2 / 2
後編・ノイカ
しおりを挟む
良いところだったのに邪魔をされた。
その邪魔者の姿は紛れもなく第二王子である。
舌を打ちたい衝動をノイカはなんとか抑える。
第二王子はルミエールとの楽しい逢瀬にいつも現れるのだ。
まあ、邪魔しているわけではないのだろう。
第二王子はルミエールが居るとなれば、何処へでもすっ飛んで行くから。
今日もストーカーよろしく尾行かナニカをしていたのだろう。
一国の王子のくせに犯罪まがいの行動をしている。
「第二王子殿下、こちらには、どうして、いらしたのでしょうか?」
2人は立ち上がり、カテーシーをする。
ノイカは不敬だと分かっていながらも、第二王子に対して強めに訊ねずにはいられなかった。
「ああ、ノイカ・ラーズ。君も居たのか」
しかし、こちらは眼中にも無かったようだ。
まるで、道端の石ころを見るような目で見られた。
だが、そんなことはどうでもいい。
「ルミエール様に何かご用があったのでしょうか」
人前ではルミエールの事を様付けで呼んでいる。
子爵令嬢が公爵令嬢を愛称呼びは外聞も悪い。
婚約者でもないのに愛称呼びは一般的では無いのだ。
まあ、婚約者でも人前では呼ばないだろう。
私もそうだ。
「そうだな。お前らに用がある」
「私共ですか?どのようなご用件でしょう」
「ルミエール・アリディ、貴様の悪行についてだ」
「はい?」
「ノイカ・ラーズもいる事だし、ここで断罪してやる」
突然何を言い出すんだこの馬鹿王子は。
内心そう思うものの表情には出さない。
ルミエールを見ると彼女は小さく首を横に振った。
「私は何もしておりませんわ。悪いことなど」
「ふん!しらばくれる気か!」
「しらばくれてなどおりませんが……」
「黙れ!!言い訳はいらん!!」
なんなんだコイツ。
頭が沸いてるんじゃないのか。
ノイカは呆れた。
「貴様が、ノイカ・ラーズを虐めていたという証言があったのだぞ」
「そんな!」
ありえない。
ルミエールは天使のように可愛らしく、心優しい女の子なのだ。
ゲームの中のルミエールも最高に可愛かった。
イジメもしなければ、逆に愛しい人のために身を引くという優しさ。
ルミエールの顔は血の気が引いており、色をなくしている。
先程、話した乙女ゲームの悪役令嬢がルミエールというのは嘘だ。
この乙女ゲーム『紫のクロッカス』のテーマは『略奪愛』
そう、攻略対象たちに本命がいる状態でスタートするゲームなのだ。
悪役令嬢なんていうキャラは居ない。
せいぜいライバル令嬢くらいだろう。
眼の前にいる第二王子は攻略対象である。
そして、当然、本命がいる。
その本命とは、ルミエール・アリディのことだ。
ルミエールは断罪され追放されるような悪役令嬢ではない。
むしろ、悪役とは正反対だ。
可愛らしく、少々抜けているところはあれど、それすらも魅力だ。
そして、何よりとびっきり優しい。
ルミエールはヒロインに自分の好きな人――第二王子をゆずるってしまうくらいなのだ。
まあ、私はゆずられても受け取りたくないけど。乙女ゲームではそういう展開だ。
断罪される予定は一切ない。
なので、先程ルミエールに言った、追放されて死んでしまうというのも全て嘘っぱち。
しかし、これは一体どういう展開であろう。
今、ルミエールは第二王子に断罪されかけている。
「第二王子殿下、それは誰からの証言でしょうか。私には覚えのない出来事です」
私はたまらず口を挟んだ。
「黙っていろ!ノイカ・ラーズ!」
第二王子が怒鳴りつけてくる。
しかし、負けじと言葉を続ける。
「お言葉ですが、ルミエール様が私を虐める理由がありませんし、虐められた覚えもありません」
「り、理由ならある!」
第二王子は顔を真っ赤にして叫ぶように言った。
「お、俺と話したノイカ・ラーズに、し、嫉妬したからだと聞いた!」
意味がわからない。
