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side 神の斧①
しおりを挟む※オーセック視点
俺は神の斧というAランクパーティーのリーダーをしているオーセックだ。
いつもは王都を拠点に冒険者活動をしているが、Aランク昇格試験を受ける人がいるので試験官としてエルドアナの街に来て欲しいという要請を受け、昨日エルドアナの街に着いたばかりだ。
朝起きて、宿の食堂へ向かうとパーティーメンバーのリセとダンはすでに朝食を食べ始めていた。
「おはよう、早いな」
「おはようオーセック」
「オーセックが遅いんじゃない?早く食べないと遅れるよ」
俺はすぐに朝食を注文し、食べ始めた。
朝食を食べ終えた俺たちは宿を出て冒険者ギルドへ向かった。
「今日Aランク昇格試験受けるのどんな人なんだろうね」
「さぁ?何の情報も聞かずにこっち来たからな」
今日の試験を受ける人のことを話しながら歩いていると、すぐにギルドに到着した。
受け付けで名前を告げると訓練場に案内された。
訓練場に入ると、ギルドマスターに話しかけられた。
「お前たち遅いぞ」
「遅れてすいません」
「お前たち以外は準備できてるぞ、早く準備してこい」
「はい」
俺たちは、すぐに準備を始めた。
しばらくして準備が終わると、ギルドマスターの元へ向かった。
すると、ギルドマスターのそばに一人の青年がいた。
俺たちが近づくとギルドマスターは青年に俺たちの紹介を始めた。
「タイチ、紹介する。左から魔法使いのリセ、弓使いのダン、剣士のオーセックだ。」
「神の斧のリーダーのオーセックだ、よろしくな」
「タイチです。よろしくお願いします」
Aランク昇格試験を受ける青年の名前はタイチと言うらしい。
「ギルマス、今日はどういう試験内容ですか?」
「お前たち三人はタイチと戦ってもらう」
「俺たち三人対一人ですか?」
「いや、タイチには契約魔獣が一体いる」
「わかりました。では始めましょう」
俺たちは訓練場の真ん中へ向かった。それからタイチは召喚を始めた。
すると、グリフォンが現れた。
「え?グリフォン?」
「レイ、始まるよ。始めてください」
「では、はじめ!」
「え、ちょっと」
いきなり出てきたグリフォンに戸惑っていると試験が始まった。
始まってすぐに、リセが壁に吹っ飛ばされた。何がどうなったのか分からない。
俺たちが動揺してるしていると、目の前にタイチがに近づいて来ていた。俺とダンは慌てて距離を取ろうとするが、木剣で切りつけられた。
「そこまで!合格だ」
「ありがとうございました」
試験が終わった。タイチはすぐに帰っていった。
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