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初日の成果
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「すごいっ!」
「リーファ様はあまねく蜂の頂点に君臨するお方。あのホーネットも例外ではございません。」
「あらためて見ると凶悪だなあ。こんな近くで見たの初めてだよ。でも私の薬草採取について来てくれるのか?」
「はい。この者はロイヤルガードとして巣から独立したのでリーファ様にお供いたします。」
「え?どういうこと。」
「常にリーファ様をお守りする使命を担っているということです。」
「そう言えばこの子もステータスに出てくるのかな?おお、ホーネットLv.1って出てる。」
「ではあらためて薬草採取に参りましょう。」
それでは気を取り直して薬草採取に向かいますか。ん、すごい音がするなあ?私が蜂の巣の方を振り向くと蜂の大群が展開しているのに気づいた。
「ぎゃー!何なのあれは?」
「我らが巣の総力を挙げてリーファ様をお守りいたします。」
「いやいや、何匹いるんだよおまえら!」
「いえ、我が主をお守りするのが我らの役目。どうかお供させてください。」
「もっと少なくていいよ。半分の、さらに半分で。」
これってやばくない?だいぶ減らしたけど絶対に百匹以上いるよ、これ。でも身の安全や依頼達成とは引きかえにできないよな。
「178匹です。」
いま何も口にしていないんだけど。何で私の疑問に答えてるの?
「何かおかしいなあとは思ってたけど、私が考えていることわかるの?」
「はい。安全と依頼達成のためリーファ様の手足となって働きます!」
これが精神感応の効力なのか?いろいろ調べないとわからないことばかりだ。
でも蜂もこれだけいれば、襲い来る魔物も対処できそうだ。ところでさすがにこんなに奥深くまで来ていいのかなぁ。
「ねえ、まだ奥に行くの?本当に大丈夫。」
「そろそろです。お待たせしました、こちらになります。」
見ると辺り一面に薬草が生えている群生地にたどり着いた。さすが蜜蜂、本当に植物の分布には詳しいみたいだ。
「わぁ!いっぱい生えてるよ。すごいねあんた。」
「光栄に存じます。」
私は一心不乱に薬草をかき集める。あのまま教えてもらった場所を探し続けても依頼の量には絶対に届かなかっただろう。こんなに早く仕事が終わるなんて思わなかった。
「これだけあれば依頼達成だ。今後のこともあるし採りすぎは禁物よね。」
「まだまだいっぱい薬草は生えております。これだけでよろしいのですか?」
「うーん、必要以上に採っても買い取り価格が下がったら意味ないし。依頼分だけでいいよ。今日、明日はベッドで寝られる。ふふん。」
「リーファ様、斥候がウサギを見つけましたがどうしますか?」
「え?どうするって、できることならそりゃぁ捕まえたいけど。」
「かしこまりました。」
「かしこまりましたって、どうするつもり?」
「どうやら仕留めたみたいです。」
「早っ!」
そんなことまでできるの?さっきから驚きばかりだ。
「向こうですね、参りましょう。」
「わぁ!本当にホーンラビットだ。これもらって良いの?」
「献上品です。」
「ギルドに買い取ってもらえるよ。やったー!」
「まさかこれほど喜んでいただけるとは!もっとご入用ですか?」
「うーん、持ち帰る手間もあるからなあ。でも、あと一匹欲しいかな。」
「おまかせください。聞いたか、お前たち!草の根分けてもウサギを探せ!」
おお、本当に王様みたいだ。聞いてたより幻術士も悪くない。これはできることを増やせば、私みたいな子供でも何とか生きていけるぞ!社会の底辺で生きてきた孤児でも這い上がって行く希望が見えてきた。
早くも狩猟採集が終わったので、私はそのままギルドに直行した。最初に入るときには躊躇したギルドの入り口も今はくぐるのが待ち遠しいほどだった。意気揚々と凱旋するとグレンが私に気づいて声をかけた。