は?と声に出そうになり、慌てて口を閉じる。
当のルミエールも淑女にあるまじき顔で、口をポカーンと開けていた。
誰から聞いたか分からないが、事実無根であることは確かだ。
そもそも話したのなんて数えるほどしか無いのに。
「ありえません」
「な、何故、言い切れるのだ!」
「ルミエール様には将来を誓い合った人がおります」
将来を誓い合った。
それを意味するのは婚約者だ。
この世界では前世と違い同性婚が可能だ。
一般的では無いし、継ぐ家があると難しい。
だが、2番目以降の子供なら政略結婚としてもあるのだ。
そして、ルミエール・アリディの婚約者とは……
「ふんっ、それがノイカ・ラーズだとでも言うのか!?」
「はい」
そう、婚約者は私だ。
まだ発表はしていない。
だけど、薄々気付いていると思っていた。
が、そうでは無かったらしい。
「えっ、嘘だ……そ、そんな有り得ない……」
第二王子は顔を真っ青にして小さく呟いている。
「だから、ルミエール様は私を虐めてなんかいませんよ」
第二王子はぶつぶつと、嘘だ、嘘だと繰り返している。
私の言葉は聞こえていないようだ。
壊れてしまったのか。
まあ、私達には関係ない。
「だって、私たちは仲良しだものね! ルミー」
「ええ、ノイ」
ノイカは第二王子に見せつけるように抱きつく。
とどめは愛称呼びだ。
ルミエールも照れながら、愛称呼びをしてくれる。
「なぜ、頭の可笑しい子爵令嬢なんかと……」
第二王子は絶望が交じる声で息も絶え絶えにつぶやく。
勝者は私ノイカで、敗者は第二王子だ。
意地悪ばかりに力を入れていたせいだろう。
第二王子の気持ちは一切、ルミエールに伝わっていない。
それを利用して先手必勝だ。
高笑いでも上げてしまいそうなほどの高揚感だ。
あの第二王子の出鼻をくじいてやったという事実に先程までのうっぷんが晴れる。
そんな中でも天然なルミエールは頭の上にハテナマークを生やしていた。
自分の奪い合いが行われていたことなどつゆしれず。
「これでルミーの断罪は終わったのね!」
私は白々しいほどに大きく声を上げ、ルミエールに笑いかける。
ルミエールを悪役令嬢と偽り、助けてあげるフリをする作戦は第二王子のおかげで成功に終わった。
「第二王子殿下はどうしたのかしら?」
「ほっときましょう、どうせ、そのうち居なくなるよ」
私はルミエールを攻略したのだ。
魔術研究中毒の第一王子でも、
ルミエール信者な第二王子でも、
運命の番に夢中な侯爵令息でも、
ツンデレすぎて会話もできない伯爵令息でも、ない。
攻略対象者の誰でもないのだ。
その他の人間なんて、目を向ける価値なんかない。
そんな暇なんて無いのだ。
ルミエール以外は全員、虫のようなもの。
前世からの最推しであるルミエールを手に入れたノイカはこの世界に転生できた事を感謝する。
ルミエール特製の紅茶を一口飲み、幸福感にふふっと笑う。
「私は世界一幸せだよ、ルミー」
その邪魔者の姿は紛れもなく第二王子である。
舌を打ちたい衝動をノイカはなんとか抑える。
第二王子はルミエールとの楽しい逢瀬にいつも現れるのだ。
まあ、邪魔しているわけではないのだろう。
第二王子はルミエールが居るとなれば、何処へでもすっ飛んで行くから。
今日もストーカーよろしく尾行かナニカをしていたのだろう。
一国の王子のくせに犯罪まがいの行動をしている。
「第二王子殿下、こちらには、どうして、いらしたのでしょうか?」
2人は立ち上がり、カテーシーをする。
ノイカは不敬だと分かっていながらも、第二王子に対して強めに訊ねずにはいられなかった。
「ああ、ノイカ・ラーズ。君も居たのか」
しかし、こちらは眼中にも無かったようだ。
まるで、道端の石ころを見るような目で見られた。
だが、そんなことはどうでもいい。
「ルミエール様に何かご用があったのでしょうか」
