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斎藤福寿、寿管士としての生活が始まる。
7 楽しい最期
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僕が公園を見て植物にも喜代也が効かない個体があるのだろうか?などと考えていた。すると僕のスーツの裾を窓華さんが掴んで僕に笑いかけた。
「とりあえず私は呪と生活して人生楽しく終わらせたいわけ」
「楽しくですか?僕と?」
親しい仲になった知り合いも居ないというのに、同じアパートに女の人と住むなんてハードルが高すぎではないだろうか。楽しく生活できるか僕は不安になった。これはマザーが将来を決めるときと同じぐらいの緊張感だ。
「他に誰が居るのさ。私が死ぬまでよろしくね」
「よろしくされなくても看取りますよ。これは僕の仕事です」
「ならちょっとぐらいの迷惑はかけても良いのよね」
「どう考えたらそこまで話が脱線するのですか」
迷惑はかけて欲しくないんだけどな……と僕は思った。死ぬまで見守ることは僕の仕事だから仕方がないにしろ、大人しく生活して欲しい。アパートも良い立地にあって、窓華さんの部屋もある。そこには最新のパソコンもある。テレビを見る人は減ったから、テレビはリビングにしかないけれども。
「だってすももさんから聞いているよ。良いアパートに住んでパソコンから欲しいものは配給を頼める、お金持ちみたいな生活ができるんでしょ」
「まぁ、それはそうですけど自由はないですよ」
「籠の中の鳥も私は幸せだと思うよ」
「外の世界を知らない鳥はそうかも知れませんね」
外の世界を知らないのは窓華さんじゃなくて僕の方だ。僕はひとりでも不幸せじゃない人生を送ってきた。だから、僕はこの人生は悪くないと思っていた。この仕事に決まっても、仕方がないで済ますのだと思った。この仕事に選ばれたのは知り合いでは僕だけだ。国家機密にされているけど、僕に話すような相手は家族とちょっとした人しか居ない。
「鳥を甘く見るなよ。鳥は好きで飛ぶわけじゃないから」
「僕は鳥のように自由に飛べたらって思いますよ」
鳥の飛ぶ空は広い。この広い世界のどこかには、自分がもっと自分らしく生きれる場所があるのかもと錯覚するぐらいに。僕はバスの中から空を見た。やはり日本以外の空のもとで、僕は幸せになれた可能性だってある。もしもの話が嫌いな僕でも空を見ると、違う人生があったかもしれないと感じるのだ。
「鳥は危険を感じて飛ぶだけで、好きで飛ぶわけじゃないの。私は小さい時に文鳥を飼っていたけど、ほとんど飛ばなかったもん」
「家の中には襲ってくる動物が居ないから?」
「そうなるかな。でも飼いならされた鳥の人生も幸せだと思うよ」
窓華さんは現実を見ている。死を前にして逃げようとしていない。僕があと半年ぐらいで死にますって言われたら動揺すると思うのに、そんな素振りを見せない。やはり僕とは違うところに生きる人だ。
「首輪は脱走防止のための機械も兼ねるのですが、窓華さんにはどうやらその機能は必要ないようですね」
「分からないよ。この話をして騙しているだけって考えないの?」
「考えませんね」
馬鹿正直な僕は窓華さんを信じてそう言った。少し驚いた表情をしてから窓華さんはちょっと真面目な顔になった。こんな顔もできるのかと僕は驚いた。それくらいにこにこしている女の人の印象が大きかったから。
「呪って馬鹿正直だね。損する生き方だ」
「僕は正しく生きる方がお得な気がしますけど」
「そうかぁ、私と呪は生きている世界が違うのかもね」
僕と同じことを窓華さんも思っていたらしい。僕らはマザーによって出会った仲でそうでなかったら出会わなかったと思う。それくらい住む世界が違う人間だ。僕の憧れる生き方をする強い人だから、死んでしまうと思うと悲しい。でも、僕はそのことをできるだけ悟られないように、ちょっと誤魔化した。
「日本に住んでいるのに?」
「場所じゃなくて、心のある場所が違うんだよ」
「言いたいことが分かりません」
わざと僕は窓華さんの意見が分からないふりをする。窓華さんは呆れたような表情をしてやれやれという感じだ。僕も窓華さんと仲良くなりすぎたら失うことが辛いだろうと思って、それで良いと感じた。
「昔は考えるだけなら自由だったらしいよ。今は思考や思想はヘルスメーターがチェックしててすぐ摘発にくるから」
「だから犯罪も減ったんですけどね。思想犯はやっかいです」
今は犯罪を起こそうと決意したが最後、ヘルスメーターにチェックされる。これは危険思想でも同じで、日本国民は想像の自由すらない。昔は信仰の自由とか、想像するだけなら罪にならなかったらしい。でも、今は想像するだけでもマザーとヘルスメーターが危険だと感じたら、更生施設での講習だ。
「私はマザーに縛られた生き方が嫌い」
「だと思いました」
「ヘルスメーターが心の中を検閲する世界も嫌い」
「嫌いなことばかりですね。好きなことを数えた方が幸せになりますよ」
考えると、僕だってこの人生で楽しくないことや嫌なことの方が多い。しかしそれなりに楽をして生きてきた。これはマザーのおかげでもある。しかし僕が医者になれなかったのはマザーのせいで、僕は恨んだことも事実だ。
「そうだなぁ、呪と暮らすこれからの生活が楽しければ良いかな」
「友達とさえ楽しく生活していなかった僕が、窓華さんに楽しい生活を保証できるとは思えませんけど」
「そこは楽しい生活をしようと努力してよ」
「分かりました。善処します」
僕はそう言うと、窓華さんは弾けるような笑顔で笑った。シャボン玉が弾けるように死ぬのかと僕は想像して、これではいけないと思った。僕らはサンマルというスーパーマーケットのあるバス停で降りる。僕の母さんも普通の料理はするけど、だいたいが畑で取れたもの。それかネット注文だから、僕はスーパーマーケットに入ることは初めてだった。僕は窓華さんの後を追うように歩く。
「とりあえず私は呪と生活して人生楽しく終わらせたいわけ」
「楽しくですか?僕と?」
親しい仲になった知り合いも居ないというのに、同じアパートに女の人と住むなんてハードルが高すぎではないだろうか。楽しく生活できるか僕は不安になった。これはマザーが将来を決めるときと同じぐらいの緊張感だ。
「他に誰が居るのさ。私が死ぬまでよろしくね」
「よろしくされなくても看取りますよ。これは僕の仕事です」
「ならちょっとぐらいの迷惑はかけても良いのよね」
「どう考えたらそこまで話が脱線するのですか」
迷惑はかけて欲しくないんだけどな……と僕は思った。死ぬまで見守ることは僕の仕事だから仕方がないにしろ、大人しく生活して欲しい。アパートも良い立地にあって、窓華さんの部屋もある。そこには最新のパソコンもある。テレビを見る人は減ったから、テレビはリビングにしかないけれども。
「だってすももさんから聞いているよ。良いアパートに住んでパソコンから欲しいものは配給を頼める、お金持ちみたいな生活ができるんでしょ」
「まぁ、それはそうですけど自由はないですよ」
「籠の中の鳥も私は幸せだと思うよ」
「外の世界を知らない鳥はそうかも知れませんね」
外の世界を知らないのは窓華さんじゃなくて僕の方だ。僕はひとりでも不幸せじゃない人生を送ってきた。だから、僕はこの人生は悪くないと思っていた。この仕事に決まっても、仕方がないで済ますのだと思った。この仕事に選ばれたのは知り合いでは僕だけだ。国家機密にされているけど、僕に話すような相手は家族とちょっとした人しか居ない。
「鳥を甘く見るなよ。鳥は好きで飛ぶわけじゃないから」
「僕は鳥のように自由に飛べたらって思いますよ」
鳥の飛ぶ空は広い。この広い世界のどこかには、自分がもっと自分らしく生きれる場所があるのかもと錯覚するぐらいに。僕はバスの中から空を見た。やはり日本以外の空のもとで、僕は幸せになれた可能性だってある。もしもの話が嫌いな僕でも空を見ると、違う人生があったかもしれないと感じるのだ。
「鳥は危険を感じて飛ぶだけで、好きで飛ぶわけじゃないの。私は小さい時に文鳥を飼っていたけど、ほとんど飛ばなかったもん」
「家の中には襲ってくる動物が居ないから?」
「そうなるかな。でも飼いならされた鳥の人生も幸せだと思うよ」
窓華さんは現実を見ている。死を前にして逃げようとしていない。僕があと半年ぐらいで死にますって言われたら動揺すると思うのに、そんな素振りを見せない。やはり僕とは違うところに生きる人だ。
「首輪は脱走防止のための機械も兼ねるのですが、窓華さんにはどうやらその機能は必要ないようですね」
「分からないよ。この話をして騙しているだけって考えないの?」
「考えませんね」
馬鹿正直な僕は窓華さんを信じてそう言った。少し驚いた表情をしてから窓華さんはちょっと真面目な顔になった。こんな顔もできるのかと僕は驚いた。それくらいにこにこしている女の人の印象が大きかったから。
「呪って馬鹿正直だね。損する生き方だ」
「僕は正しく生きる方がお得な気がしますけど」
「そうかぁ、私と呪は生きている世界が違うのかもね」
僕と同じことを窓華さんも思っていたらしい。僕らはマザーによって出会った仲でそうでなかったら出会わなかったと思う。それくらい住む世界が違う人間だ。僕の憧れる生き方をする強い人だから、死んでしまうと思うと悲しい。でも、僕はそのことをできるだけ悟られないように、ちょっと誤魔化した。
「日本に住んでいるのに?」
「場所じゃなくて、心のある場所が違うんだよ」
「言いたいことが分かりません」
わざと僕は窓華さんの意見が分からないふりをする。窓華さんは呆れたような表情をしてやれやれという感じだ。僕も窓華さんと仲良くなりすぎたら失うことが辛いだろうと思って、それで良いと感じた。
「昔は考えるだけなら自由だったらしいよ。今は思考や思想はヘルスメーターがチェックしててすぐ摘発にくるから」
「だから犯罪も減ったんですけどね。思想犯はやっかいです」
今は犯罪を起こそうと決意したが最後、ヘルスメーターにチェックされる。これは危険思想でも同じで、日本国民は想像の自由すらない。昔は信仰の自由とか、想像するだけなら罪にならなかったらしい。でも、今は想像するだけでもマザーとヘルスメーターが危険だと感じたら、更生施設での講習だ。
「私はマザーに縛られた生き方が嫌い」
「だと思いました」
「ヘルスメーターが心の中を検閲する世界も嫌い」
「嫌いなことばかりですね。好きなことを数えた方が幸せになりますよ」
考えると、僕だってこの人生で楽しくないことや嫌なことの方が多い。しかしそれなりに楽をして生きてきた。これはマザーのおかげでもある。しかし僕が医者になれなかったのはマザーのせいで、僕は恨んだことも事実だ。
「そうだなぁ、呪と暮らすこれからの生活が楽しければ良いかな」
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「そこは楽しい生活をしようと努力してよ」
「分かりました。善処します」
僕はそう言うと、窓華さんは弾けるような笑顔で笑った。シャボン玉が弾けるように死ぬのかと僕は想像して、これではいけないと思った。僕らはサンマルというスーパーマーケットのあるバス停で降りる。僕の母さんも普通の料理はするけど、だいたいが畑で取れたもの。それかネット注文だから、僕はスーパーマーケットに入ることは初めてだった。僕は窓華さんの後を追うように歩く。
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