「リーファ!早えじゃねーか。」
「うん。思いのほかすぐに依頼を達成できたよ。」
「よーし、上出来だ。ん、それ獲物か?」
ああ、そうだった。背中に背負って持ってきたんだった。これも今回の成果だもんね。
「ホーンラビット2匹。たまたま見つけたから狩って来た。」
「どれ、見せてみろ。」
「あら、ホーンラビットじゃない。まさかあなた一人で獲ったの?」
受付からスカーレットが顔を出した。私はドヤ顔でスカーレットとハイタッチした。グレンともハイタッチしようかと思ったが何か雰囲気がおかしい。
「リーファ。お前これをどうやって狩った?」
「どうって、普通にだよ。」
何だろう?悪いことしてないのに怒られそう。
「どうしたの、ギルドマスター?」
「バカ、普通だったら聞きゃあしねえよ。これ無傷じゃねーか。どんな狩り方すりゃあこんな綺麗に狩れるっつーんだよ。」
そうか。普通だったら矢だったりナイフだったり傷はあるもんだよね。魔術でも焦げたり何らかの痕跡が残るはず。どうしよう。蜂に獲ってもらいましたなんて話しても信じてもらえない気がする。ごまかさないと。
「え?えーっとー。幻術?」
「なるほど。そういや、そうだった。お前幻術士だもんな。確かに俺も含めて幻術士に何ができるのか知ってるやつなんてどこにもいねえよ。こんな狩猟向きのスキルがあるたあ知らなかったぜ。」
良かった。誰も詳しいことがわからない謎だらけの幻術士だからこそできるごまかしだよね。そもそも幻術士である私もさっぱりわからない。
「これ引き取ってほしい。」
「ああいいぜ。ただ、このままだと手数料を取られるって知ってるか?」
「え?そうなの。」
手数料か。今は小銭だって失うのはキツイ。でも仕方ないのかなあ。世の中そんなに甘くないってことだね。
「ああ、肉屋の肉がどうやって売られてるか考えればわかるだろ?豚だって解体されて初めて肉として食えるんだぜ。だから買い取りを高くするためには精肉した状態で渡せばその分高くなるってもんさ。肉以外にも革や魔石なんか金になるものが眠ってるんだ。解体は冒険者にゃ必須の技術と言ってもいいだろう。」
「それってどこで教えてもらえるの?」
「そうだな。普通はパーティーの先輩から教えてもらうのがほとんどだろうが、幻術士を迎え入れるパーティーなんて探すのも大変だろうしなぁ。」
ガーン!幻術士って一体?私は要らない子なの?
グレンが本当に冒険者になるつもりか確認したのはそういうことだった。
「そうなのか。どうしよう。」
「リーファ様はあまねく蜂の頂点に君臨するお方。あのホーネットも例外ではございません。」
「あらためて見ると凶悪だなあ。こんな近くで見たの初めてだよ。でも私の薬草採取について来てくれるのか?」
「はい。この者はロイヤルガードとして巣から独立したのでリーファ様にお供いたします。」
「え?どういうこと。」
「常にリーファ様をお守りする使命を担っているということです。」
「そう言えばこの子もステータスに出てくるのかな?おお、ホーネットLv.1って出てる。」
「ではあらためて薬草採取に参りましょう。」
それでは気を取り直して薬草採取に向かいますか。ん、すごい音がするなあ?私が蜂の巣の方を振り向くと蜂の大群が展開しているのに気づいた。
「ぎゃー!何なのあれは?」
「我らが巣の総力を挙げてリーファ様をお守りいたします。」
「いやいや、何匹いるんだよおまえら!」
「いえ、我が主をお守りするのが我らの役目。どうかお供させてください。」
「もっと少なくていいよ。半分の、さらに半分で。」
これってやばくない?だいぶ減らしたけど絶対に百匹以上いるよ、これ。でも身の安全や依頼達成とは引きかえにできないよな。
「178匹です。」
いま何も口にしていないんだけど。何で私の疑問に答えてるの?
「何かおかしいなあとは思ってたけど、私が考えていることわかるの?」
「はい。安全と依頼達成のためリーファ様の手足となって働きます!」
これが精神感応の効力なのか?いろいろ調べないとわからないことばかりだ。
でも蜂もこれだけいれば、襲い来る魔物も対処できそうだ。ところでさすがにこんなに奥深くまで来ていいのかなぁ。
「ねえ、まだ奥に行くの?本当に大丈夫。」
「そろそろです。お待たせしました、こちらになります。」
見ると辺り一面に薬草が生えている群生地にたどり着いた。さすが蜜蜂、本当に植物の分布には詳しいみたいだ。
「わぁ!いっぱい生えてるよ。すごいねあんた。」
「光栄に存じます。」
私は一心不乱に薬草をかき集める。あのまま教えてもらった場所を探し続けても依頼の量には絶対に届かなかっただろう。こんなに早く仕事が終わるなんて思わなかった。
「これだけあれば依頼達成だ。今後のこともあるし採りすぎは禁物よね。」
「まだまだいっぱい薬草は生えております。これだけでよろしいのですか?」
「うーん、必要以上に採っても買い取り価格が下がったら意味ないし。依頼分だけでいいよ。今日、明日はベッドで寝られる。ふふん。」
「リーファ様、斥候がウサギを見つけましたがどうしますか?」
「え?どうするって、できることならそりゃぁ捕まえたいけど。」
「かしこまりました。」
「かしこまりましたって、どうするつもり?」
「どうやら仕留めたみたいです。」
「早っ!」
そんなことまでできるの?さっきから驚きばかりだ。
「向こうですね、参りましょう。」
「わぁ!本当にホーンラビットだ。これもらって良いの?」
「献上品です。」
「ギルドに買い取ってもらえるよ。やったー!」
「まさかこれほど喜んでいただけるとは!もっとご入用ですか?」
「うーん、持ち帰る手間もあるからなあ。でも、あと一匹欲しいかな。」
「おまかせください。聞いたか、お前たち!草の根分けてもウサギを探せ!」
おお、本当に王様みたいだ。聞いてたより幻術士も悪くない。これはできることを増やせば、私みたいな子供でも何とか生きていけるぞ!社会の底辺で生きてきた孤児でも這い上がって行く希望が見えてきた。
早くも狩猟採集が終わったので、私はそのままギルドに直行した。最初に入るときには躊躇したギルドの入り口も今はくぐるのが待ち遠しいほどだった。意気揚々と凱旋するとグレンが私に気づいて声をかけた。
「リーファ!早えじゃねーか。」
「うん。思いのほかすぐに依頼を達成できたよ。」
「よーし、上出来だ。ん、それ獲物か?」
ああ、そうだった。背中に背負って持ってきたんだった。これも今回の成果だもんね。
「ホーンラビット2匹。たまたま見つけたから狩って来た。」
「どれ、見せてみろ。」
「あら、ホーンラビットじゃない。まさかあなた一人で獲ったの?」
受付からスカーレットが顔を出した。私はドヤ顔でスカーレットとハイタッチした。グレンともハイタッチしようかと思ったが何か雰囲気がおかしい。
「リーファ。お前これをどうやって狩った?」
「どうって、普通にだよ。」
何だろう?悪いことしてないのに怒られそう。
「どうしたの、ギルドマスター?」
「バカ、普通だったら聞きゃあしねえよ。これ無傷じゃねーか。どんな狩り方すりゃあこんな綺麗に狩れるっつーんだよ。」
そうか。普通だったら矢だったりナイフだったり傷はあるもんだよね。魔術でも焦げたり何らかの痕跡が残るはず。どうしよう。蜂に獲ってもらいましたなんて話しても信じてもらえない気がする。ごまかさないと。
「え?えーっとー。幻術?」
「なるほど。そういや、そうだった。お前幻術士だもんな。確かに俺も含めて幻術士に何ができるのか知ってるやつなんてどこにもいねえよ。こんな狩猟向きのスキルがあるたあ知らなかったぜ。」
良かった。誰も詳しいことがわからない謎だらけの幻術士だからこそできるごまかしだよね。そもそも幻術士である私もさっぱりわからない。
「これ引き取ってほしい。」
「ああいいぜ。ただ、このままだと手数料を取られるって知ってるか?」
「え?そうなの。」
手数料か。今は小銭だって失うのはキツイ。でも仕方ないのかなあ。世の中そんなに甘くないってことだね。
「ああ、肉屋の肉がどうやって売られてるか考えればわかるだろ?豚だって解体されて初めて肉として食えるんだぜ。だから買い取りを高くするためには精肉した状態で渡せばその分高くなるってもんさ。肉以外にも革や魔石なんか金になるものが眠ってるんだ。解体は冒険者にゃ必須の技術と言ってもいいだろう。」
「それってどこで教えてもらえるの?」
「そうだな。普通はパーティーの先輩から教えてもらうのがほとんどだろうが、幻術士を迎え入れるパーティーなんて探すのも大変だろうしなぁ。」
ガーン!幻術士って一体?私は要らない子なの?
グレンが本当に冒険者になるつもりか確認したのはそういうことだった。
「そうなのか。どうしよう。」
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