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鬼怒川
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大学で知り合った友達二人と旅行をしたことがある。
行き先は、そのうちの一人の地元『栃木』である。
私は、本と同様に歴史というものが好きである。
時代ごとに異なった思想があり、娯楽があり、そして今に共通する考えがある。
私にとって、栃木旅行とは待ちに待ったものであり、
しかもそれが気の許した友達とということで居ても立っても居られなかった。
まず行った場所は、鬼怒川温泉がある旅館である。
学生の為安さ重視で選んだつもりだったが、温泉は幾つもあるし、
部屋は広く情緒があるしで完璧だった。
荷物を置いて早速歴史を感じられるスポットへ向かう。
和装の男女が歩いている。何と美しいのだろう。
友達をそっちのけでパシャパシャと写真を撮る。
私がもし江戸時代に生きていたならば、生粋の江戸っ子であったに違いない。
散策するが、どうも友達の気が乗らず人のいない場で写真を撮ったり、遊んだりした。
しかし、花魁道中が始まればこっちのものである。
下から上からそれはもう自由自在に撮り続ける私。
艶やかさにごくりと唾を飲んで見守る。禿は可愛く、太夫は美しかった。
それから散策を続けるが、時間が経つのは早いものであっという間に営業終了の時刻が来てしまった。
後ろ髪を引かれる思いで、門をくぐって帰路につく。
遊郭から帰る男たちは皆こういった思いをしていたのだろうか。
旅館に帰り、ご飯を食べた後は温泉へ。
友達に何か嬉しい事を言われたのが、忘れてしまった。
いつもは言わない様な事を言ってくれたから、思わず頬が緩んだ覚えがある。
翌日は、某神社へ。
豪華絢爛で一つ一つに想いが込められており、極楽かと思う程美しかった。
おみくじを引いて、美味しいデザートを食べて帰路へ。
まことに楽しい記憶である。
行き先は、そのうちの一人の地元『栃木』である。
私は、本と同様に歴史というものが好きである。
時代ごとに異なった思想があり、娯楽があり、そして今に共通する考えがある。
私にとって、栃木旅行とは待ちに待ったものであり、
しかもそれが気の許した友達とということで居ても立っても居られなかった。
まず行った場所は、鬼怒川温泉がある旅館である。
学生の為安さ重視で選んだつもりだったが、温泉は幾つもあるし、
部屋は広く情緒があるしで完璧だった。
荷物を置いて早速歴史を感じられるスポットへ向かう。
和装の男女が歩いている。何と美しいのだろう。
友達をそっちのけでパシャパシャと写真を撮る。
私がもし江戸時代に生きていたならば、生粋の江戸っ子であったに違いない。
散策するが、どうも友達の気が乗らず人のいない場で写真を撮ったり、遊んだりした。
しかし、花魁道中が始まればこっちのものである。
下から上からそれはもう自由自在に撮り続ける私。
艶やかさにごくりと唾を飲んで見守る。禿は可愛く、太夫は美しかった。
それから散策を続けるが、時間が経つのは早いものであっという間に営業終了の時刻が来てしまった。
後ろ髪を引かれる思いで、門をくぐって帰路につく。
遊郭から帰る男たちは皆こういった思いをしていたのだろうか。
旅館に帰り、ご飯を食べた後は温泉へ。
友達に何か嬉しい事を言われたのが、忘れてしまった。
いつもは言わない様な事を言ってくれたから、思わず頬が緩んだ覚えがある。
翌日は、某神社へ。
豪華絢爛で一つ一つに想いが込められており、極楽かと思う程美しかった。
おみくじを引いて、美味しいデザートを食べて帰路へ。
まことに楽しい記憶である。
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