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旧都の澱
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「大きい門ですんな~・・・」
「おい貴様、御者台から降りろ!」
セントクーンズのジェネラルカロッサ門に到着したヴァイス一行はいきなり衛兵から怒鳴りつけられた。その怒鳴り声に周囲の耳目が集まる。
「降りましたん。何かご用」
「来いっ!」
「うわぁっ!」
乱暴に腕をつかまれたアミルが転びそうになりながら連れて行かれる。その騒ぎ声に馬車からヴァイスが顔をのぞかせた。
「何騒いでんだ・・・おいコラ!」
「貴様!コイツは獣人の分際で首輪をしとらんではないか。」
見咎められた衛兵はまるで鬼の首でも取ったかのように声を上げた。
それもそのはず、帝国内でもとりわけ獣人差別の激しい地域だ。獣人は首輪を着用しなければ外を出歩くことすら許されていない。まして首輪無しの入城などもってのほかだろう。
だがヴァイスは大して関心を示さなかったようだ。
「ふーん、だから何?」
「だから何だと?ものを知らんヤツめ。コイツは我らが没収する。」
「困るんだよなあ、そんなことされちゃあさあ」
ガキしか出て来ないとなると、もうコイツをチョロまかしたようなもんだ。よーし、ここは一つ脅しをかけて追っ払ってやろう。
「知ったことか!何なら貴様もしょっ引いたっていいんだぞ?」
「バカ言うなよ、テメエにネコババされんのを黙って見てろってか?」
「ネコババ!なっ、何のことだ?」
没収と言いつつこっそり自分のものにしてしまおうと下心を抱いていた守衛の顔色が色をなして変わる。
「そうやってかどわかしてやろうなんざ、いかにもバカの考えつきそうな話だわな。」
「優しくしてやればつけ上がりおって。小娘、貴様には地獄を見せてやる。これからお前も連行して」
「ほう、これを見て同じこと言えるか?」
ヴァイスが懐から取り出した書状をチラつかせると、どこかで見たことがある紋章入りの封蝋があった。見まがいようもない、それはまさに皇帝のものだ。
「あぁ・・・な、何だと?そんな馬鹿な・・・そ、そ」
「バカはテメエだ。気持ちよく縛り首にでもなってみるか?」
「ええい、どけどけー。邪魔だ!」
騒ぎを聞きつけた他の衛兵が駆けつけると腰を抜かした同僚と少女たちの姿があった。
「どうした!・・・ん?お前はもしやAランクの」
「何だと?そんな馬鹿な!」
「うるせえなあ、とっとと通せよ。お前らだってコレが何かわかってんだろ?」
「臨検はどうした?あそこには百名規模の中隊が」
刃を交えず正規の軍権で進行妨害するって話だったはずだ。あれを通過するにしたって数日は足止めを食うはずなのに。まさかコイツ・・・力づくで突破したのか?
「さあな?」
ザコは群れたところでザコの塊にしかならねえんだよ。あんなのでボクが止められるとでも思ってたのか?
