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セバル沖5マイルの死闘
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「リーファ様、申し訳ございません。海上の暴風にあっては機動に難が生じますゆえ、御身のお側にての攻防になってしまいます。何卒お許しください。」
「バトラー、無理はしなくて良い。戦うにしても私たちは堅実に相手を仕留めて行こう。生き残ることが最優先だ。」
いつものように本体を安全な位置に留めて、遠距離から殲滅する作戦は採れないってことだね。たしかに風が巻いていて不規則な上にかなり強いからなぁ。
「こちらの戦力は?」
「本日は連隊編成です。船上にハニービー三百、ホーネット三百の総勢六百です。」
「よし十分・・・というか、相変わらず多いなぁ。とりあえず味方の戦闘員一人ずつ身体に張り付いてハニービー=ディフェンダーで守備を補助。ホーネットは・・・、ホーネットはー・・・待機?無理して攻撃しに行ったら風に流されそうだし。」
そうこうしている内に海上で魔術による攻防が始まった。うおぉっ、防御術者と攻撃術者に別れて対処するのかぁ。お、うちのシンディーも頑張ってるぞ。
「海賊船から上陸艇多数!取り付かれるぞ、奴らを蹴散らせ。」
「六時の方向!あれは・・・ジョリーロジャー?かっ、海賊船だっ!」
「何!どこに潜んでいた?」
「二隻いるなんて聞いてないぞ!」
ヤバそうな雰囲気を出しているなぁ。たしかに海賊船が複数なんて聞いてない。一隻だけだから冒険者たちを商船に乗せて返り討ちにしてやるって話だったはずだ。今まで一隻だけだったのに、このタイミングで二隻になるなんておかしくないか?どこかから情報が漏れているのかなぁ。
「挟まれたのか・・・、入江に潜んでいたのだろう。こちらの分が悪い、何としても撤退するぞ。」
「マズい、距離を測られた!後方からデカい一撃が来るぞ!」
こちらは進路を変えようとして舵をきっている時に、商船のすぐ手前に魔術が着弾した。もう急激に距離を変化させるなんてできない。となると、どうしても次に来る高出力の連結魔術攻撃を防御しなきゃいけないってことか?でもうちの魔術部隊は正面の敵相手に手いっぱいだなぁ。
「二正面なんて無理だ。」
あわてふためく船上に向けてリーファは力いっぱい叫んだ。
「聞け!私の方で防御をすべて受け持つ。他はすべて攻撃に回ってくれ。」
「おい、お前は何を言ってるんだ!味方を混乱させるようなことを言うと海に放り出すぞ!」
セバルの商船の船長が私を怒鳴りつけた。でも私を怒鳴ったところで事態は最悪のまま打つ手が無いんだから、私を信じろっての!言ってダメなら実際に見せてやろうじゃん!
「八時の方向!デカいのが来る!総員、衝撃に備えろ!」
「ダメだ、手が足りねぇ!うっ・・・、うわーっ!・・・って、あれ?」
目の前で大爆発が起こったにも関わらず、商船に傷一つついていないことに一同が目を丸くしている。私は隣で腰を抜かしている船長を尻目にもう一度力いっぱい叫んだ。
「言ったろ!お前ら全員で攻撃してくれ!」
「お前、魔術師だったのか?」
「魔術師じゃないけど、後にしてくれ。大事な友達も乗ってるんだ!」
私の言葉に船長が驚いている。おそらく理解が追いついていないのだろう。魔術師でもないのに魔術を無効化する防壁を作り出すのは一体どういうことだろうと顔に書いてある。
「言うねぇ、リーファ!もちろんそれってアタシのことだよなぁ?」
「シンディーは私にとって不動のモフモフ要員だ!陸に上がったらその可愛い尻尾をモフり倒してやるから楽しみに待ってろ!」
「なっ!?アタシの尻尾はお前にゃあまだ早い、あきらめろっ!」
いつも私をからかうシンディーが困惑してるぜ。へへへ、可愛いところもあるじゃんか。すると腰を抜かしてた船長が笑みを浮かべながら立ち上がった。
「いったい何の話だ?まぁ理屈はわからんが緊張は解けた。お前ら、防御は嬢ちゃんにまかせて俺たちは海賊をぶっ潰すぞ!」
<オオーッ!>
「バトラー、防御は大丈夫か?」
「船体防御も個人防御も問題ございません。むしろ手が余っております。」
<ドーン!バリバリバリ!>
