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合同依頼③

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 竜の涙の四人と別れた俺はオークの群れを殲滅するため、契約魔獣のレイを呼び出す。

「サモン、レイ」

 いつも通り目の前が光り輝き、レイが現れた。

「今日は何用か?」

「急で悪いんだけど、オークの群れを殲滅するのを手伝ってくれ。オークロードとオークキング2体がいる」

「オークロードとオークキングか。主人が我を呼び出すのも納得だ」

「まず俺がでかい魔法を放つから残ったのをレイが片付けてくれる?」

「承知した」

 そういうと、俺は魔法を放つ準備を始めた。

「ファイアーアロー」

 俺は自分の持っている4分の1くらいの魔力を使い、出来るだけ多くのファイアーアローを作り出した。その数200本。

 それをオークの群れに向かって放った。

 すると、ファイアーアローに貫かれたオークが次々と倒れていく。
 
 ファイアーアローが収まった時、残っていたのは普通のオーク6体だけだった。洞窟の中にいるオークキング2体とオークロードも残っているだろう。

 残されたオークたちは何が起こったのか分からないのか周りをキョロキョロと見渡していた。

 俺とレイはオークたちが冷静になる前に気づかれないようにそっと近づき、剣で首を切り落とした。

 残るは洞窟の中にいるオークキングとオークロードだ。中に入ろうか考えていると、中からオークキングとオークロードが出てきた。

 俺たちはすぐに戦闘態勢を整える。

「オマエタチハナニモノダ」

 オークキングが話しかけてきた。

「俺は冒険者だ。お前たちを殲滅しに来た」

「オレノケイカクヲジャマスルヤツハコロシテヤル、イケ」

 オークロードはオークキングに合図を出すとオークキングが俺たちに向かって攻撃してきた。

 一体は俺に、一体はレイに向かって。

 俺は向かってきたオークキングをバリアでカコミ、その中に魔法を大量に叩き込んだ。

 レイは向かってきたオークキングを一撃で蹴り飛ばしていた。

「あとはお前だけだ」

 そういうと、オークロードは俺に向かって走ってきた。

 それを横からレイが蹴り飛ばした。

 その一撃でオークロードは瀕死の状態になった。そして俺はオークロードの首を剣で切り落とした。

「終わったー。ありがとうレイ、助かった」

 俺たちは一息ついて、倒したオークを収納していった。
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