ヴィスタリア帝国の花嫁 〜婚約破棄された小国の公爵令嬢は帝国の皇子に溺愛される〜

大陸の西の果てにあるスフィア王国。
その国の公爵家令嬢エリスは、王太子の婚約者だった。

だがある日、エリスは姦通の罪を着せられ婚約破棄されてしまう。

そんなエリスに追い打ちをかけるように、王宮からとある命が下る。
それはなんと、ヴィスタリア帝国の悪名高き第三皇子アレクシスの元に嫁げという内容だった。

結婚式も終わり、その日の初夜、エリスはアレクシスから告げられる。

「お前を抱くのはそれが果たすべき義務だからだ。俺はこの先もずっと、お前を愛するつもりはない」と。

だがその宣言とは違い、アレクシスの様子は何だか優しくて――?


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