「うわっ!」
地鳴りのような音が響き渡り、船体が大きく揺れたことで私もバランスを崩してしまった。海賊船を見やると敵兵がドンドンこちらの船に乗り移って来る。さすがにこれはパニックを起こしそうな光景だった。
「突撃ぃー!」
「手こずらせやがって。接舷しちまえば、もうこっちのモンだ!」
「うおらぁっ!」
<ガコンッ!バキッ、バキバキ!>
「くそったれ!もう一隻も接舷しやがった!白兵戦だ、死ぬ気で戦えっ!」
マイクはスアレスとともに先に接舷した海賊たちと切り結んでいたが、後ろからもなだれこんで来た。スアレスは力まかせに海賊を海につき落とし、後方の敵兵を切り伏せた。しかしまさに今、敵と切り結んでいるマイクの背後に危険が迫っていた。
「マイク、後ろだ!」
「んなこと言われても・・・、チクショー!」
「もらったぁっ!おっ?」
「なに仕留めそこなってんだ下手くそ!早くやっちまえ!」
「お?おぉっ?痛ぇっ!」
マイクと呼ばれた男を後ろからカトラスで貫いたはずなのに、刺突が弾かれてしまったことに驚いた敵兵が自分の指で刃を触ると勢いよく出血した。確認するまでもなく切れ味は抜群のようだ。まさに絶好のタイミングで相手は防御なんてできなかったはずだと首を傾げる。
しかし同じような泣き言がいたるところで上がっているようだった。おかしい、白兵戦が得意とは思えない魔術師ですら誰も切り伏せられていないではないか。
「貴様、さっきからチョコチョコと妙な防御ばかりしやがって!」
「攻撃が届かないっ?そんなバカな!うっ、チクショー。」
「こいつらっ!おかしい、切り伏せられないぞ?」
その頃、海賊船の船長室では船長が椅子にふんぞり返って酒を飲んでいた。この海域で脅威となる船など一隻も無いため、制圧完了報告を待っているのが日課のようなものだった。しかし接舷から10分もすれば完了報告が来るはずにも関わらず、今日に限っていつまで経っても来ないことに船長はイラだっていた。
「あいつら、この程度の商船一隻制圧するのにどれだけ時間をかけるつもりだ?おいどうなってる?ワシは生け捕りにしろなんて言っとらんぞ!刃向かう奴はまとめて殺せ。」
「大変です中佐!」
「何だ?みっともなくあわておって。」
「敵は我らの攻撃を無効化する新型の魔術を用いている模様です。」
「馬鹿を言え、そんなものあってたまるか!軟弱者の吐くごまかしなぞいちいちワシに報告しに来るな、たわけ!」
「ほ、本当なのです。本当に攻撃が・・・」
臆病風に吹かれたか?ワシに口ごたえしおって。突撃もできぬ雑兵など敵前逃亡で死刑だということを思い起こさせてやろう。
「攻撃が通らぬなら何だと言うのだ?もしや貴様はこのワシに撤退を強要するのではあるまいなぁ。」
伝令の首に剣を突きつけて中佐はすごんで見せると、伝令の顔からはまたたく間に血の気が引いて行った。
「うっ。お許しください中佐。出すぎたマネをいたしました。」
「わかれば良い。貴様も長生きしたいのだろう?だったらさっさと終わらせて来い。行けっ!」
「はっ!」
「臆病者め!寄港したらアイツは軍法会議にかけてやる。」
船長が今回の処分を考えていると、しばらくして船長室の扉が再び開いた。ノックもせずに力まかせに扉を開けた不届きな兵士も罰してやらねばならない。そのように考えていた船長が顔を上げると、目の前には冒険者然とした男が立っているではないか。
「えーっとー、お前が海賊の親玉か?何か思ったより小綺麗な服着てるんだな?」
「お、お前は何者だ?どうやってここに来た?」
「俺か?俺は人呼んでグラムスの剛剣、・・・いやぁ不死身の剣士の方が格好いいかなぁ?オッサンはどう思う?」
「おい貴様、『人呼んで』はどこ行った?」
あまりの拍子抜けっぷりに、船長は思わずつっこんでしまった。すると後ろからレンジャーの男とエルフの女が入って来る。
「スアレス、こんなときまで馬鹿やるんじゃねぇよ。」
「お前が船長だな?年貢の納め時だ。おとなしく縛についてもらおう。」
「り、リアン!?俺が最後にビシィッと決めようと思ってたのに、美味しいところ持ってかないでくれよー。」
「ふふふ、相変わらずしまらない男だなスアレスは。やはりあの時リーファに治してもらうべきだったのではないか?」
「ば、馬鹿な。兵士はどうした?」
