50歳になって神に選ばれたので異世界で平和な生活だった夢を現代ですることになった物語。

たくやす

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15話 決闘

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コインが落ちた瞬間に一穂が消えた。

「やべ!早すぎだろ!思考全開でもやっと見える感じだぞ」

何とか一撃を躱すが次がすぐにくる。

イメージで取り敢えず銃を出し撃つ躱されるのは分かるが牽制にはなるだろう。

駄目だ!ついていけない!身体能力に差がありすぎて躱す事しか出来ない反撃しないと勝つには絶対に無理だ。

ん?ちょっと待てよ早いが何か違和感が…
だんだん動きが見えるようになってきてるぞ。

こっちの身体能力が上がってるのか…体力が減らないし身体能力の限界がどんどん上がってるのが分かる。

まだ始まって数分と思うけど能力上がっても反撃なんて余裕がない…剣が相手ならカウンターも難しいし兎に角早すぎる。

「さすがです!こんなに躱されたのは初めてです!今から本気でいきますよ!」

カズホの剣の長さが1メートルほど長くなったが速さは変わらずに打ち込んでくる。

剣の長さが変わるだと!

やべ!ちょっと腕が掠った。何だこれ痺れて掠った腕が動かない!

クソ!バランスが足にも剣が掠ってしまって倒れる。

動けなくなったと思いカズホが身体強化と思考解放を切り自分に近づいてくる。

「ヤスクさん。これまでですね。暫くこの剣が当たれば動けません。僕の勝ちです降参して下さい」

甘いなカズホ…思考と身体強化切りやがった。

回復力も神の力か痺れて動かないのは一瞬だったが演技をしただけだったんだよ。

思いっ切り足に力を入れて頭突きみたいな感じでカズホの腹めがけて飛ぶ思考と身体強化を切ったカズホに躱せる筈もなく直撃だ。

カズホが3メートルぐらい吹き飛び血を吐いて倒れる。
そこに全力で近づき。とどめを刺す背を地につけた状態で10発ぐらい腹や胸を殴る内蔵破壊すれば、いくらカズホでも動けない。

その後で剣を持ってる腕を折ると剣を放した。

「終わりだな」

とカズホが呟いた…

そこでヤスクはカズホから離れた。

ラキ!カズホに回復をしてやってくれ!
は!とラキが現れカズホの手当に向かう。

「疲れた~強すぎるだろカズホあんなの反則だろ武術大会なんてカズホが負ける筈ないだろ」

アレスとミドリが近づいてくる。

「終わりましたね。これからどうします?」

いやいや何もしないよ何をやらそうと思ってるんだ。
ここは言っとかないとな。

「これからも何も何もしないダルマスは気になるけど。仕掛けてくるまでは何もしない休む」

お!カズホが回復したみたいで近づいてくる。

「いや~負けました。やっぱり敗因は甘さと粘りですかね」

えらい負けたのに明るい奴だな。

「生まれて初めて負けて清々しいです負けて今までの事がどうでもよくなりました。ヤスク様に仕えます」

なんだ。コイツは強いのに、したてに出られると調子狂うな。

ゲボ!っと声が聞こえる。見るとトールズが倒れてる。あれ?アレス生かしてたの?何の役に立たつつもりなんだ?

「トールズは一応はダスク村の村長なので村の情報を聞きたいと思いまして…」

あ!そうかアレスには言ってなかったな。
トールズはダルマスと組んで利用されただけで計画も何も知らないぞと説明してやる。

その瞬間に早く言えよとトールズに、とどめを刺した。

いや~アレスも怖いな自分だけかよマトモは…ラキもコムギも容赦ないしミドリは保護対処で戦闘要員ではないからな。

「取り敢えず帰るぞ休みたい明日からは絶対に休む!」

後はカズホとアレスで何とかしろ!

その時サイレンが鳴り響く…

「おいおい何があったんだ関係ないよな自分はゆっくりと休むぞ」

放送が流れる。

スーリン自治区の世界政府拠点にロリス教団がテロ事件を起こしました!

スーリン自治区トヨリ、アークス、ミスト、ダスク地区は自宅待機をお願いします。

待機してなければロリス教団と認定し捕縛もしくは射殺します。

「は?ふざけるなよ!もう世界政府から潰してやる!」

さすがに、これだけ続けば世界政府が原因で休めない事に気付いた。

「カズホとアレスも力を貸してくれ世界政府を潰して平和で休める生活を作る!」

神になって毎日仕事は世界政府が悪い!

カズホもアレスも喜んで力を貸すと言ってくれた。

計画を話す今から世界政府が自分達に攻撃をしてきたら全部潰す。ダルマスも邪魔しそうなので取り敢えずダスクまで行ってからトヨリの世界政府拠点を潰すまでが計画だ。

後は待てれば世界政府が勝手に来るだろ。

で世界政府本部を潰して混乱になった世界をカズホとアレスがまとめていってくれ!

今のところ簡単にはこの手順だ。

やはり破壊をしないと再生はないんだな…
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