「知らないわけがないだろう!」
「うるせえ野郎だなあ、やるってんなら相手になるぞ?こっちゃあ天下御免の勅命背負ってんだ。実力行使だって認められてんだぜ?」
ヴァイスが右手をくいっと引いた瞬間、後ろから苦しげな声が上がった。
「ぅぐう!」
「おい!どうした?大丈夫かっ!」
「さて、首と胴が離れるのが先か窒息するのが先かど~っちだ?」
クソっ、間違いない。コイツは悪徳だ。我々だけでは太刀打ちできないのは明白。こんな失態をこれ以上衆目にさらすわけにはいかん。
「や、やめろ。わかった、通って良い。そいつを放せ!」
「最初からそうしろっての。痛い目見なきゃわかんねえのか?」
「チクショー、とっとと行っちまえ!」
どうやら厄介事は片付いたようだ。ちょこちょこと小走りでヴァイスの背中に駆け込んだアミルが一息つく。
「ふぅ~、助かりましたん。」
「お前なんざ助けたつもりねえなあ。」
「でも助かったのは事実なのん。ありがとうなんな。」
何で感謝されているのかサッパリわからないヴァイスは無造作に髪をかき上げる。
「ふん、勝手に言ってろ。おいそこのザコ。」
「まだ何か用があるのか?」
「首輪がどうとかほざいてたなあ?テメエらで用意しろや。」
「何で俺たちが」
「手癖の悪いテメエらだ、どうせ持ってるんだろ?出せよ」
手をひらひらさせながら要求するヴァイスに衛兵たちがぴりつく。
「・・・この野郎」
「まだボコし足りなかったか。」
「ひいっ、わかった。首輪なんざくれてやるからもう勘弁してくれ!」
衛兵たちは没収した奴隷を自分のモノとするため日頃から用意している首輪を大急ぎで持って来た。
にこやかな表情のヴァイスはそれをぶん取るなり、衛兵のみぞおちに強烈な蹴りを見舞った。ふっ飛ばされた挙げ句、昏倒した衛兵が仲間に運ばれて行くのが見える。
「おら、毛玉はこれ着けとけ。」
「・・・やむなしですん。」
手渡された首輪を手にアミルが遠い目をしている。これをつけたら人間として大事な何かを失ってしまいそうな感覚に陥っていた。
「ボヤボヤすんな、とっとと行くぞ。」
旧都は広く、馬車でかなり走っても端にたどり着かない。歴史ある街の街路は広く、帝国が勢いよく版図を拡げていた時代には凱旋パレードも頻繁に執り行われていたそうだ。
「そこに噴水広場があるだろ?奥に一際デカい建物がある。馬車を一旦そこに預けるぞ。」
ヴァイスに指示された通りに進むとそこは冒険者らしき者ばかりの広場だった。かなりの数の露店もあり、どこも繁盛しているようだ。
「あれは・・・」
「さっき言ったろうがボケ。冒険者ギルドだ。」
コイツらを連れて行くのは・・・やめておくか。見境なしのバカにつっかかられても面倒だ。
「毛玉、お前はそこの腑抜けが妙なマネしねえように見張っておけ。」
少し前よりはマシになったのだろうか。アミルがリアンに話しかけると、諾否くらいは返してくれるようになった。リーファたちがいない今、彼女のことを気遣えるのもアミルしかいない。
「任せてほしいのん!」
「イヤにやる気だなあ。そうやってボクを出し抜こうったってムダだぜ?お前らにゃ目印がついてんだ。逃げられると思うなよ。」
「逃げる時は一緒なん。絶対に置いてけぼりにしたりしないん!」
目を輝かせながら力強くうなずくアミルにヴァイスが呆れ果てる。
「はあ?お前、アタマどうかしてんのか?」
「アミルに任せれば万事問題無し寄りの無しなん。」
「それは・・・どっちだ?まあ毛玉の言うことだ、期待はしねえさ。」
期待?・・・ボクは何を口走ってんだ?
「任せて安心なん」
「わーったよ。そこで大人しく待ってろ。」
どうもコイツといると調子が狂う。
「待ってるのん!」
ヴァイスの姿が冒険者ギルドの扉の向こうに消えるのを確認したアミルはそそくさと馬車の幌を下ろす。
すると何やら手品のように軽食を虚空から取り出して見せる。そしてその様子をぼんやり眺めるリアンに差し出したのだった。
「君は・・・」
「オヤツなのん。何か口に入れると元気が出ますんな。」
何故、いつからこの少女がいるのかわからない。
「ありがとう。君はもしや空間魔術が使えるのか。先ほどは馬に水をあげていたようだが?」
「アミルって呼んでほしいのん。何を隠そう魔術は使えないん。」