人前ではルミエールの事を様付けで呼んでいる。
子爵令嬢が公爵令嬢を愛称呼びは外聞も悪い。
婚約者でもないのに愛称呼びは一般的では無いのだ。
まあ、婚約者でも人前では呼ばないだろう。
私もそうだ。
「そうだな。お前らに用がある」
「私共ですか?どのようなご用件でしょう」
「ルミエール・アリディ、貴様の悪行についてだ」
「はい?」
「ノイカ・ラーズもいる事だし、ここで断罪してやる」
突然何を言い出すんだこの馬鹿王子は。
内心そう思うものの表情には出さない。
ルミエールを見ると彼女は小さく首を横に振った。
「私は何もしておりませんわ。悪いことなど」
「ふん!しらばくれる気か!」
「しらばくれてなどおりませんが……」
「黙れ!!言い訳はいらん!!」
なんなんだコイツ。
頭が沸いてるんじゃないのか。
ノイカは呆れた。
「貴様が、ノイカ・ラーズを虐めていたという証言があったのだぞ」
「そんな!」
ありえない。
ルミエールは天使のように可愛らしく、心優しい女の子なのだ。
ゲームの中のルミエールも最高に可愛かった。
イジメもしなければ、逆に愛しい人のために身を引くという優しさ。
ルミエールの顔は血の気が引いており、色をなくしている。
先程、話した乙女ゲームの悪役令嬢がルミエールというのは嘘だ。
この乙女ゲーム『紫のクロッカス』のテーマは『略奪愛』
そう、攻略対象たちに本命がいる状態でスタートするゲームなのだ。
悪役令嬢なんていうキャラは居ない。
せいぜいライバル令嬢くらいだろう。
眼の前にいる第二王子は攻略対象である。
そして、当然、本命がいる。
その本命とは、ルミエール・アリディのことだ。
ルミエールは断罪され追放されるような悪役令嬢ではない。
むしろ、悪役とは正反対だ。
可愛らしく、少々抜けているところはあれど、それすらも魅力だ。
そして、何よりとびっきり優しい。
ルミエールはヒロインに自分の好きな人――第二王子をゆずるってしまうくらいなのだ。
まあ、私はゆずられても受け取りたくないけど。乙女ゲームではそういう展開だ。
断罪される予定は一切ない。
なので、先程ルミエールに言った、追放されて死んでしまうというのも全て嘘っぱち。
しかし、これは一体どういう展開であろう。
今、ルミエールは第二王子に断罪されかけている。
「第二王子殿下、それは誰からの証言でしょうか。私には覚えのない出来事です」
私はたまらず口を挟んだ。
「黙っていろ!ノイカ・ラーズ!」
第二王子が怒鳴りつけてくる。
しかし、負けじと言葉を続ける。
「お言葉ですが、ルミエール様が私を虐める理由がありませんし、虐められた覚えもありません」
「り、理由ならある!」
第二王子は顔を真っ赤にして叫ぶように言った。
「お、俺と話したノイカ・ラーズに、し、嫉妬したからだと聞いた!」
意味がわからない。
は?と声に出そうになり、慌てて口を閉じる。
当のルミエールも淑女にあるまじき顔で、口をポカーンと開けていた。
誰から聞いたか分からないが、事実無根であることは確かだ。
そもそも話したのなんて数えるほどしか無いのに。
「ありえません」
「な、何故、言い切れるのだ!」
「ルミエール様には将来を誓い合った人がおります」
将来を誓い合った。
それを意味するのは婚約者だ。
この世界では前世と違い同性婚が可能だ。
一般的では無いし、継ぐ家があると難しい。
だが、2番目以降の子供なら政略結婚としてもあるのだ。
そして、ルミエール・アリディの婚約者とは……
「ふんっ、それがノイカ・ラーズだとでも言うのか!?」
「はい」
そう、婚約者は私だ。
まだ発表はしていない。
だけど、薄々気付いていると思っていた。
が、そうでは無かったらしい。
「えっ、嘘だ……そ、そんな有り得ない……」
第二王子は顔を真っ青にして小さく呟いている。
「だから、ルミエール様は私を虐めてなんかいませんよ」
