５０歳になって神に選ばれたので異世界で平和な生活だった夢を現代ですることになった物語。

１９話 世界政府の終わりの始まり

一方その頃カズホとアレスはミストの拠点で世界政府とロリス残党の戦いを見ながら武術大会の打ち合わせをしていた。

カズホがメディアを見ながら何だこの２人は強いな。
とか言っているのでアレスもメディアを見てみると。

「ほんとですね速いし息もピッタリだ顔も体格も似てるから双子ですかね？」

「一瞬で勝負が決まったな足があれでは戦いようがないな。世界政府はこんな切り札まで温存してたのか２人相手なら自分も勝つのは難しいかもな」

「カズホなら勝てるだろ僕は絶対に無理だけど…」

これでロリス残党は終わりだな。おそらく赤髪の女がリーダーだったと思うしな。ん？自害をするつもりなのか？

何故か２人組が血相を変え止めに入る。これにはカズホもアレスも驚いた。血相変えてまで止める？あそこまでボロボロにした相手なのに？

「いや何か赤髪が呟いた後だな２人が驚いた顔をしたのは何を呟いたかはメディアだけでは分からないけどヤスク様や犬２匹なら分かったかもな」

「なら明日にでも録画を見せましょう」

そうだなとカズホは頷く。

それより武術大会の準備だな人が来ればの話だけどな。世界政府もロリス残党で忙しいから邪魔に来ないと思うけどメディアの映像は効果的だから来ないかもな笑

そんな話をしている時に部屋にノックがあり拠点の役人が「失礼します」と入って来る。

「うん？どうした？何かあったのか？」

とカズホが尋ねると役人が

「世界政府の役人達が武術大会の事で質問があると訪ねて来ました」

マジかよ普通は来ないだろ。
すぐそこでロリス残党と戦闘中だろバカなのか？追い返す事も出来ないし対応するか。

「分かったすぐに行く。ちょっとアレスは待っていてくれ話をつけてくる」

それだけ言うと役人と一緒に部屋から出ていった。
１人残されたアレスは暇だからメディアでも見るかとメディアを見ることにした。

するとロリス残党が撤退してる映像が流れていた。
不思議と世界政府は追撃しない。うん？追撃なしか？
あれ？ロリス残党全体が撤退でなく半分ぐらい残ってるな？仲間割れか？

撤退していく部隊には追撃しないが残った部隊は取り囲まれていく。

撤退する方角がミストかアークスだな…頼むから、こっちに来るなよ数万人も食べさす余裕ないぞミストもアークスにも。

これは残った部隊は全滅だな……そこでメディアの放送は終わりロリス残党が撤退し世界政府の強さが証明されましたと嬉しそうにアナウンサーが言っていた。


カズホが世界政府の連中と話しに向かうと世界政府の連中が１０人ぐらいいた。

物騒だな。この人数でくるとは…

「どうしたんですか？こんな大勢の人数で」

と先に質問する。

「ロリス残党がミストとアークスとダスクに逃げる恐れがあるので滞在の許可を取りにきた」

「ほ～う。どれくらいの人数なんですか？」

「ここミストがトヨリの襲撃場所から１番近いので５万人ぐらいでアークスとダスクには残り５万の振り分けだ」

「あ～そうですか？自分達の食料や宿は自分達でするなら、いいですよ」

「あーそれは自分達で何とかする」

「ちなみに兵達たちはどの辺りで滞在するつもりなのですか？」

ここだ！と地図を広げて指を指す。

マジかよ…よりによって…地図を指した場所はヤスクが滞在してる近くの草原であった。

「そこの場所は…あまりオススメはしませんけど…見晴らしが良いので狙われやすいでしょ」

と遠回しに別に変更しろと言った。
だが世界政府の連中は人数が人数だ狙われるどころか逃げるだろ笑

と笑いながら「許可は取ったからな」と拠点から帰っていった。

その後カズホは部屋に戻りアレスに大変な事になった…ヤスク様が泊まってる施設の近くに５万人の世界政府の兵達が宿泊するみたいだ…

「ほんとに言ってるのか？止めなかったのか？」

遠回しに止めたが無理だった…後はラキとコムギだな。
確か邪魔した奴らを捕獲だったよな…

殺意や攻められたでなく邪魔だけでもだからな…下手すれば世界政府と戦争だぞ…

でも止めれないだろ邪魔になるし世界政府が邪魔をしない事に賭けるしかないだろ怖いけど仕方ない…

取り敢えず俺達は明日の朝までは何も出来ないからな明日の朝早めにヤスク様の所に向かおう。

一方世界政府の方はドロイ中将からロカとルイに信じれない報告を聞いていた。

ザリクス支部長が先回りしてアークスとミストとダスクに兵達を向かわせていただと…１番駄目な地域じゃないか…下手すれば終わるぞ…

ドロイ中将が言う。
「止める間もなくロリス教団残党が０と報告をした時に決めたそうだ…ついでに今攻めてきている残党もかるつもりみたいた…」

この時ロカとルイは…世界政府を裏切る事を決めた。
ドロイ中将には恩があるので誘ってみる。

「ドロイ中将今までお世話なりました。もう世界政府は終わりです。おそらく１週間以内にザリクスは死ぬでしょ一緒にヤスクの所に行きませんか？」

ドロイ中将は首を振り、お前達以外にも部下が数万人もいるので裏切れない…お前達だけで行けと…