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仁義なき遊戯
勝利への布石
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「じゃ、そろそろアンタん家にお邪魔したいんだけど。」
「へ?」
あの約束ってまだ生きてるんだっけか?すっかり忘れてた。どういうことだ?まさかゴブリンの住処に大事な娘をよこす親なんているはずが無いと思ってたんだけど・・・。
「ああ、そうだ。あれからエレノアが許可したんですよ。前回旦那に直接会って、信用できるって思った見たいでさぁ。俺やジョセフから聞いたところで、首を縦に振るような奴じゃないから。もうエレノアとソフィアでぎゃあぎゃあって痛え!」
「ほほほ、嫌だわハンスったら。ユーキさん、お気になさらないでください。」
「エレノア?今おまえカドでどついたよなぁ。旦那ぁ、俺の頭へこんでやしませんかい?」
「大丈夫だよハンスさん。エレノアさん、こんちわ。んで、ソフィアに許可したのかい?」
「ええ、夫も娘もハンスも口を揃えて立派な方だって言うんですもの。私もユーキさんに直接お会いしてそのお人柄に触れたら誰でも納得すると確信しましたの。」
俺もエラく買われたもんだなぁ・・・。奥さん、よーく見てください。まぎれもない純度100パーセントの天然ゴブリンですよ。
「あら、私は立派だと言った覚え無ぃ痛ぁ!」
見ればソフィアがエレノアから尻をつねられている。物腰のやわらかいエレノアさんって実は怖い?
「はっはっは、わかった。いつでも来なよ。バーリン家には俺も世話になってるしな。ただし場所を特定するのは勘弁な?あと俺ん家に転移したら外は出歩かせないぞ。家の敷地を一歩でも外に出たらいっぱい魔物もいるから。」
好奇心のかたまりのソフィアは少し脅かしておくくらいが丁度いいよ。まあ伝えた内容は本当のことだけどね。
「大丈夫なの、それって?」
「ああ、敷地には人間や魔物が入れないように結界を展開している。俺が許可しない限りは何者も入って来ることはできないんだ。」
「すごいわ!許可って、選別はどうなってるのかしら。じゃあ今から行きましょう!行くわよ。」
おいおい、そんなわけあるか。まずはアンリだ。
「待て、俺はまず国王にソルダの借りを返さにゃいかんのよ。大した代物なんて家には無いんだから招待はそのあと。」
「あんたいつでも良いって言ったじゃない。まぁいいわ。そうとなれば父さんに猛プッシュするわよ!職人に試作品の完成を急がせるから陛下をとっとと負かして来なさいよね。」
「うぃす。よーし、見てろよアンリ。」
***
「お、何じゃ?しばらく顔を見せなかったではないか。儂が王国十傑と聞いてもう尻尾を巻いて逃げたかと心配しとったぞ。」
言うに事欠いてこの野郎・・・そのナメ腐った態度も今の内だぞ。余裕ぶっこいたそのヒゲ面を悔しさに歪んだヒゲ面に塗り替えてやる。ふふふ、待ってろよ。
「ふっ、どうもツキが逃げちまったみたいだから仕切り直そうと思ってな。」
「ふん、お前が負けたのは運ではない。まぁよかろう。それではやるか。」
「たまには趣向を変えようじゃないか。今日はこれを持って来たんだ。」
「む?何じゃそら。お、開くのか。どれ・・・、白黒コインかのぅ?」
よしよし、興味を惹かれたな?そうだ、これから吠えヅラかくことになるんだからよーく見とけよ。どれ、ルールを教えるか。
勇騎はソフィアにお願いして製作してもらった折りたたみ式のボードを展開すると、手早く表裏が白黒の石を並べて行く。アンリは不思議そうにその様子を眺めた。今から目の前で何が行われるのか興味津々といった表情だ。
「例えばこうやって両端を同じ色ではさむとコインが裏返るんだ。」
「おお、タテ・ヨコ・ナナメも裏返るのか。不思議よのぅ。これはどうなれば勝ちなのだ?」
「最終的に自分の色が相手を上回れば勝ちだ。」
「なるほど、わかりやすい。して、このゲームの名は何というのだ?」
「ふっふっふ、良くぞ聞いてくれた。名づけてテリトワールだっ!」
「ほう、領地か。名づけるということはお前の発案か、面白い。」
「とりあえず最初は勝敗無しでデモンストレーションしてみようぜ。」
「よかろう。」
アンリに興味を持ってもらうためにも手に汗握る接戦を演じてやった。もちろん公式の勝負ではなく、勝敗に関係のない練習としてだ。興味を持ったが最後、ひとたび勝負となれば一国の王がゴブリンにひれ伏す運命が確定したと言える。
「なるほどな。単純なのに白熱するのう。」
「叔父上、それは何をされておられるのです?」
「おおミシェル、よいところに来た。こっちへ来てお前もやってみるのだ。」
ナイスタイミングだ、ミシェル。お前もこのゲームの虜にしてやる。よし、ここは大接戦で負けてやろう。
勇騎はミシェルにルールや考え方を教えながらゲームを進めると、ミシェルもどんどん没入して行く。気づくとみんな揃って普段は考えられないような大声ではしゃいでいた。
「ユーキ、これは楽しいな。何と言うのだ?」
「気に入ったか、ミシェル?これはテリトワールだ。やり方を覚えたみたいだから意地悪な叔父さんと練習するといい。」
「誰が意地悪だ、馬鹿たれ!」
「まぁまぁ、そのテリトワールセットは進呈するつもりで持ってきたんだ。ソルダの借りはこれで返してやるから、せいぜい特訓しとけよ。勝負はいつにする?」
「大きく出たものよ。そもそもゲームを変えたからとて、お前がこのワシに勝てるとでも思っておるのか?明日だ、明日来い。この間みたいにキャンキャン吠えさせてくれる。」
「むっふっふっふ、いいだろう。ついに市井のゴブリンが国王を下す時が来るのだ。」
俺は石を戻してシャルルのために並べてやった。そして互いに不敵な笑顔で目を合わせる。
「ふっふっふ。」
「はっはっは。」
「叔父上の番ですよ~。ねぇ早く早くぅ~。」
「へ?」
あの約束ってまだ生きてるんだっけか?すっかり忘れてた。どういうことだ?まさかゴブリンの住処に大事な娘をよこす親なんているはずが無いと思ってたんだけど・・・。
「ああ、そうだ。あれからエレノアが許可したんですよ。前回旦那に直接会って、信用できるって思った見たいでさぁ。俺やジョセフから聞いたところで、首を縦に振るような奴じゃないから。もうエレノアとソフィアでぎゃあぎゃあって痛え!」
「ほほほ、嫌だわハンスったら。ユーキさん、お気になさらないでください。」
「エレノア?今おまえカドでどついたよなぁ。旦那ぁ、俺の頭へこんでやしませんかい?」
「大丈夫だよハンスさん。エレノアさん、こんちわ。んで、ソフィアに許可したのかい?」
「ええ、夫も娘もハンスも口を揃えて立派な方だって言うんですもの。私もユーキさんに直接お会いしてそのお人柄に触れたら誰でも納得すると確信しましたの。」
俺もエラく買われたもんだなぁ・・・。奥さん、よーく見てください。まぎれもない純度100パーセントの天然ゴブリンですよ。
「あら、私は立派だと言った覚え無ぃ痛ぁ!」
見ればソフィアがエレノアから尻をつねられている。物腰のやわらかいエレノアさんって実は怖い?
