野じゃん!?誰でもいいから助けて!!!
「バン様。落ち着いてください。坊ちゃんはミルクをご所望なのです」
「ミルク!?」
「はい。この時間には授乳をしているので」
「バン様。リゲル様を」
ひとりでパニックになっていた俺に執事さんと美人な......女性?がなだめるように声をかけてきた
待てよ?この人は女性なのか?
「あぁ...紹介が遅れましたね。彼はムーン・カサミリア。坊ちゃんの乳母をしているものです」
「あ、はじめましてバンです...は!?彼!?乳母!?」
もうさっきからパニックパニックで冷静になれない。とにかく泣きわめいているリゲル君をムーンさんに渡して俺は冷静になるために深呼吸をした
しばらくしてようやく落ち着いた俺は執事さんとムーンさんの方をみた
「大丈夫ですよ。リゲル様は少々食いしん坊なのです」
「あ、そうなんですか...さっきはパニックになってしまい申し訳ありません」
「いえ、突然赤子に泣かれた誰でも慌てますよ。それに私ごときに頭を下げないでください」
「いえ...年上には礼儀を持って接するのが俺の中の常識なので」
はい、分かってます。この世界では俺の考えは異常でしたね。ムーンさんが唖然としているし執事さんなんか呆れたみたいにため息ついてるし!
「...イア様...」
「ムーン、慣れてください」
「イア?」
初めて聞く名前だ。でもムーンさんが執事さんに向かって呼んだんだからおそらく執事さんの名前なんだろう
「...まだ名前を申し上げてませんでしたね...イアン・エノールと申します。旦那様よりバン様の執事になるよう命じられました。以後よろしくお願いします」
「はい。お願いします...ところでイアンさんはなんでムーンさんにイアさんって呼ばれてるんですか?」
「はい。愛称...みたいなものです。ムーンとは長年この屋敷で仕えていますので...」
へぇ~...
なら、俺はイアンさんって呼ばなきゃじゃん
いまだムーンさんに張り付きながら母乳を飲んでいるリゲル君を見て、どんだけ食いしん坊なんだって思ったのはこの二人に言わないことにしよう
───────────────
こんにちは、腐です
長い間更新せずにすみませんm(__)m
また少しずつの更新になってしまいますがよろしくお願いします(´;ω;`)
...え?急にどうしたって?
いきなり泣き出したリゲル君をどうすれば良いのか知りたいんだよ!!
どーすればいいんだよ!!そもそも赤ん坊のあやすのって女性の得意分野じゃん!?誰でもいいから助けて!!!
「バン様。落ち着いてください。坊ちゃんはミルクをご所望なのです」
「ミルク!?」
「はい。この時間には授乳をしているので」
「バン様。リゲル様を」
ひとりでパニックになっていた俺に執事さんと美人な......女性?がなだめるように声をかけてきた
待てよ?この人は女性なのか?
「あぁ...紹介が遅れましたね。彼はムーン・カサミリア。坊ちゃんの乳母をしているものです」
「あ、はじめましてバンです...は!?彼!?乳母!?」
もうさっきからパニックパニックで冷静になれない。とにかく泣きわめいているリゲル君をムーンさんに渡して俺は冷静になるために深呼吸をした
しばらくしてようやく落ち着いた俺は執事さんとムーンさんの方をみた
「大丈夫ですよ。リゲル様は少々食いしん坊なのです」
「あ、そうなんですか...さっきはパニックになってしまい申し訳ありません」
「いえ、突然赤子に泣かれた誰でも慌てますよ。それに私ごときに頭を下げないでください」
「いえ...年上には礼儀を持って接するのが俺の中の常識なので」
はい、分かってます。この世界では俺の考えは異常でしたね。ムーンさんが唖然としているし執事さんなんか呆れたみたいにため息ついてるし!
「...イア様...」
「ムーン、慣れてください」
「イア?」
初めて聞く名前だ。でもムーンさんが執事さんに向かって呼んだんだからおそらく執事さんの名前なんだろう
「...まだ名前を申し上げてませんでしたね...イアン・エノールと申します。旦那様よりバン様の執事になるよう命じられました。以後よろしくお願いします」
「はい。お願いします...ところでイアンさんはなんでムーンさんにイアさんって呼ばれてるんですか?」
「はい。愛称...みたいなものです。ムーンとは長年この屋敷で仕えていますので...」
へぇ~...
なら、俺はイアンさんって呼ばなきゃじゃん
いまだムーンさんに張り付きながら母乳を飲んでいるリゲル君を見て、どんだけ食いしん坊なんだって思ったのはこの二人に言わないことにしよう
───────────────
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長い間更新せずにすみませんm(__)m
また少しずつの更新になってしまいますがよろしくお願いします(´;ω;`)
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