50歳になって神に選ばれたので異世界で平和な生活だった夢を現代ですることになった物語。

たくやす

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14話 カズホ

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トールズは何がおきたか分からずに自分に銃を向け叫んでる。

「何をしたんだ貴様!殺してやる」

銃で撃ってくる。容赦ないな。こいつ銃なんて直線しか飛ばないんたから指の動きと銃口ずらせば当たる分けないだろ。

これだからバカは嫌いだ。10発ぐらい撃つと弾切れでトールズがキレて襲いかかってくる。

お前はデカいだけで銃より遅いし威力ないだろ。
トールズのパンチと左の蹴りを躱しタイミングで軸足の右足を思いっ切り蹴り飛ばし足の骨を折る。

もう、うずくまって動かなくなったのかよ。

ガーー!とやかましいので左腕を掴んで黙らないと折るぞと脅す。

まだ叫んで喧しいので折る。ガーー!喧しい。

次は右腕を掴んで黙らないと折るぞと脅す。
騒いでも痛いのは治らないし同じどころか酷くなることに気付いたか少し静かになる。

「おい!自分は今は怒ってるんだぞ!誰の指図でミストに来た?計画は誰の指図だ?お前はバカだから計画たてるのは無理だろ」

トールズに村や街を支配などの計画は無理なのに具体的に言ってたからな。ほんと返答次第で世界政府の指図なら人類滅亡を考えるぞ。

コムギ来い!心を読ませる。ラキは周囲の警戒だ誰か来れば殺さず報告しろ!誰でも殺すと後味が悪いからな。

「さぁトールズ言え!誰の指図だ!ダスク村からミストまで来た理由と情報を誰から貰ってる」

まぁトールズが言うわけないのは知っている。
どうだコムギ分かったか?

は!分かりました!
ダルマスと昔からの知り合いみたいです。
アークス村もダスク村も全てダルマスの仕業みたいです。
それと街や村を支配計画もダルマスです。

対立みたいな感じで裏で繋がってるってやつか最低だな。

ん?ミストは?
ミストは…

「誰か来たみたいだな半径1キロ以内に人が来たスピードが速いな」

ラキは待機だ。
こっちに来てるみたいだから自分で対処する。

ものすごい速さだな人の動きで可能なのか?
200メートルぐらい先まで来ると見えた。

ん?カズホ?なんでカズホがここに?

コムギが話す。ミストの情報を伝えトールズを呼び込んだのはカズホです。

マジか!意味が分からないな混乱を呼び込むなんて。

「こいつは凄いな数百人が全滅かよ」
とか言いながらカズホが近づいてくる。

「でなんの用だカズホ」

「呼び捨てなんて酷いてすねヤスクさん」

「うるさい!トールズ呼び込んで火の粉を払わせたのはカズホだろ調べはついた」

「ほんとなんですか!」

と言いながら車からミドリと2人で出てくる。
おいおい車の中でいろと言ったのにカズホの声で安心したのかよ…敵かも知れないのに。

「ヤスクさんの動きなどを見ると私と同じローゼウスの家系ですね」

「ん?カズホはローゼウスの家系なのか自分の家系が終わったから滅んだと思ってたけど」

「はい。身体強化などは身体を鍛えれば筋肉痛ぐらいで済みますけどヤスクさんみたいに思考解放は1分が限界なのにヤスクさん凄いですね」

「へ~分かるのか思考解放使ってるの?身体強化なら分かりやすいのに思考解放まで分かるってやるな」

「そんなことよりカズホのトールズ呼び込んだって話は本当なんですか?」

とアレスが会話に入ってくる。

「本当だダルマスも呼び込もうと思ったんだけどな失敗したトールズ1人で来やがった」

「ちなみにミスト村のキリマス教団なんて邪魔だからとっくに潰してる笑」

「2人呼び込み消してやろうと思ってたんだがダルマスは感づいたか運が良いのか分からんけどなダスク村に滞在してるみたいだな」

「何故消そうと思ったんだ?」

「ヤスクさんほどの人が面白い事を聞きますね世の中を乱すからに決まってるからですよ」

カズホって容赦ないな怖いよ笑
で?2人を倒した後はどうするつもりだったんだ?と尋ねると。

「アレスがダスクを吸収しようとしてたからアレスが2つの村をまとめたでしょうミスト村も協力しますしね」

カズホの話が続く。

「武術大会までにトールズの部下とトールズを殺ろうと思ってたけどヤスクさんに迷惑をかけてしまいました」

生身の人間がこの数を相手しようとしてたのか?
なるほどそれで剣なのか。
その腰につけてる剣の柄みたいのから剣でも出るのか?

「カズホはそんなに強いのか?剣の達人と聞いていたけどアレス相手に試してくれないか?」

2人とも冗談でしょうって顔をしている。
まぁそんなに強いなら見てみたいのは確かだけどな身体強化して戦わないと強さ分からんからな。

「よしカズホ。自分と決闘しよう武術大会では目立つから嫌なんだよ。まぁ自分は出場しないけどな笑」

「ほんとに良いのですか?私も本気を出せる相手と勝負して、みたかったのですよ。もし負ければ部下にでも何でもなりますよ」

やっぱり止めてコムギとラキに任そうかな。
でも神の力で本気で戦うとどうなるか1度は試してみたいしな。よし!今後の為だよな。

取り敢えずトールズ邪魔だな。冷めたけど殺すか?
あ!そうだアレス!トールズを部下にするか?嫌なら好きに処分していいぞ。と蹴り飛ばしアレスの前まで飛ばす。

「よし!カズホやろうか!」

「楽しみです!」

とカズホが剣の柄を掴むと電気みたいな剣が出る。
やっぱり、そんな仕組みだったのか。

「今からコインを投げるから落ちたら開始な」

とコインを投げた。
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