86 / 139
本編
85:変わりゆく暖かな関係性
しおりを挟む
翌朝目が覚めると、目の前にノルの顔があった。あまりにいきなりすぎてぬいは数度まばたきをする。
穏やかに眠る彼の呼吸音が聞こえる。まつ毛は上下ともに長く、鼻梁の線がきれいである。そんな視覚情報入手しながら、徐々に顔が赤くなっていく。ひとまず寝返りを打って落ち着く。
覚えてはいないが、昨夜なんらかの悪夢を見てノルに世話をかけた。そのまま疲れ果て、戻る気力もなく寝てしまったのだろう。状況を理解し、ぬいは起き上がろうとした。しかし、後ろ手をつかまれ強い力でベッドに引き戻される。
「えと、ノルくーん」
声をかけるが反応はない。背を向けているためどんな様子かもわからない。だが、反応がないことから寝ぼけているのだろう。
どうしようかと考えていると、手を離される。今がチャンスだと、身を起そうとするが、今度は体こと抱きしめられた。
これでは完全に身動きが取れない。薄い寝巻から感じる体温とにおいに、ぬいは頭がくらくらしてきた。行動はとっても、寝言は言わないらしくひたすらに静かだ。
暴れて拘束を解く理由もない。しばらく身を任せていると、腕を外し寝返りを打った。
その隙にぬいは今度こそ身を起こすと身支度をはじめた。準備が終わるころ、ノルは目が覚めたらしく体を起き上がらせた。
「おはよう、ノルくん」
「……あ、ああ」
返事はするが今一つ反応が鈍い。睡眠不足だからか、単純に朝が弱いのか。どちらかは分からない。
いつもノルはしっかりしていて、大抵のことはなんでもこなす。だが、その欠点ともいえるところをかわいいと思ってしまった。
その事実に気づき、ぬいは頭を抱える。きっと、最初は穏やかな愛だった。自分とどうのこうのとは思わなかった。だが今は明らかに独占欲が芽生えている。
ちらりとノルのことを見ると、ぬいが居るにも関わらず堂々と着替えようとしていた。以前は何とも思わなかった、彼の上裸が直視できない。
「……あ、ノ、ノルくん!わたっ、その。朝食取ってくるね!」
本来であれば下の共有所で食すものである。だが寝起きが悪そうなことと、生まれた嫉妬心を理由にぬいは食事を部屋に運んだ。
「ノルくーん、ごはんだよ」
部屋へ戻ると身ぎれいになったノルが居た。つまりあれは着替えるのではなく、体を洗うために脱いでいたのだろう。あのまま部屋に残っていたら、到底羞恥で耐えれなかったに違いない。
「ん」
しかし、身支度が整ったからと言って目は覚めていないようである。朝食を前に置くが、食べる速度が鈍い。
それどころか時々食器やコップをつかみ損ねている。早々に食べ終わったぬいは見ていられなくなり、椅子をノルの隣に移動した。
「ほら、ごはんだよ。食べないと力でないよ」
ぬいはフォークを掴むと、ノルの口元に運んだ。すると食べる速度が普通になり、きちんと口に入れる。それを繰り返しすべて平らげたあと、ノルの目がようやく覚めてきたようだ。
「その、すまなかった。情けない姿を見せたうえに、世話までしてもらうとは」
「ううん、お互いさまだよ」
ぬいは昨夜のことを思い出す。あれに比べれば、今朝のことなど大したことはない。
「だが……正直なところ、かなり嬉しい。さすがにこの年で家の者になど、頼ることはできない。心を許せる存在だけだ」
つまりぬいなら頼れるということだ。お互いに支え合えることを嬉しく思い、二人は赤面する。しばらく無言で見つめ合ったあと、どちらともなく荷支度をはじめた。
◇
この先に大きな街や村すらもないらしく、ただ静かに進んでいった。やがて眠気を感じ、今度は事前に言ってから肩を貸してもらった。
無理をしては後々迷惑がかかってしまうからである。あまりにも真剣に寝ていたのか、目覚めるとノルの顔が見えた。どうやら膝を貸してもらっていたらしい。
「そろそろ水晶車を止めて、休もうと思う」
