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雪原の覇者
星屑の記憶
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「あさましい奴らじゃの~。感性の奴隷たるやヒュームもゴブリンも同類よ。その点、貴種たるワシらエルフは・・・」
「オヤツと言ってもそんじょそこらのモンじゃあない。見さらせチビエルフ」
勇騎は強欲の淵から<Gateau Prototype 01 モン=ブラン>を取り出して見せた。
「コレが~・・・本日のオヤツだぁっ!」
「おい、クソゴブ。それは何じゃ?」
何百年生きてきた中で一度も見たことがない摩訶不思議な可愛らしい食べ物にチビッコエルフの目がキラキラ輝いている。予想以上の食いつきっぷりに勇騎も心の底でガッツポーズを決めた。これはエルフから情報を聞き出す有力な手札となるだろう。
「おっと、貴種たるエルフさまにはつまらないモノを出してしまった。失敬失敬」
「おいっ!誰がしまって良いと言うた?もそっと見せんか、た~け!」
「お、コレか?」
「それじゃそれじゃ。もっと近う近う」
勇騎が再び強欲の淵からGP01を取り出すと、ただよう甘い香りにエルフはうっとりした表情を浮かべている。
「おいおい、俺たちを感性の奴隷と罵ったそばから興味津々じゃねーかよ。」
「口ごたえは許さん!ほんにマジックストレージまで使うとは生意気なゴブリンめ。早ようせい」
「許すの許さないの、立ち位置アベコベよね。」
「尊大な態度をとる奴ほどオツムは足り」
「じゃかーしーわ!キビキビ従うんじゃ!」
<カチッ!>
「ムカつくからもうおしまい」
「あぁ、後生じゃ・・・」
最初から勿体つけるつもりだったが、エルフのあまりに尊大な物言いに頭に来た勇騎はGP01のお披露目もそこそこに強欲の淵にしまいこんでしまう。
「というかお前、本当に昨夜のクソ野郎なのか?全く印象が違うような・・・」
「お前の言うようなクソ野郎という者などおらんと言うておろうが。早ようさっきのを寄越さんか!」
「一言たりとお前にやるなんて言った覚えないんだが?」
「ワシを騙したなっ!」
悲しみと怒りの入り交じる魂の叫びがとどろき渡る。エルフは泣きそうな顔で勇騎を非難した。
「騙しとらんわっ!・・・ところで、お前は俺をウルヴァ○ンとやらに会わせてくれるんだっけ?」
「ふん、そんな者など知らん」
「いや、だってお前昨日・・・」
クソっ、しらばっくれやがってクソチビめ。とりあえず上のヤツには言いたいことあるのによお。
「ユーキさん」
「あぁそういえば、ザマルも聞いたよなあ?」
「いえ、直接うかがったわけではありませんが」
「このアホにガツンと言ってくれよザマル」
「それってアルベリヒのことですよね?」
お前が言い逃れできんようにこっちは証人立ててやっ・・・あれ?そんな名前だっけ?
「・・・そうとも言うかな。」
「たーけ!我らが王の名を間違えるとは不届き千万。不敬罪に問われたくなくば先ほどのオヤツとやらをワシに差し出すが良い。」
「王の名誉とオヤツを天秤にかけとるお前が不敬罪を語るとか、ミラクルすぎて意識が飛びそうになった。謝罪と賠償を要求する!」
「現在進行形で虐待されとるワシが何故ジャガイモ以下のブサイクに頭を下げねばならんのじゃ。アホも休み休み言え!」
カチンと来たものの手を上げるのはさすがに絵ヅラ的に最悪だ。本当はド腐れエルフ野郎のくせに今はガキンチョの見た目だからなぁ。立場を理解させるためにも別のアプローチで行こう。
勇騎は目の前に調理用の魔導コンロとフライパンを取り出すと、鮮やかな手付きでアスパラのバターソテーとベーコンスクランブルエッグをパパッと調理する。そして作り置きのミネストローネとソフィアの焼いたパンを強欲の淵から取り出せばあっという間に朝食の準備完了だ。
「さて、コイツのマヌケ面を眺めながらメシでも食うか。」
「ぐぬぬぬ・・・」
「さあ召し上がれ。」
「このベーコンとかいう燻製肉、好きなのよねー。そこらの干し肉なんかとは段違いだわ。」
「まあ、干し肉みたいにそのままは食えないけどな。でも最高の仕上がりだろ?その味出すまで苦労したぜ~。」
「おい」
「この赤いスープも美味しいですねー。料理に舌鼓をうつなど修行中の同僚たちから後ろ指をさされてしまうでしょうが、これは食べたくなってしまいます。」
「おい」
何故だろう、先ほどから餓鬼の恨めしい嘆きが聞こえるような?・・・いや、気のせいだ。
「だろう?俺も結構自信あるんだ。これもまたなかなかの再現ぶりでさあ」
「おいと言うとるじゃろがゴルァァァ!」
強烈なボディブローを打ち込まれるように、エルフの空きっ腹が美味そうなニオイに反応する。食うか死か、まさにeat or die !
