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覚悟のふるい
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「くそったれ!ついて来てるかサミュエル?」
「キツい!死ぬ。」
「止まったら置いて行くからな!とにかく走れ!」
サミュエルとマグラムはマキアスとの約束を果たすために意を決して魔物たちが徘徊する平地を進むことにした。そこらの植生で全身をおおい、人間植物園になってジリジリと移動していた。
しかしブラブラと歩いていたオーガに怪しまれて接近された末に、草に混じるかすかな人間のニオイでバレてしまったのだった。それからは人生とオサラバも可能なリアル鬼ごっこの開幕だ。
「方向合ってるかな!」
「わかんねぇって!あぁっ!」
「マグラム!」
運の悪いことにダレた植生で足がもつれたマグラムが地面に倒れこむ。人間植物園1号のサミュエルは2号のマグラムを引き起こそうと立ち止まって振り返った。この先どちらかが脱落しても打ち捨てて、独りでも生き残る事を事前に約束していたはずなのに。
「馬鹿!止まるな、俺のことはいいから走れ!」
「うわぁぁぁっ!」
「馬鹿野郎っ戻って来るな!」
「わぁぁぁっ!」
手近に転がっていた大きめの石を拾ったサミュエルはそれを振りかざしながら涙目でオーガに突っ込んで行く。だが敵意を向けられたオーガは笑いながら戦闘のド素人を迎え撃つ態勢をとった。このままサミュエルはオーガの棍棒の餌食になって果てるだろう。
「うがっ!」
「え?」
オーガの叫び声に驚いたサミュエルが目を開くと、オーガの腹に特大の剣がぶっ刺さっている。どこからか投げられたものらしいが・・・。マグラムが辺りを見回すと遠くに見覚えのある人影があった。
「ガウスさん!」
「た・・・助かった。」
「無茶するなよサミュエル、死ぬ気か。マグラムは大丈夫か?」
「えぇ、何とか。」
「他のヤツらはどうした?」
「そうだ!急いで25階層へ戻らないと!」
***
救難隊は24階層の不完全な地図しか持っていなかったが、ポーターを回収したことで最短距離を通って25階層の入り口までたどり着いた。そして道すがらポーターからの詳細な遭難報告を聴取したのだった。
「見た目はコボルトだが想像をはるかに超える強さのバケモノか・・・。」
「はい、たった一匹のコボルトに6人がなす術なく首をハネられてしまいました。」
「レダムは生きているのか?」
「俺たちがマキアスさんに逃してもらった時には健在でしたが・・・その後のことは・・・。」
「それが6日前の出来事だとすると」
絶望的な状況にグレンの表情が曇っている。私たちはマキアスたちを救助するために苦労してここまでやって来たが、そんなバケモノと6日間も戦いながら生き残るなんて可能なんだろうかと私ですら思ってしまった。生存を信じて歯を食いしばってきたその信念が試されているようだ。
するとグレンの言葉をさえぎるようにガウスが叫んだ。
「マグラムたちの情報が全滅の確定情報なら俺も諦めるが、生存者が今も戦っているかもしれねぇ!グレン」
「・・・わかってる。俺たちだってそのためにここまで来たんだ、だがなぁ」
「だったら」
食い下がるガウスに対してグレンは手をかざして言葉を制する。すると首脳陣のやり取りを聞いていた救難隊全員に対して言葉を投げかけた。
「聞いての通りだ、25階層は死ぬ確率が一気に跳ね上がる。俺もお前らに無理強いはしねぇ、もちろん提示した報酬は全額支払われることを約束する。ここからは別の依頼だ、ダンジョンマスタークラスのバケモノと戦う覚悟のあるヤツだけ25階層へ連れて行く。希望しない者は24階層で待機だ。俺たちに力を貸してくれるなら挙手してくれ。」
そもそも探索隊の「救助」が依頼内容だから肝心の25階層について来なければ依頼内容に反すると言っても過言ではない。だが当初のモンスター分布報告よりも過酷な状況を戦って来た冒険者たちの中には脱落寸前の者も少なくない現状だ。
当初提示した内容と現実があまりにもかけ離れていることに、グレンもここで救難隊の選別を余儀なくされていた。余計な死者を出すわけにも行かない。
「俺は・・・さすがに無理だ。」
「ここまで限界ギリギリで踏ん張って来た。次の階層で俺は確実に死ぬ。」
ザワつく救難隊の中で一番に挙手したのはリアンだった。
「私はついて行こう。」
「リアン、訂正しろ。『私は』ではなく『俺たちは』だ。」
「ふふ、だがマイクはそれでも良いのか?」
「正直俺は行きたくねぇけど、お前らを見捨てるマネだけは絶対にしたくねぇ。ダチのマキアスも引きずり上げてやらねぇといけねぇしよぉ。」
「決まりだな。」
今や3人となってしまったスアレスパーティーの結束は固いらしい。それにしても死地にまで救けに来てくれるなんてマキアスも幸せ者だよね・・・いや、遭難してるからその表現もおかしいのか?
