異世界転移したので、のんびり楽しみます。

再会②

　それから、キトと一緒に家までの道を歩いた。

「ここです」

　キトはタイチの家の大きさに驚いていた。
　
「随分でかい家だな」

「商会の従業員も住んでるので」

「商会？」

「ミズノ商会という商会を作りました。ポーション類などを売っていますよ」

「そーなのか！明日の朝イチで行ってみてもいいか？」

「わかりました。それからロンド村に出発しましょう」

　俺とキトはようやく家の中に入った。

「ただいまー」

「おかえりなさいませ、ご主人様」

「ソルさん急で申し訳ないんですけど、今日お客さんが1人泊まります。それと明日から依頼のため家を空けることになりました。その間よろしくお願いします」

「どのくらいの期間でしょうか？」

「だいたい一ヶ月くらいですかね」

「かしこまりました。夕食の準備が整いましたらお呼びいたします」

　タイチとソルが話をしている間、キトはタイチの家に使用人がいることに驚いていた。

「すいませんキトさん、お待たせしてしまって。部屋に案内しますね」

「いや、大丈夫だ」

「夕食の時間にになったら呼びに行くのでそれまで部屋でゆっくりしててください」

　俺はキトを部屋に案内して自分の部屋へ戻った。

　部屋でのんびりして、しばらくするとドアをノックする音が聞こえた。

「はい」

「失礼致します。夕飯の準備が出来ました」

「わかりました、キトさんと一緒に行きます」

　俺は急いで準備を整えると、キトのいる客室へ向かい、ドアをノックした。

「すいません、タイチです。夕飯の準備が出来ました」

「わかった」

　俺がそう言うと、キトはすぐに部屋から出てきたので、すぐに2人でリビングに向かってテーブルに座った。

　テーブルに座るとすぐにソルが食事を運んできた。

「お待たせ致しました。今日の夕食はオーク肉のステーキとサラダとパンとスープになります」

「ありがとうございます。キトさん食べましょう」

　しばらくして夕食を食べ終えた二人は、お風呂に入り眠りについた。