「あ、お構いなく。そんでな~」
「ワ・シ・の・は?」
あくまでスルーしようとする勇騎に食らいつくかのごとく叫ぶエルフだったが、勇騎とエルフの間にデカい壁のような何かがするりと入り込む。それは大きな魔狼だった。
「おいおい、ハヤテ。もう食べちまったのか?」
「うまいぞユーキ。我にもっとよこすのだ。」
「しょうがないなー、朝はこれで全部な?」
「うひょー、ナイスだユーキ!」
勇騎はハヤテのくわえて来た取皿に山盛りの料理をのっける。その様子を見たエルフがわなわな震えているようだが・・・
「ワシの朝メシはどうしたーっ!そこな魔狼のおかわりより大事なことじゃろーが!」
「うるせえエルフだなあ。お前、俺に何したか覚えてねーのか?」
ここらで屈服させんとね。あともう一押しかな?
「それはお前が敵地におる魔物だから当然の対応じゃ。問答無用で殺されんかっただけありがたく思わぬか。これだから下等」
「反省のないお前はそこでずっと俺たちが食い終わるのを見ていろ。」
「まっ、待て!」
「あ?何だよ?」
「何故そうまで頑なにワシに食いものをよこさぬ?」
「へ?お前・・・」
「あらこの子、ド天然なのかしら?」
「くぉら小娘!ワシを子供扱いなどと600年早いわ!」
「ソフィア、あまりこじらせロリ○バアを刺激するもんじゃない。」
「おのれクソゴブ、そこへなおれ!」
「とにかく、お前は今のところ俺たちに危害を加えかねないだろ?だったら捕虜として扱うほかないんだな~これが。まあお前が友好的になるのなら少しは考えなくもないんだが~・・・」
「ワシが捕虜?そんな扱いなど許さん。今からきっちり貴賓として扱え!」
「人の話聞いてたか、お前?俺たちゃ戦いにきたわけでもないのに、お前みたいな危ないエルフに寝首をかかれるなんざまっぴら御免なんだよ。」
「じゃあワシがお前らに危害を加えぬと誓えば良いのじゃな?ならば世界樹と我が守護精霊に誓おう。」
「お前そんな軽い口約束程度で・・・」
「ユーキさんっ!」
突然後ろから勇騎を叱責するかのごとくザマルが声を上げたことに、わけもわからず勇騎は仰天する。何か変なことでも言ってしまっただろうか。
「うひっ!いきなりどうしたんだよザマル・・・ん?おい!」
「ふぅ~、身体に魔力が循環せぬのはどうにも気持ち悪いもんじゃな。ようやっと解放されたわい。」
おもむろにエルフへと近づいて行ったザマルはあっさり束縛を解いてしまったではないか。これにはたまらず勇騎も鋭い眼光をザマルに向けざるを得なかった。
「どうしてそいつの拘束を解いたんだ?気をつけろソフィア、ハヤテ。」
「武器をしまってくださいユーキさん。」
「できないね、そいつが何をしでかすかわからん。それよりも拘束を解いた理由を述べろ!」
ことと次第によってはエルフもろともザマルを制圧しなければならない。勇騎が次の行動を思案しているとザマルから突拍子もない問いが投げかけられた。
「この世で最も信用できる約束は何かご存知ですか?」
「何の話だ?答えになってないぞ!」
「いいえ、これが答えです。商業ギルド公証人による契約とエルフの誓約ですよ。」
「ふぅ、よもやそんなことも知らんとは。ん?よくよく考えてみればゴブリンが知らぬのも当然であるのか。」
「オメェは黙ってろ!・・・そうなのかソフィア?」
本当か否か判別のつかない勇騎はザマルの答えに対してなるほどといった具合にうなずいていたソフィアに確認をとる。
「ええ、エルフは世界樹に誓った約束を破ることがないというのは有名な話よ。ユーキは聞いたことないかしら?」
「オヤツと言ってもそんじょそこらのモンじゃあない。見さらせチビエルフ」
勇騎は強欲の淵から<Gateau Prototype 01 モン=ブラン>を取り出して見せた。
「コレが~・・・本日のオヤツだぁっ!」
「おい、クソゴブ。それは何じゃ?」
何百年生きてきた中で一度も見たことがない摩訶不思議な可愛らしい食べ物にチビッコエルフの目がキラキラ輝いている。予想以上の食いつきっぷりに勇騎も心の底でガッツポーズを決めた。これはエルフから情報を聞き出す有力な手札となるだろう。
「おっと、貴種たるエルフさまにはつまらないモノを出してしまった。失敬失敬」
「おいっ!誰がしまって良いと言うた?もそっと見せんか、た~け!」
「お、コレか?」
「それじゃそれじゃ。もっと近う近う」
勇騎が再び強欲の淵からGP01を取り出すと、ただよう甘い香りにエルフはうっとりした表情を浮かべている。
「おいおい、俺たちを感性の奴隷と罵ったそばから興味津々じゃねーかよ。」
「口ごたえは許さん!ほんにマジックストレージまで使うとは生意気なゴブリンめ。早ようせい」
「許すの許さないの、立ち位置アベコベよね。」
「尊大な態度をとる奴ほどオツムは足り」
「じゃかーしーわ!キビキビ従うんじゃ!」
<カチッ!>
「ムカつくからもうおしまい」
「あぁ、後生じゃ・・・」
最初から勿体つけるつもりだったが、エルフのあまりに尊大な物言いに頭に来た勇騎はGP01のお披露目もそこそこに強欲の淵にしまいこんでしまう。
「というかお前、本当に昨夜のクソ野郎なのか?全く印象が違うような・・・」
「お前の言うようなクソ野郎という者などおらんと言うておろうが。早ようさっきのを寄越さんか!」
「一言たりとお前にやるなんて言った覚えないんだが?」
「ワシを騙したなっ!」
悲しみと怒りの入り交じる魂の叫びがとどろき渡る。エルフは泣きそうな顔で勇騎を非難した。
「騙しとらんわっ!・・・ところで、お前は俺をウルヴァ○ンとやらに会わせてくれるんだっけ?」
「ふん、そんな者など知らん」
「いや、だってお前昨日・・・」
クソっ、しらばっくれやがってクソチビめ。とりあえず上のヤツには言いたいことあるのによお。
「ユーキさん」
「あぁそういえば、ザマルも聞いたよなあ?」
「いえ、直接うかがったわけではありませんが」
「このアホにガツンと言ってくれよザマル」
「それってアルベリヒのことですよね?」
お前が言い逃れできんようにこっちは証人立ててやっ・・・あれ?そんな名前だっけ?
「・・・そうとも言うかな。」
「たーけ!我らが王の名を間違えるとは不届き千万。不敬罪に問われたくなくば先ほどのオヤツとやらをワシに差し出すが良い。」
「王の名誉とオヤツを天秤にかけとるお前が不敬罪を語るとか、ミラクルすぎて意識が飛びそうになった。謝罪と賠償を要求する!」
「現在進行形で虐待されとるワシが何故ジャガイモ以下のブサイクに頭を下げねばならんのじゃ。アホも休み休み言え!」
カチンと来たものの手を上げるのはさすがに絵ヅラ的に最悪だ。本当はド腐れエルフ野郎のくせに今はガキンチョの見た目だからなぁ。立場を理解させるためにも別のアプローチで行こう。
勇騎は目の前に調理用の魔導コンロとフライパンを取り出すと、鮮やかな手付きでアスパラのバターソテーとベーコンスクランブルエッグをパパッと調理する。そして作り置きのミネストローネとソフィアの焼いたパンを強欲の淵から取り出せばあっという間に朝食の準備完了だ。
「さて、コイツのマヌケ面を眺めながらメシでも食うか。」
「ぐぬぬぬ・・・」
「さあ召し上がれ。」
「このベーコンとかいう燻製肉、好きなのよねー。そこらの干し肉なんかとは段違いだわ。」
「まあ、干し肉みたいにそのままは食えないけどな。でも最高の仕上がりだろ?その味出すまで苦労したぜ~。」
「おい」
「この赤いスープも美味しいですねー。料理に舌鼓をうつなど修行中の同僚たちから後ろ指をさされてしまうでしょうが、これは食べたくなってしまいます。」
「おい」
何故だろう、先ほどから餓鬼の恨めしい嘆きが聞こえるような?・・・いや、気のせいだ。
「だろう?俺も結構自信あるんだ。これもまたなかなかの再現ぶりでさあ」
「おいと言うとるじゃろがゴルァァァ!」
強烈なボディブローを打ち込まれるように、エルフの空きっ腹が美味そうなニオイに反応する。食うか死か、まさにeat or die !