「はっはっは、わかった。いつでも来なよ。バーリン家には俺も世話になってるしな。ただし場所を特定するのは勘弁な?あと俺ん家に転移したら外は出歩かせないぞ。家の敷地を一歩でも外に出たらいっぱい魔物もいるから。」
好奇心のかたまりのソフィアは少し脅かしておくくらいが丁度いいよ。まあ伝えた内容は本当のことだけどね。
「大丈夫なの、それって?」
「ああ、敷地には人間や魔物が入れないように結界を展開している。俺が許可しない限りは何者も入って来ることはできないんだ。」
「すごいわ!許可って、選別はどうなってるのかしら。じゃあ今から行きましょう!行くわよ。」
おいおい、そんなわけあるか。まずはアンリだ。
「待て、俺はまず国王にソルダの借りを返さにゃいかんのよ。大した代物なんて家には無いんだから招待はそのあと。」
「あんたいつでも良いって言ったじゃない。まぁいいわ。そうとなれば父さんに猛プッシュするわよ!職人に試作品の完成を急がせるから陛下をとっとと負かして来なさいよね。」
「うぃす。よーし、見てろよアンリ。」
***
「お、何じゃ?しばらく顔を見せなかったではないか。儂が王国十傑と聞いてもう尻尾を巻いて逃げたかと心配しとったぞ。」
言うに事欠いてこの野郎・・・そのナメ腐った態度も今の内だぞ。余裕ぶっこいたそのヒゲ面を悔しさに歪んだヒゲ面に塗り替えてやる。ふふふ、待ってろよ。
「ふっ、どうもツキが逃げちまったみたいだから仕切り直そうと思ってな。」
「ふん、お前が負けたのは運ではない。まぁよかろう。それではやるか。」
「たまには趣向を変えようじゃないか。今日はこれを持って来たんだ。」
「む?何じゃそら。お、開くのか。どれ・・・、白黒コインかのぅ?」
よしよし、興味を惹かれたな?そうだ、これから吠えヅラかくことになるんだからよーく見とけよ。どれ、ルールを教えるか。
勇騎はソフィアにお願いして製作してもらった折りたたみ式のボードを展開すると、手早く表裏が白黒の石を並べて行く。アンリは不思議そうにその様子を眺めた。今から目の前で何が行われるのか興味津々といった表情だ。
「例えばこうやって両端を同じ色ではさむとコインが裏返るんだ。」
「おお、タテ・ヨコ・ナナメも裏返るのか。不思議よのぅ。これはどうなれば勝ちなのだ?」
「最終的に自分の色が相手を上回れば勝ちだ。」
「なるほど、わかりやすい。して、このゲームの名は何というのだ?」
「ふっふっふ、良くぞ聞いてくれた。名づけてテリトワールだっ!」
「ほう、領地か。名づけるということはお前の発案か、面白い。」
「とりあえず最初は勝敗無しでデモンストレーションしてみようぜ。」
「よかろう。」
アンリに興味を持ってもらうためにも手に汗握る接戦を演じてやった。もちろん公式の勝負ではなく、勝敗に関係のない練習としてだ。興味を持ったが最後、ひとたび勝負となれば一国の王がゴブリンにひれ伏す運命が確定したと言える。
「なるほどな。単純なのに白熱するのう。」
「叔父上、それは何をされておられるのです?」
「おおミシェル、よいところに来た。こっちへ来てお前もやってみるのだ。」
ナイスタイミングだ、ミシェル。お前もこのゲームの虜にしてやる。よし、ここは大接戦で負けてやろう。
勇騎はミシェルにルールや考え方を教えながらゲームを進めると、ミシェルもどんどん没入して行く。気づくとみんな揃って普段は考えられないような大声ではしゃいでいた。
「ユーキ、これは楽しいな。何と言うのだ?」
「気に入ったか、ミシェル?これはテリトワールだ。やり方を覚えたみたいだから意地悪な叔父さんと練習するといい。」
「誰が意地悪だ、馬鹿たれ!」
「まぁまぁ、そのテリトワールセットは進呈するつもりで持ってきたんだ。ソルダの借りはこれで返してやるから、せいぜい特訓しとけよ。勝負はいつにする?」
「大きく出たものよ。そもそもゲームを変えたからとて、お前がこのワシに勝てるとでも思っておるのか?明日だ、明日来い。この間みたいにキャンキャン吠えさせてくれる。」
「むっふっふっふ、いいだろう。ついに市井のゴブリンが国王を下す時が来るのだ。」
俺は石を戻してシャルルのために並べてやった。そして互いに不敵な笑顔で目を合わせる。
「ふっふっふ。」
「はっはっは。」
「叔父上の番ですよ~。ねぇ早く早くぅ~。」
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