いつの間にか日が落ちていたのか、周囲は暗い。この闇の中を進むのは、明かりで照らしたとしてもよくないだろう。手近な場所に停止させると、二人は外に出た。
「うわっ、結構冷え込んできたね」
ぬいは身を震わせると、すぐに彼のことを確認した。きちんと着込んでいることに安堵する。
ノルは地面にこぶし大の水晶を置く手を組む。
「我らが神たちよ。闇夜を照らす炎を依り代へ」
あたたかな火が生まれる。ノルはそこに鍋を乗せると食事の準備をはじめた。
「なにか手伝おうか?」
まるで初対面時の再現のようである。
「今日は僕が……いや、お願いしよう。ここにある野菜を切ってほしい」
「わかった!任せてよ」
ぬいは腕をまくると作業をはじめた。
「ノルくん、これすごいおいしいね!」
スプーンを口に入れると、その味に目を輝かせた。
「ずっと、もっとちゃんとしたものを食べさせたかった」
「最初にくれたのも悪くなかったけどね」
だが、ノルは不満だったらしい。
「ノルくんてなんでもできてすごいよね。なにがすごいかって、あきらめずにちゃんと努力を続けているところなんだよね」
ぬいの場合は周りからのプレッシャーが強く、あきらめてしまった。あの時そうしなければ、なにかが変わったのだろうかと考える。
「ヌイもそうだろう。料理の下ごしらえができるとは思っていなかった」
「それはこっちのセリフだよ!」
ひとしきり褒め合ったあと、食事を片付け後は寝るだけである。寝床の準備も今回は手伝わせてくれた。幸い今夜は風がなく、火がある外の方がいいだろうと野宿になった。
目を閉じて寝ようとするが、寒さのせいでなかなか寝付けない。横目でノルのことを見てみるが、同様らしい。ぬいは意を決すると、寝具を羽織った状態でノルの所へ向かった。
「えっと、なかなか寝れそうになくて。夜空を見てたら気になってきちゃって。この世界の星と月について教えてもらっていい?」
半分はただの思い付きで口実である。そのことを悟られたらどうしようと、内心ドキドキしていたがノルは快諾した。
「そもそもこの世界って、月も星も青っぽいよね。ずっとそれが不思議だったんだ」
ノルが横に開けた寝床に腰を下ろすと、疑問を投げかける。
「ヌイのところでは違うのか?」
寒さで無意識に身を震わせると、ノルが自分の寝具をかけてくれた。ぬいはそれを半分かけかえすと、目が合いほほ笑みあう。
「うん、もっと黄色と白っぽいっていうか」
そんなことを話していると、徐々に睡魔が襲ってくる。自分の寝床に戻る余力などない。昨夜のように、ぬいはいつの間にか眠り込んでいた。
翌朝、目が覚めると正面からノルと目が合った。
「おはよう、ヌイ」
「……へ、あ、おはよう。ノルくん」
起床直後、ノルとは何度も目を合わせている。そろそろ慣れれると思ったが、そうでもないらしい。
「ん?あれ?ノルくん朝から元気だね、どうしたの?」
昨日の朝とは違い、どうみてもノルの目は開かれている。それどころか、身支度がすでに終わっているようである。
「安全な場所だとどうしても、眠りが深くなってしまう。外となれば、神官騎士時の訓練を思い出し自然と起床できる」
「あ、うん。そか」
立場が逆転し、ぬいは混乱していた。朝の目覚めは悪くないが、良くもないからだ。
「ははっ、寝起きのヌイもかわいいな」
朝から心臓に悪い発言はやめて欲しい。そんなことは言えず、ぬいは寝ぼけたふりをしながら身支度をはじめた。
穏やかに眠る彼の呼吸音が聞こえる。まつ毛は上下ともに長く、鼻梁の線がきれいである。そんな視覚情報入手しながら、徐々に顔が赤くなっていく。ひとまず寝返りを打って落ち着く。
覚えてはいないが、昨夜なんらかの悪夢を見てノルに世話をかけた。そのまま疲れ果て、戻る気力もなく寝てしまったのだろう。状況を理解し、ぬいは起き上がろうとした。しかし、後ろ手をつかまれ強い力でベッドに引き戻される。
「えと、ノルくーん」