第二王子はぶつぶつと、嘘だ、嘘だと繰り返している。
私の言葉は聞こえていないようだ。
壊れてしまったのか。
まあ、私達には関係ない。
「だって、私たちは仲良しだものね! ルミー」
「ええ、ノイ」
ノイカは第二王子に見せつけるように抱きつく。
とどめは愛称呼びだ。
ルミエールも照れながら、愛称呼びをしてくれる。
「なぜ、頭の可笑しい子爵令嬢なんかと……」
第二王子は絶望が交じる声で息も絶え絶えにつぶやく。
勝者は私ノイカで、敗者は第二王子だ。
意地悪ばかりに力を入れていたせいだろう。
第二王子の気持ちは一切、ルミエールに伝わっていない。
それを利用して先手必勝だ。
高笑いでも上げてしまいそうなほどの高揚感だ。
あの第二王子の出鼻をくじいてやったという事実に先程までのうっぷんが晴れる。
そんな中でも天然なルミエールは頭の上にハテナマークを生やしていた。
自分の奪い合いが行われていたことなどつゆしれず。
「これでルミーの断罪は終わったのね!」
私は白々しいほどに大きく声を上げ、ルミエールに笑いかける。
ルミエールを悪役令嬢と偽り、助けてあげるフリをする作戦は第二王子のおかげで成功に終わった。
「第二王子殿下はどうしたのかしら?」
「ほっときましょう、どうせ、そのうち居なくなるよ」
私はルミエールを攻略したのだ。
魔術研究中毒の第一王子でも、
ルミエール信者な第二王子でも、
運命の番に夢中な侯爵令息でも、
ツンデレすぎて会話もできない伯爵令息でも、ない。
攻略対象者の誰でもないのだ。
その他の人間なんて、目を向ける価値なんかない。
そんな暇なんて無いのだ。
ルミエール以外は全員、虫のようなもの。
前世からの最推しであるルミエールを手に入れたノイカはこの世界に転生できた事を感謝する。
ルミエール特製の紅茶を一口飲み、幸福感にふふっと笑う。
「私は世界一幸せだよ、ルミー」
0
お気に入りに追加
14
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
【掌編集】今までお世話になりました旦那様もお元気で〜妻の残していった離婚受理証明書を握りしめイケメン公爵は涙と鼻水を垂らす
まほりろ
恋愛
新婚初夜に「君を愛してないし、これからも愛するつもりはない」と言ってしまった公爵。
彼は今まで、天才、美男子、完璧な貴公子、ポーカーフェイスが似合う氷の公爵などと言われもてはやされてきた。
しかし新婚初夜に暴言を吐いた女性が、初恋の人で、命の恩人で、伝説の聖女で、妖精の愛し子であったことを知り意気消沈している。
彼の手には元妻が置いていった「離婚受理証明書」が握られていた……。
他掌編七作品収録。
※無断転載を禁止します。
※朗読動画の無断配信も禁止します
「Copyright(C)2023-まほりろ/若松咲良」
某小説サイトに投稿した掌編八作品をこちらに転載しました。
【収録作品】
①「今までお世話になりました旦那様もお元気で〜ポーカーフェイスの似合う天才貴公子と称された公爵は、妻の残していった離婚受理証明書を握りしめ涙と鼻水を垂らす」
②「何をされてもやり返せない臆病な公爵令嬢は、王太子に竜の生贄にされ壊れる。能ある鷹と天才美少女は爪を隠す」
③「運命的な出会いからの即日プロポーズ。婚約破棄された天才錬金術師は新しい恋に生きる!」
④「4月1日10時30分喫茶店ルナ、婚約者は遅れてやってきた〜新聞は星座占いを見る為だけにある訳ではない」
⑤「『お姉様はズルい!』が口癖の双子の弟が現世の婚約者! 前世では弟を立てる事を親に強要され馬鹿の振りをしていましたが、現世では奴とは他人なので天才として実力を充分に発揮したいと思います!」
⑥「婚約破棄をしたいと彼は言った。契約書とおふだにご用心」
