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守咲窓華、初恋の人。
4 真実は言えない
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「窓華さん、入りますよ」
窓華さんの部屋を開ける。中はまだ整理されてない。それにこれから整理するようにも見えない雰囲気だった。寝るところとパソコンがあるだけだ。いつでも自分が居なくなっても困らないようにしている。まるで逃亡犯の住処のようだ。
「あ、二度寝しようと思ってたのに」
「窓華さん、初恋の人と会えますよ」
「え、本当?」
窓華さんは目をまんまるにしている。
「高橋海斗さんって言うらしいです」
「ん、言われればそんな名前だったような?」
首をかしげながらそんなことを言う。記憶にないのかもしれないし、どこか思い当たることがあるのか分からない。窓華さんの考えは僕には理解できない。
「今は陶磁器メーカーの社長さんみたいですよ」
「幼稚園のときの経験が活きているね」
「それに海斗さんは窓華さんが初恋の人だったみたいです」
僕は窓華さんの顔が真っ赤になるのを確認した。
「でも、自分が保護人ってことは言っちゃ駄目ですからね」
「え、なんで?」
「そういう事になっているんです」
「なんか、嬉しいことと悲しいことが一気にきたって感じ。あれ、おかしいけどなんか涙が出てくる」
窓華さんはタオルで涙を拭きながらこっちを向いた。窓華さんは僕の前で泣くのは三回目だ。一回目は僕を殺そうとして馬乗りになって泣いた。二回目はホテルの夜に死にたくないと言った。今度は自分の思い出のために泣いた。
「はぁ、嬉しいのか嬉しくないのか分からなくなちゃった」
というと苦笑いをしている窓華さん。
「明日は配給で綺麗めな服が届くみたいです。楽しみですね」
「そう、ここに来てからの配給なんだけどすごいよね。サイズもぴったりだし」
窓華さんにはそれ専門の仕事があることは言わなかった。それに僕に届く小洒落た服というのも気になる。そしてその綺麗めな服についた盗聴器にも。
その日、朝から窓華さんはわくわくしていた。僕もそんな窓華さんを微笑ましく思いながら、僕だったら買わないような格好良い系の服を着ていた。窓華さんは配給で首元に色とりどりのストーンが散りばめられた紺のワンピースを着ていた。これは首輪を目立たなくするためだと僕は思った。
「どう?似合う?でも、君はそんなやっぱりそういう格好は似合わないね」
「それって酷い言い様ですね」
「私はさ、初恋の人と会うんだよ。私はテンション上がっているよ」
窓華さんはメイクも完璧にしていた。僕はそんな窓華さんがとても儚く可愛そうな存在だと思った。罪を犯したことは本当のことだけど、でもそのことも含めて可愛そうな人だと改めて思った。こんな些細なことで楽しそうにしている。僕はそんな惨めな窓華さんを見て悲しく思ったのだ。
車を降りて僕らは別々の席に座る。ここはコース料理の店のようだ。でも台湾で食べたコース料理がすごすぎてメニューを見て頼むことはやめた。店は貸し切りと言っていたけれど、客らしき人は居る。みんなエキストラだ。僕は音楽を聞くふりをして盗聴器で会話を聞くことにした。とりあえず僕はコーヒーしか頼んでいない。先に座っている海斗さんのところに窓華さんが行って手前の対面して座った。海斗さんは白いスプリングニットを着ていた。男の僕から見てもそれはとても似合っている。そして二人は出会ってすぐに会話を始めた。
”窓華ちゃん?”
”高橋海斗君って言うんだね。私は忘れちゃってた”
窓華さんの笑い声と海斗さんの笑い声が聞こえる。
”窓華ちゃんは酷いなぁ……”
”そうだね、私は酷い人間だね”
窓華さんたちのテーブルを見ると、生ハムのサラダが運ばれていた。僕は運ばれてきたコーヒーにミルクを入れていた。白いミルクが渦になる。
”窓華ちゃん、元気してた?僕はね、陶磁器高橋の社長になったんだ”
”海斗君すごいね。昔から粘土とか好きだったもんね”
再会を楽しむ二人は平和だ。この平和は偽物なのに、本物になれば良いのにと感じていた。
”窓華ちゃんが丸めた粘土はつやつやにする前に、家の炉で焼いていたからね。親も窓華ちゃんのためにしてくれたんだ”
”へぇ、そうだよね。そうしないと粘土は輝けないもんね”
二人は食事をしながら話している。僕はそれを聞いていることしかできない。でもその窓華さんは僕が知る女性じゃない。なんだか別の生き物みたいだ。過去の恋というのはそんなに良いものなのだろうか。
”海斗君ってマッチングはまだ?”
”まだだけど?”
”私さ、海斗君が初恋の人だったんだよね。あ、私は子持ちの主婦だよ。今は離婚して旦那に親権取られているけど”
窓華さんが嘘をついている。でも、この嘘はある程度想定内だ。
”僕もさ、窓華ちゃんが初恋の人だったんだ”
”え、本当?”
窓華さんはこっちが切なくなってしまうほど嬉しそうな声で問う。だって、二人が両思い同士でもその思いは叶うことがないのだから……
”そうだよ。今も窓華ちゃんが好きなんだと思う”
”嬉しいな、ありがとう”
二人はサラダを食べ終わって、それで次にスープを運ばれてきたみたいだ。僕はコーヒーで二人を見守る。もう白い渦はかき混ぜたから茶色になった。
”窓華ちゃんが良ければさ、結婚しない?僕はさ、マッティングとか関係なく窓華ちゃんが好きだし、離婚歴があっても気にしないよ”
”気持ちは嬉しいんだけど、できない……かな?”
離れた席から見ても窓華さんが困った表情をしていることが分かる。窓華さんは初恋の人からの思いを断らなきゃいけない。残酷だ。
”旦那さんとは別れたんだろう?”
”まぁ、そうだけど……”
窓華さんの返事は端切れが悪い。自分の素性を明かせないからであろう。なんだかそれは可哀想だと思う。どう良い逃れをするのだろうか。お互いに好き合っていることは承知の上なのに、別れることになる。
”そんなことないよ。海斗君は素敵な人だと思うよ”
”ならなんで、駄目なの?”
何も知らない海斗さん。喜代也が効かないなんて言えないし、自分が保護人だと言えないことも窓華さんはつらいだろう。
”うん、私も海斗君のこと好きだよ。でも駄目なの”
”この窓華ちゃんとの出会いも政府の人が手配してくれたんだからさ。無理じゃないと思うんだけどなぁ……”
海斗さんはかばんを出して、小さな箱を出す。
”本当はさ、メインとかデザートのときに言うのが良いと思うんだけどさ”
その小箱を開く。僕には中身は見えないが、これは古典的なドラマでよくある昔のプロポーズではなかろうか。ならば中身は指輪だ。
”窓華ちゃんと結婚したい。社長婦人だ。悪くないだろう”
”気持ちはありがとう。でも、どうしてもできないことなの”
そういう窓華さんの声は震えている。
”なんで?”
窓華さんにとって、こんなに残酷な言葉があるだろうか。
”旦那さんに未練があるとか?”
”そうじゃないの。これは私の問題”
”僕のことが好きって言うのは嘘だったの?”
海斗さんが焦っていることが分かる。こんなに思いを伝えても、初恋の人が揺らがないのだから不思議に感じているのだろう。
”それは本当。海斗君のことが私は好き”
”ならなんで駄目なの?”
”どうしても駄目なの……”
窓華さんは小さな背中を震わせて苦しそうに言う。今にも泣き出しそうな声だ。
窓華さんの部屋を開ける。中はまだ整理されてない。それにこれから整理するようにも見えない雰囲気だった。寝るところとパソコンがあるだけだ。いつでも自分が居なくなっても困らないようにしている。まるで逃亡犯の住処のようだ。
「あ、二度寝しようと思ってたのに」
「窓華さん、初恋の人と会えますよ」
「え、本当?」
窓華さんは目をまんまるにしている。
「高橋海斗さんって言うらしいです」
「ん、言われればそんな名前だったような?」
首をかしげながらそんなことを言う。記憶にないのかもしれないし、どこか思い当たることがあるのか分からない。窓華さんの考えは僕には理解できない。
「今は陶磁器メーカーの社長さんみたいですよ」
「幼稚園のときの経験が活きているね」
「それに海斗さんは窓華さんが初恋の人だったみたいです」
僕は窓華さんの顔が真っ赤になるのを確認した。
「でも、自分が保護人ってことは言っちゃ駄目ですからね」
「え、なんで?」
「そういう事になっているんです」
「なんか、嬉しいことと悲しいことが一気にきたって感じ。あれ、おかしいけどなんか涙が出てくる」
窓華さんはタオルで涙を拭きながらこっちを向いた。窓華さんは僕の前で泣くのは三回目だ。一回目は僕を殺そうとして馬乗りになって泣いた。二回目はホテルの夜に死にたくないと言った。今度は自分の思い出のために泣いた。
「はぁ、嬉しいのか嬉しくないのか分からなくなちゃった」
というと苦笑いをしている窓華さん。
「明日は配給で綺麗めな服が届くみたいです。楽しみですね」
「そう、ここに来てからの配給なんだけどすごいよね。サイズもぴったりだし」
窓華さんにはそれ専門の仕事があることは言わなかった。それに僕に届く小洒落た服というのも気になる。そしてその綺麗めな服についた盗聴器にも。
その日、朝から窓華さんはわくわくしていた。僕もそんな窓華さんを微笑ましく思いながら、僕だったら買わないような格好良い系の服を着ていた。窓華さんは配給で首元に色とりどりのストーンが散りばめられた紺のワンピースを着ていた。これは首輪を目立たなくするためだと僕は思った。
「どう?似合う?でも、君はそんなやっぱりそういう格好は似合わないね」
「それって酷い言い様ですね」
「私はさ、初恋の人と会うんだよ。私はテンション上がっているよ」
窓華さんはメイクも完璧にしていた。僕はそんな窓華さんがとても儚く可愛そうな存在だと思った。罪を犯したことは本当のことだけど、でもそのことも含めて可愛そうな人だと改めて思った。こんな些細なことで楽しそうにしている。僕はそんな惨めな窓華さんを見て悲しく思ったのだ。
車を降りて僕らは別々の席に座る。ここはコース料理の店のようだ。でも台湾で食べたコース料理がすごすぎてメニューを見て頼むことはやめた。店は貸し切りと言っていたけれど、客らしき人は居る。みんなエキストラだ。僕は音楽を聞くふりをして盗聴器で会話を聞くことにした。とりあえず僕はコーヒーしか頼んでいない。先に座っている海斗さんのところに窓華さんが行って手前の対面して座った。海斗さんは白いスプリングニットを着ていた。男の僕から見てもそれはとても似合っている。そして二人は出会ってすぐに会話を始めた。
”窓華ちゃん?”
”高橋海斗君って言うんだね。私は忘れちゃってた”
窓華さんの笑い声と海斗さんの笑い声が聞こえる。
”窓華ちゃんは酷いなぁ……”
”そうだね、私は酷い人間だね”
窓華さんたちのテーブルを見ると、生ハムのサラダが運ばれていた。僕は運ばれてきたコーヒーにミルクを入れていた。白いミルクが渦になる。
”窓華ちゃん、元気してた?僕はね、陶磁器高橋の社長になったんだ”
”海斗君すごいね。昔から粘土とか好きだったもんね”
再会を楽しむ二人は平和だ。この平和は偽物なのに、本物になれば良いのにと感じていた。
”窓華ちゃんが丸めた粘土はつやつやにする前に、家の炉で焼いていたからね。親も窓華ちゃんのためにしてくれたんだ”
”へぇ、そうだよね。そうしないと粘土は輝けないもんね”
二人は食事をしながら話している。僕はそれを聞いていることしかできない。でもその窓華さんは僕が知る女性じゃない。なんだか別の生き物みたいだ。過去の恋というのはそんなに良いものなのだろうか。
”海斗君ってマッチングはまだ?”
”まだだけど?”
”私さ、海斗君が初恋の人だったんだよね。あ、私は子持ちの主婦だよ。今は離婚して旦那に親権取られているけど”
窓華さんが嘘をついている。でも、この嘘はある程度想定内だ。
”僕もさ、窓華ちゃんが初恋の人だったんだ”
”え、本当?”
窓華さんはこっちが切なくなってしまうほど嬉しそうな声で問う。だって、二人が両思い同士でもその思いは叶うことがないのだから……
”そうだよ。今も窓華ちゃんが好きなんだと思う”
”嬉しいな、ありがとう”
二人はサラダを食べ終わって、それで次にスープを運ばれてきたみたいだ。僕はコーヒーで二人を見守る。もう白い渦はかき混ぜたから茶色になった。
”窓華ちゃんが良ければさ、結婚しない?僕はさ、マッティングとか関係なく窓華ちゃんが好きだし、離婚歴があっても気にしないよ”
”気持ちは嬉しいんだけど、できない……かな?”
離れた席から見ても窓華さんが困った表情をしていることが分かる。窓華さんは初恋の人からの思いを断らなきゃいけない。残酷だ。
”旦那さんとは別れたんだろう?”
”まぁ、そうだけど……”
窓華さんの返事は端切れが悪い。自分の素性を明かせないからであろう。なんだかそれは可哀想だと思う。どう良い逃れをするのだろうか。お互いに好き合っていることは承知の上なのに、別れることになる。
”そんなことないよ。海斗君は素敵な人だと思うよ”
”ならなんで、駄目なの?”
何も知らない海斗さん。喜代也が効かないなんて言えないし、自分が保護人だと言えないことも窓華さんはつらいだろう。
”うん、私も海斗君のこと好きだよ。でも駄目なの”
”この窓華ちゃんとの出会いも政府の人が手配してくれたんだからさ。無理じゃないと思うんだけどなぁ……”
海斗さんはかばんを出して、小さな箱を出す。
”本当はさ、メインとかデザートのときに言うのが良いと思うんだけどさ”
その小箱を開く。僕には中身は見えないが、これは古典的なドラマでよくある昔のプロポーズではなかろうか。ならば中身は指輪だ。
”窓華ちゃんと結婚したい。社長婦人だ。悪くないだろう”
”気持ちはありがとう。でも、どうしてもできないことなの”
そういう窓華さんの声は震えている。
”なんで?”
窓華さんにとって、こんなに残酷な言葉があるだろうか。
”旦那さんに未練があるとか?”
”そうじゃないの。これは私の問題”
”僕のことが好きって言うのは嘘だったの?”
海斗さんが焦っていることが分かる。こんなに思いを伝えても、初恋の人が揺らがないのだから不思議に感じているのだろう。
”それは本当。海斗君のことが私は好き”
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