声をかけるが反応はない。背を向けているためどんな様子かもわからない。だが、反応がないことから寝ぼけているのだろう。
どうしようかと考えていると、手を離される。今がチャンスだと、身を起そうとするが、今度は体こと抱きしめられた。
これでは完全に身動きが取れない。薄い寝巻から感じる体温とにおいに、ぬいは頭がくらくらしてきた。行動はとっても、寝言は言わないらしくひたすらに静かだ。
暴れて拘束を解く理由もない。しばらく身を任せていると、腕を外し寝返りを打った。
その隙にぬいは今度こそ身を起こすと身支度をはじめた。準備が終わるころ、ノルは目が覚めたらしく体を起き上がらせた。
「おはよう、ノルくん」
「……あ、ああ」
返事はするが今一つ反応が鈍い。睡眠不足だからか、単純に朝が弱いのか。どちらかは分からない。
いつもノルはしっかりしていて、大抵のことはなんでもこなす。だが、その欠点ともいえるところをかわいいと思ってしまった。
その事実に気づき、ぬいは頭を抱える。きっと、最初は穏やかな愛だった。自分とどうのこうのとは思わなかった。だが今は明らかに独占欲が芽生えている。
ちらりとノルのことを見ると、ぬいが居るにも関わらず堂々と着替えようとしていた。以前は何とも思わなかった、彼の上裸が直視できない。
「……あ、ノ、ノルくん!わたっ、その。朝食取ってくるね!」
本来であれば下の共有所で食すものである。だが寝起きが悪そうなことと、生まれた嫉妬心を理由にぬいは食事を部屋に運んだ。
「ノルくーん、ごはんだよ」
部屋へ戻ると身ぎれいになったノルが居た。つまりあれは着替えるのではなく、体を洗うために脱いでいたのだろう。あのまま部屋に残っていたら、到底羞恥で耐えれなかったに違いない。
「ん」
しかし、身支度が整ったからと言って目は覚めていないようである。朝食を前に置くが、食べる速度が鈍い。
それどころか時々食器やコップをつかみ損ねている。早々に食べ終わったぬいは見ていられなくなり、椅子をノルの隣に移動した。
「ほら、ごはんだよ。食べないと力でないよ」
ぬいはフォークを掴むと、ノルの口元に運んだ。すると食べる速度が普通になり、きちんと口に入れる。それを繰り返しすべて平らげたあと、ノルの目がようやく覚めてきたようだ。
「その、すまなかった。情けない姿を見せたうえに、世話までしてもらうとは」
「ううん、お互いさまだよ」
ぬいは昨夜のことを思い出す。あれに比べれば、今朝のことなど大したことはない。
「だが……正直なところ、かなり嬉しい。さすがにこの年で家の者になど、頼ることはできない。心を許せる存在だけだ」
つまりぬいなら頼れるということだ。お互いに支え合えることを嬉しく思い、二人は赤面する。しばらく無言で見つめ合ったあと、どちらともなく荷支度をはじめた。
◇
この先に大きな街や村すらもないらしく、ただ静かに進んでいった。やがて眠気を感じ、今度は事前に言ってから肩を貸してもらった。
無理をしては後々迷惑がかかってしまうからである。あまりにも真剣に寝ていたのか、目覚めるとノルの顔が見えた。どうやら膝を貸してもらっていたらしい。
「そろそろ水晶車を止めて、休もうと思う」
いつの間にか日が落ちていたのか、周囲は暗い。この闇の中を進むのは、明かりで照らしたとしてもよくないだろう。手近な場所に停止させると、二人は外に出た。
「うわっ、結構冷え込んできたね」
ぬいは身を震わせると、すぐに彼のことを確認した。きちんと着込んでいることに安堵する。
ノルは地面にこぶし大の水晶を置く手を組む。
「我らが神たちよ。闇夜を照らす炎を依り代へ」
あたたかな火が生まれる。ノルはそこに鍋を乗せると食事の準備をはじめた。
「なにか手伝おうか?」
まるで初対面時の再現のようである。
「今日は僕が……いや、お願いしよう。ここにある野菜を切ってほしい」
「わかった!任せてよ」
ぬいは腕をまくると作業をはじめた。