⑦「伯爵家に半世紀仕えた老メイドは伯爵親子の罠にハマり無一文で追放される。老メイドを助けたのはポーカーフェイスの美女でした」
⑧「お客様の中に褒め褒めの感想を書ける方はいらっしゃいませんか? 天才美文感想書きVS普通の少女がえんぴつで書いた感想!」
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
王妃そっちのけの王様は二人目の側室を娶る
家紋武範
恋愛
王妃は自分の人生を憂いていた。国王が王子の時代、彼が六歳、自分は五歳で婚約したものの、顔合わせする度に喧嘩。
しかし王妃はひそかに彼を愛していたのだ。
仲が最悪のまま二人は結婚し、結婚生活が始まるが当然国王は王妃の部屋に来ることはない。
そればかりか国王は側室を持ち、さらに二人目の側室を王宮に迎え入れたのだった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
あなたへの恋心を消し去りました
鍋
恋愛
私には両親に決められた素敵な婚約者がいる。
私は彼のことが大好き。少し顔を見るだけで幸せな気持ちになる。
だけど、彼には私の気持ちが重いみたい。
今、彼には憧れの人がいる。その人は大人びた雰囲気をもつ二つ上の先輩。
彼は心は自由でいたい言っていた。
その女性と話す時、私には見せない楽しそうな笑顔を向ける貴方を見て、胸が張り裂けそうになる。
友人たちは言う。お互いに干渉しない割り切った夫婦のほうが気が楽だって……。
だから私は彼が自由になれるように、魔女にこの激しい気持ちを封印してもらったの。
※このお話はハッピーエンドではありません。
※短いお話でサクサクと進めたいと思います。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
あなたには、この程度のこと、だったのかもしれませんが。
ふまさ
恋愛
楽しみにしていた、パーティー。けれどその場は、信じられないほどに凍り付いていた。
でも。
愉快そうに声を上げて笑う者が、一人、いた。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
みんながみんな「あの子の方がお似合いだ」というので、婚約の白紙化を提案してみようと思います
下菊みこと
恋愛
ちょっとどころかだいぶ天然の入ったお嬢さんが、なんとか頑張って婚約の白紙化を狙った結果のお話。
御都合主義のハッピーエンドです。
元鞘に戻ります。
ざまぁはうるさい外野に添えるだけ。
小説家になろう様でも投稿しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結】仰る通り、貴方の子ではありません
ユユ
恋愛
辛い悪阻と難産を経て産まれたのは
私に似た待望の男児だった。
なのに認められず、
不貞の濡れ衣を着せられ、
追い出されてしまった。
実家からも勘当され
息子と2人で生きていくことにした。
* 作り話です
* 暇つぶしにどうぞ
* 4万文字未満
* 完結保証付き
* 少し大人表現あり
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
義理姉がかわいそうと言われましても、私には関係の無い事です
渡辺 佐倉
恋愛
マーガレットは政略で伯爵家に嫁いだ。
愛の無い結婚であったがお互いに尊重し合って結婚生活をおくっていければいいと思っていたが、伯爵である夫はことあるごとに、離婚して実家である伯爵家に帰ってきているマーガレットにとっての義姉達を優先ばかりする。
そんな生活に耐えかねたマーガレットは…
結末は見方によって色々系だと思います。
なろうにも同じものを掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる