122 / 167
訣別の言葉は
しおりを挟む
「あ~、こんなしんどいならゆっくり迂回するんだった。寒いし疲れるし、もう散々だよ。」
一番後ろをついてくるヴァイスが大きな声でボヤいている。先を進むジェゼーモフはまたかとばかりに振り返った。
放っておけば良いではないかと思うだろう・・・だが、いちいち相手にしてやらなければもっとうるさくなるのがヴァイスだ。ナチュラルボーンかまってちゃんの面目躍如たる光景が繰り広げられる。
「口を開けば恨み言ばかり、私はあんたにウンザリよ。若いだけが取り柄なんだからキリキリ歩きなさいな。」
「誰が可愛くて羨ましいだって~?もちろん僕のことさ、ごめんねごめんね~。」
耳に手を当てて大げさなジェスチャーぶちかました割には壮大な勘違い発言に、さすがのジェゼーモフもウンザリの表情を返す。リアンに至ってはため息をついている。
「誰もそんなこと言ってないわよ。それにしても随分と猟奇的発言ねぇ、まだまだ元気じゃない。」
「おや、何かついて来るよ?」
「あらやだ大変、もしかして町で私を見初めた殿方が追って来たのかも。」
「ないない。おおかた僕とエルフちゃんが熊に襲われていると思って助けに来た猟師じゃないかい?」
「誰が熊じゃいっ!」
「せっかくハウンドの遺品を残置してやったのに、警告が無視されるなんてねえ・・・」
ヴァイスは邪悪な笑みを浮かべながらつぶやいた。彼女は隠しきれない悪意を漂わせつつ、追っ手に向き直る。おそらく迎撃するつもりなのだろう。
「ふぅ、うらやましいわぁ。あんたよっぽど愛されているのねえ。」
「くっ!何ということだ・・・」
レダムでは止めることができなかったのだろう。まさかこんなことになろうとは・・・
接近する人影はリアンの予想どおりの者たちだった。
「よう、こんな時期に山越えかい?」
「何だい君たち?僕の獲物を横取りに来た野盗じゃないだろうね?」
ヴァイスはにこやかに応じながらもヒリヒリとするような毒気を周囲に撒き散らしている。それは敵愾心未満ではあるが威圧に等しかった。
「おいおい、野盗呼ばわりはないだろう。俺たちは・・・俺たち?どう答えるのがカッコイイかな・・・」
スアレスはこんな衝突寸前の状況でも通常運転だ。マイクがすかさず割って入る。
「誘拐犯が権利を主張できるものかよ。リアンは返してもらうぞ悪党ども!」
「あ、こらマイク!俺がカッコよく決めたかったのに」
主人公のような決め台詞とともにビシッと指をさすマイクの両肩をつかんで、揺さぶっているスアレスがどうにも無様でしょうがない。何とも微妙な時間が流れる・・・
「何なのよあの坊やたち・・・」
「言わないでくれ」
「・・・僕らが何者か知らないのかい?」
壮大な肩透かしを食らったヴァイスは呆れた表情で返すのがやっとだった。
「A級冒険者って言いたいんだろ?」
「何だ、わかってるじゃないか。」
「そんなことで仲間を諦めるほどいさぎよくないんでね」
「そんなこと?はは、A級冒険者もナメられたもんだよ。」
「待て!」
「何だい、エルフちゃん?」
突如、横槍を入れたリアンにヴァイスも興味をひかれたようだ。リアンが何を言うのか、それ次第でどう振る舞うか決めようと耳を傾ける。
「スアレス、マイク、私はパーティーを抜ける。もう私はお前たちの仲間でも何でもない。今すぐにここから立ち去るが良い!」
「ハッハッハ、こりゃ傑作だ。余計なお世話だってさぁ。」
ヴァイスはこれ以上ないほど楽しげに大笑いする。それとは対照的にジェゼーモフはリアンの示した思いやりと覚悟に感じ入り、敬意をもって受け止めた。
「はぁ・・・あんたもつくづくイイ女ね。そりゃ身を案じて追ってくるワケだわ。」
「フラれちゃってまぁ・・・。わかったらとっとと尻尾巻いて帰んなよ。」
ヴァイスは追い打ちするかの如く、しっしっと手を振っている。スアレスとマイクから表情らしい表情もすっかり消えてしまった。だがスアレスは一瞬歯を食いしばると、心を決めたかのように口を開いた。
「パーティーを抜けたいなら・・・抜けても良い」
「ハイ、決まり!じゃ僕らは先を急ぐから」
「だが・・・」
「は?」