「ノルくん、これすごいおいしいね!」
スプーンを口に入れると、その味に目を輝かせた。
「ずっと、もっとちゃんとしたものを食べさせたかった」
「最初にくれたのも悪くなかったけどね」
だが、ノルは不満だったらしい。
「ノルくんてなんでもできてすごいよね。なにがすごいかって、あきらめずにちゃんと努力を続けているところなんだよね」
ぬいの場合は周りからのプレッシャーが強く、あきらめてしまった。あの時そうしなければ、なにかが変わったのだろうかと考える。
「ヌイもそうだろう。料理の下ごしらえができるとは思っていなかった」
「それはこっちのセリフだよ!」
ひとしきり褒め合ったあと、食事を片付け後は寝るだけである。寝床の準備も今回は手伝わせてくれた。幸い今夜は風がなく、火がある外の方がいいだろうと野宿になった。
目を閉じて寝ようとするが、寒さのせいでなかなか寝付けない。横目でノルのことを見てみるが、同様らしい。ぬいは意を決すると、寝具を羽織った状態でノルの所へ向かった。
「えっと、なかなか寝れそうになくて。夜空を見てたら気になってきちゃって。この世界の星と月について教えてもらっていい?」
半分はただの思い付きで口実である。そのことを悟られたらどうしようと、内心ドキドキしていたがノルは快諾した。
「そもそもこの世界って、月も星も青っぽいよね。ずっとそれが不思議だったんだ」
ノルが横に開けた寝床に腰を下ろすと、疑問を投げかける。
「ヌイのところでは違うのか?」
寒さで無意識に身を震わせると、ノルが自分の寝具をかけてくれた。ぬいはそれを半分かけかえすと、目が合いほほ笑みあう。
「うん、もっと黄色と白っぽいっていうか」
そんなことを話していると、徐々に睡魔が襲ってくる。自分の寝床に戻る余力などない。昨夜のように、ぬいはいつの間にか眠り込んでいた。
翌朝、目が覚めると正面からノルと目が合った。
「おはよう、ヌイ」
「……へ、あ、おはよう。ノルくん」
起床直後、ノルとは何度も目を合わせている。そろそろ慣れれると思ったが、そうでもないらしい。
「ん?あれ?ノルくん朝から元気だね、どうしたの?」
昨日の朝とは違い、どうみてもノルの目は開かれている。それどころか、身支度がすでに終わっているようである。
「安全な場所だとどうしても、眠りが深くなってしまう。外となれば、神官騎士時の訓練を思い出し自然と起床できる」
「あ、うん。そか」
立場が逆転し、ぬいは混乱していた。朝の目覚めは悪くないが、良くもないからだ。
「ははっ、寝起きのヌイもかわいいな」
朝から心臓に悪い発言はやめて欲しい。そんなことは言えず、ぬいは寝ぼけたふりをしながら身支度をはじめた。
0
お気に入りに追加
15
あなたにおすすめの小説
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。

果たされなかった約束
家紋武範
恋愛
子爵家の次男と伯爵の妾の娘の恋。貴族の血筋と言えども不遇な二人は将来を誓い合う。
しかし、ヒロインの妹は伯爵の正妻の子であり、伯爵のご令嗣さま。その妹は優しき主人公に密かに心奪われており、結婚したいと思っていた。
このままでは結婚させられてしまうと主人公はヒロインに他領に逃げようと言うのだが、ヒロインは妹を裏切れないから妹と結婚して欲しいと身を引く。
怒った主人公は、この姉妹に復讐を誓うのであった。
※サディスティックな内容が含まれます。苦手なかたはご注意ください。

【完結】私のことが大好きな婚約者さま
咲雪
恋愛
私は、リアーナ・ムスカ侯爵令嬢。第二王子アレンディオ・ルーデンス殿下の婚約者です。アレンディオ殿下の5歳上の第一王子が病に倒れて3年経ちました。アレンディオ殿下を王太子にと推す声が大きくなってきました。王子妃として嫁ぐつもりで婚約したのに、王太子妃なんて聞いてません。悩ましく、鬱鬱した日々。私は一体どうなるの?
