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魔王と勇者の国 その2

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凄い人達だな。
それに歓迎してくれてるみたいで良かったわ。

王様らしき人が話しかけてきた。

「勇者よ召喚に応じよくモンドル王国に来てくれた歓迎するぞ。名前を伺っても宜しいかな」

「私はアリサと名乗る者です」

「勇者アリサが世界を救って下さるぞ!今宵から人類は魔族に反撃を開始する!」

オォー!と盛り上がってる。

次は大臣みたいな人が話しかけてくる。

「ここにいる部下を遠慮なく使って下され必要な物があれば何でも揃えさせてもらいますので」

「あの~ちょっと質問良いですか?」

「アリサ殿なんなりと答えさせて頂きます」

「今の魔族と人類との戦況はどうなんでしょうか?」

「魔族が8で人類が2で世界が別れてます。ですので勇者様が頼りなのてす」

8:2って普通なら無理ゲーじぁない。

でも神様が楽勝みたいに言ってたし…取り敢えず戦ってみないと分からないよね。

「よし!今日は勇者様の召喚を祝して宴会だー最後の晩餐かも知れないから楽しむのだぞ一般市民達にも酒と食事を配れ王国全体でお祝いだー」

でも私って、まだどれくらい強いか分からないからな~本当に強いのかな?

宴会で皆楽しんで酔い潰れる人達が出てきた頃…

1人の兵士が慌てて走り込んできた。

「魔族が侵攻してきました数は1000体ぐらいです!」

慌てて皆で城の見張り台まで見に行く。

おぉ~!あれが魔族か~凄い数だな昆虫みたな奴や動物みたな奴に色んな種類がいるんだな!遠いのによく見えるレベルのお陰か勇者なのか分からないけどね。


先頭にいた魔族のリーダーらしき牛男「ミノタウルス」かな?大きな体格にムキムキの筋肉だ。

の奴が大きな声で

「戦争してるのに城全体で宴会とは余裕だな人間はチャンスだから潰しに来てやったぞ笑」

なんで宴会してるの知ってるのに勇者召喚は知らないんだよ笑

ちょっと勇者の力を試したいと思ってたので、ちょうどいいのかな?

「こちらには勇者様がいるのに馬鹿な魔族達だな」

と1人の兵士が独り言のように言うと話が広がっていき盛り上がってきた。

「そうだ!勇者様がいるじゃないか」

「勇者様がなんとかしてくれる」

とか…言ってるけど戦闘経験0なんだけどな…

王様が話しかけてくる

「召喚初日に申し訳ないが魔族を退けてくれと助かるんじゃが…」

仕方ない試しにやってみるか。
魔族の大群といっても雑魚の集まりだよね多分…

「分かりました。やれるだけやってみます」

と返事をすると準備よく剣や鎧を出してきた。
剣はよくても鎧はサイズがあるだろと思いつつ装備をしていくとサイズが自動でピッタリになっていく。

便利だな。全ての服や靴もかな?と思ってるとドカドカと音や地響きがする。

魔族の総攻撃が始まったようだ。

怖いけど行くか!と攻撃が始まった門へと歩いて行った。
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