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受け取り
しおりを挟む家具の注文をしてから十日が経った。
朝早く起きた俺は、出かける準備をして宿を出た。
最初はテーブルとイスを受け取りに行くことにしたので、お店に向かって歩き出す。三十分ほど歩くと、十日前に行ったお店が見えてきた。
「おはようございます。十日前にテーブルとイスの注文をしたタイチです、テーブルとイスの受け取りに来ました。」
「いらっしゃいませ、タイチさん。テーブルとイス出来てますよ」
店に入り、挨拶をすると店員さんがテーブルとイスを持ってきてくれた。
「こちらでお間違えないでしょうか?」
俺はテーブルとイスを確認し、間違いがない事を伝えた。
「はい、大丈夫です。」
「では、お会計が500,000sになります」
金貨一枚を渡し、お釣りの銀貨五十枚を受け取った。
「ありがとうございました」
「ありがとうございました、またお越し下さいませ」
店を出た俺は次にソファーとカーペットを取りに行く。
店に入ると、こないだと同じで店の中には誰もいなかったので、大きな声で呼んだ。
「すいませーん、十日前にソファーとカーペットを注文したタイチです。ソファーとカーペットを受け取りに来ました」
「いらっしゃいませ、お待たせいたしまして、申し訳ありません」
「いえ、大丈夫ですよ」
慌てたようにやってきたのは十日前に来た時にも対応してくれた若い男の人だった。
「こちら注文頂いたソファーとカーペットになります。ご確認ください」
ソファーとカーペットを確認し、間違いがない事を伝える。
「はい、大丈夫です」
「お支払いですが、余った皮を売って頂けるという事でしたので、その分を引いて30,000sになります。」
銀貨三枚を渡し、ソファーとカーペットを収納して店を出る。
店を出て、家に向かって歩き出した。
家に着いた俺は、家の中に家具を設置していくことにした。
まずは100畳ほどあるリビングに向かう。キッチンの前に、先ほど受け取ったテーブルとイス10脚を並べていく。
そのあと応接室に向かい、先ほど受け取ったカーペットを敷いてその上にソファーと自分で作った木のテーブルを置いた。
とりあえずひと段落したので、お風呂に入ることにした。
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