「おいおい、アンタが大将なのに戦況も把握してないのかよ?奴さんたち切り伏せられてなけりゃぁ、すべて投降してるぜ。」
「何ぃっ?」
「バトラー、無理はしなくて良い。戦うにしても私たちは堅実に相手を仕留めて行こう。生き残ることが最優先だ。」
いつものように本体を安全な位置に留めて、遠距離から殲滅する作戦は採れないってことだね。たしかに風が巻いていて不規則な上にかなり強いからなぁ。
「こちらの戦力は?」
「本日は連隊編成です。船上にハニービー三百、ホーネット三百の総勢六百です。」
「よし十分・・・というか、相変わらず多いなぁ。とりあえず味方の戦闘員一人ずつ身体に張り付いてハニービー=ディフェンダーで守備を補助。ホーネットは・・・、ホーネットはー・・・待機?無理して攻撃しに行ったら風に流されそうだし。」
そうこうしている内に海上で魔術による攻防が始まった。うおぉっ、防御術者と攻撃術者に別れて対処するのかぁ。お、うちのシンディーも頑張ってるぞ。
「海賊船から上陸艇多数!取り付かれるぞ、奴らを蹴散らせ。」
「六時の方向!あれは・・・ジョリーロジャー?かっ、海賊船だっ!」
「何!どこに潜んでいた?」
「二隻いるなんて聞いてないぞ!」
ヤバそうな雰囲気を出しているなぁ。たしかに海賊船が複数なんて聞いてない。一隻だけだから冒険者たちを商船に乗せて返り討ちにしてやるって話だったはずだ。今まで一隻だけだったのに、このタイミングで二隻になるなんておかしくないか?どこかから情報が漏れているのかなぁ。
「挟まれたのか・・・、入江に潜んでいたのだろう。こちらの分が悪い、何としても撤退するぞ。」
「マズい、距離を測られた!後方からデカい一撃が来るぞ!」
こちらは進路を変えようとして舵をきっている時に、商船のすぐ手前に魔術が着弾した。もう急激に距離を変化させるなんてできない。となると、どうしても次に来る高出力の連結魔術攻撃を防御しなきゃいけないってことか?でもうちの魔術部隊は正面の敵相手に手いっぱいだなぁ。
「二正面なんて無理だ。」
あわてふためく船上に向けてリーファは力いっぱい叫んだ。
「聞け!私の方で防御をすべて受け持つ。他はすべて攻撃に回ってくれ。」
「おい、お前は何を言ってるんだ!味方を混乱させるようなことを言うと海に放り出すぞ!」
セバルの商船の船長が私を怒鳴りつけた。でも私を怒鳴ったところで事態は最悪のまま打つ手が無いんだから、私を信じろっての!言ってダメなら実際に見せてやろうじゃん!
「八時の方向!デカいのが来る!総員、衝撃に備えろ!」
「ダメだ、手が足りねぇ!うっ・・・、うわーっ!・・・って、あれ?」
目の前で大爆発が起こったにも関わらず、商船に傷一つついていないことに一同が目を丸くしている。私は隣で腰を抜かしている船長を尻目にもう一度力いっぱい叫んだ。
「言ったろ!お前ら全員で攻撃してくれ!」
「お前、魔術師だったのか?」
「魔術師じゃないけど、後にしてくれ。大事な友達も乗ってるんだ!」
私の言葉に船長が驚いている。おそらく理解が追いついていないのだろう。魔術師でもないのに魔術を無効化する防壁を作り出すのは一体どういうことだろうと顔に書いてある。
「言うねぇ、リーファ!もちろんそれってアタシのことだよなぁ?」
「シンディーは私にとって不動のモフモフ要員だ!陸に上がったらその可愛い尻尾をモフり倒してやるから楽しみに待ってろ!」
「なっ!?アタシの尻尾はお前にゃあまだ早い、あきらめろっ!」
いつも私をからかうシンディーが困惑してるぜ。へへへ、可愛いところもあるじゃんか。すると腰を抜かしてた船長が笑みを浮かべながら立ち上がった。
「いったい何の話だ?まぁ理屈はわからんが緊張は解けた。お前ら、防御は嬢ちゃんにまかせて俺たちは海賊をぶっ潰すぞ!」
<オオーッ!>
「バトラー、防御は大丈夫か?」
「船体防御も個人防御も問題ございません。むしろ手が余っております。」
<ドーン!バリバリバリ!>
「うわっ!」
地鳴りのような音が響き渡り、船体が大きく揺れたことで私もバランスを崩してしまった。海賊船を見やると敵兵がドンドンこちらの船に乗り移って来る。さすがにこれはパニックを起こしそうな光景だった。
「突撃ぃー!」