「私も行くよ。」
「げぇっ!本気かリーファ?」
「そりゃ本気に決まってるだろ、そのためにここまで来たんだ。シンディーとティナは24階層で待っててくれ。」
さすがに私のわがままにこれ以上付き合わせるわけにもいかないしな。何よりこの2人を死なせてしまってはエルマたちに申し訳が立たない。
「待てって、前にも言っただろうが。お前を連れ帰るのが私の役目だって。一人で行かせるかよ。」
ったく馬鹿だよなぁシンディーは。バトラー、シンディーを守ってくれ。
「この身に代えましても必ずや。」
「というわけだティナ。留守番よろしく。」
「何がというわけなの?ちょっとはお姉さんを頼ってくれても良いんじゃないの。」
ありゃ?ティナもついて来るの。じゃあティナも追加しといて。
「ティナ、さっきまで「ボウガンがー」って言ってたヤツが何できるってんだよ。リーファの言う通りここでよい子のお留守番をしてろって。」
「あーんただってリーファに「守ってね」っておねだりしてたくせによく言うよ。」
「あんだと?」
「何よ?」
このやり取りにもいい加減慣れて来たわ。心なしかシンディーも生き生きしてるし、ティナも受けて立つって感じ?コイツら楽しんでるだろ。
「わかったわかった、一緒に行こう。ね!」
「キツい!死ぬ。」
「止まったら置いて行くからな!とにかく走れ!」
サミュエルとマグラムはマキアスとの約束を果たすために意を決して魔物たちが徘徊する平地を進むことにした。そこらの植生で全身をおおい、人間植物園になってジリジリと移動していた。
しかしブラブラと歩いていたオーガに怪しまれて接近された末に、草に混じるかすかな人間のニオイでバレてしまったのだった。それからは人生とオサラバも可能なリアル鬼ごっこの開幕だ。
「方向合ってるかな!」
「わかんねぇって!あぁっ!」
「マグラム!」
運の悪いことにダレた植生で足がもつれたマグラムが地面に倒れこむ。人間植物園1号のサミュエルは2号のマグラムを引き起こそうと立ち止まって振り返った。この先どちらかが脱落しても打ち捨てて、独りでも生き残る事を事前に約束していたはずなのに。
「馬鹿!止まるな、俺のことはいいから走れ!」
「うわぁぁぁっ!」
「馬鹿野郎っ戻って来るな!」
「わぁぁぁっ!」
手近に転がっていた大きめの石を拾ったサミュエルはそれを振りかざしながら涙目でオーガに突っ込んで行く。だが敵意を向けられたオーガは笑いながら戦闘のド素人を迎え撃つ態勢をとった。このままサミュエルはオーガの棍棒の餌食になって果てるだろう。
「うがっ!」
「え?」
オーガの叫び声に驚いたサミュエルが目を開くと、オーガの腹に特大の剣がぶっ刺さっている。どこからか投げられたものらしいが・・・。マグラムが辺りを見回すと遠くに見覚えのある人影があった。
「ガウスさん!」
「た・・・助かった。」
「無茶するなよサミュエル、死ぬ気か。マグラムは大丈夫か?」
「えぇ、何とか。」
「他のヤツらはどうした?」
「そうだ!急いで25階層へ戻らないと!」
***
救難隊は24階層の不完全な地図しか持っていなかったが、ポーターを回収したことで最短距離を通って25階層の入り口までたどり着いた。そして道すがらポーターからの詳細な遭難報告を聴取したのだった。
「見た目はコボルトだが想像をはるかに超える強さのバケモノか・・・。」
「はい、たった一匹のコボルトに6人がなす術なく首をハネられてしまいました。」
「レダムは生きているのか?」
「俺たちがマキアスさんに逃してもらった時には健在でしたが・・・その後のことは・・・。」
「それが6日前の出来事だとすると」
絶望的な状況にグレンの表情が曇っている。私たちはマキアスたちを救助するために苦労してここまでやって来たが、そんなバケモノと6日間も戦いながら生き残るなんて可能なんだろうかと私ですら思ってしまった。生存を信じて歯を食いしばってきたその信念が試されているようだ。
するとグレンの言葉をさえぎるようにガウスが叫んだ。
「マグラムたちの情報が全滅の確定情報なら俺も諦めるが、生存者が今も戦っているかもしれねぇ!グレン」
「・・・わかってる。俺たちだってそのためにここまで来たんだ、だがなぁ」
「だったら」
食い下がるガウスに対してグレンは手をかざして言葉を制する。すると首脳陣のやり取りを聞いていた救難隊全員に対して言葉を投げかけた。
「聞いての通りだ、25階層は死ぬ確率が一気に跳ね上がる。俺もお前らに無理強いはしねぇ、もちろん提示した報酬は全額支払われることを約束する。ここからは別の依頼だ、ダンジョンマスタークラスのバケモノと戦う覚悟のあるヤツだけ25階層へ連れて行く。希望しない者は24階層で待機だ。俺たちに力を貸してくれるなら挙手してくれ。」
そもそも探索隊の「救助」が依頼内容だから肝心の25階層について来なければ依頼内容に反すると言っても過言ではない。だが当初のモンスター分布報告よりも過酷な状況を戦って来た冒険者たちの中には脱落寸前の者も少なくない現状だ。
当初提示した内容と現実があまりにもかけ離れていることに、グレンもここで救難隊の選別を余儀なくされていた。余計な死者を出すわけにも行かない。
「俺は・・・さすがに無理だ。」
「ここまで限界ギリギリで踏ん張って来た。次の階層で俺は確実に死ぬ。」
ザワつく救難隊の中で一番に挙手したのはリアンだった。
「私はついて行こう。」
「リアン、訂正しろ。『私は』ではなく『俺たちは』だ。」
「ふふ、だがマイクはそれでも良いのか?」
「正直俺は行きたくねぇけど、お前らを見捨てるマネだけは絶対にしたくねぇ。ダチのマキアスも引きずり上げてやらねぇといけねぇしよぉ。」
「決まりだな。」
今や3人となってしまったスアレスパーティーの結束は固いらしい。それにしても死地にまで救けに来てくれるなんてマキアスも幸せ者だよね・・・いや、遭難してるからその表現もおかしいのか?
「私も行くよ。」
「げぇっ!本気かリーファ?」
「そりゃ本気に決まってるだろ、そのためにここまで来たんだ。シンディーとティナは24階層で待っててくれ。」
さすがに私のわがままにこれ以上付き合わせるわけにもいかないしな。何よりこの2人を死なせてしまってはエルマたちに申し訳が立たない。
「待てって、前にも言っただろうが。お前を連れ帰るのが私の役目だって。一人で行かせるかよ。」
ったく馬鹿だよなぁシンディーは。バトラー、シンディーを守ってくれ。
「この身に代えましても必ずや。」
「というわけだティナ。留守番よろしく。」
「何がというわけなの?ちょっとはお姉さんを頼ってくれても良いんじゃないの。」
ありゃ?ティナもついて来るの。じゃあティナも追加しといて。
「ティナ、さっきまで「ボウガンがー」って言ってたヤツが何できるってんだよ。リーファの言う通りここでよい子のお留守番をしてろって。」
「あーんただってリーファに「守ってね」っておねだりしてたくせによく言うよ。」
「あんだと?」
「何よ?」
このやり取りにもいい加減慣れて来たわ。心なしかシンディーも生き生きしてるし、ティナも受けて立つって感じ?コイツら楽しんでるだろ。
「わかったわかった、一緒に行こう。ね!」
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