「あ、お構いなく。そんでな~」
「ワ・シ・の・は?」
あくまでスルーしようとする勇騎に食らいつくかのごとく叫ぶエルフだったが、勇騎とエルフの間にデカい壁のような何かがするりと入り込む。それは大きな魔狼だった。
「おいおい、ハヤテ。もう食べちまったのか?」
「うまいぞユーキ。我にもっとよこすのだ。」
「しょうがないなー、朝はこれで全部な?」
「うひょー、ナイスだユーキ!」
勇騎はハヤテのくわえて来た取皿に山盛りの料理をのっける。その様子を見たエルフがわなわな震えているようだが・・・
「ワシの朝メシはどうしたーっ!そこな魔狼のおかわりより大事なことじゃろーが!」
「うるせえエルフだなあ。お前、俺に何したか覚えてねーのか?」
ここらで屈服させんとね。あともう一押しかな?
「それはお前が敵地におる魔物だから当然の対応じゃ。問答無用で殺されんかっただけありがたく思わぬか。これだから下等」
「反省のないお前はそこでずっと俺たちが食い終わるのを見ていろ。」
「まっ、待て!」
「あ?何だよ?」
「何故そうまで頑なにワシに食いものをよこさぬ?」
「へ?お前・・・」
「あらこの子、ド天然なのかしら?」
「くぉら小娘!ワシを子供扱いなどと600年早いわ!」
「ソフィア、あまりこじらせロリ○バアを刺激するもんじゃない。」
「おのれクソゴブ、そこへなおれ!」
「とにかく、お前は今のところ俺たちに危害を加えかねないだろ?だったら捕虜として扱うほかないんだな~これが。まあお前が友好的になるのなら少しは考えなくもないんだが~・・・」
「ワシが捕虜?そんな扱いなど許さん。今からきっちり貴賓として扱え!」
「人の話聞いてたか、お前?俺たちゃ戦いにきたわけでもないのに、お前みたいな危ないエルフに寝首をかかれるなんざまっぴら御免なんだよ。」
「じゃあワシがお前らに危害を加えぬと誓えば良いのじゃな?ならば世界樹と我が守護精霊に誓おう。」
「お前そんな軽い口約束程度で・・・」
「ユーキさんっ!」
突然後ろから勇騎を叱責するかのごとくザマルが声を上げたことに、わけもわからず勇騎は仰天する。何か変なことでも言ってしまっただろうか。
「うひっ!いきなりどうしたんだよザマル・・・ん?おい!」
「ふぅ~、身体に魔力が循環せぬのはどうにも気持ち悪いもんじゃな。ようやっと解放されたわい。」
おもむろにエルフへと近づいて行ったザマルはあっさり束縛を解いてしまったではないか。これにはたまらず勇騎も鋭い眼光をザマルに向けざるを得なかった。
「どうしてそいつの拘束を解いたんだ?気をつけろソフィア、ハヤテ。」
「武器をしまってくださいユーキさん。」
「できないね、そいつが何をしでかすかわからん。それよりも拘束を解いた理由を述べろ!」
ことと次第によってはエルフもろともザマルを制圧しなければならない。勇騎が次の行動を思案しているとザマルから突拍子もない問いが投げかけられた。
「この世で最も信用できる約束は何かご存知ですか?」
「何の話だ?答えになってないぞ!」
「いいえ、これが答えです。商業ギルド公証人による契約とエルフの誓約ですよ。」
「ふぅ、よもやそんなことも知らんとは。ん?よくよく考えてみればゴブリンが知らぬのも当然であるのか。」
「オメェは黙ってろ!・・・そうなのかソフィア?」
本当か否か判別のつかない勇騎はザマルの答えに対してなるほどといった具合にうなずいていたソフィアに確認をとる。
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