これ以上なにを言おうとどうでも良いヴァイスはぞんざいな言葉を吐き捨てる。だがスアレスはまっすぐリアンを見つめて高らかと宣言した。
「グラムスでの宣言でなければ脱退は認めない!」
「あらまぁ」
「やめるのだスアレス!どうしたのだマイク?スアレスを止め」
「俺もスアレスと同意見だ!残念だがリアン、ここでの脱退は認めらんねえよ。」
「お前たち・・・良いから去れ!」
心をへし折ってやったと思ったのに、そうではなかった。ヴァイスは腹の底から湧き起こるドス黒い怒りに自制を失う。
「あぁもうウンザリだ。こんな寒い場所で三文芝居なんぞ見せやがって。二度と盾突けないようにぶっ壊してやるよクソザコ」
「待ちなさいヴァイス。」
「あぁ?すっこんでろカマ野郎!」
「もう一遍言って見ろ」
ジェゼーモフの顔からいつもの笑顔が消えている。背筋にうすら寒いものを感じたヴァイスの態度が先ほどとはガラリと変わってしまった。
「・・・わかったよ」
「お待たせ、私が相手をするわ。二人がかりでかかってらっしゃい、坊やたち」
「・・・」
ハンデマッチの提案に対して進み出たのは剣士の男のみだった。あまりにも予想と違う展開にジェゼーモフがきょとんとする。ひょっとして言い間違いでもあっただろうか?
「あら、坊やだけなの?遠慮しなくても良いのよ、二人同時で」
「せっかくの申し出だが一人で良い。」
「ふ~ん・・・どうやらナメてるワケでもなさそうね。ますます気にいったわ、真剣にお相手しましょう。」
目の前の冒険者の覚悟を見誤っていたジェゼーモフが認識を改める。不思議な優雅さを漂わせてにこやかに応じた。
「俺はグラムスの剛剣、アルフレッド=スアレス。準備は良いか?」
「鉄壁のジェゼーモフよ。いつでもかかってらっしゃい。」
「行くぞ!」
「ヌゥん!」
掛け声とともに両者が打ち合う。殴り合いに特化したとしか思えないゴツいガントレットをはめたジェゼーモフの拳が岩石のように見える。それと打ち合うスアレスの衝撃は見た目をはるかに超えるだろう。
「速いわねえ。」
「あんたの拳も相当重たいぜ。今にも肩が砕けちまいそうだ。」
攻撃の初動を的確に刺して来るわ。拳に力が乗り切る前に撃ち落とされちゃうじゃない。嫌な戦い方するわね~、何か上から見下ろされているような気分。この坊やの雰囲気とはかなり異質な剣技に思うのは何故かしら。
とは言え、さすがグレンちゃんとガウスちゃんのギルドだけあるわ。心意気、実力ともに言うことなしよ。ウチのギルドに欲しいのはこういう骨のある子よね。
「私に勝てたらアビムリンデは返してあげるわ。もっと全力でかかってらっしゃい」
「ちょ、ふざけんなジェゼーモフ!」
「そんなヤツは知らん。俺たちが求めているのはリアンただ一人だ。ぐわぁ!」
「スアレス!」
一瞬気を抜いたスアレスのスキを突いて、ジェゼーモフの拳がスアレスの体ごと遠くに押し返す。
「私もそろそろ本気で行くわよ。泥岩武闘!」
ジェゼーモフが叫ぶやいなや地面の土がせり上がり、ジェゼーモフの身体を覆う。
「何だありゃ?まるで土の鎧・・・」
「いや、というよりも・・・ゴーレムじゃないか!」
一番後ろをついてくるヴァイスが大きな声でボヤいている。先を進むジェゼーモフはまたかとばかりに振り返った。
放っておけば良いではないかと思うだろう・・・だが、いちいち相手にしてやらなければもっとうるさくなるのがヴァイスだ。ナチュラルボーンかまってちゃんの面目躍如たる光景が繰り広げられる。
「口を開けば恨み言ばかり、私はあんたにウンザリよ。若いだけが取り柄なんだからキリキリ歩きなさいな。」
「誰が可愛くて羨ましいだって~?もちろん僕のことさ、ごめんねごめんね~。」
耳に手を当てて大げさなジェスチャーぶちかました割には壮大な勘違い発言に、さすがのジェゼーモフもウンザリの表情を返す。リアンに至ってはため息をついている。
「誰もそんなこと言ってないわよ。それにしても随分と猟奇的発言ねぇ、まだまだ元気じゃない。」
「おや、何かついて来るよ?」
「あらやだ大変、もしかして町で私を見初めた殿方が追って来たのかも。」
「ないない。おおかた僕とエルフちゃんが熊に襲われていると思って助けに来た猟師じゃないかい?」
「誰が熊じゃいっ!」
「せっかくハウンドの遺品を残置してやったのに、警告が無視されるなんてねえ・・・」
ヴァイスは邪悪な笑みを浮かべながらつぶやいた。彼女は隠しきれない悪意を漂わせつつ、追っ手に向き直る。おそらく迎撃するつもりなのだろう。
「ふぅ、うらやましいわぁ。あんたよっぽど愛されているのねえ。」
「くっ!何ということだ・・・」
レダムでは止めることができなかったのだろう。まさかこんなことになろうとは・・・
接近する人影はリアンの予想どおりの者たちだった。
「よう、こんな時期に山越えかい?」
「何だい君たち?僕の獲物を横取りに来た野盗じゃないだろうね?」
ヴァイスはにこやかに応じながらもヒリヒリとするような毒気を周囲に撒き散らしている。それは敵愾心未満ではあるが威圧に等しかった。
「おいおい、野盗呼ばわりはないだろう。俺たちは・・・俺たち?どう答えるのがカッコイイかな・・・」
スアレスはこんな衝突寸前の状況でも通常運転だ。マイクがすかさず割って入る。
「誘拐犯が権利を主張できるものかよ。リアンは返してもらうぞ悪党ども!」
「あ、こらマイク!俺がカッコよく決めたかったのに」
主人公のような決め台詞とともにビシッと指をさすマイクの両肩をつかんで、揺さぶっているスアレスがどうにも無様でしょうがない。何とも微妙な時間が流れる・・・
「何なのよあの坊やたち・・・」
「言わないでくれ」
「・・・僕らが何者か知らないのかい?」
壮大な肩透かしを食らったヴァイスは呆れた表情で返すのがやっとだった。
「A級冒険者って言いたいんだろ?」
「何だ、わかってるじゃないか。」
「そんなことで仲間を諦めるほどいさぎよくないんでね」
「そんなこと?はは、A級冒険者もナメられたもんだよ。」
「待て!」
「何だい、エルフちゃん?」
突如、横槍を入れたリアンにヴァイスも興味をひかれたようだ。リアンが何を言うのか、それ次第でどう振る舞うか決めようと耳を傾ける。
「スアレス、マイク、私はパーティーを抜ける。もう私はお前たちの仲間でも何でもない。今すぐにここから立ち去るが良い!」
「ハッハッハ、こりゃ傑作だ。余計なお世話だってさぁ。」
ヴァイスはこれ以上ないほど楽しげに大笑いする。それとは対照的にジェゼーモフはリアンの示した思いやりと覚悟に感じ入り、敬意をもって受け止めた。
「はぁ・・・あんたもつくづくイイ女ね。そりゃ身を案じて追ってくるワケだわ。」
「フラれちゃってまぁ・・・。わかったらとっとと尻尾巻いて帰んなよ。」
ヴァイスは追い打ちするかの如く、しっしっと手を振っている。スアレスとマイクから表情らしい表情もすっかり消えてしまった。だがスアレスは一瞬歯を食いしばると、心を決めたかのように口を開いた。
「パーティーを抜けたいなら・・・抜けても良い」
「ハイ、決まり!じゃ僕らは先を急ぐから」
「だが・・・」
「は?」
これ以上なにを言おうとどうでも良いヴァイスはぞんざいな言葉を吐き捨てる。だがスアレスはまっすぐリアンを見つめて高らかと宣言した。
「グラムスでの宣言でなければ脱退は認めない!」
「あらまぁ」
「やめるのだスアレス!どうしたのだマイク?スアレスを止め」
「俺もスアレスと同意見だ!残念だがリアン、ここでの脱退は認めらんねえよ。」
「お前たち・・・良いから去れ!」
心をへし折ってやったと思ったのに、そうではなかった。ヴァイスは腹の底から湧き起こるドス黒い怒りに自制を失う。
「あぁもうウンザリだ。こんな寒い場所で三文芝居なんぞ見せやがって。二度と盾突けないようにぶっ壊してやるよクソザコ」
「待ちなさいヴァイス。」
「あぁ?すっこんでろカマ野郎!」
「もう一遍言って見ろ」
ジェゼーモフの顔からいつもの笑顔が消えている。背筋にうすら寒いものを感じたヴァイスの態度が先ほどとはガラリと変わってしまった。
「・・・わかったよ」
「お待たせ、私が相手をするわ。二人がかりでかかってらっしゃい、坊やたち」
「・・・」
ハンデマッチの提案に対して進み出たのは剣士の男のみだった。あまりにも予想と違う展開にジェゼーモフがきょとんとする。ひょっとして言い間違いでもあっただろうか?
「あら、坊やだけなの?遠慮しなくても良いのよ、二人同時で」
「せっかくの申し出だが一人で良い。」
「ふ~ん・・・どうやらナメてるワケでもなさそうね。ますます気にいったわ、真剣にお相手しましょう。」
目の前の冒険者の覚悟を見誤っていたジェゼーモフが認識を改める。不思議な優雅さを漂わせてにこやかに応じた。
「俺はグラムスの剛剣、アルフレッド=スアレス。準備は良いか?」
「鉄壁のジェゼーモフよ。いつでもかかってらっしゃい。」
「行くぞ!」
「ヌゥん!」
掛け声とともに両者が打ち合う。殴り合いに特化したとしか思えないゴツいガントレットをはめたジェゼーモフの拳が岩石のように見える。それと打ち合うスアレスの衝撃は見た目をはるかに超えるだろう。
「速いわねえ。」
「あんたの拳も相当重たいぜ。今にも肩が砕けちまいそうだ。」
攻撃の初動を的確に刺して来るわ。拳に力が乗り切る前に撃ち落とされちゃうじゃない。嫌な戦い方するわね~、何か上から見下ろされているような気分。この坊やの雰囲気とはかなり異質な剣技に思うのは何故かしら。
とは言え、さすがグレンちゃんとガウスちゃんのギルドだけあるわ。心意気、実力ともに言うことなしよ。ウチのギルドに欲しいのはこういう骨のある子よね。
「私に勝てたらアビムリンデは返してあげるわ。もっと全力でかかってらっしゃい」
「ちょ、ふざけんなジェゼーモフ!」
「そんなヤツは知らん。俺たちが求めているのはリアンただ一人だ。ぐわぁ!」
「スアレス!」
一瞬気を抜いたスアレスのスキを突いて、ジェゼーモフの拳がスアレスの体ごと遠くに押し返す。
「私もそろそろ本気で行くわよ。泥岩武闘!」
ジェゼーモフが叫ぶやいなや地面の土がせり上がり、ジェゼーモフの身体を覆う。
「何だありゃ?まるで土の鎧・・・」
「いや、というよりも・・・ゴーレムじゃないか!」
0
お気に入りに追加
81
あなたにおすすめの小説

A級パーティーを追放された黒魔導士、拾ってくれた低級パーティーを成功へと導く~この男、魔力は極小だが戦闘勘が異次元の鋭さだった~
名無し
ファンタジー
「モンド、ここから消えろ。てめえはもうパーティーに必要ねえ!」
「……え? ゴート、理由だけでも聴かせてくれ」
「黒魔導士のくせに魔力がゴミクズだからだ!」
「確かに俺の魔力はゴミ同然だが、その分を戦闘勘の鋭さで補ってきたつもりだ。それで何度も助けてやったことを忘れたのか……?」
「うるせえ、とっとと消えろ! あと、お前について悪い噂も流しておいてやったからな。役立たずの寄生虫ってよ!」
「くっ……」
問答無用でA級パーティーを追放されてしまったモンド。
彼は極小の魔力しか持たない黒魔導士だったが、持ち前の戦闘勘によってパーティーを支えてきた。しかし、地味であるがゆえに貢献を認められることは最後までなかった。
さらに悪い噂を流されたことで、冒険者としての道を諦めかけたモンドだったが、悪評高い最下級パーティーに拾われ、彼らを成功に導くことで自分の居場所や高い名声を得るようになっていく。
「魔力は低かったが、あの動きは只者ではなかった! 寄生虫なんて呼ばれてたのが信じられん……」
「地味に見えるけど、やってることはどう考えても尋常じゃなかった。こんな達人を追放するとかありえねえだろ……」
「方向性は意外ですが、これほどまでに優れた黒魔導士がいるとは……」
拾われたパーティーでその高い能力を絶賛されるモンド。
これは、様々な事情を抱える低級パーティーを、最高の戦闘勘を持つモンドが成功に導いていく物語である……。

八百長試合を引き受けていたが、もう必要ないと言われたので圧勝させてもらいます
海夏世もみじ
ファンタジー
月一に開催されるリーヴェ王国最強決定大会。そこに毎回登場するアッシュという少年は、金をもらう代わりに対戦相手にわざと負けるという、いわゆる「八百長試合」をしていた。
だが次の大会が目前となったある日、もうお前は必要ないと言われてしまう。八百長が必要ないなら本気を出してもいい。
彼は手加減をやめ、“本当の力”を解放する。

神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。
そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは?
そこで彼は思った――もっと欲しい!
欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果――
※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。

契約結婚のはずが、気づけば王族すら跪いていました
言諮 アイ
ファンタジー
――名ばかりの妻のはずだった。
貧乏貴族の娘であるリリアは、家の借金を返すため、冷酷と名高い辺境伯アレクシスと契約結婚を結ぶことに。
「ただの形式だけの結婚だ。お互い干渉せず、適当にやってくれ」
それが彼の第一声だった。愛の欠片もない契約。そう、リリアはただの「飾り」のはずだった。
だが、彼女には誰もが知らぬ “ある力” があった。
それは、神代より伝わる失われた魔法【王威の審判】。
それは“本来、王にのみ宿る力”であり、王族すら彼女の前に跪く絶対的な力――。
気づけばリリアは貴族社会を塗り替え、辺境伯すら翻弄し、王すら頭を垂れる存在へ。
「これは……一体どういうことだ?」
「さあ? ただの契約結婚のはずでしたけど?」
いつしか契約は意味を失い、冷酷な辺境伯は彼女を「真の妻」として求め始める。
――これは、一人の少女が世界を変え、気づけばすべてを手に入れていた物語。

錬金術師が不遇なのってお前らだけの常識じゃん。
いいたか
ファンタジー
小説家になろうにて130万PVを達成!
この世界『アレスディア』には天職と呼ばれる物がある。
戦闘に秀でていて他を寄せ付けない程の力を持つ剣士や戦士などの戦闘系の天職や、鑑定士や聖女など様々な助けを担ってくれる補助系の天職、様々な天職の中にはこの『アストレア王国』をはじめ、いくつもの国では不遇とされ虐げられてきた鍛冶師や錬金術師などと言った生産系天職がある。
これは、そんな『アストレア王国』で不遇な天職を賜ってしまった違う世界『地球』の前世の記憶を蘇らせてしまった一人の少年の物語である。
彼の行く先は天国か?それとも...?
誤字報告は訂正後削除させていただきます。ありがとうございます。
小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで連載中!
現在アルファポリス版は5話まで改稿中です。

世界最強で始める異世界生活〜最強とは頼んだけど、災害レベルまでとは言ってない!〜
ワキヤク
ファンタジー
その日、春埼暁人は死んだ。トラックに轢かれかけた子供を庇ったのが原因だった。
そんな彼の自己犠牲精神は世界を創造し、見守る『創造神』の心を動かす。
創造神の力で剣と魔法の世界へと転生を果たした暁人。本人の『願い』と創造神の『粋な計らい』の影響で凄まじい力を手にしたが、彼の力は世界を救うどころか世界を滅ぼしかねないものだった。
普通に歩いても地割れが起き、彼が戦おうものなら瞬く間にその場所は更地と化す。
魔法もスキルも無効化吸収し、自分のものにもできる。
まさしく『最強』としての力を得た暁人だが、等の本人からすれば手に余る力だった。
制御の難しいその力のせいで、文字通り『歩く災害』となった暁人。彼は平穏な異世界生活を送ることができるのか……。
これは、やがてその世界で最強の英雄と呼ばれる男の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる