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誕生日パーティ
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「「「ハッピバースデートゥーユー、ハッピバースデートゥーユー、ハッピバースデーディア、栄吉ぃ、ハッピバースデートゥーユー」」」
「「「おめでとぉぉぉ!!!!」」」
今日は栄吉の誕生日、大学の友達全員を家に招待して大規模な誕生日パーティをしている。
「ありがとうみんな!!とっても嬉しいよ!!」
多くの人に祝福され、栄吉は既に涙目だ。
「今日という日を大いに楽しもう!!だろ?栄吉」
「うん、ありがとう仲田、みんな!今日は楽しんでいってくれ!」
「「「フゥゥゥゥゥ!!!」」」
会場はお祭り騒ぎだ、栄吉の家は広く、親は旅行でいない。
誕生日パーティのはずがほとんどクラブ状態になっていた。
「シャンパンあけまぁぁぁす!!」
栄吉の親友の仲田が椅子の上に立ち注目を集める。
「我が友栄吉の誕生日を祝してぇぇ!3!2!1!」
ポンッ!!
軽快な音を立てコルクが発射された。
勢いよく発射されたコルクは天井に反射し、勢いをつけたまま栄吉の眼球へと突き刺さった。
「アガっ!!いてぇ!!いてぇよ!!」
先程までの盛り上がりが嘘のように会場が静まり返る、聞こえてくるのは栄吉の叫び声と場違いなEDMのみだ。
「だ、大丈夫か!?」
しばらく間があいたあと、吉田が栄吉の元に駆け寄る。
その最中にケーキを取り分けていた早見にぶつかり、早見は包丁を落としてしまった。
グサッ!
「イッ!!イッタァァァァイ!!!」
包丁はすぐそばに居た美子の足に突き刺さる。
「おい!大丈夫か美子!!」
美子の彼氏の山田が持っていたグラスを放り捨て美子に駆け寄る。
投げ飛ばされたグラスは栄吉の元に駆け寄っていった吉田の頭に直撃した。
吉田が倒れる先には室内でBBQするためのガスボンベが置いてあり、吉田はそれに強く頭を打ち付ける。
シュー
吉田がぶつかった拍子にガスが漏れだし、辺りは酷い匂いに包まれる。
場の空気は最悪になり、負傷者が大量に出た。
「なんてことだ、一体俺はどうすればいいんだ...」
そう言うとヘビースモーカーの山田は気分を落ち着かせるためタバコに火をつけ...
「「「おめでとぉぉぉ!!!!」」」
今日は栄吉の誕生日、大学の友達全員を家に招待して大規模な誕生日パーティをしている。
「ありがとうみんな!!とっても嬉しいよ!!」
多くの人に祝福され、栄吉は既に涙目だ。
「今日という日を大いに楽しもう!!だろ?栄吉」
「うん、ありがとう仲田、みんな!今日は楽しんでいってくれ!」
「「「フゥゥゥゥゥ!!!」」」
会場はお祭り騒ぎだ、栄吉の家は広く、親は旅行でいない。
誕生日パーティのはずがほとんどクラブ状態になっていた。
「シャンパンあけまぁぁぁす!!」
栄吉の親友の仲田が椅子の上に立ち注目を集める。
「我が友栄吉の誕生日を祝してぇぇ!3!2!1!」
ポンッ!!
軽快な音を立てコルクが発射された。
勢いよく発射されたコルクは天井に反射し、勢いをつけたまま栄吉の眼球へと突き刺さった。
「アガっ!!いてぇ!!いてぇよ!!」
先程までの盛り上がりが嘘のように会場が静まり返る、聞こえてくるのは栄吉の叫び声と場違いなEDMのみだ。
「だ、大丈夫か!?」
しばらく間があいたあと、吉田が栄吉の元に駆け寄る。
その最中にケーキを取り分けていた早見にぶつかり、早見は包丁を落としてしまった。
グサッ!
「イッ!!イッタァァァァイ!!!」
包丁はすぐそばに居た美子の足に突き刺さる。
「おい!大丈夫か美子!!」
美子の彼氏の山田が持っていたグラスを放り捨て美子に駆け寄る。
投げ飛ばされたグラスは栄吉の元に駆け寄っていった吉田の頭に直撃した。
吉田が倒れる先には室内でBBQするためのガスボンベが置いてあり、吉田はそれに強く頭を打ち付ける。
シュー
吉田がぶつかった拍子にガスが漏れだし、辺りは酷い匂いに包まれる。
場の空気は最悪になり、負傷者が大量に出た。
「なんてことだ、一体俺はどうすればいいんだ...」
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