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刃物の魅力
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刃物、俺は物心ついた頃からその魅力に取りつかれていた。
あの物を斬ることに特化したフォルム、光を反射し神々しく光る姿。
見ているだけで興奮してくる。
子供の頃は危ないと言われ触らせてくれなかったが、大人になった今は違う。とやかく言う人もいないし、お金も自由に使うことが出来る。
一人暮らしのワンルームマンションの壁には、ズラリとありとあらゆる刃物を飾っている。
俺は暇さえあれば刃物で物を刻んだ。
肉や野菜といった食材だけではなく、紙はもちろんプラスチックやアルミ、木材も切ったし鉄も切った。
刃物で物を切っている瞬間が何よりも満たされた時間であった。
だが、最近イマイチ切っていて興奮しない、もう大体の物は切ってしまったからだ。
切る物に飽きた、この刃物たちはもっと色んな物を切るべきだ。
そう思いベランダでタバコを吸いながらまだ切ったことの無い物を考えてみた。
ベランダから道行く人々をぼーっと見ている時にふと思った。
人だ、人はまだ切ったことがない。
俺の刃物コレクションの中には人を刺す為に開発されたものも沢山ある、肉切り包丁達もまだあの肉は切ったことがないだろう。
そう思うとワクワクしてくる、胸の鼓動は高まり呼吸が荒くなる。
すぐさま外に出て女をひとりさらってきた。
最初は抵抗してきたが、お気に入りの刃物を見せるとすぐに素直になった。
流石刃物だ、人を従わせることも容易にできる。
部屋に着いた途端にかかとのアキレス腱をぶった切る。
少々の力がいるが、俺は刃物の切れ味は常に最高にしてある、アキレス腱ぐらい余裕だ。
ぎゃーぎゃーと女が騒ぐので口にタオルを詰めガムテープで巻く。
想像以上に不細工な顔になったので思わず笑ってしまった。
どこから切るか色々悩んだ末に胸を切り落とすことにした、せっかく女をさらったのだ、女にしかないものを切ろう。
サクサクとむねに刃を入れる、俺の刃物の質がいいのもあるだろうが、意外と容易に切り取れる。
俺は初めて見る女の胸と、それを切る喜びに大興奮していた、刃物も初めて切る物質に大喜びしている気がする。
切り取った胸をくまなく揉み散らかしたあと、次は目を切ることにした。
目は想像とは裏腹に意外と固かった、いや、固いと言うか弾力があり、ぶにぶにしていたので綺麗に縦半分に裂くのが難しかった。
なぜ目を縦半分に裂いたかというと、瞼を閉じた時に瞼の内側で十字架ができるからだ、かっこいいだろ?
その後は身体中の肉を削ぎ落とした、未知の物質を切り落とす快感は実に心地よく、あっという間に全てを削ぎ落とした。
俺はほぼ骨しか残っていない女を見てこう思った。
「よし、次は男のペニスだな」
あの物を斬ることに特化したフォルム、光を反射し神々しく光る姿。
見ているだけで興奮してくる。
子供の頃は危ないと言われ触らせてくれなかったが、大人になった今は違う。とやかく言う人もいないし、お金も自由に使うことが出来る。
一人暮らしのワンルームマンションの壁には、ズラリとありとあらゆる刃物を飾っている。
俺は暇さえあれば刃物で物を刻んだ。
肉や野菜といった食材だけではなく、紙はもちろんプラスチックやアルミ、木材も切ったし鉄も切った。
刃物で物を切っている瞬間が何よりも満たされた時間であった。
だが、最近イマイチ切っていて興奮しない、もう大体の物は切ってしまったからだ。
切る物に飽きた、この刃物たちはもっと色んな物を切るべきだ。
そう思いベランダでタバコを吸いながらまだ切ったことの無い物を考えてみた。
ベランダから道行く人々をぼーっと見ている時にふと思った。
人だ、人はまだ切ったことがない。
俺の刃物コレクションの中には人を刺す為に開発されたものも沢山ある、肉切り包丁達もまだあの肉は切ったことがないだろう。
そう思うとワクワクしてくる、胸の鼓動は高まり呼吸が荒くなる。
すぐさま外に出て女をひとりさらってきた。
最初は抵抗してきたが、お気に入りの刃物を見せるとすぐに素直になった。
流石刃物だ、人を従わせることも容易にできる。
部屋に着いた途端にかかとのアキレス腱をぶった切る。
少々の力がいるが、俺は刃物の切れ味は常に最高にしてある、アキレス腱ぐらい余裕だ。
ぎゃーぎゃーと女が騒ぐので口にタオルを詰めガムテープで巻く。
想像以上に不細工な顔になったので思わず笑ってしまった。
どこから切るか色々悩んだ末に胸を切り落とすことにした、せっかく女をさらったのだ、女にしかないものを切ろう。
サクサクとむねに刃を入れる、俺の刃物の質がいいのもあるだろうが、意外と容易に切り取れる。
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