何やらポーズを決めて満足気な羊少女を前にきょとんとするも、よくよく考えればわかる。あれはどう考えても魔術に違いないのだ。
「だがアレは」
「たぶんリーファの妖精がついて来てますんな。ゴリさんたちに水をあげたいなあってつぶやいたら水桶が出て来てビックリしましたん。」
何故いままで気づかなかったのかとリアンが激しい衝撃を受けて愕然とする。
「でもちっとも姿が見えないん。きっと恥ずかしがり屋ですんな。」
「・・・本当か」
「急にどうしたんな?」
「リーファは死んでなどいない。」
「えっ?」
妖精が主の命を今も忠実に守っているのだ・・・必ず生きている。だとしたらスアレスやマイクも・・・
「アミル、君が共にいてくれて良かった。」
「えへへ、何か照れますんな。」
「おい貴様、御者台から降りろ!」
セントクーンズのジェネラルカロッサ門に到着したヴァイス一行はいきなり衛兵から怒鳴りつけられた。その怒鳴り声に周囲の耳目が集まる。
「降りましたん。何かご用」
「来いっ!」
「うわぁっ!」
乱暴に腕をつかまれたアミルが転びそうになりながら連れて行かれる。その騒ぎ声に馬車からヴァイスが顔をのぞかせた。
「何騒いでんだ・・・おいコラ!」
「貴様!コイツは獣人の分際で首輪をしとらんではないか。」
見咎められた衛兵はまるで鬼の首でも取ったかのように声を上げた。
それもそのはず、帝国内でもとりわけ獣人差別の激しい地域だ。獣人は首輪を着用しなければ外を出歩くことすら許されていない。まして首輪無しの入城などもってのほかだろう。
だがヴァイスは大して関心を示さなかったようだ。
「ふーん、だから何?」
「だから何だと?ものを知らんヤツめ。コイツは我らが没収する。」
「困るんだよなあ、そんなことされちゃあさあ」
ガキしか出て来ないとなると、もうコイツをチョロまかしたようなもんだ。よーし、ここは一つ脅しをかけて追っ払ってやろう。
「知ったことか!何なら貴様もしょっ引いたっていいんだぞ?」
「バカ言うなよ、テメエにネコババされんのを黙って見てろってか?」
「ネコババ!なっ、何のことだ?」
没収と言いつつこっそり自分のものにしてしまおうと下心を抱いていた守衛の顔色が色をなして変わる。
「そうやってかどわかしてやろうなんざ、いかにもバカの考えつきそうな話だわな。」
「優しくしてやればつけ上がりおって。小娘、貴様には地獄を見せてやる。これからお前も連行して」
「ほう、これを見て同じこと言えるか?」
ヴァイスが懐から取り出した書状をチラつかせると、どこかで見たことがある紋章入りの封蝋があった。見まがいようもない、それはまさに皇帝のものだ。
「あぁ・・・な、何だと?そんな馬鹿な・・・そ、そ」
「バカはテメエだ。気持ちよく縛り首にでもなってみるか?」
「ええい、どけどけー。邪魔だ!」
騒ぎを聞きつけた他の衛兵が駆けつけると腰を抜かした同僚と少女たちの姿があった。
「どうした!・・・ん?お前はもしやAランクの」
「何だと?そんな馬鹿な!」
「うるせえなあ、とっとと通せよ。お前らだってコレが何かわかってんだろ?」
「臨検はどうした?あそこには百名規模の中隊が」
刃を交えず正規の軍権で進行妨害するって話だったはずだ。あれを通過するにしたって数日は足止めを食うはずなのに。まさかコイツ・・・力づくで突破したのか?
「さあな?」
ザコは群れたところでザコの塊にしかならねえんだよ。あんなのでボクが止められるとでも思ってたのか?
「知らないわけがないだろう!」
「うるせえ野郎だなあ、やるってんなら相手になるぞ?こっちゃあ天下御免の勅命背負ってんだ。実力行使だって認められてんだぜ?」
ヴァイスが右手をくいっと引いた瞬間、後ろから苦しげな声が上がった。
「ぅぐう!」
「おい!どうした?大丈夫かっ!」
「さて、首と胴が離れるのが先か窒息するのが先かど~っちだ?」
クソっ、間違いない。コイツは悪徳だ。我々だけでは太刀打ちできないのは明白。こんな失態をこれ以上衆目にさらすわけにはいかん。
「や、やめろ。わかった、通って良い。そいつを放せ!」
「最初からそうしろっての。痛い目見なきゃわかんねえのか?」
「チクショー、とっとと行っちまえ!」
どうやら厄介事は片付いたようだ。ちょこちょこと小走りでヴァイスの背中に駆け込んだアミルが一息つく。
「ふぅ~、助かりましたん。」
「お前なんざ助けたつもりねえなあ。」
「でも助かったのは事実なのん。ありがとうなんな。」
何で感謝されているのかサッパリわからないヴァイスは無造作に髪をかき上げる。
「ふん、勝手に言ってろ。おいそこのザコ。」
「まだ何か用があるのか?」
「首輪がどうとかほざいてたなあ?テメエらで用意しろや。」
「何で俺たちが」
「手癖の悪いテメエらだ、どうせ持ってるんだろ?出せよ」
手をひらひらさせながら要求するヴァイスに衛兵たちがぴりつく。
「・・・この野郎」
「まだボコし足りなかったか。」
「ひいっ、わかった。首輪なんざくれてやるからもう勘弁してくれ!」
衛兵たちは没収した奴隷を自分のモノとするため日頃から用意している首輪を大急ぎで持って来た。
にこやかな表情のヴァイスはそれをぶん取るなり、衛兵のみぞおちに強烈な蹴りを見舞った。ふっ飛ばされた挙げ句、昏倒した衛兵が仲間に運ばれて行くのが見える。
「おら、毛玉はこれ着けとけ。」
「・・・やむなしですん。」
手渡された首輪を手にアミルが遠い目をしている。これをつけたら人間として大事な何かを失ってしまいそうな感覚に陥っていた。
「ボヤボヤすんな、とっとと行くぞ。」
旧都は広く、馬車でかなり走っても端にたどり着かない。歴史ある街の街路は広く、帝国が勢いよく版図を拡げていた時代には凱旋パレードも頻繁に執り行われていたそうだ。
「そこに噴水広場があるだろ?奥に一際デカい建物がある。馬車を一旦そこに預けるぞ。」
ヴァイスに指示された通りに進むとそこは冒険者らしき者ばかりの広場だった。かなりの数の露店もあり、どこも繁盛しているようだ。
「あれは・・・」
「さっき言ったろうがボケ。冒険者ギルドだ。」
コイツらを連れて行くのは・・・やめておくか。見境なしのバカにつっかかられても面倒だ。
「毛玉、お前はそこの腑抜けが妙なマネしねえように見張っておけ。」
少し前よりはマシになったのだろうか。アミルがリアンに話しかけると、諾否くらいは返してくれるようになった。リーファたちがいない今、彼女のことを気遣えるのもアミルしかいない。
「任せてほしいのん!」
「イヤにやる気だなあ。そうやってボクを出し抜こうったってムダだぜ?お前らにゃ目印がついてんだ。逃げられると思うなよ。」
「逃げる時は一緒なん。絶対に置いてけぼりにしたりしないん!」
目を輝かせながら力強くうなずくアミルにヴァイスが呆れ果てる。
「はあ?お前、アタマどうかしてんのか?」
「アミルに任せれば万事問題無し寄りの無しなん。」
「それは・・・どっちだ?まあ毛玉の言うことだ、期待はしねえさ。」
期待?・・・ボクは何を口走ってんだ?
「任せて安心なん」
「わーったよ。そこで大人しく待ってろ。」
どうもコイツといると調子が狂う。
「待ってるのん!」
ヴァイスの姿が冒険者ギルドの扉の向こうに消えるのを確認したアミルはそそくさと馬車の幌を下ろす。
すると何やら手品のように軽食を虚空から取り出して見せる。そしてその様子をぼんやり眺めるリアンに差し出したのだった。
「君は・・・」
「オヤツなのん。何か口に入れると元気が出ますんな。」
何故、いつからこの少女がいるのかわからない。
「ありがとう。君はもしや空間魔術が使えるのか。先ほどは馬に水をあげていたようだが?」
「アミルって呼んでほしいのん。何を隠そう魔術は使えないん。」
何やらポーズを決めて満足気な羊少女を前にきょとんとするも、よくよく考えればわかる。あれはどう考えても魔術に違いないのだ。
「だがアレは」
「たぶんリーファの妖精がついて来てますんな。ゴリさんたちに水をあげたいなあってつぶやいたら水桶が出て来てビックリしましたん。」
何故いままで気づかなかったのかとリアンが激しい衝撃を受けて愕然とする。
「でもちっとも姿が見えないん。きっと恥ずかしがり屋ですんな。」
「・・・本当か」
「急にどうしたんな?」
「リーファは死んでなどいない。」
「えっ?」
妖精が主の命を今も忠実に守っているのだ・・・必ず生きている。だとしたらスアレスやマイクも・・・
「アミル、君が共にいてくれて良かった。」
「えへへ、何か照れますんな。」
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