・sideリアーナは、王太子妃なんて聞いてない!と悩むところから始まります。
・sideアレンディオは、とにかくアレンディオが頑張る話です。
※番外編含め全28話完結、予約投稿済みです。
※ご都合展開ありです。

【完結】婚約破棄寸前の悪役令嬢は7年前の姿をしている
五色ひわ
恋愛
ドラード王国の第二王女、クラウディア・ドラードは正体不明の相手に襲撃されて子供の姿に変えられてしまった。何とか逃げのびたクラウディアは、年齢を偽って孤児院に隠れて暮らしている。
初めて経験する貧しい暮らしに疲れ果てた頃、目の前に現れたのは婚約破棄寸前の婚約者アルフレートだった。

「奇遇ですね。私の婚約者と同じ名前だ」
ねむたん
恋愛
侯爵家の令嬢リリエット・クラウゼヴィッツは、伯爵家の嫡男クラウディオ・ヴェステンベルクと婚約する。しかし、クラウディオは婚約に反発し、彼女に冷淡な態度を取り続ける。
学園に入学しても、彼は周囲とはそつなく交流しながら、リリエットにだけは冷たいままだった。そんな折、クラウディオの妹セシルの誘いで茶会に参加し、そこで新たな交流を楽しむ。そして、ある子爵子息が立ち上げた商会の服をまとい、いつもとは違う姿で社交界に出席することになる。
その夜会でクラウディオは彼女を別人と勘違いし、初めて優しく接する。

【完結】王太子殿下が幼馴染を溺愛するので、あえて応援することにしました。
かとるり
恋愛
王太子のオースティンが愛するのは婚約者のティファニーではなく、幼馴染のリアンだった。
ティファニーは何度も傷つき、一つの結論に達する。
二人が結ばれるよう、あえて応援する、と。

平凡なる側室は陛下の愛は求めていない
かぐや
恋愛
小国の王女と帝国の主上との結婚式は恙なく終わり、王女は側室として後宮に住まうことになった。
そこで帝は言う。「俺に愛を求めるな」と。
だが側室は自他共に認める平凡で、はなからそんなものは求めていない。
側室が求めているのは、自由と安然のみであった。
そんな側室が周囲を巻き込んで自分の自由を求め、その過程でうっかり陛下にも溺愛されるお話。

美しい公爵様の、凄まじい独占欲と溺れるほどの愛
らがまふぃん
恋愛
こちらは以前投稿いたしました、 美しく残酷な公爵令息様の、一途で不器用な愛 の続編となっております。前作よりマイルドな作品に仕上がっておりますが、内面のダークさが前作よりはあるのではなかろうかと。こちらのみでも楽しめるとは思いますが、わかりづらいかもしれません。よろしかったら前作をお読みいただいた方が、より楽しんでいただけるかと思いますので、お時間の都合のつく方は、是非。時々予告なく残酷な表現が入りますので、苦手な方はお控えください。 *早速のお気に入り登録、しおり、エールをありがとうございます。とても励みになります。前作もお読みくださっている方々にも、多大なる感謝を! ※R5.7/23本編完結いたしました。たくさんの方々に支えられ、ここまで続けることが出来ました。本当にありがとうございます。ばんがいへんを数話投稿いたしますので、引き続きお付き合いくださるとありがたいです。この作品の前作が、お気に入り登録をしてくださった方が、ありがたいことに200を超えておりました。感謝を込めて、前作の方に一話、近日中にお届けいたします。よろしかったらお付き合いください。 ※R5.8/6ばんがいへん終了いたしました。長い間お付き合いくださり、また、たくさんのお気に入り登録、しおり、エールを、本当にありがとうございました。 ※R5.9/3お気に入り登録200になっていました。本当にありがとうございます(泣)。嬉しかったので、一話書いてみました。 ※R5.10/30らがまふぃん活動一周年記念として、一話お届けいたします。 ※R6.1/27美しく残酷な公爵令息様の、一途で不器用な愛(前作) と、こちらの作品の間のお話し 美しく冷酷な公爵令息様の、狂おしい熱情に彩られた愛 始めました。お時間の都合のつく方は、是非ご一読くださると嬉しいです。※R6.5/18お気に入り登録300超に感謝!一話書いてみましたので是非是非!
*らがまふぃん活動二周年記念として、R6.11/4に一話お届けいたします。少しでも楽しんでいただけますように。 ※R7.2/22お気に入り登録500を超えておりましたことに感謝を込めて、一話お届けいたします。本当にありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる