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琥珀色の猜疑3
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日が傾いたらあっという間に暗くなるものだ。それはさすがにマズいということで、私たちはとりあえず山道を歩きながら話を進めていた。
しかし誘拐には与しないと言いつつ私たちと戦うというのは何とも解せない。私は首を傾げたんだけど、ジェゼーモフが言うにはその矛盾する行動もひとえにヴァイスが私たちを殺すのを防ぐためだったようだ。
そんなの察しろって言ったって無理に決まってる。スアレスとマイクは直接刃を交えてそれとなく勘づいたようだけど、一体どういう理屈でそうなってんだ?
「でね~、誘拐に付き添っている私の役割は国内向けの威圧ってとこなのよ。」
「威圧?国内向け?」
「誰に対する威圧なんだ?盗賊とか?」
「ヴァイスだったら盗賊ごとき私がいなくても皆殺しにしちゃうわよ。」
山脈を越えた先はバシレウスもアンダシルヴァも手を出せない、まごうことなき帝国の勢力圏だ。何であんたらの祖国で威圧が必要になるんだ?
「しょうがないじゃん。そっちの事情なんて知らないんだ。」
「んもー怒らないって約束じゃない。すぐそうやって」
「そんな約束した覚えないよ。」
「正解!」
「何が正解だよ。」
「ほら~、もっと和やかに行きましょう?話を戻すんだけど、威圧が必要な理由は帝国の内部事情が絡んでいるわ。じつは今回の依頼を好ましく思わない勢力がいてねー」
「う、うん」
「そいつら隙あらば横槍を入れようとするワケ。」
「ふむ~」
「アンタ本当について来てる?」
失敬な。私だって考えてるんだい!えーと、誘拐が失敗することを画策する奴らが帝国内部にいるってことなんだよな?どこのどいつが何の目的でってのが気になる。
「良いから続けて」
「それをまとめてねじ伏せるのが私ってわけ。私のスキルを知っているそいつらは私がいる限り絶対に手を出しては来ないわ。」
「絶対に?本当か?」
絶対とか言われると疑いたくなる。でも攻撃が届かなかったのは事実だし、正直言ってもう二度とコイツを相手にしたくないというのはわかる。
「二度叩きのめしてやったらそれ以降さっぱり来なくなったわよ。面子をまるっとぶっ潰して以降、さっぱり立ち向かって来なくなったわ。」
「まあ、泥岩武闘や泥岩要塞を見てわざわざ戦いたいと思うヤツもいないわなぁ。あんなのレギオンクラスの激ヤバ案件だぜ。」
「やあネー面子だけ肥大化させちゃってまーみっともない。おまたに何もぶら下げてないのかしら?」
「下品禁止!」
「あ~ら失礼ぶっこいちゃったわ~ん」
リーファにツッコミを入れてもらったのがよほど嬉しかったのか、ジェゼーモフはニコニコ上機嫌だ。
「アンタの言ってることが本当かどうか私にはわからない。けど仮にそれが本当だとして、それが私にとってどう耳寄り情報なのさ?」
「そう、肝心なのはそこなのよ。ヴァイスは私を見捨ててセントクーンズに向かったはずなんだけど~」
「セントクーンズ。帝国の旧都だな。」
帝国の旧都なんぞに逃げ込まれた日にゃあ手も足も出なくなっちゃうよ。何がどう耳寄りなんだ?
「どうにも話が見えない。」
「あわてないで良いのよリーファ、よくお聞きなさい。ヴァイスはセントクーンズで必ず深刻なトラブルに見舞われるわ。」
「トラブルだって!何で?確証でもあるのか?」
リーファの問いにジェゼーモフは眉間にしわを寄せて難しい顔をする。何か気にかかることがあるようだ。
「ええ、だってあそこは右も左も敵だらけだもの。私がいないとなれば喜々として襲ってくるでしょうね。」
「ジェゼーモフ、アンタの仲間は知らないのか?」
「もちろん私は事情を伝えているんだけどね・・・おそらくそんなこと重く考えちゃいないわ。あの子は自分の力を過信しているところがあるもの。」
「なんてこった!じゃあリアンはどうなる?」
「私の予想では彼女を奪って自分の手柄にでもするんじゃないかしら。とにかく逆立ちしても無事に通過するなんてことにはならないでしょうね。」
「ヴァイスってヤツが足止めされるなら、追いつく分には追いつくってことか・・・」
だがアミルのことは心配だ。リアンがアミルを守ってくれることを祈るしかない。
「そう、必ず足止めを食らうはずなの。そこに生じる混乱にアンタたちのつけ入る隙があるってこと。」
「なるほど・・・」
「どう、耳よりだったでしょ?」
「ヴァイスってヤツのスキルがわからないが・・・こちらに対応できないほど切羽詰まれば戦わずしてリアンを取り戻せるかもな。」
A級冒険者の厄介さは骨の髄まで叩き込まれたんだ、真正面からぶつからない方法があるなら願ってもないことだろう。
「何にせよまだチャンスは残っているってことだ。俺からも質問して良いか?」
「あら、恋人は募集中よ。坊やに人生最大のチャンス到来!」
よし!とりあえずこれはスルーしよう。そうそう釣られてたまるか!
ジェゼーモフはリーファをチラチラ見るが、ツッコミが来ないことに落胆する。
「ジェゼーモフはこれからどうするつもりなんだ?」
「う~ん、そうねえ。私がセントクーンズに行けば立場上アンタたちと対立しなきゃいけなくなるのよね~」
「うげっ、またやり合うってのかよ。シンディーちゃんはおっさんの身ぐるみ剥いで野山に放逐することを提案する。」
「あらぁ、やれるもんならやって見なさい。さっきからよくも散々言ってくれたわねー小娘」
ジェゼーモフの目がキラリと光った次の瞬間、シンディーへのジョリジョリデスロックがガッチリ決まっていた。相変わらず恐ろしい身のこなしだ。
「ウギャー、ジョリジョリする!離せー、のわぁー!」
「実力的にもジェゼーモフとは戦いたくない。俺やマイクへの配慮があったこともある。」
スアレスが奥歯に物が挟まったような物言いをしている。じつにスアレスらしくない。
「何が言いたいんだよスアレス。」
「山を越えるまでは休戦で行かないか?」
「山を越えるまでって、まさかジェゼーモフも一緒に連れて行く気なの?また戦うことになるんだよ?そんなの」
「良いよ。」
これまでジェゼーモフに対し強硬的な姿勢を崩さなかったリーファがスアレスの提案を受け入れたことにティナが驚愕する。
「何言ってんのリーファ?それ本気なの?」
「不本意だけどアイツには助けられた側面もある。ただしあの雪地獄はアイツが元凶だけどね。」
ここまでジェゼーモフがウソを言っているようには思えない。純然たる敵意や疑念を向けるほど信用できないわけではないと私も考えが変わった。まあ、必要なクギは刺しておくけどね。
「うっ、それは言いっこなしじゃないリーファ。私もワザとじゃないのよ?雪山で戦うなんて普通はありえないし、こんなことになるなんて知らなかったのよ~」
「ウギャー!ジョリ死ぬぅ~」
「この先邪魔するってんなら、次こそはブチのめすからね。それまでは客人として迎えることにするよ。」
<ぶわぁ>
リーファの言葉に心打たれたジェゼーモフの目から涙があふれる。すぐさまジョリジョリデスロックを解いてシンディーを雪のうえにはたき込んだ。
「ふぎゃー!」
「嬉しいわーリーファ~!」
断末魔とともに雪にめり込んだシンディーを後にして、ジェゼーモフがリーファのもとへ駆け寄って来る。
「待った!」
「あん、いけず」
リーファが片手でジェゼーモフに待ったをかける。手を広げたポーズのままジェゼーモフが残念そうな顔をしている。
「もうジョリジョリは御免だ。」
「これは愛情表現なのに~・・・んもう、照れ屋さんねぇ。でも安心して。私はもうセントクーンズに行くつもりなんかないの。」
「え!そうなの?」
「仲間を見捨てるおバカさんの尻ぬぐいまでするものではないわ。バルさまには申し訳ないけどね。」
しかし誘拐には与しないと言いつつ私たちと戦うというのは何とも解せない。私は首を傾げたんだけど、ジェゼーモフが言うにはその矛盾する行動もひとえにヴァイスが私たちを殺すのを防ぐためだったようだ。
そんなの察しろって言ったって無理に決まってる。スアレスとマイクは直接刃を交えてそれとなく勘づいたようだけど、一体どういう理屈でそうなってんだ?
「でね~、誘拐に付き添っている私の役割は国内向けの威圧ってとこなのよ。」
「威圧?国内向け?」
「誰に対する威圧なんだ?盗賊とか?」
「ヴァイスだったら盗賊ごとき私がいなくても皆殺しにしちゃうわよ。」
山脈を越えた先はバシレウスもアンダシルヴァも手を出せない、まごうことなき帝国の勢力圏だ。何であんたらの祖国で威圧が必要になるんだ?
「しょうがないじゃん。そっちの事情なんて知らないんだ。」
「んもー怒らないって約束じゃない。すぐそうやって」
「そんな約束した覚えないよ。」
「正解!」
「何が正解だよ。」
「ほら~、もっと和やかに行きましょう?話を戻すんだけど、威圧が必要な理由は帝国の内部事情が絡んでいるわ。じつは今回の依頼を好ましく思わない勢力がいてねー」
「う、うん」
「そいつら隙あらば横槍を入れようとするワケ。」
「ふむ~」
「アンタ本当について来てる?」
失敬な。私だって考えてるんだい!えーと、誘拐が失敗することを画策する奴らが帝国内部にいるってことなんだよな?どこのどいつが何の目的でってのが気になる。
「良いから続けて」
「それをまとめてねじ伏せるのが私ってわけ。私のスキルを知っているそいつらは私がいる限り絶対に手を出しては来ないわ。」
「絶対に?本当か?」
絶対とか言われると疑いたくなる。でも攻撃が届かなかったのは事実だし、正直言ってもう二度とコイツを相手にしたくないというのはわかる。
「二度叩きのめしてやったらそれ以降さっぱり来なくなったわよ。面子をまるっとぶっ潰して以降、さっぱり立ち向かって来なくなったわ。」
「まあ、泥岩武闘や泥岩要塞を見てわざわざ戦いたいと思うヤツもいないわなぁ。あんなのレギオンクラスの激ヤバ案件だぜ。」
「やあネー面子だけ肥大化させちゃってまーみっともない。おまたに何もぶら下げてないのかしら?」
「下品禁止!」
「あ~ら失礼ぶっこいちゃったわ~ん」
リーファにツッコミを入れてもらったのがよほど嬉しかったのか、ジェゼーモフはニコニコ上機嫌だ。
「アンタの言ってることが本当かどうか私にはわからない。けど仮にそれが本当だとして、それが私にとってどう耳寄り情報なのさ?」
「そう、肝心なのはそこなのよ。ヴァイスは私を見捨ててセントクーンズに向かったはずなんだけど~」
「セントクーンズ。帝国の旧都だな。」
帝国の旧都なんぞに逃げ込まれた日にゃあ手も足も出なくなっちゃうよ。何がどう耳寄りなんだ?
「どうにも話が見えない。」
「あわてないで良いのよリーファ、よくお聞きなさい。ヴァイスはセントクーンズで必ず深刻なトラブルに見舞われるわ。」
「トラブルだって!何で?確証でもあるのか?」
リーファの問いにジェゼーモフは眉間にしわを寄せて難しい顔をする。何か気にかかることがあるようだ。
「ええ、だってあそこは右も左も敵だらけだもの。私がいないとなれば喜々として襲ってくるでしょうね。」
「ジェゼーモフ、アンタの仲間は知らないのか?」
「もちろん私は事情を伝えているんだけどね・・・おそらくそんなこと重く考えちゃいないわ。あの子は自分の力を過信しているところがあるもの。」
「なんてこった!じゃあリアンはどうなる?」
「私の予想では彼女を奪って自分の手柄にでもするんじゃないかしら。とにかく逆立ちしても無事に通過するなんてことにはならないでしょうね。」
「ヴァイスってヤツが足止めされるなら、追いつく分には追いつくってことか・・・」
だがアミルのことは心配だ。リアンがアミルを守ってくれることを祈るしかない。
「そう、必ず足止めを食らうはずなの。そこに生じる混乱にアンタたちのつけ入る隙があるってこと。」
「なるほど・・・」
「どう、耳よりだったでしょ?」
「ヴァイスってヤツのスキルがわからないが・・・こちらに対応できないほど切羽詰まれば戦わずしてリアンを取り戻せるかもな。」
A級冒険者の厄介さは骨の髄まで叩き込まれたんだ、真正面からぶつからない方法があるなら願ってもないことだろう。
「何にせよまだチャンスは残っているってことだ。俺からも質問して良いか?」
「あら、恋人は募集中よ。坊やに人生最大のチャンス到来!」
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ジェゼーモフはリーファをチラチラ見るが、ツッコミが来ないことに落胆する。
「ジェゼーモフはこれからどうするつもりなんだ?」
「う~ん、そうねえ。私がセントクーンズに行けば立場上アンタたちと対立しなきゃいけなくなるのよね~」
「うげっ、またやり合うってのかよ。シンディーちゃんはおっさんの身ぐるみ剥いで野山に放逐することを提案する。」
「あらぁ、やれるもんならやって見なさい。さっきからよくも散々言ってくれたわねー小娘」
ジェゼーモフの目がキラリと光った次の瞬間、シンディーへのジョリジョリデスロックがガッチリ決まっていた。相変わらず恐ろしい身のこなしだ。
「ウギャー、ジョリジョリする!離せー、のわぁー!」
「実力的にもジェゼーモフとは戦いたくない。俺やマイクへの配慮があったこともある。」
スアレスが奥歯に物が挟まったような物言いをしている。じつにスアレスらしくない。
「何が言いたいんだよスアレス。」
「山を越えるまでは休戦で行かないか?」
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これまでジェゼーモフに対し強硬的な姿勢を崩さなかったリーファがスアレスの提案を受け入れたことにティナが驚愕する。
「何言ってんのリーファ?それ本気なの?」
「不本意だけどアイツには助けられた側面もある。ただしあの雪地獄はアイツが元凶だけどね。」
ここまでジェゼーモフがウソを言っているようには思えない。純然たる敵意や疑念を向けるほど信用できないわけではないと私も考えが変わった。まあ、必要なクギは刺しておくけどね。
「うっ、それは言いっこなしじゃないリーファ。私もワザとじゃないのよ?雪山で戦うなんて普通はありえないし、こんなことになるなんて知らなかったのよ~」
「ウギャー!ジョリ死ぬぅ~」
「この先邪魔するってんなら、次こそはブチのめすからね。それまでは客人として迎えることにするよ。」
<ぶわぁ>
リーファの言葉に心打たれたジェゼーモフの目から涙があふれる。すぐさまジョリジョリデスロックを解いてシンディーを雪のうえにはたき込んだ。
「ふぎゃー!」
「嬉しいわーリーファ~!」
断末魔とともに雪にめり込んだシンディーを後にして、ジェゼーモフがリーファのもとへ駆け寄って来る。
「待った!」
「あん、いけず」
リーファが片手でジェゼーモフに待ったをかける。手を広げたポーズのままジェゼーモフが残念そうな顔をしている。
「もうジョリジョリは御免だ。」
「これは愛情表現なのに~・・・んもう、照れ屋さんねぇ。でも安心して。私はもうセントクーンズに行くつもりなんかないの。」
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