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終わりなき落下
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俺はとある幽霊少女に気に入られ、悪空間を落下し続けている。
もう叫ぶことも助けを求めることもやめた、あまりにも長い時間ここを落下し続けているので、このまま永遠に落下し続けることは何となく分かってきた。
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
まただ、また新しい奴を連れてきたな。
何もここを落下し続けているのは俺だけじゃない、たまに干からびた老人とすれ違うことがある、そいつらはみんな魂が抜けたような顔をしている。
きっとここを落ち続けて何十年も経っているのであろう、みんな考えることを辞め、ただただ寿命で死ぬことを待っているのだ。
死んだら足して、死んだら足して、それが幽霊少女のやり方なのだろう。
「うふふ、お兄さん何考えてたのー?」
幽霊少女が突然現れ話しかける。
「おい!!俺をここから出してくれ!!ここでただただ寿命を待つなんて真っ平御免だ!!」
「だーめ、お兄さんがいなくなったら私かなしーなー、他のお友達はもう喋ってくれないんだもん」
干からびた老人たちが脳裏によぎる。
「あ、あぁ、それは酷いよな、だが俺は違う、ここから出たら色んなところに遊びに連れてってやるよ!だから出してくれよ?な?」
できる限りの作り笑顔で言う。
「へぇ、お兄さん、そんなこと思ってないでしょ、そんなふうに言う人達、私いっぱい見てきたもん」
少女の発言により、作り笑顔が破綻する。
「あ~、やっぱりそうだったんだ~、酷い人~、もう絶対出してあげないもんねぇーだ」
そう言い残し、彼女は消えてしまった。いたずらっ子が良くする、無邪気な笑顔だった。
「はは、まじかよ...」
横を老人が通り過ぎる、老人の年齢は、優に90歳を超えていた。
もう叫ぶことも助けを求めることもやめた、あまりにも長い時間ここを落下し続けているので、このまま永遠に落下し続けることは何となく分かってきた。
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
まただ、また新しい奴を連れてきたな。
何もここを落下し続けているのは俺だけじゃない、たまに干からびた老人とすれ違うことがある、そいつらはみんな魂が抜けたような顔をしている。
きっとここを落ち続けて何十年も経っているのであろう、みんな考えることを辞め、ただただ寿命で死ぬことを待っているのだ。
死んだら足して、死んだら足して、それが幽霊少女のやり方なのだろう。
「うふふ、お兄さん何考えてたのー?」
幽霊少女が突然現れ話しかける。
「おい!!俺をここから出してくれ!!ここでただただ寿命を待つなんて真っ平御免だ!!」
「だーめ、お兄さんがいなくなったら私かなしーなー、他のお友達はもう喋ってくれないんだもん」
干からびた老人たちが脳裏によぎる。
「あ、あぁ、それは酷いよな、だが俺は違う、ここから出たら色んなところに遊びに連れてってやるよ!だから出してくれよ?な?」
できる限りの作り笑顔で言う。
「へぇ、お兄さん、そんなこと思ってないでしょ、そんなふうに言う人達、私いっぱい見てきたもん」
少女の発言により、作り笑顔が破綻する。
「あ~、やっぱりそうだったんだ~、酷い人~、もう絶対出してあげないもんねぇーだ」
そう言い残し、彼女は消えてしまった。いたずらっ子が良くする、無邪気な笑顔だった。
「はは、まじかよ...」
横を老人が通り過ぎる、老人の年齢は、優に90歳を超えていた。
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