三分で読める一話完結型ショートホラー小説

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死体処理

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俺は世間には公表できないような仕事をしている。
それは死体処理の仕事だ、殺し屋のグループに雇われていて、その殺し屋が殺した人間を俺が処理する。簡単なシステムだ。
何も俺もこんな仕事をしたくてしている訳では無い、最愛の女、里美の為だ、里美は親父が残したという借金で毎日ヤクザに追われており、その借金の額もとても払えた額ではないという。愛した女が困っていると聞いて助けない男は男じゃない。そう思って俺はこんな汚れ仕事をしている。最初は死体に対してかなりの抵抗感があったが、愛する女のためだ、すぐに慣れたし、やりがいを感じるようになった。なんの痕跡もなく、跡形もなく死体を処理できた時の達成感はなんとも言い難いものがある。死体処理に達成感を覚えることが良い事かどうかは置いといて、この仕事もだいぶ型についてきた。さぁどんどん俺に仕事をくれ。と思っていたら早速依頼が来た、ヤクザからの命令で殺した女を片付けて欲しいとの事だ、可哀想な女だ、まぁ仕事だから仕方ない、同情は不要だ。
現場に近づくにつれて、俺はある違和感を感じ出した、まさかこの方向は、道を進めば進むほど俺の嫌な予感は増していった。そして現場につき。

俺は絶望した...。
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