「手こずらせやがって。接舷しちまえば、もうこっちのモンだ!」
「うおらぁっ!」
<ガコンッ!バキッ、バキバキ!>
「くそったれ!もう一隻も接舷しやがった!白兵戦だ、死ぬ気で戦えっ!」
マイクはスアレスとともに先に接舷した海賊たちと切り結んでいたが、後ろからもなだれこんで来た。スアレスは力まかせに海賊を海につき落とし、後方の敵兵を切り伏せた。しかしまさに今、敵と切り結んでいるマイクの背後に危険が迫っていた。
「マイク、後ろだ!」
「んなこと言われても・・・、チクショー!」
「もらったぁっ!おっ?」
「なに仕留めそこなってんだ下手くそ!早くやっちまえ!」
「お?おぉっ?痛ぇっ!」
マイクと呼ばれた男を後ろからカトラスで貫いたはずなのに、刺突が弾かれてしまったことに驚いた敵兵が自分の指で刃を触ると勢いよく出血した。確認するまでもなく切れ味は抜群のようだ。まさに絶好のタイミングで相手は防御なんてできなかったはずだと首を傾げる。
しかし同じような泣き言がいたるところで上がっているようだった。おかしい、白兵戦が得意とは思えない魔術師ですら誰も切り伏せられていないではないか。
「貴様、さっきからチョコチョコと妙な防御ばかりしやがって!」
「攻撃が届かないっ?そんなバカな!うっ、チクショー。」
「こいつらっ!おかしい、切り伏せられないぞ?」
その頃、海賊船の船長室では船長が椅子にふんぞり返って酒を飲んでいた。この海域で脅威となる船など一隻も無いため、制圧完了報告を待っているのが日課のようなものだった。しかし接舷から10分もすれば完了報告が来るはずにも関わらず、今日に限っていつまで経っても来ないことに船長はイラだっていた。
「あいつら、この程度の商船一隻制圧するのにどれだけ時間をかけるつもりだ?おいどうなってる?ワシは生け捕りにしろなんて言っとらんぞ!刃向かう奴はまとめて殺せ。」
「大変です中佐!」
「何だ?みっともなくあわておって。」
「敵は我らの攻撃を無効化する新型の魔術を用いている模様です。」
「馬鹿を言え、そんなものあってたまるか!軟弱者の吐くごまかしなぞいちいちワシに報告しに来るな、たわけ!」
「ほ、本当なのです。本当に攻撃が・・・」
臆病風に吹かれたか?ワシに口ごたえしおって。突撃もできぬ雑兵など敵前逃亡で死刑だということを思い起こさせてやろう。
「攻撃が通らぬなら何だと言うのだ?もしや貴様はこのワシに撤退を強要するのではあるまいなぁ。」
伝令の首に剣を突きつけて中佐はすごんで見せると、伝令の顔からはまたたく間に血の気が引いて行った。
「うっ。お許しください中佐。出すぎたマネをいたしました。」
「わかれば良い。貴様も長生きしたいのだろう?だったらさっさと終わらせて来い。行けっ!」
「はっ!」
「臆病者め!寄港したらアイツは軍法会議にかけてやる。」
船長が今回の処分を考えていると、しばらくして船長室の扉が再び開いた。ノックもせずに力まかせに扉を開けた不届きな兵士も罰してやらねばならない。そのように考えていた船長が顔を上げると、目の前には冒険者然とした男が立っているではないか。
「えーっとー、お前が海賊の親玉か?何か思ったより小綺麗な服着てるんだな?」
「お、お前は何者だ?どうやってここに来た?」
「俺か?俺は人呼んでグラムスの剛剣、・・・いやぁ不死身の剣士の方が格好いいかなぁ?オッサンはどう思う?」
「おい貴様、『人呼んで』はどこ行った?」
あまりの拍子抜けっぷりに、船長は思わずつっこんでしまった。すると後ろからレンジャーの男とエルフの女が入って来る。
「スアレス、こんなときまで馬鹿やるんじゃねぇよ。」
「お前が船長だな?年貢の納め時だ。おとなしく縛についてもらおう。」
「り、リアン!?俺が最後にビシィッと決めようと思ってたのに、美味しいところ持ってかないでくれよー。」
「ふふふ、相変わらずしまらない男だなスアレスは。やはりあの時リーファに治してもらうべきだったのではないか?」
「ば、馬鹿な。兵士はどうした?」
「おいおい、アンタが大将なのに戦況も把握してないのかよ?奴さんたち切り伏せられてなけりゃぁ、すべて投降してるぜ。」
「何ぃっ?」
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